カテゴリー別アーカイブ: 4海外

No.7736 Доширак (Россия) Квисти Мини Со Вкусом Курицы

No.7736はロシアのДоширак、Квисти Мини Со Вкусом Курицы。英語表記だとDoshirak Quisti Mini Chicken Flavored、日本語だとドシラック クイスティミニ チキン味。汁ありのラーメン。

ドシラックは韓国のPaldo(進出当時は韓国ヤクルト)がロシア市場向けに作った会社で、韓国語で弁当という意味の言葉が社名。ペヤングソースやきそば似の薄い角形容器のカップ麺が大ヒットして同国即席麺市場の主導権を獲得、今では総合食品メーカとして成功している。製品のラインナップは韓国のPaldoとは全然連携しておらず、ロシア市場独自の品揃えをしている。

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No.7734 農心 (South Korea) ベホンドンビビン麺

No.7734は韓国の農心、ベホンドンビビン麺。ハングルでは농심、배홍동비빔면、英語はNongshim、Bae Hong Dong Bibimyeonとなるらしい。ベホンドンのぺは梨、ホンは赤唐辛子、ドンはドンチミ(僅かな酸味)のこと。

▲Paldoのビビン麺。この写真は19年前のものだが、
パッケージデザインは今でもほぼ同じ。

麺を湯切りして冷やすコチュジャン風味の汁なし麺で、韓国の定番製品であるPaldoのビビン麺に対する挑戦者という位置付け。

今回の品は農心ジャパンの取扱いで、韓国製ながらもパッケージが日本語化されている。作り方の説明書きや原材料・栄養成分の表示も日本の即席麺に準じており、安心して購入できるね。但し中身は韓国版と若干異なり、トッピングのふりかけが省略されている。

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No.7732 2pm Noodles (Nepal) Akabaré Chicken

No.7732はネパールのAsian Thai Foods、2pm Noodles Akabaré Chicken。アカバレとはネパールが原産の、ミニトマトみたいに丸っこい激辛唐辛子のこと。

パッケージ裏面には誇らしげに”The Hottest Noodles of Nepal”と書いてある。また付属のチリペーストには25%(の使用)なら笑顔、50%なら熱々、100%だと叫ぶ辛さだとの説明が付いている。

辛さの指標スコヴィル値は8,000SHU(Scoville Heat Units)とのこと。とはいっても私はこの値と実際の体感上の辛さとが全然結びついていないので、いまいちピンとこないのだが。

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No.7728 Cho’s Kitchen (Myanmar) Ar Pu Shar Pu Flavour

No.7728はミャンマーのCho Cho Industry、Cho’s Kitchen Ar Pu Shar Pu Flavour。アープーシャープー(အာပူလျှာပူ)は直訳すると「熱い舌」のことだが、実際はミャンマー西部ラカイン州伝統の魚のスープを使ったビーフン麺の料理で、ラカインモンティとも呼ばれる。同国は日本と同じく南北に長い国なので、地域毎に名物料理が存在する。

No.7718で同社のモヒンガー(မိုးဟင်္ဂါ)を紹介したが、ナマズのスープという点で今回の品と共通する。しかし大人しい味のモヒンガーに対して、アープーシャープーは明確な辛さを伴うことが大きな違いとのこと。

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No.7726 Prima (Sri Lanka) Kottu Mee Hot & Spicy Flavour

No.7726はスリランカのCeylon Agro Industries、Prima Kottu Mee Hot & Spicy Flavour。同国の公用語シンハラ語表記だとසිලෝන් ඇග්‍රෝ ඉන්ඩස්ට්‍රීස්、ප්‍රීමා කොත්තු මී හොට් ඇන්ඩ් ස්පයසිとなる。ミャンマー語とはまた違うくるくる文字がかわいい。

▲今回の品の製造元Ceylon Agro Industriesと同系列の
会社であるシンガポールのPrima Foodによる高級即席麺
Singapore Laksa La Mian

Primaというブランドから推測できるように、シンガポールのPrima Tasteと同系列の会社。あちらが高額プレミアム即席麺なのに対しスリランカのPrimaは庶民的な製品。

