カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.7718 Cho’s Kitchen (Myanmar) Instant Mohingar

No.7718はミャンマーのCho Cho Industry、Cho’s Kitchen Instant Mohingar。モヒンガーは魚介:主にナマズのスープにビーフン麺を合わせたミャンマーの国民食。ミャンマー(ビルマ)語の表記はမိုးဟင်္ဂါとなる。くるくる文字がかわいい。

▲2012年に試食した同社Shin ShinブランドのMohingar

同社の製品を紹介するのは今回が二度目で、前回はもう一つのブランド”Shin Shin”でのモヒンガーだった。

今回は新しいブランドということで随分と近代的なパッケージに変わり、中身も粉末スープが液体+粉末スープに進化。というようりも上級移行したみたいだね。これだけ見ると、政情不安の国の製品という気があまりしないな。

続きを読む No.7718 Cho’s Kitchen (Myanmar) Instant Mohingar

No.7714 Preeti (Nepal) Instant Noodles Vegetable Soup Base

No.7714はネパールのAsian Thai Foods、Preeti Instant Noodles Vegetable Soup Base。No.7690で姉妹品のチキン味を紹介している。

▲Preeti Chicken Soup Base(No.7680、2025年4月)

Preetiのネパール語表記は「प्रिती」となる。この語はPrettyと同じ意味なのかな?と思い調べてみたが、どうやら違うようだった。代わりに人名や地名っぽい語が数件ヒットした。

なかなか謎多き即席麺なのだが、パッケージにところどころ散らばっているネパール語をGoogle翻訳にかけると「15年の実績」や「14種類(の香辛料)」といった記述があるね。知らない言語の即席麺を調べるのは難しくて楽しい。

続きを読む No.7714 Preeti (Nepal) Instant Noodles Vegetable Soup Base

No.7711 農心 (South Korea) 四川白ちゃんぽん

No.7711は韓国の農心(Nongshim)、四川白ちゃんぽん。ハングルでの製品名表記は사천백짬뽕となる。調理例写真には牡蠣や貝など海鮮の具が映り込んでいる。

日本で販売される農心の即席麺で、辛ラーメンやノグリ・ふるる冷麺など売れ筋商品は表記を日本語化した上で農心ジャパンが取扱う。しかし今回の品はその枠に含まれておらず、作り方説明や栄養成分などがハングル表記のままで直輸入されたものである。

本製品の特徴の一つはノンフライ麺であること。韓国の即席麺は日本ほどノンフライ麺が市民権を得ていないようだが、それでも低カロリーで健康的なイメージがあるため、特定層にはアピールしやすいのだろう。

続きを読む No.7711 農心 (South Korea) 四川白ちゃんぽん

No.7708 Mamee (Myanmar) Jjang Hot & Sour Flavour Dry Noodle

No.7708はミャンマーのMyanmar Mamee-Double Decker、Jjang Hot & Sour Flavour Dry Noodle。この会社はマレーシアのMamee-Double Deckerの海外支社。ハングルでの製品名は짱 매콤 새콤 비빔면で、湯切りを要する汁なし麺。

ミャンマーというと軍事政権や地震など過酷なイメージが強く、我々もセンチメンタルな色眼鏡を通して情報に接しがちである。だが同国には複数企業が即席麺を作って競う現実があり、そこからは市民の生活が見えてくる。今回の品はパッケージにハングル文字が踊ることから、韓流に乗じた企画なのだろう。即席麺はその地の生活を垣間見る窓のようなものだね。

続きを読む No.7708 Mamee (Myanmar) Jjang Hot & Sour Flavour Dry Noodle

No.7707 Bonus (Nepal) Instant Noodles Chicken Flavour

No.7707はネパールのPokhara Noodles、Bonus Instant Noodles Chicken Flavour。ウチで初めて取り扱う会社の製品。新大久保の怪しい輸入食材店で購入したもので、最近はネパールをはじめとする様々な国のマイナー製品が随分と入手しやすくなってきた。

▲上下で記述の向きが異なるのが珍しい

だがこうした製品を置く店では無造作に積まれた製品の半分以上で袋の密閉性が損なわれており、麺も砕けて崩れたものが多い。こうした雑然とした売り方を見るにつけ、これらの品は日本人に向けたものではなく外国人の生活者のためなのだなと思う。日本で生活する外国人が増えたことの証なのかもしれない。なお購入価格は税込50円。

