カテゴリー別アーカイブ: 20日本の袋麺

No.7493 創健社 湯麺

No.7493は横浜の創健社、湯麺(タンメン)。とてもシンプルな製品名だね。麺の製造は福島の五十嵐製麺で、ここは即席の喜多方ラーメンで有名なところ。スープの製造は福岡の一番食品で、全国的な協業体制によって出来た製品だといえる。

動物性素材を使わないPlant-Based食品であり、ノンフライの上に最近では珍しい(汁ありのラーメンなのに)湯切りを要する麺を使うなど、スペックを見る限りは理想主義的な製品だと思える。

一方で理想を追い求めすぎた製品は、得てして現実的な美味しさからかけ離れてしまうきらいもあるので、そのへんの駆け引きやさじ加減をどのようにやっているかが見どころだと思う。

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No.7492 ヤクルト本社 麵許皆伝 みそ味 札幌風

No.7492はヤクルト本社、麵許皆伝 みそ味 札幌風。現行バージョンはNo.7432でしょうゆ味、7462でしお味を紹介しており、まだとんこつ味が未試食で残っている。これまでの付番実績からすると、とんこつ味はNo.7522になる可能性が濃厚だな。

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No.7491 ヤチヨ よこすか海軍カレーラーメン

No.7491は神奈川県横須賀市のヤチヨ、よこすか海軍カレーラーメン。製造は静岡県浜松市の住岡食品で、ここはサプリメント等の健康食品とともに即席麺の製造に関しては結構な老舗であり、現在は有名どころでは寿がきや食品や小笠原製麺などの委託生産を行っている。先日台湾に行った際、香港の会社(ASA Pacific Ltd.)が発売する即席麺の製造元が住岡食品と記されていたのを発見して驚いた。

ヤチヨはレトルトカレーの「よこすか海軍カレー」が有名で、本製品はその派生応用製品といった位置付けなのだろう。だが同社サイトをみても今回のカレーラーメンに関する情報は載っておらず、もう終売になってしまったのかも?

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No.7473 創健社 お湯かけ麺 鳥南ばん味そば

No.7473は創健社、お湯かけ麺 鳥南ばん味そば。同社は横浜市にあり、自然食品や健康食品の企画や販売を行い、即席麺はその中の一つ。様々な製品があり、今回の「お湯かけ麺」は丼に麺を入れてお湯を注ぎフタをするチキンラーメン方式を採る。スープは別添で、麺を鍋でゆでる作り方も説明に記してある。姉妹品のシーフードしおラーメンを2016年のNo.5909で紹介した。

▲シーフードしおラーメン(2016年版)

麺をゆでずカップ麺のように作るのが簡単で、自宅の丼を使うことで容器を不要として環境に配慮しました、ということらしい。一見いいとこ取りが出来そうだが、中途半端で悪いとこ取りになってしまう恐れもありそう。

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No.7464 桜井食品 純正ラーメン

No.7464は桜井食品、純正ラーメン。動物性素材不使用で無かん水の醬油味ラーメン。ノンフライではなく揚げ麺だが、認証されたパーム油を使っているとのこと(左下のマークが証)。

同社は岐阜県にあり、有機農産物を使用する健康志向製品を製造・販売する。今回紹介する製品は業界初の無添加即席麺として1972年に発売され、以来もう半世紀以上が経つ結構な長寿製品。私は平成になるまで同社の存在を知らなかったが、即席麺の中ではかなり早期から健康志向を訴求していた製品だったのだろう。

しかしこれ以上ないほどにシンプルなパッケージだね。印刷も赤と黒しか使っていないし。なおこの少年は同社の他製品にも出演している。

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No.7462 ヤクルト本社 麺許皆伝 しお味 函館風

No.7462はヤクルト本社、麺許皆伝 しお味 函館風。大麦若葉エキスを混ぜた薄緑色の麺が特徴の製品(昔はクロレラを混ぜて麺が緑色をしていた)。製造はグループ企業であるヤクルト食品工業(佐賀県)。No.7432で姉妹品のしょうゆ味を紹介している。

