No.7606は東洋水産、マルちゃんZUBAAAN! 豚骨魚介中華そば。汁ありのラーメンとしての他、湯切りを行ない汁なしのつけ麺としても食べられる自称「二刀流」の製品。今回は三個パックを購入したので、ラーメンとつけ麺の両方で試食した。
基調色が青のパッケージというと一般的に塩味のイメージが強いのだが、今回の品は豚骨魚介で地色が水色というか青である。これはもしかしてサバやイワシ等の「青魚」と関連付けているのかな?と勝手に想像する。
No.7606は東洋水産、マルちゃんZUBAAAN! 豚骨魚介中華そば。汁ありのラーメンとしての他、湯切りを行ない汁なしのつけ麺としても食べられる自称「二刀流」の製品。今回は三個パックを購入したので、ラーメンとつけ麺の両方で試食した。
基調色が青のパッケージというと一般的に塩味のイメージが強いのだが、今回の品は豚骨魚介で地色が水色というか青である。これはもしかしてサバやイワシ等の「青魚」と関連付けているのかな?と勝手に想像する。
No.7602は藤原製麺、行者ニンニクパウダー入りスタミナラーメン 醤油味。普通のにんにくを効かせた即席麺は星の数ほどあれど、行者ニンニクとなると極めて稀であり(検索するとローカルな製品が数件引っ掛かった)、ウチでは過去に僅か一件だけ試食経験があった。
▲私が過去に唯一経験した行者ニンニクを使った即席麺
今はなき十勝新津製麺の
こだわりのご当地ラーメン 天理 しょうゆ味(1999年)
製品名に行者ニンニクとは記されていないが、
かやくの内訳に記載があった
行者ニンニクと普通のニンニクは香りが似ているものの、植物としては全くの別物。食べる部位も葉っぱか地下茎の違いがある。野菜としての稀少性も行者ニンニクの方が高いので、即席麺としてもプレミアム感があるね。なお行者ニンニクパウダーは麺ではなくスープに混ぜられている。
No.7585は日清食品、日清これ絶対うまいやつ♪ 旨辛スタミナラーメン 3食パック。3月の発売だが、もう同社のサイトには情報が載っていない。従来のこれ絶対♪は三食パックの税抜希望小売価格が315円(一食当たり105円)だったのが、今回の品は354円(同118円)に上昇。
そして8月に出たこれ絶対♪プレミアムシリーズは429円(同143円)へと大幅アップ。これで競合と目されるマルちゃんZUBAAAN!の432円(同144円)とほぼ横並びになる。ボクシングに例えるなら先輩のこれ絶対♪が、順次重い階級へ上げ、同門のラ王408円(136円)を越え、宿敵マルちゃんZUBAAAN!と対決するようなものか?
No.7575は日清食品、日清ラ王 味噌 3食パック。袋のラ王味噌を食べるのは11年ぶり。今年の3月からパック販売が五個から最近流行りの三個へと変更され、No.7535で同仕様の醤油味を紹介した。
現在袋のラ王は六種類の味があるが、みなパッケージの上部には「追い求めたのは 王道、本格、上質」というコピーが書かれている。だが何だか俺だけが別格で正義だ!他はクズだと言いたそうで、ちょっと尊大だなあと思ってしまう。左には丸囲いで○○産△△使用、とあり、まるでブランド物の素材を使っているように見せている。
このような権威付けを狙った演出はかえって物欲しそうに思えてしまい、個人的には共感しかねるな。
No.7572は明星食品、明星 麺神 汁なし台湾まぜそば。2020年に麺神が発売された際はゆで時間7分(袋麺)という常識外の仕様に面食らったが、出来上がった麺を食べ、乾麺とは思えない食感に驚いた。ゆで時間の制約を取っ払うとここまで出来るのか~、と。その後出たつけ麺タイプ(終売)はゆで時間が9~10分と更に長くなり、麺神ワールドは治外法権・無法地帯だなあと感心した。
今回の汁なし台湾まぜそばは湯切りを行なうが、水に晒して冷やす工程はないのでゆで時間は7分で済む。まあこの辺が「即席」と呼べるギリギリのところかもしれないなあ。
No.7554はケンミン食品、米粉専家 台湾風担仔米粉。同社は神戸にあり、社名の由来は県民ではなく健民である。ビーフン麺についてはタイで製造されたものを輸入している。スープは三重県の正田食品製。台湾には担仔麵という小さなお椀の麺料理があり様々な形態があるが、これをビーフン+鶏豚白湯スープでまとめ上げた製品。
米粉(ビーフン)専科は中国やベトナム、タイなどのアジア料理シリーズ。私の知る限り20年以上の歴史がある。昔は紙素材のパッケージで演歌調の雰囲気を漂わせるものだったのが、最近は半透明のフィルムに変更され、お洒落なイメージに変身した。
No.7548は新潟県の丸縈製粉、新之助 のどぐろラーメン 魚介だし醤油味。新之助はお米のブランドで、麺に新之助の米粉をブレンドしてある。観光土産的な性格を持つ製品であり、購入価格は二食入で税込520円。
のどぐろという名前は近年頻繁に耳にするようになってきたが、私自身はこれがのどぐろの味だ!という確固たるイメージを持っていなかった。でも調べてみたらアカムツのことなんだね。滅多に食べるものではないが好きな味。
だがこれをラーメンのスープに使うというのは期待と不安が交差する。味香りが明確に主張する代償として生臭くならないか、或いは何の味だか判らない程度に希釈されて全然有難味を感じないか、とか。
No.7543はまるや君が代、地酒らうめん 味噌。新潟県の会社。干し麺一筋、創業明治18年(1885)とのこと。15年前に姉妹品のアゴしょうゆ味を試食している。製品名に「地酒」という名を使うだけあって、麺に日本酒と酒粕が練り込んであるのが特徴。
▲昔の地酒らうめん(アゴしょうゆ、2009年)
今回の味噌味とアゴしょうゆ味の他に塩味がある。面白いのは袋の印刷はすべて共通で、表面にある味の表示はシールを貼付け。裏面の原材料名やJANコードなどはアゴしょうゆ味のものが印刷されており、味噌と塩はその上からシールを貼付けることで対処している。なんとも手工業的な造りであるが、たぶん味噌と塩は出荷量が少ないため、袋の印刷コストを抑える工夫だろう。
No.7539はイオン、トップバリュ ベストプライス 醤油ラーメン。製造は日清食品で税抜価格は単品で68円、五個パックが298円。同じイオンのPB品で前回紹介したオールタイムヌードルの袋しょうゆラーメン(単品45円、五個パック208円)の上級商品という位置付け。
▲トップバリュ 醤油ラーメン(2019年)
製造は同じく日清食品で、単品が税抜40円
実は五年前にもトップバリュの醤油ラーメンを試食紹介しているのだが、今回はベストプライスというサブブランドが付き外観もJANコードも大きく変わっているので再度の試食を行った。まあオールタイムヌードルと比較する意図もあったし。しかし五年前のトップバリュは税抜価格が40円と、現在のオールタイムヌードルよりも安かったんだなあ。