続きを読む No.7707 Bonus (Nepal) Instant Noodles Chicken Flavour

No.7705 味丹企業 (Taiwan) 福利麵館 肉燥湯麵

No.7705は台湾の味丹企業、福利麵館 肉燥湯麵。豚肉の煮込みラーメン。No.7685で姉妹品の蔥燒牛肉湯麵を紹介し、この時の試食で同社の美味小舗という安い製品(No.7685の購入価格は15TWD、約70円)と中身は同一品であると結論付けた。なお外装フィルムが福利麵館は遮光タイプ、美味小舗は非遮光という違いがあり、仕向地が違うのだろうと推測する。福利麵館は同社のWebサイトに製品情報が載っていないし。

なので今回の肉燥湯麵も多分中身は美味小舗と同じものだろう。調理例写真も同じものを使い回しているし。但し私は美味小舗の肉燥湯麵は未試食なので断定はできないが。

続きを読む No.7705 味丹企業 (Taiwan) 福利麵館 肉燥湯麵

No.7703 Maggi (India) 2-Minute Noodles Masala 4pack+

No.7703はインドのNestlé India、Maggi 2-Minute Noodles Masala 4pack+。印マギーの個装マサラ味は最近2017・2020・2024年に食べているが、今回は四個パック品。一つの包装の中に剥き出しの麺塊が四玉入った世界的に見ても珍しい構成。ダブルラーメン(マルちゃん)ならぬ、クアドラプルラーメンと呼びたくなる。昔から気になっていた品である。

大柄な製品なのに外装フィルムが薄く、店頭にあった品は全て空気の漏れが確認できた。正直言って雑な構成だが、衛生や安全等の観点から今後このような製品が増えることはないと思うので、記念碑的な観点からこの品を採り上げる。

続きを読む No.7703 Maggi (India) 2-Minute Noodles Masala 4pack+

No.7701 Soaltee (Nepal) Kurilo Asparagus Flavoured

▲「SOALTEE」の書体が怖いよお

No.7701はネパールのCG Foods、Soaltee Instant Noodles Kurilo Asparagus Flavoured。ネパール語の商品名はसोल्टी तयारी चाउचाउ कुरिलोとなる。アスパラガス味の汁ありラーメン。CG Foodsはネパール最大手の即席麺メーカで、WaiWai(वाईवाई)ブランドの製品が有名。

しかしパッケージ赤枠内「SOALTEE」という製品ロゴがなんだかホラー映画のタイトルロゴみたいでおどろおどろしいね。周辺のネパール文字と相まり安易に封を切ってはならないような雰囲気を醸し出す一方で、緑の多い調理例写真が妙に爽やかで対照的。

続きを読む No.7701 Soaltee (Nepal) Kurilo Asparagus Flavoured

No.7699 PAPA (Thailand) Instant Rice Noodles Chicken Flavour

No.7699はタイのThai President Foods、PAPA Instant Rice Noodles Chicken Flavour。インドネシアで購入。同社はMAMA(中国語で媽媽)という世界的に強力な即席麺ブランドを持っているが、他にも輸出専用品として別のブランドも持っている。

▲MAMA(媽媽)ブランドの輸出仕様製品例
タイ国内版はブランドのロゴがタイ語のมาม่า表記になる
(MAMAの右下にも小さく表記)

▲PAMA(爸媽)ブランドの製品例
PAMA製品はマレーシアでよく見掛けられる
MAMAもPAMAもPAPAも同じ会社の製品

ウチでは過去にPAMAブランド製品を五種類紹介した。PAMAの中国語表記は爸媽なので、パパとママという意味になる。

今回PAPAというブランドを初めて紹介する。冗談で名称を決めているのか?と思ってしまうし、ブランドの違いによる製品の性格付けが違うかは謎である。(なおMAPAというブランドは無い)

続きを読む No.7699 PAPA (Thailand) Instant Rice Noodles Chicken Flavour

No.7697 農心 (South Korea) 辛ラーメン焼きそば

No.7697は韓国の農心(농심/Nongshim)、辛ラーメン焼きそば。韓国語では신라면볶음면、英語ではShin Ramyun Stir-Fried Noodlesとなる。販売者は農心ジャパン。볶음면(ぼっくんみゃん)という「焼きそば」を指す語は三養食品ブルダック炒め麺と同じだね。

今回の品は日本語表記版であり、本国版とは質量や栄養成分の値がほぼ()一致しているが、作り方の説明で本国版が麺を四分ゆでて湯切りしてソースと絡めるのに対し、日本語版ではフライパンで水気がなくなるまで炒めソースと絡める旨の指示がある。もしかしたら日本向けに中身も少し変えてあるのかもしれない。
)単位や有効数字の違いがある

続きを読む No.7697 農心 (South Korea) 辛ラーメン焼きそば