カテゴリー別アーカイブ: 4海外

No.7610 Pran Agro (Bangladesh) Easy Instant Noodles Masala Flavour

No.7610はバングラディシュのPran Agro、Easy Instant Noodles Masala Flavour。同国ではNestlé(Maggi)やCocola社などが即席麺を生産しており、私の知る範囲内では今回のPran Agro社が一番元気が良いと感じている。

しかし今年の七月に首都ダッカで大規模な暴動が起き、千人を超す死者を出し首相が国外に脱出、無秩序状態になってしまった。実は私、バングラディシュは即席麺の生産と消費が今後グンと伸びる国だと目を付けているのだが、暴動の余波で成長が止まってしまうことを危惧している。早く混乱が収束し、再び即席麺産業が発展することを祈っている。

続きを読む No.7610 Pran Agro (Bangladesh) Easy Instant Noodles Masala Flavour

No.7608 Mie Sedaap Cup (Indonesia) Kuah Rasa Ayam Nampool

No.7608はインドネシアのWingsfood、Mie Sedaap Cup Kuah Rasa Ayam Nampool。Kuahは汁あり、本製品の場合はラーメンという意味、Rasa Ayam Nampoolはナムプールチキン風味ということ。

前回のMi ABCでNampolという語が出てきて悩んだが、今回はoが重複してNampoolになっている。相変わらずきちんとした意味を把握できていない。ナンプールというインドの都市を見付けたけれども、これは綴りがNampurだし。

まあ海外製即席麺に接する際、単語の意味が判らず想像力を駆使しながら食べるというのも楽しいものであり、悪くない。

続きを読む No.7608 Mie Sedaap Cup (Indonesia) Kuah Rasa Ayam Nampool

No.7607 Mi ABC (Indonesia) Selera Pedas Nampol Mi Instan Goreng Rasa Sapi Pedas

No.7607はインドネシアのABC President、Mi ABC Selera Pedas Nampol Mi Instan Goreng Rasa Sapi Pedas。インドネシア風焼そばの辛い牛肉風味。パッケージの色合いや調理例写真も毒々しくて辛そうだ。同社は台湾の統一企業(Uni-President)系の会社。

Nampolの意味が判らず、検索するとナミビアの警察(Namibian Police Force)ばかりが出てきてしまうが、さすがにこれは関係ないだろう。さらに調べていくとインドネシア語で「張る」という訳を発見した。辛さ(Pedas)の緊張、という意味だと考えればしっくりきそうだな。

続きを読む No.7607 Mi ABC (Indonesia) Selera Pedas Nampol Mi Instan Goreng Rasa Sapi Pedas

No.7605 農心 (South Korea) ノグリラーメン マイルド

No.7605は韓国の農心、ノグリラーメン マイルド。英語表記はNeoguri Mild、韓国語では순한너구리、簡体中文では乌龙面。なおノグリは狸のこと。「ラーメン」表記があるのは日本の農心だけなんだね。というのはこの製品、麺がうどんのような白い丸断面でふっくらしたものなのだ。そしてこれがノグリ(狸)をイメージさせることでこの名になったそう。なおマイルドがあるということは、マイルドではない辛いバージョンもあるということである(発売は今回のマイルドが1982年、辛い方は1983年)。

▲순한너구리/マイルドノグリ(韓国国内版、2011年)

ノグリラーメンマイルドを食べるのは13年ぶり。昔食べたものはパッケージが日本語化されていない韓国国内版った。

続きを読む No.7605 農心 (South Korea) ノグリラーメン マイルド

No.7604 Lucky Me! (Philippines) Pancit Canton Chilimansi

No.7604はフィリピンのMonde Nissin、Lucky Me! Pancit Canton Chilimansi。パンシットカントンはフィリピン風焼そばのことで、チリマンシーはフィリピンの柑橘類カラマンシー風味で唐辛子増強ということ。カラマンシーに醤油を足すとトヨマンシーと呼ばれる。同社は社名にNissinが付くが日本の日清食品とは無関係で日清製菓(2002年に精算)がルーツ。日清食品が関係するフィリピンの即席麺製造会社はUniversal Robina社。ああややこしい。

▲九年前(2015年)の同製品
今回の品とは仕向け地が異なる

今回の品は九年ぶりの試食。本来ウチは大きな変更がない限り約十年間は同じ製品の試食記を書かないが、頂き物だし誤差範囲ということにする。

続きを読む No.7604 Lucky Me! (Philippines) Pancit Canton Chilimansi

No.7603 A-One (Vietnam) Phở Ăn Liền Hương vị Gà

No.7603はベトナムのSaigon Ve Wong、A-One Phở Ăn Liền Hương vị Gà。チキン味のフォー。同社は台湾の味王がベトナムに建てた会社で、中国語の味王の発音(うぇぃわん)からA-Oneというブランド名を付けたものだと思われる。