スリランカ製即席麺の紹介は今回が初めて。数年前に行く予定があったのに、直前にテロが勃発してキャンセルした苦い思い出がある。

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No.7725 オットゥギ (South Korea) オドントン麺

No.7725は韓国のオットゥギ、オドントン麺。ハングル表記だと오뚜기、오동통면。英語はOttogi、Odongtong Myeon。オドントンとはぷりぷり・もちもちといった(麺の)性状を表す言葉のことらしい。袋の左下には擬人化された昆布が「2개(2つ)!」と喋っており、昆布二枚入りが特徴の製品。

韓国で昆布が入った即席麺といえば農心のノグリラーメンが昔から有名だが、これを枚数で凌駕している。ノグリは韓国語で狸の意味で、丸くてぽっちゃりした麺を狸に見立てたネーミングなのだが、今回のオドントンという名の由来も似たような論理だね。というか先発の農心ノグリにオットゥギが放った必殺の刺客だと言えよう。

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No.7722 2pm Noodles (Nepal) Korean Ramen

No.7722はネパールのAsian Thai Foods、2pm Noodles Korean Ramen。パッケージ左側に書かれているハングル文字「한국라면」は韓国ラーメンという意味。ウチでは最近同社のPreetiブランド製品を続けて紹介したが、ネットを見る限り今回の2pmブランドの方がメジャーなようだ。パッケージも断然若者向けっぽいな。

今回の品を含め近年アジア圏で製造販売される即席麺においてはキムチやコチュジャン味、あとはブルダックのコピー製品等で「韓国」を標榜する製品が多くなったなあと強く意識する。日本とは違う方法で即席麺業界に対する存在感を増加させているとも言い換えられ、興味深い。

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No.7718 Cho’s Kitchen (Myanmar) Instant Mohingar

No.7718はミャンマーのCho Cho Industry、Cho’s Kitchen Instant Mohingar。モヒンガーは魚介:主にナマズのスープにビーフン麺を合わせたミャンマーの国民食。ミャンマー(ビルマ)語の表記はမိုးဟင်္ဂါとなる。くるくる文字がかわいい。

▲2012年に試食した同社Shin ShinブランドのMohingar

同社の製品を紹介するのは今回が二度目で、前回はもう一つのブランド”Shin Shin”でのモヒンガーだった。

今回は新しいブランドということで随分と近代的なパッケージに変わり、中身も粉末スープが液体+粉末スープに進化。というようりも上級移行したみたいだね。これだけ見ると、政情不安の国の製品という気があまりしないな。

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No.7714 Preeti (Nepal) Instant Noodles Vegetable Soup Base

No.7714はネパールのAsian Thai Foods、Preeti Instant Noodles Vegetable Soup Base。No.7690で姉妹品のチキン味を紹介している。

▲Preeti Chicken Soup Base(No.7680、2025年4月)

Preetiのネパール語表記は「प्रिती」となる。この語はPrettyと同じ意味なのかな?と思い調べてみたが、どうやら違うようだった。代わりに人名や地名っぽい語が数件ヒットした。

なかなか謎多き即席麺なのだが、パッケージにところどころ散らばっているネパール語をGoogle翻訳にかけると「15年の実績」や「14種類(の香辛料)」といった記述があるね。知らない言語の即席麺を調べるのは難しくて楽しい。

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No.7711 農心 (South Korea) 四川白ちゃんぽん

No.7711は韓国の農心(Nongshim)、四川白ちゃんぽん。ハングルでの製品名表記は사천백짬뽕となる。調理例写真には牡蠣や貝など海鮮の具が映り込んでいる。

日本で販売される農心の即席麺で、辛ラーメンやノグリ・ふるる冷麺など売れ筋商品は表記を日本語化した上で農心ジャパンが取扱う。しかし今回の品はその枠に含まれておらず、作り方説明や栄養成分などがハングル表記のままで直輸入されたものである。

本製品の特徴の一つはノンフライ麺であること。韓国の即席麺は日本ほどノンフライ麺が市民権を得ていないようだが、それでも低カロリーで健康的なイメージがあるため、特定層にはアピールしやすいのだろう。

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