カテゴリー別アーカイブ: 10日本のカップ麺

No.7609 ヤマダイ 手緒里庵 冷やし手延そうめん

No.7609はヤマダイ、手緒里庵 冷やし手延そうめん。兵庫県のたつの市(イトメンのふるさとだね)近辺が誇る「揖保乃糸®」を使用した製品。最近ではNo.7379で暖かい手延そうめんを試食したが、今回は湯戻し後の麺を冷水に晒す夏向きの製品。今年の6月に発売されたもので、現在まだ同社サイトに製品情報が載ってはいるが、「販売終了」と記されている。まだ暖かい日が続いてはいるものの、もう世間一般的には秋~冬とされる時期だからしょうがないか。

とはいっても、まだ三個とか十二個単位の販売であれば通販での市中在庫はある様子。寒くなってからの冷やしそうめんというのもまたオツなもののような気がする。

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No.7597 サンポー食品 三宝だし本家 博多ごぼう天うどん

No.7597はサンポー食品、三宝だし本家 博多ごぼう天うどん。1984年に発売されたごぼう天うどんのブランドリニューアル品、とのこと。なんだか随分とお上品で高級そうなパッケージデザインになったものだなあ、隔世の感を禁じ得ないよ。

▲左二つは製造時期不明、右端は2002年
左端(厚紙のフタ)は注意アイコンが無く昭和モノかも?

というのも、同社の歴代のごぼう天うどんのパッケージははお世辞にも上品とか洗練という言葉からはかけ離れたものであり、むしろ泥臭く魂に訴えかけるようなエモーショナルな文字が眼に飛び込んでくるのが特徴だった。

一方で関東育ちの私に柔らかいうどん+ごぼうの天ぷらという甘美な世界を教えてくれたのも歴代の本製品達であり、密かに感謝の念を抱いているのだ。

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No.7591 エースコック ビーフの旨みが引き立つカレー味焼そば

No.7591はエースコック、ビーフの旨みが引き立つカレー味焼そば。春頃の発売だが、現在同社サイトには製品情報が載っていない。

本来ウチでは取り扱わない類の製品だが、フタの左に描かれた「マギーブイヨン Made with Maggi®」を見て、これは無視できないと思って購入した。

何故ならNestlé社が持つMaggiブランドは、欧州や印度、東南アジアからオセアニアに至る辺りにおける即席麺市場で大きな存在感があり、直接競合する日清食品とはこんなコラボはあり得ないから。エースコックの海外事業はベトナムで大成功を収めて輸出も少し行うが、Maggiと競合するものではない。微妙な組み合わせなのである。

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No.7589 ヤマダイ ニュータッチ凄拉麺 極太麺と彩り野菜たっぷり濃厚塩味タンメン (カスミ専売品)

No.7589はヤマダイ、ニュータッチ凄拉麺 極太麺と彩り野菜たっぷり濃厚塩味タンメン 。茨城同盟による(?)カスミ専売品。税抜価格は228円。

凄拉麺の紹介は今回がラスト。今まで醤油(No.7549)・油そば(7559)・味噌(7579)と食べてきて、凄麺と同等の質感を備えているものの、際立つ個性を与えずに匿名的な性質であるとともに、絶対に凄麺の領域を侵さないよう調律されている、という印象を持った。なので今回の塩味タンメンも同様であろう。

一方、今回の品は製品名で極太麺を売りにしている。凄麺の塩味で太麺なのは冬の塩らーめん系ぐらいで大半は細麺であるように記憶する。少しは個性を発揮しているのかな?

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No.7581 徳島製粉 金ちゃんヌードル ど!にんにく

No.7581は徳島製粉、金ちゃんヌードル ど!にんにく。何だか徳島製粉らしくないネーミングだなあと思うが、製品の訴求点はストレートに伝わってくるね。私のようなニンニク好きには強くそそられるものがあるし、ニンニク嫌いな人が誤って食べてしまう悲劇は滅多に起きないだろう。ネーミングが購買者への強力なフィルターになっていて良いと思う。

カップは今や絶滅危惧種のシート成型二重構造(勝手に命名)。昭和の時代は珍しくなかったが、今も使っているのは金ちゃんの縦型カップだけ。容器を見れば同社の製品だと判るのだが、金ちゃん系は湯戻し時間が製品毎にバラバラなので、よく確認する必要がある(今回の品は五分戻し)。