▲昔の同製品。上は2009年、下は2004年
調理例写真はみな同一

この製品は15年ぶりの試食となる。昔のパッケージを見てみたらレイアウトに細かな違いはあれど、調理例写真は今回の品と同じものを使い続けているようだ。さらに古い20年前のパッケージを見たら、やっぱり同じ写真を使用していた。製品の維持や管理にあまりお金を掛けない会社なんだなあ。日本じゃ有り得ないね。

続きを読む No.7603 A-One (Vietnam) Phở Ăn Liền Hương vị Gà

No.7601 康師傅 (China) 紅焼牛肉面

No.7601は中国の康師傅、紅焼牛肉面。康師傅は中国における即席麺シェアNo.1であり、それは世界のNo.1をも意味する。この康師傅の看板製品が紅焼牛肉面である。台湾人が中国で立ち上げた会社が急成長し、台湾でも味全食品の一ブランドとして康師傅の即席麺が作られたが、2014年に致命的な品質問題が起き撤退。今は中国生産品のみとなっている。

▲昔の康師傅、紅焼牛肉面(1996年)
この頃の康先生(師傅)は料理が下手だった

ウチが1996年に初めて康師傅(中国)の紅焼牛肉面を食べた際は麺もスープも荒々しくて粗野な印象を受けたもの。のちに台湾の同名製品を食べ、こちらは洗練されていて驚いた。だが中国版康師傅も品質改良に努め、2010年頃にはさほどヘンじゃない程度のレベルに改善されていた。

続きを読む No.7601 康師傅 (China) 紅焼牛肉面

No.7600 Paldo (South Korea) チャジャンミョン

No.7600は韓国のPaldo、チャジャンミョン(麺)。英語ではJjajang Myun、韓国語では팔도、짜장면。麺を湯切りして黒味噌ベースのソースをかけるもの。

Paldo(パルド)は昔韓国ヤクルトという会社の一ブランドだったが、2012年に即席麺事業が分社化され独立。韓国ヤクルト自体も2021年にhyという社名に変更した。パルドは八つの道という意味の韓国語読みである。

即席のチャジャンミョンは1984年に農心がチャパゲッティというスパゲッティを意識したような名の製品を出し定番製品になっている。私は1997年にこれを初めて食べた時、甘苦くて変な味だなあと思ったが、食べ続けるうちに慣れてきた。

続きを読む No.7600 Paldo (South Korea) チャジャンミョン

No.7599 POPMIE (Indonesia) Goreng Rasa Ayam Pedas Gledeek

No.7599はインドネシアのIndofood、POPMIE Goreng Rasa Ayam Pedas Gledeek。辛いチキン味のインドネシア風カップ焼そば。Indofood社は同国最大のシェアを持つIndomieブランドを擁しており、Indomieのカップ版ブランドがPOPMIEとなる。万人向けで堅実なIndomieに対し、POPMIEはかなり若者にターゲットを絞り込んでいるように思える。

製品名の最後に付いている「Gledeek」という語をいくら検索しても本製品に関する記述しか出てこない。実は意味のある言葉ではなく「Geek」あたりと絡めた感嘆詞としての造語だったりして?

続きを読む No.7599 POPMIE (Indonesia) Goreng Rasa Ayam Pedas Gledeek

No.7598 VIFON (Vietnam) Phở Bò

No.7598はベトナムのVietnam Food Industries、VIFON Phở Bò。牛肉味の米粉麺フォー。2012年以来12年ぶりの試食となる。

▲VIFON Phở Bò(2012年)
この時と現在で、調理例写真は似ているけれども別物だね

今回の品は日本で購入したもののいただき物であり、輸入代理店(株式会社KOME)による日本語の説明シールを貼り付けてある。これによると作り方麺を2分ゆでる旨の指示があり、より簡単に作りたい人は丼お湯入れ3分でも可とのこと。

あれ?ベトナムのこの手のフォーは丼お湯入れ一択ではないのか?元々この製品の袋に印刷されている説明書きを見ても麺をゆでるような記載は無い。12年前の試食も当然丼お湯入れで作っている。まあ試しに今回は鍋でゆでてつくってみよう。

続きを読む No.7598 VIFON (Vietnam) Phở Bò