tontantin のすべての投稿

No.7811 田中商店 酒蔵ラーメン みそ味

No.7811は北海道の田中商店、酒蔵ラーメン みそ味。No.7801で姉妹品の醤油味を紹介している。製造は札幌麺匠。醤油味と同じくスープに国稀(増毛町にある酒蔵)の酒粕を使用している。

この製品、醤油味の時もそうだったが、作り方説明の文章と挿絵が合っていない。文章では「麺とは別の小さな鍋にスープと水約350ccを入れ、よくかき混ぜて火にかけます・・・」とあるが、挿絵は丼に液体スープと熱湯を注いでいるので鍋は不要。

醤油味では文章に従い作ったが、今回の味噌味では挿絵に倣うこととした。まあどちらの方法で作っても味に顕著な差が出るとは思えないし、後者ではスープを温めた鍋を洗う手間が省略できるな。

続きを読む No.7811 田中商店 酒蔵ラーメン みそ味

No.7810 山本製粉 とよかわ大葉らーめん 直売店限定

No.7810山本製粉、とよかわ大葉らーめん 直売店限定。同社サイトには今回の品の情報は載っておらず、直売店(ポンポコアウトレット)へ出向かなければ入手できない幻の製品。現在ポンポコアウトレットは三店舗が存在し、今年の五月に山本製粉本社工場内に設置された一号店(本店)へ出向いて購入したもの。

販路が極めて限定された品なので、生産数量も微々たるものなのだろう。パッケージの造りも簡素で、無地のカップと蓋にPC用のプリンタで印字されたような薄い普通紙の説明書きが貼られただけ。大量生産が前提となるカップ麺でこのような家内制手工業的な製品はとても珍しい。この佇まいだけでも購入した甲斐があるというものだ。

続きを読む No.7810 山本製粉 とよかわ大葉らーめん 直売店限定

No.7809 Hot Lunch (Uzbekistan) С Острым Куриным Вкусом 90гр

No.7809はウズベキスタンのN’Medov、Hot Lunch Spicy Chiken Flavor 90gr(同社英文サイトの製品名表記)。

▲Hot Lunch Spicy Chiken Flavor 50gr
袋の基調色が違うため、受ける印象が全然異なる

買った後で気付いたのだが、この品はNo.7746で紹介したSpicy Chiken Flavor(普通版50gr)の大盛りバージョンだった。普通版は赤い袋だったので、まさか同じスパイシーチキン味だと思わなかったよ。

なので試食記を書くのは止めようかと一瞬思ったが、よく観察したところ赤い50gr版は調味油が付いていたのに対し今回の90gr版は調味油が無い代わりに乾燥野菜が入っており、単なる量の違いだけではない。作り方が二通り書かれているので50gr版の時とは違うやり方を選択した。

続きを読む No.7809 Hot Lunch (Uzbekistan) С Острым Куриным Вкусом 90гр

No.7808 マルタイ 長崎あごだし入り醤油ラーメン

No.7808マルタイ、長崎あごだし入り醤油ラーメン。棒状麺の二食入り。以前2008年に試食し、当時の記録を見ると好印象だったが、今回17年ぶりの試食を行う。

▲昔の長崎あごたし醤油ラーメン(2008年)

昔は「長崎」が強調されて「あごだし」は小さな文字だったのが逆転している。しかし調理例写真は17年前と同じもののようで、こんなに長く使い続けるのは結構珍しいことだと思う。

17年前と比べて質量や付属品内容、JANコードは変化なし。エネルギーの値だけはちょっと(3kcal)だけ低くなっていた。しかし価格(税抜)は168円が248円へ五割近く上昇。まあこれは最近の食料品価格高騰によるところが大きいだろうから仕方がないとも思ってしまうが。

続きを読む No.7808 マルタイ 長崎あごだし入り醤油ラーメン

No.7807 マルちゃん カレーうどん

No.7807東洋水産、マルちゃん カレーうどん。発売は1965年で今年60周年を迎え、No.7806縦型カレーうどん(カップ)の元ネタとなる製品である。なお一年前の1964年にはその前身となるたぬきカレーうどんが出ていた。

▲たぬき三兄弟 左:だぬきうどん(1964年発売)、
中:たぬきそば(1963年)、
右:たぬきカレーうどん(1964年)

おおよその歳がバレてしまうが、更にそれよりも前に発売されていたたぬきそば、たぬきうどんと合わせた三兄弟が幼少期の私を育んでくれたようなもの。私の記憶に残っている最も古い即席麺体験が、まさにこのたぬき三兄弟シリーズなのだ。

