No.7712 明星食品 チャルメラどんぶり コーンとんこつラーメン

No.7712は明星食品、チャルメラどんぶり コーンとんこつラーメン。九州・沖縄限定品なので対象地域外での入手は難しい。2002年以来23年ぶりの試食。

▲昔のチャルメラコーンとんこつ味(2002年1月)

学生の頃、明星どんぶりくんコーンラーメン(1977年全国発売のノンフライ醤油味)という品に随分とお世話になったものだが、翌1978年にチャルメラコーン「九州タイプ」という名で今回の品の元祖が登場。当時はネットで情報を得ることが出来なかったのでこの二者の区別が付かず、のちに九州でこの品を購入した際に「いつの間に揚げ麺の豚骨味になってる!?」と混乱した記憶があった。

今回の品は九州遠征の際に必ず買うぞ!と心に決めていた一品。九州では普通に売られていた。

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No.7711 農心 (South Korea) 四川白ちゃんぽん

No.7711は韓国の農心(Nongshim)、四川白ちゃんぽん。ハングルでの製品名表記は사천백짬뽕となる。調理例写真には牡蠣や貝など海鮮の具が映り込んでいる。

日本で販売される農心の即席麺で、辛ラーメンやノグリ・ふるる冷麺など売れ筋商品は表記を日本語化した上で農心ジャパンが取扱う。しかし今回の品はその枠に含まれておらず、作り方説明や栄養成分などがハングル表記のままで直輸入されたものである。

本製品の特徴の一つはノンフライ麺であること。韓国の即席麺は日本ほどノンフライ麺が市民権を得ていないようだが、それでも低カロリーで健康的なイメージがあるため、特定層にはアピールしやすいのだろう。

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No.7710 山本製粉 たぬき親父の逸品 豚骨風ピリ辛ラーメン

No.7710は愛知県の山本製粉、たぬき親父の逸品 豚骨ピリ辛ラーメン。パッケージには唐突に日本地図が描かれ(しかも愛知県だけ赤く塗られている)、英文「JAPANESE RAMEN」が踊る。まるで輸出を考慮したようなデザインだね。左脇には狸のキャラクターが配されており、多分これが「たぬき親父」なのだろうがあまり可愛くないうというか、キャッチーではないなあ。決して「逸品」級のラーメンを作ってくれそうには見えないし。

まあこうしたちょっとトホホな部分が、大企業が近代マーケッティング技法を駆使して企画した製品には有り得ない味わい深さを醸し出しており、なんだか憎めないなあと思ってしまうのだ。

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No.7709 ヤマダイ ニュータッチ凄麺 尾道中華そば

No.7709はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 尾道中華そば。六年前のNo.6384でも同じ製品を採り上げた。ウチは余程の大きな変化がない限り、同じ製品の試食記は最低でも十年以上は書かないというポリシーで運営している。しかし、今回は勘違いしてこの製品を買っちゃったということと、先日九州・四国・瀬戸内海の辺りを巡った際に尾道で(店舗の)ラーメンを食べた記憶が今も鮮明に残っているので(単なる喫食ではなく)試食記を残すことにした。

店舗で食べた尾道ラーメンは、やはり背脂の使い方が上手いなあと感じた。決してしつこくないのに、体の隙間に浸み込むような潤いをもたらし、鶏ガラ醤油味を華麗に昇華させていた。

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No.7708 Mamee (Myanmar) Jjang Hot & Sour Flavour Dry Noodle

No.7708はミャンマーのMyanmar Mamee-Double Decker、Jjang Hot & Sour Flavour Dry Noodle。この会社はマレーシアのMamee-Double Deckerの海外支社。ハングルでの製品名は짱 매콤 새콤 비빔면で、湯切りを要する汁なし麺。

ミャンマーというと軍事政権や地震など過酷なイメージが強く、我々もセンチメンタルな色眼鏡を通して情報に接しがちである。だが同国には複数企業が即席麺を作って競う現実があり、そこからは市民の生活が見えてくる。今回の品はパッケージにハングル文字が踊ることから、韓流に乗じた企画なのだろう。即席麺はその地の生活を垣間見る窓のようなものだね。

