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No.7423 臺灣菸酒TTL (Taiwan) 台酒 花雕鷄麵

No.7423は台湾の臺灣菸酒(Taiwan Tobacco and Liquor)、台酒 花雕鷄麵。花雕は紹興酒のことで、レトルトの鶏肉付き。調理酒とリアルな肉が付いた袋麺という、日本には見られない製品。製造は維力食品工業。No.5500でカップ版を紹介している。

今まで統一企業の滿漢大餐など様々な台湾製レトルト具付き即席麺を食べた中で、牛・豚肉はもちろん羊肉にも遭遇してきたが、意外に鶏肉は珍しい。

紹興酒の小袋を丼へ入れる前に少し舐めたら、結構明確なアルコール成分を感じる。食べる時には高温で大部分は揮発してしまうだろうが、お酒は一切ダメという人は入れない方が良い。だが酒抜きでもレトルトの肉付きという特徴は十分に味わえる。

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No.7422 明星食品 Myojo Ippei-chan Yomise-No Yakisoba (輸出仕様)

No.7422は明星食品、Myojo Ippei-chan Yomise-No Yakisoba。日本で製造した輸出仕様で、説明書きや付属の小袋類は英文化されている。台湾で購入した品なので繁体中文の説明書きシールが貼られていた。パッケージデザインは日本で売られる一平ちゃんとほぼ同じもの(少し前のバージョンかな?)で、主なターゲットは在留邦人なのだろうと推測する。

No.7415で台湾向け輸出版日清のどん兵衛を紹介したが、今回の品は輸出先を限定しないワールドワイド対応。栄養成分の表記は米国の流儀に準じている(これがそのまま通用する国も多い)。バーコードの書式もEANではなく北米向けのUPC。

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No.7421 アワーズ ハッピーパンダファミリーヌードル しょうゆとんこつ味

No.7421はアワーズ(AWS)、ハッピーパンダファミリーヌードル しょうゆとんこつ味。和歌山県の南紀白浜アドベンチャーワールドで購入した製品のいただき物。ここは四頭のパンダが飼育されており、パッケージもパンダ顔。

製造は静岡の住岡食品。ここは袋麺の生産では老舗の企業だが、今は寿がきや食品や小笠原製粉などの委託生産を主としている。と思ったら先日訪台した際に自社ブランド製品を発見て驚いた。パッケージ左下の四角い囲い(国内産)はキリマルブランドの製品で見慣れたもの。

バーコード数字の冒頭が「20」というのが珍しい。2xは店舗内限定商品に割り当てられた番号で、これを使った即席麺を見るのは初めて。

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2023 台湾(高雄・台中・台北)探索記

 

▲2023年台湾遠征の成果
(この写真を撮る前に既に三個食べてしまった)

明けましておめでとうございます。2024年の初記事は昨年の秋に行なった台湾即席麺探索記になります。(動画制作時に技術的な障害が発生し、本探索記の公開が大幅に遅れてしまいました)

序章

10月の末から九年ぶりに四泊五日で台湾へ行き、即席麺63種類(袋麺36種、カップ麺27種)を仕入れてきた。昨年12月頭のベトナム遠征以来、約一年ぶりの海外出張である。

台湾へ行くのはこれが五回目だが、最初の二回は仕事絡みで即席麺の購入は(当然ながら)オマケ程度。即席麺を買う目的で行くのは2006年と14年に次く三回目。そして今回は初めて台北以外の地である高雄と台中を訪れ、その移動には台湾高鐵(THSR、台湾版新幹線)を利用した。

▲今回の即席麺探索道中を動画で紹介

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2023年 年末のご挨拶

大晦日といえばi-ramen.netの年末報告。
2023年にi-ramen.net、tontantin即席麺処、YouTube動画で紹介した即席麺はNo.7191から7420までの
230種類
その内訳は
日本製品が115種(50.0%)、海外製品も115種(50.0%)
袋麺が152種(66.1%)、カップ麺が105種(33.9%)
さらに、
日本の袋麺は69種(30.0%)、日本のカップ麺は46種(20.0%)
海外の袋麺は83種(36.1%)、海外のカップ麺は32種(13.9%)
である。なお袋麺には箱入り麺(4種、全て日本製)も含む。

去年一昨年は180種で同数だったのが、今年は大きく伸びた。コロナによる外出自粛が緩和してきたのに伴い、ウチも昨年末にベトナム(61種を購入)、初夏に北海道(50種)、晩秋に台湾(63種)へと足を伸ばして即席麺を沢山買い込んできたのが効いている。国内に居ては入手が難しい海外のカップ麺が大幅に増えた(去年は6種→32種)のが喜ばしい。
(台湾遠征レポートは次回のBlog更新、1/2頃にアップする予定)

