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No.7812 Paldo (South Korea) Teum-Sae Ramen Red Rice Cake

No.7812は韓国のPaldo、トゥンセラーメン パユゲット。ハングル表記のみの韓国本国仕様で、現地に製品名は틈새라면 빨계떡。トゥンセは隙間のことで、大きな建物の隙間にあるラーメン店を表すもの。パユゲットは赤い餅という意味。今回の品は牛肉味だが、他に肉チャンポン味とキムチ味もある(あとカップ版も存在する)。

辛さの指標であるスコヴィル値をライバルの三養ブルダックと競い合い、今回の品が一旦抜かれたのをまた抜き返したとか。辛い即席麺が多い韓国の中でも頂点を競い合う製品である。まあ私は韓国以外の製品を含めて辛さの数値競争には興味がないのだが。美味しさの実現手段が目的化してはいかんと思う。

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No.7809 Hot Lunch (Uzbekistan) С Острым Куриным Вкусом 90гр

No.7809はウズベキスタンのN’Medov、Hot Lunch Spicy Chiken Flavor 90gr(同社英文サイトの製品名表記)。

▲Hot Lunch Spicy Chiken Flavor 50gr
袋の基調色が違うため、受ける印象が全然異なる

買った後で気付いたのだが、この品はNo.7746で紹介したSpicy Chiken Flavor(普通版50gr)の大盛りバージョンだった。普通版は赤い袋だったので、まさか同じスパイシーチキン味だと思わなかったよ。

なので試食記を書くのは止めようかと一瞬思ったが、よく観察したところ赤い50gr版は調味油が付いていたのに対し今回の90gr版は調味油が無い代わりに乾燥野菜が入っており、単なる量の違いだけではない。作り方が二通り書かれているので50gr版の時とは違うやり方を選択した。

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No.7802 三養食品 (South Korea) ブルダック炒め麺 韓国風ヤンニョムチキン味 袋麺

No.7802は韓国の三養食品、ブルダック炒め麺 韓国風ヤンニョムチキン味 袋麺。販売は日本代理店の三養ジャパンでパッケージは日本語表記。意外なことにこのヤンニョムチキン味は現在韓国では販売されていない様子で、米国ではカップ版のみが存在する。画像検索すると英語表記や簡体中国語版のヤンニョムチキン味(袋麺)も存在するようだが、どこ向けの製品なのかは不明。

私はヤンニョムチキンを食べた経験が一度っきりしかないので、味の再現性について偉そうな言及はできないが、コチュジャンを主とした甘辛い味付けだと理解している。まあ本来ヤンニョム(양념)という語は「味付」という意味なので味付チキンの味、ということだね。

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No.7796 Wai Wai (Thailand) Instant Rice Vermicelli

No.7796はタイのThai Preserved Food Factory、Wai Wai Instant Rice Vermicelli。汁ありの即席ビーフン。裏面の作り方説明はタイ語とミャンマー語のみで、どうやらミャンマー向け仕様らしい。今回の品を購入したのもミャンマー食材店だったし。

そもそもタイもミャンマーもビーフンの食文化が古くから盛んなので、あの辺の地域へ行く機会があればビーフン食べ歩きをしたいなあと思っている。

▲タイ本国向けWai Wai ビーフン(2011年)
現在もほぼ同じパッケージデザイン
EANコード(8 850100 205032)は今回の品と同じ

なおタイ本国でも本製品に相当する品が存在するが、パッケージが横長。調理例写真にはカニの爪があるのでカニ風味だと思ってしまうが、昔食べた経験ではカニの風味は検知不能だった。

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No.7791 Mareven Food (Russia) BigBon Beef Tomato Sauce with Basil

No.7791はロシアのMareven Food、BigBon ビーフトマトソースバジル風味。No.7043でカザフスタン産の同名品を紹介した。

▲カザフスタンで製造されたMareven Food 天山による
同名製品(2022年試食)、EAN Code : 4 870227 270953
キルギスで入手した品の頂きもの
写真は同じものだが、大きさが違う

同社は日清食品のグループ会社。全世界に拡がる日清の関連会社は殆どが日清の象徴であるカップヌードルを作るのに対し、Mareven Foodだけは日本の日清とは無関係の製品群を展開する。ロシアが西側諸国にとっての悪役となっている今、ロシアとの関係性を全く匂わせないという点で日清は上手い、あるいは幸運だなあと思う。