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No.7579 ヤマダイ ニュータッチ凄拉麺 極太麺とキャベツたっぷり濃厚味噌ラーメン

No.7579はヤマダイ、ニュータッチ凄拉麺 極太麺とキャベツたっぷり濃厚味噌ラーメン。北関東を中心に展開するスーパーのカスミ専売品。ノンフライ麺に液体スープで、ニュータッチ凄麺と同クラスの製品と目される。名前も似ているし。

凄拉麺は現在全部で四種類あるが、既に醤油(No.7549)と油そば(7559)を紹介した。この二つを食べ、中身もパッケージも質感は十分に良いが、絶対に凄麺を越えてはならず、また個性を出さないための自主規制が掛かっているようなもどかしい印象を受けた。これは凄麺との共喰いを避ける意図や、カスミの意向が反映されているのかもしれない、と勝手に妄想する。今回の品も同様なのかな?

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No.7577 サッポロ一番 みそラーメンどんぶり

No.7577はサンヨー食品、サッポロ一番 みそラーメンどんぶり。「新」マークが誇らしい、今春リニューアルした品。

ウチが製品を購入する店舗はスーパーかドラッグストアが多く、それは売値が安いから。今回の品(税抜希望小売価格214円)は特売の108円で購入した。スーパーでは大体168~178円程度の値付けが多いようで凄く得をした気分。ただこの製品、強力なブランド力を持つ割には108~128円で売られる現場をちらほら見掛けるので、値下げを行う余地が大きいのだろう。なお先日日清食品が小売価格を拘束したとして公取から警告を受けたので、今後は日清の特売も増えると密かに期待している。

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No.7569 ヤマダイ ニュータッチ 八王子ラーメン

No.7569はヤマダイ、ニュータッチ 八王子ラーメン。この製品は二年前のNo.7059で紹介したばかりなのでプライベート用(試食記を書かない)として購入したものだった。

▲ご当地満腹食堂 大盛八王子ラーメン(2022年3月)

しかしよく観察すると前に食べたものは「ご当地満腹食堂」シリーズの大盛りタイプ(麺90g)、今回の品は普通盛り(麺70g)。具の構成も若干異なっており、製品としては明らかに別物だったため、急遽試食リストに追加することとした。

▲満腹食堂 担担味噌ラーメン(2000年6月)

なおヤマダイのサイトを見ると、ご当地満腹食堂シリーズは全て製造終了になっている。満腹食堂という名は私の知る限り2000年から使われているもので、消えてしまうのはちょっと寂しいな。

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No.7567 ペヤング 激辛ヌードル

No.7567はまるか食品、ペヤング 激辛ヌードル。同社のペヤング 激辛やきそばの汁ありラーメン版。

▲左:ペヤング 激辛やきそば(2012年)
右:超大盛やきそばハーフ&ハーフ獄激辛(2021年)

激辛やきそばが発売されたのが2012年2月。それ以前にも激辛を標榜する製品は多々あったが、それらとは一線を画す暴力的ともいえる辛さには異次元の強いインパクトを受けた。その後韓国Samyangのブルダックポックンミョンなどの激辛製品も登場し、またペヤングも更に辛さをエスカレートさせてゆく。私は2021年に超大盛やきそばハーフ&ハーフ獄激辛を辛うじて完食した瞬間「もう金輪際この激辛エスカレーションには付き合わない!」と心に決めた。だが悲しいかな、汁ありラーメン版が出ると聞くとやはり手が出てしまうのだ。

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No.7563 大黒食品工業 みそうどん

No.7563は大黒食品工業、みそうどん。2024年4月の発売。同社サイトのニュースリリースを見たところ、これがほぼ一年ぶりの新製品らしい(季節商品の販売再開を除く)。開発の頻度が低いと新製品を出しにくい体質に陥ってしまうのではないか?と他人事ながら心配する。杞憂だといいのだが。

そんな大黒が長きにわたる沈黙を打ち破って世に問うのが今回のみそうどんである。購入価格は税抜78円@業務スーパー。訳あり品を除けば国産で最安値クラスのカップ麺。この価格を前提に話をすると、ほぼ大抵のどんなことがあっても許せてしまうと思う。良い部分があれば手放しで褒める、加点主義のレビューになってしまうのは致し方ないかな。(なお税抜希望小売価格は205円)

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