No.7732 2pm Noodles (Nepal) Akabaré Chicken

No.7732はネパールのAsian Thai Foods、2pm Noodles Akabaré Chicken。アカバレとはネパールが原産の、ミニトマトみたいに丸っこい激辛唐辛子のこと。

パッケージ裏面には誇らしげに”The Hottest Noodles of Nepal”と書いてある。また付属のチリペーストには25%(の使用)なら笑顔、50%なら熱々、100%だと叫ぶ辛さだとの説明が付いている。

辛さの指標スコヴィル値は8,000SHU(Scoville Heat Units)とのこと。とはいっても私はこの値と実際の体感上の辛さとが全然結びついていないので、いまいちピンとこないのだが。

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No.7731 徳島製粉 NEO金ちゃんしお焼そば

No.7731は徳島製粉、NEO金ちゃんしお焼そば。同社サイトではNEOを含んだ製品名になっているが、カップのフタにはNEO銘が記載されていないのが不思議。

同社伝統の、というか今や世界でも珍しいシート成形樹脂による二層構造カップを用いる製品。大昔(1970年代)には他社も同様のカップを使う製品が珍しくなかったし、形は違うがペヤングも十数年前まではこの構造だった。そんな絶滅危惧種の容器を使いながらも製品名に「NEO」と付けるのはこれ如何に?と思ってしまう。

焼そばの場合だと、シート成形樹脂のカップに作られたU字型の切り込みを指で捲り上げることで湯切り口を形成する。面倒臭いけれど懐かしい儀式だね。

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No.7730 山本製粉 国産小麦めん使用 濃厚みそ中華

No.7730は山本製粉、国産小麦めん使用 濃厚みそ中華。同社のサイトには本製品の情報が載っていない。一方で左上の紺色枠に白文字で「じもの」と表示されるのは、マックスバリュ東海が企画した地域密着型製品の証。つい最近No.7723で紹介した国分グループ本社の製品も「じもの」の仲間だった。

関東圏に住んでいると、山本製粉の製品を最もよく見かけるのは業務スーパーであり、ウチでもブランド不詳の五個パック袋麺や殺風景なデザインの和風カップ麺を紹介してきた。毎回「価格の割には」という枕詞を付けて悪く無いねという肯定的評価をしてきたが今回の品は袋の単品で税抜98円。大企業のブランド製品と闘うべき価格帯である。

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No.7729 ヤマダイ ニュータッチ凄麺 兵庫播州ラーメン

No.7729はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 兵庫播州ラーメン。播州ラーメンは兵庫県の西脇市近辺が発祥とされるが、私はこれを現地のラーメン屋で食べた経験がない。唯一の播州ラーメン体験はイトメンの播州ラーメン(袋版)を食べたことぐらいで、私の舌先には甘さが強調された醤油味であった記憶が刻まれている。

比較的安価な五個パック袋麺であるイトメンを食べた程度では播州ラーメンについて語る資格など到底無いと思っていたが、最近凄麺にも播州ラーメンが追加され、イトメンとは違う切り口での発見がありそうだと期待する。高級カップ麺だからレトルトの具も付いているしね。

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No.7728 Cho’s Kitchen (Myanmar) Ar Pu Shar Pu Flavour

No.7728はミャンマーのCho Cho Industry、Cho’s Kitchen Ar Pu Shar Pu Flavour。アープーシャープー(အာပူလျှာပူ)は直訳すると「熱い舌」のことだが、実際はミャンマー西部ラカイン州伝統の魚のスープを使ったビーフン麺の料理で、ラカインモンティとも呼ばれる。同国は日本と同じく南北に長い国なので、地域毎に名物料理が存在する。

No.7718で同社のモヒンガー(မိုးဟင်္ဂါ)を紹介したが、ナマズのスープという点で今回の品と共通する。しかし大人しい味のモヒンガーに対して、アープーシャープーは明確な辛さを伴うことが大きな違いとのこと。

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No.7727 サンポー食品 九州三宝堂 久留米ラーメン

No.7727はサンポー食品、九州三宝堂 久留米ラーメン。「九州三宝堂」シリーズが発足したのは2022年2月で最近のことだが、同社には久留米ラーメンを名乗るものが1999年から存在しており、その流れを汲んだリニューアル製品と見なして良いだろう。