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No.7420 (Taiwan) 味丹企業 双響泡 沙茶鍋燒湯麵

No.7420は台湾の味丹企業、双響泡 沙茶鍋燒湯麵。双響泡という名が示唆するように、麺が二個入った大盛りカップ(台湾では即席麺のことを泡麵と呼ぶ)。麺の質量は表示されていないが、実測すると二個合計で約90g、丁度スーパーカップと同じだね。沙茶(しゃーちゃ)とは魚介ベースで香辛料の効いた調味料。

▲味毎にキャラクターが異なる

カップにはアニメ調の女性が。双響泡は五種類の味があり、それぞれに違うキャラクターが割り振られている。現地の製品プロモーションビデオは若者向けに振ったもので、学生を主な購買層として想定しているのだろう。こうした製品をバンバン出しているので、今回の訪台では味丹企業が突出して勢いがあるように感じられた。

▲双響泡のプロモーションビデオ
これ以外にもたくさん種類がある

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No.7419 維力食品工業 (Taiwan) 大乾麵 地獄辣椒風味

No.7419は台湾の維力食品工業、大乾麵 地獄辣椒風味。前回の味王、乾麺達人と同様に丼お湯入れ方式で麺を湯戻しした後に湯切りしてソースと絡める汁なし麺。乾麺達人と違うのは、湯切りのお湯で粉末スープを溶いて飲み物とすることで、マルちゃん焼そば弁当方式だね。で、これは同社の看板商品「維力炸醬麵」のやり方そのものである。伝統的で安定感のある維力炸醬麵に対し大乾麵は先鋭的で主流から外れた存在としてキャラクターを分けているんだな。

で、今回の品は「地獄辣椒」である。てやんでえべらぼうめこちとらペヤングのW獄激辛やきそばを完食してる野郎でぇ、矢でも鉄砲でももって来やがれ!と勇んで試食を行なった。

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No.7418 味王 (Taiwan) 乾麵達人 十三香麻辣拌麵

No.7418は台湾の味王、乾麵達人 十三香麻辣拌麵。チキンラーメンと同様に丼に麺とお湯をいれてフタをして、三分後にお湯を捨てて麺にソースを絡める汁なし麺。日本にはない形態だが、よく考えたらカップ焼そばのカップを家庭の丼に代えただけだな。

私が初めて台湾へ行った頃(1989年)、味王(Ve Wong)は台湾即席麺界四天王の一角を占める企業であると認識していたが、その後は行く度に存在感が低下してきているように見えた。同社のサイトを観ても若者向けの新製品が少なく活気に欠ける。一方で海外進出は積極的で意外な国で「A-One」ブランドの同社製品を見掛けることがある。他社とは力の入れどころが違うみたいだ。

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No.7417 味丹企業 (Taiwan) 味味A 排骨鷄湯麵 超値碗

No.7417は台湾の味丹企業、味味A 排骨鷄湯麵 超値碗。豚のスペアリブ風味と鷄ダシのブレンドといったところ。味味Aの排骨鷄湯麵は袋麺のロングセラー製品で、カップ版も存在し、今回の「超値碗」はそのカップ版のお値打ち品(廉価版)である。

▲袋版の排骨鷄湯麵(2015年)

製品の固有情報はフタに集約して、カップ側面の印刷は汎用品。内容量が普通版の90gに対して75gと少なめ。かやくも少ないかもしれない(未確認)。価格は普通版が25TWD程度に対して今回の超値碗は19TWDで購入した(約116円に対して88円)。台湾のカップ麺としては最安クラスの製品である。まあ位置付けとしてはペヤングに対するペヨングのようなものかな?

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No.7416 マルちゃん焼そば

No.7416は東洋水産、マルちゃん焼そば。この上なくシンプルな製品名だが、今回の品は同名の黄色い袋麺(静岡限定販売)ではなく、この8月に発売されたカップ焼そばである。そしてこれは同社定番の三食入りチルド焼そばの味をカップで再現しようとしたものだ。

実は私、マルちゃんのチルド焼そばが結構な好物であり、168円程度で安売りしている現場に遭遇するとつい買ってしまうほど。なのであの味がカップで手軽に作れるならば結構魅力的に映る。

だが今回の品は所詮乾麺、それも揚げ麺だ。生麺を冷蔵保存するチルド麺に敵うとは思えず、乾麺の限界を露呈させられる試食になるかもしれない。無謀な同士討ちの戦にはならないのか?

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