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No.7707 Bonus (Nepal) Instant Noodles Chicken Flavour

No.7707はネパールのPokhara Noodles、Bonus Instant Noodles Chicken Flavour。ウチで初めて取り扱う会社の製品。新大久保の怪しい輸入食材店で購入したもので、最近はネパールをはじめとする様々な国のマイナー製品が随分と入手しやすくなってきた。

▲上下で記述の向きが異なるのが珍しい

だがこうした製品を置く店では無造作に積まれた製品の半分以上で袋の密閉性が損なわれており、麺も砕けて崩れたものが多い。こうした雑然とした売り方を見るにつけ、これらの品は日本人に向けたものではなく外国人の生活者のためなのだなと思う。日本で生活する外国人が増えたことの証なのかもしれない。なお購入価格は税込50円。

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No.7706 マルちゃん ZUBAAAAN! 博多豚骨ラーメン

No.7706は東洋水産、マルちゃんZUBAAAAN! 博多豚骨ラーメン 3食パック。「二刀流」と称して汁ありのラーメンとフライパンて炒める焼きラーメン(汁なし)の両刀使いで食べることができる。3食パックだと両方試すのに都合が良い。

税抜希望小売価格は3食パックで432円で一個当たり@144円(単品販売も同額)。袋の正麺は5食パックで680円だから@136円。一方袋版の日清ラ王は正麺と同じ@136円、日清これ絶対うまいやつプレミアムは三食パック429円で一個当たり@143円。僅差でZUBAAAAN!が一番高額製品となる。このあたり、企業内および競合間での力学関係が垣間見れるようで面白い。

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No.7705 味丹企業 (Taiwan) 福利麵館 肉燥湯麵

No.7705は台湾の味丹企業、福利麵館 肉燥湯麵。豚肉の煮込みラーメン。No.7685で姉妹品の蔥燒牛肉湯麵を紹介し、この時の試食で同社の美味小舗という安い製品(No.7685の購入価格は15TWD、約70円)と中身は同一品であると結論付けた。なお外装フィルムが福利麵館は遮光タイプ、美味小舗は非遮光という違いがあり、仕向地が違うのだろうと推測する。福利麵館は同社のWebサイトに製品情報が載っていないし。

なので今回の肉燥湯麵も多分中身は美味小舗と同じものだろう。調理例写真も同じものを使い回しているし。但し私は美味小舗の肉燥湯麵は未試食なので断定はできないが。

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No.7704 イオン Bestprice by Topvalu ノンフライ麺 ごま豆乳うどん

No.7704はイオン、Bestprice by Topvalu ノンフライ麺 ごま豆乳うどん。製造は東日本明星。一昔前まではプライベートブランドの即席麺というと醤油・味噌・塩といった定番の味の製品しか無かったのが、最近は各社とも隙間商品というかニッチな需要に応える品揃えを充実させている。これらの製品が永続的に販売されるものなのか、スポット的な期間限定品なのかは知らないけれど、選ぶ楽しみが増えるのは良いことだね。

今回の品も別の製品を買うつもりでイオンへ行った際に見つけたもの。値段は税抜128円で、ついつい手を出してしまいたくなる価格設定だなあ。

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No.7703 Maggi (India) 2-Minute Noodles Masala 4pack+

No.7703はインドのNestlé India、Maggi 2-Minute Noodles Masala 4pack+。印マギーの個装マサラ味は最近2017・2020・2024年に食べているが、今回は四個パック品。一つの包装の中に剥き出しの麺塊が四玉入った世界的に見ても珍しい構成。ダブルラーメン(マルちゃん)ならぬ、クアドラプルラーメンと呼びたくなる。昔から気になっていた品である。

大柄な製品なのに外装フィルムが薄く、店頭にあった品は全て空気の漏れが確認できた。正直言って雑な構成だが、衛生や安全等の観点から今後このような製品が増えることはないと思うので、記念碑的な観点からこの品を採り上げる。

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