▲サンポー食品の歴代久留米ラーメン。左から
2000年版、2003年版、2007年版

先日久留米に宿泊する機会があり、これに乗じて(店舗の名前が付いた即席麺が存在する)有名なラーメン屋三軒を続けてハシゴした。この経験によって久留米ラーメンについての特徴を大まかながらも把握できたと思っており、今後の即席麺の試食についての大きな支えとなるだろう。

即席麺マニアももっとあちこち旅に出て、様々な地の(店舗の)ラーメンに接しなけりゃならんなあ。

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No.7726 Prima (Sri Lanka) Kottu Mee Hot & Spicy Flavour

No.7726はスリランカのCeylon Agro Industries、Prima Kottu Mee Hot & Spicy Flavour。同国の公用語シンハラ語表記だとසිලෝන් ඇග්‍රෝ ඉන්ඩස්ට්‍රීස්、ප්‍රීමා කොත්තු මී හොට් ඇන්ඩ් ස්පයසිとなる。ミャンマー語とはまた違うくるくる文字がかわいい。

▲今回の品の製造元Ceylon Agro Industriesと同系列の
会社であるシンガポールのPrima Foodによる高級即席麺
Singapore Laksa La Mian

Primaというブランドから推測できるように、シンガポールのPrima Tasteと同系列の会社。あちらが高額プレミアム即席麺なのに対しスリランカのPrimaは庶民的な製品。

スリランカ製即席麺の紹介は今回が初めて。数年前に行く予定があったのに、直前にテロが勃発してキャンセルした苦い思い出がある。

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No.7725 オットゥギ (South Korea) オドントン麺

No.7725は韓国のオットゥギ、オドントン麺。ハングル表記だと오뚜기、오동통면。英語はOttogi、Odongtong Myeon。オドントンとはぷりぷり・もちもちといった(麺の)性状を表す言葉のことらしい。袋の左下には擬人化された昆布が「2개(2つ)!」と喋っており、昆布二枚入りが特徴の製品。

韓国で昆布が入った即席麺といえば農心のノグリラーメンが昔から有名だが、これを枚数で凌駕している。ノグリは韓国語で狸の意味で、丸くてぽっちゃりした麺を狸に見立てたネーミングなのだが、今回のオドントンという名の由来も似たような論理だね。というか先発の農心ノグリにオットゥギが放った必殺の刺客だと言えよう。

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No.7724 オークラインターナショナル 金ブタラーメン

No.7724は横浜のオークラインターナショナル、金ブタラーメン。製造は福島の五十嵐製麺。今回の品と同じ日・同じ場所(横浜中華街)で姉妹品のパンダラーメンも一緒に購入し、No.7682で試食報告した。

▲パンダラーメン(No.7682、2025年4月)

パンダラーメンは黒い麺と白いスープによる視覚的インパクトが強烈な製品である反面味は凡庸で特に驚きもなく、私は「お子様連れか可愛いパッケージコレクター向けの製品」と結論付けた。要はあまり肯定的な評価ではなく、ウチで紹介するべき製品ではなかったなあ、と少し後悔したよ。

このため、今回の品も似たようなものだろうとの予測を立てて、正直言うとあまり気乗りがしなかった。先入観に支配されるのは良くないんだけれど。

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No.7723 国分グループ本社 tabete だし麺 静岡県駿河湾産 桜えびだし塩ラーメン

No.7723は国分グループ本社、tabeteだし麺 静岡県駿河湾産 桜えびだし塩ラーメン。製造はいつもながらの藤原製麺。同社のサイトには本製品の情報が載っていない。袋の地色がピンク色というのも同社の定番製品とは異なり、特別な意味がありそうだ。

パッケージの左側には紺色の地に白文字で「じもの」と書かれている。今回の品を買った店(三重県のイオン)では他社の即席麺にもこの表示が付いている商品があることを確認しており、何を意味しているんだろう?と疑問に思っていた。

買った後で調べたところ、これはマックスバリュ東海による地域密着型商品企画のことらしい。大企業にもなると地域毎に独自の企画を立てるんだなあ。

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