No.7718はミャンマーのCho Cho Industry、Cho’s Kitchen Instant Mohingar。モヒンガーは魚介:主にナマズのスープにビーフン麺を合わせたミャンマーの国民食。ミャンマー(ビルマ)語の表記はမိုးဟင်္ဂါとなる。くるくる文字がかわいい。
▲2012年に試食した同社Shin ShinブランドのMohingar
同社の製品を紹介するのは今回が二度目で、前回はもう一つのブランド”Shin Shin”でのモヒンガーだった。
今回は新しいブランドということで随分と近代的なパッケージに変わり、中身も粉末スープが液体+粉末スープに進化。というようりも上級移行したみたいだね。これだけ見ると、政情不安の国の製品という気があまりしないな。
食べてみて、最初にドロドロに溶けかかったビーフン麺に衝撃を受ける。しかしスープ自体は軽微な発酵臭を伴う優しいうま味が出ており、海外料理として真剣に向かい合う価値があると思う。ナイーブな人は見た目と匂いを嗅いだ瞬間に拒絶するかもしれないが、それは勿体無いことである。
ドロドロに溶けかかった麺は2012年に食べたShin Shinブランドの際も同様だったので(この時も衝撃を受けた)、モヒンガーという食べ物はこういうものなのだと考えを切り替えよう。先入観を排して臨めば、適度な刺激を伴う素直な魚のスープを楽しめるだろう。
国名 | ミャンマー |
ジャンル | 袋ビーフン |
EANコード | 8 834000 044069 |
会社名 | Cho Cho Industry |
製品名 | Cho’s Kitchen Instant Mohingar |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで5分 |
質量 | 内容量59g |
熱量 | 250kcal(1,050kJ) |
Na | 1.21g |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ |
ノンフライ麺 | ○ (米粉麺) |
湯切り | 不要 |
麺 | 麺は1mmの細い角断面で、表面が溶けかかったようで輪郭は曖昧です。粘りがなくて切れやすく、短い麺ばかりです。コシや歯応えもなく、崩れる寸前という感じで、スープと一体化します。一般的なビーフンとは全然違う、こういうものだと割り切って食べるのがいいでしょう。 |
汁・ソース | スープは濁った薄い茶色です。澱粉を溶いたような、ドロドロ・ザラザラした舌触りです。生臭い発酵臭があり、食べる人を選びます。しかし、魚ベースのうま味がしっかり出ていて、わざとらしさもなく自然です。適度な辛さとニンニク等の匂いもあって、意外に退屈しません。 |
具・その他 | 世界の即席麺の中でも変わり種だと思いますが、毛嫌いして食べずに切り捨ててしまうのは勿体ないように思いました。 |
総合評価 | ★☆1.5 |
試食日 | 2025/05/30 |
賞味期限 | 2025/07/22 |
入手方法 | 2025/04/09 Rose Family Store |
税込購入価格 | 200 JPY |