▲昭和期のカレーうどん 左:1983年、右:1985年
この二つの間に「うどん」の書体が現行のものに変わった

今回のカレーうどんは定期的なチェックである他に、この試食を前回No.7806で紹介したカップ版縦型カレーうどんの比較基準とすることが目的である。

続きを読む No.7807 マルちゃん カレーうどん

No.7806 マルちゃん 縦型カレーうどん

No.7806東洋水産、マルちゃん 縦型カレーうどん。同社の袋版カレーうどんは1965年の発売で、今年60周年を迎えたことを記念した製品。なお本製品が発売されたのは2025年7月だが、もう終売となったようで同社のサイトには製品情報が載っていない。

▲左:マルちゃんカレーうどん(カップ)(1999年)
右:マルちゃんカレーうどん 期間限定(2008年)

袋のカレーうどんを模したカップうどんは今まで何度か発売されている。一方で同社には黒いカレーうどんという製品が1998年に発売されて(その前身となる「豚カレーうどん」が1995年に発売)現在に至る。

カレーうどんだけで複数の製品ラインを持てるということは凄いことであるが、それぞれの棲み分けは出来ているのか、そして袋版との関連性が明確であるかが興味深い。

続きを読む No.7806 マルちゃん 縦型カレーうどん

No.7805 だい久製麺 仙台辛味噌ラーメンカップ

No.7805だい久製麺、仙台辛味噌ラーメンカップ。同社は古くから仙台や福島に関連のある高級即席麺を製造・販売しており、ウチでも過去に仙台の牛たんや気仙沼のふかひれ、三陸の帆立等の素材を使った製品を紹介してきた。

▲仙台屋台ラーメン醤油味(2013年)
右上に燦然と輝く「元祖」の文字!

同社のカップ麺がまだノンフライ麺を使っていた頃、「仙台発祥冷し中華」という製品を食べ、冷し中華って仙台で出来たものなのか!?と認識を新たにした。Wikiによると諸説ある中の一つとして記されている。

そしてだい久製麺のサイトを見ると、1960年に日本初の液体スープと蒸した麺を使った家庭向け冷し中華「涼伴麺」を開発したとある。随分昔の話とはいえ、革新的なことだったんだねえ。

続きを読む No.7805 だい久製麺 仙台辛味噌ラーメンカップ

No.7804 ナルト 成戸製麺所 和歌山中華そば

No.7804はナルト、成戸製麺所 和歌山中華そば。ノンフライ麺と豚骨醤油スープの組合わせ。No.7744で同社の紀州南高梅ラーメンを紹介し、透明でシンプルな外装袋とドーナツ状にくるっと成形された麺が透けて見え、包装方法の面白い製品だなあと思ったが、今回の品は外から見た印象があくまで普通の袋麺である。

外装袋に書かれた文言はちょっと俗っぽいというか、素朴さを失ってしまったように感じてしまった。だが開封すると中身は紀州南高梅ラーメンと同じような作りであり、麺に関してはほぼ同じようなものなのだろう。まあこれはそれぞれの製品で対象とするユーザ層が違うための、作り分けをしているのかもしれない。

続きを読む No.7804 ナルト 成戸製麺所 和歌山中華そば

No.7803 藤原製麺 二夜干しラーメン 札幌味噌

No.7803藤原製麺、二夜干しラーメン 札幌味噌。この二夜干しシリーズは同社製品群の中で最もベーシックな位置付けにあるもの。北海道のスーパーで税抜99円で売られている現場に遭遇、単品でこの価格ならばラ王や正麺、サッポロ一番といった大企業の著名ブラントとガチで比較される領域に入っている。気が付いたら購入していた。

パッケージを見ると目立つ金色を使うでもなく、(自分で言うのが恥ずかしいような)高級さを訴える文言を散りばめるでもなく、色使いなどは正直言って野暮ったい。まあこれは自社のより高額な製品と差別化するための配慮なのだろう。まあこれがかえって質実剛健さを匂わせているようにも思える。

続きを読む No.7803 藤原製麺 二夜干しラーメン 札幌味噌

No.7802 三養食品 (South Korea) ブルダック炒め麺 韓国風ヤンニョムチキン味 袋麺

No.7802は韓国の三養食品、ブルダック炒め麺 韓国風ヤンニョムチキン味 袋麺。販売は日本代理店の三養ジャパンでパッケージは日本語表記。意外なことにこのヤンニョムチキン味は現在韓国では販売されていない様子で、米国ではカップ版のみが存在する。画像検索すると英語表記や簡体中国語版のヤンニョムチキン味(袋麺)も存在するようだが、どこ向けの製品なのかは不明。

私はヤンニョムチキンを食べた経験が一度っきりしかないので、味の再現性について偉そうな言及はできないが、コチュジャンを主とした甘辛い味付けだと理解している。まあ本来ヤンニョム(양념)という語は「味付」という意味なので味付チキンの味、ということだね。

続きを読む No.7802 三養食品 (South Korea) ブルダック炒め麺 韓国風ヤンニョムチキン味 袋麺