本シリーズは丁度一年前の2023年3月にリニューアルを行なっており、麺の質量が5g少なくなった反面、価格が一個当たり25円上がってしまった。まあ他社製品もこの時期に原材料高騰を理由に軒並み値上がりしているので、しょうがないのかなあ。この時にこんにゃく粉を麺に混ぜ込むよう変更されたのと、味ごとに地名を併記するようになる。

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No.7432 ヤクルト麵許皆伝 しょうゆ味 喜多方風

No.7432はヤクルト本社、ヤクルト麵許皆伝 しょうゆ味 喜多方風。祖先となるヤクルトラーメンは1965年の発売。クロレラを混ぜ込んだ緑色の麺が特徴だった一方、クロレラ無しの普通麺を併売していた時期もあった。2012年以降はクロレラではなく大麦若葉エキスの混ぜ込みに変更されたが、相変わらず薄緑色をしている。

▲左上:ヤクルトラーメン(クロレラ入り、1982年)
左下:裏面、作り方説明の挿し絵の麺の色に注目
右上:ヤクルトラーメン(クロレラなし、1982年、十円安い)
右下:ヤクルトラーメン(クロレラ入り、1995年)

麵許皆伝は基本的にヤクルト販売店に頼んで五個パックか箱単位(30個)での購入を強いられ入手の敷居が高いが、稀に小さな店舗に並んでいることもある。私が即席麺収集に目覚めたのは二十歳頃に新潟の鄙びた店でヤクルトラーメンを発見し、即席麺には地域性がある!ということに気付いたのがきっかけなのだ。

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No.7421 アワーズ ハッピーパンダファミリーヌードル しょうゆとんこつ味

No.7421はアワーズ(AWS)、ハッピーパンダファミリーヌードル しょうゆとんこつ味。和歌山県の南紀白浜アドベンチャーワールドで購入した製品のいただき物。ここは四頭のパンダが飼育されており、パッケージもパンダ顔。

製造は静岡の住岡食品。ここは袋麺の生産では老舗の企業だが、今は寿がきや食品や小笠原製粉などの委託生産を主としている。と思ったら先日訪台した際に自社ブランド製品を発見て驚いた。パッケージ左下の四角い囲い(国内産)はキリマルブランドの製品で見慣れたもの。

バーコード数字の冒頭が「20」というのが珍しい。2xは店舗内限定商品に割り当てられた番号で、これを使った即席麺を見るのは初めて。

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No.7412 ホクメンフーズ 天北ラーメン みそ味

No.7412は稚内のホクメンフーズ、天北ラーメン みそ味。天北(てんぽく)は天塩と北見からとった名で、かつて天北線というJR北海道の鉄道があったのだが、1989年に廃線になった。今まで同社の二食入製品を二度紹介しているが、今回の品は初めての一食入り製品。

夏頃から始まった北海道遠征シリーズ(50種類)の紹介は今回を以て終了する。入れ替わる形で台湾遠征シリーズ(63種類)を開始しており、これが初夏まで続く予定。来年前半に一つ海外遠征を入れる計画でおり休む暇がないなあ。日本国内の新製品も随時フォローしたいところだが、YouTube動画の制作を伴う試食記をアップするのは今のペースが私の限界だよ。

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No.7407 マルちゃん 屋台十八番 しお (北海道限定)

No.7407は東洋水産、マルちゃん 屋台十八番 しお。こいつを食べるのは19年ぶりだ。前回のダブルラーメンと同じ北海道限定販売品。この二品の中間的な位置にやはり北海道限定の「塩ラーメン」があるのだが、これは昨年試食しているので今回一連の試食からは割愛する。

▲マルちゃん北海道限定しお味袋揚げ麺軍団
ちなみによく似たデザインの東北・信越・中京・静岡版の
塩ラーメンには水色の★★★が無い

ダブルラーメンは一個当たりの税抜希望小売価格が92円なのに対し、今回の屋台十八番(塩ラーメンも同額)は136円と五割近くも高い。だが開封すると粉末スープの他に液体スープ、調味油が入っており、小袋三包のリッチな仕様(塩ラーメンは粉末スープとすりごま)で、我こそはマルちゃん北海道限定しお味袋揚げ麺軍団の頭である!とアピールしているかのようだ。

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