最近政情不安の国の即席麺を食べると、その地の人々はどのような気持ちでこの製品を食べているんだろうなあと考える。同様に今回ロシアの即席麺を食べつつ、普通のロシア市民はどのような思いで生活しているんだろう?と妄想を巡らせた。

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No.7786 N’Medov (Uzbekistan) Hot Lunch С Куриным Вкусом

No.7786 はウズベキスタンのN’Medov、Hot Lunch С Куриным Вкусом。チキン味の汁あり麺。今まで二度この会社の製品を紹介したが、No.7738の牛肉味では麺が粉々に砕け切っており、No.7746のスパイシーチキン味では調味油の小袋が空っぽだった。私との相性が良くないのかな?と思いつつ、今回三度目の紹介を行う。

開封したところ麺は形を保っており、小袋には調味油がしっかり充填されていて一安心。やっと完全な形で試食ができるぞ!と微笑んだ。しかし日本の袋麺ではこんな心配をする必要はないのだから、トラブルを笑って楽しめる人以外には、海外製の即席麺を勧めることはできないなあ。

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No.7782 三養食品 (South Korea) 三養ラーメン

No.7782は韓国の三養食品、三養ラーメン。三養ジャパンにより輸入された日本語表記版。この製品を食べるのは19年ぶり。

▲三養ラーメン 左:1997年、右:2006年

▲左から明星ラーメン(1962年、写真は明星食品サイトより)
初期の三養ラーメン(1963年、1965年、1969年
写真は三養食品(韓国)サイトより)

三養ラーメンは当時韓国の三養工業が日本の明星食品の無償支援を受け、韓国初の即席麺として1963年に登場する。当初は明星ラーメンとほぼ同じ鶏を描いたパッケージだったものが、後に中央の図形が円に変わり現在に通じるデザインとなる。また味も現地の嗜好に合わせて変更された。

三養食品は現在刺激的な味のブルダックシリーズが世界的ヒットして勢いがある反面、穏やかな味である三養ラーメンの存在感が相対的に薄くなったように見えるが、これは日本におけるチキンラーメンに似た立ち位置なのだろう。

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No.7779 Ramba (Nepal) Chicken Noodles

No.7779はネパールのPokhara Noodles、Ramba Chicken Noodles。Pokhara(ポカラ)はネパールの真ん中辺、首都カトマンズの西にある都市の名前。最近同国では多くの死者を出す反政府デモが勃発して政権が崩壊したばかり。

ウチではネパールの他にミャンマーやバングラデシュ等、政情が不安定な国の即席麺を時たま採り上げる。これらの製品を食べる度に、現地でやりきれない思いを募らせているであろう一般の人達も生きていくためには食糧が必要で、これらの製品がその一助となっているのだろうな、と遠い国に思いを馳せる。一方で食品産業が政府や軍の利権に繋がっている可能性もありそうだが。

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No.7776 製造社不詳 (Vietnam) Phở Bò 牛だし味

No.7776はベトナムの製造社不詳、Phở Bò 牛だし味。販売はパン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング。ここは主にドン・キホーテ向けの製品企画や輸入などを行う会社で、購入場所もドン・キホーテ。

製品のどこを見回しても製造者情報が書かれていない。EANコードは日本のものだし(ベトナムは冒頭が893)パッケージも全て日本語化されている。過去の例からAsia Food Technology社かな?と当たりをつけて購入した。

今まで製造者不明の製品を買っても、スープやかやくの小袋から製造社が判ることが何度もあったものだが、今回の品は小袋類まで日本語化されていて結局判らず。くやしいなあ。

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No.7772 Otoki (South Korea) Kimchi Ramen

No.7772は韓国のオットゥギ、キムチラーメン。ハングル表記だと오뚜기、김치라면。なお同社は昨年英語の社名表記をOttogiからOtokiに変更している。

▲昔のオットギキムチラーメン(2006年、日本語仕様)

この製品を食べるのは19年ぶりであり、昔食べた時は袋の印刷が日本語で表記された日本仕様だったが、今回はハングルのみの本国仕様。作り方の説明や原材料、栄養成分の日本語対応はシール貼付けによる(裏面)。日本仕様を止めちゃったのは売れ行きが今一つだったからかな?

作り方に関しては大きなイラストがあり、お湯の量とゆで時間も文字が赤く強調してあるので一目で理解できるだろう。なおEANコードの右にある半円のグラフは、韓国で売るために必要な塩分含有量表示。

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