カテゴリー別アーカイブ: 602Taiwan

No.7695 味丹企業 (Taiwan) 味味一品 天香川味牛肉麵

No.7695は台湾の味丹企業、味味一品 天香川味牛肉麵。レトルトの牛肉が付く高級袋麺。英文でSichuan Beef Noodleと書かれるように、中国語の川味は四川(Sichuan)風を意味し、川味という語を使う即席麺は他社にも存在する。だが本製品の天香川味は、天から流れる香しい川の如く複雑で麗しい味という意味と四川風を絡めた味丹企業による造語らしい。

レトルトの牛肉付きということで今回の(日本での)購入価格は480円と高いが、一昨年台湾へ行った際はこの味味一品シリーズ(や競合する満漢大餐・一度賛)の袋麺は45TWD(当時のレートで210円)程度であり、格別に高いものではない。

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No.7685 味丹企業 (Taiwan) 福利麵館 蔥燒牛肉湯麵

No.7685は台湾の味丹企業、福利麵館 蔥燒牛肉湯麵。初めて聞く名前なので(日本で)購入。帰宅後に試食の記録を見返してもこの製品名は無い上に、同社のサイトにも情報が載っていない。だが不思議なことに、何となく既視感があるんだよなあ・・・

▲台湾の味丹企業、美味小舗。蔥燒牛肉湯麵
(2023年に台湾で購入)
麺と具の調理例写真はたぶん同じもの
丼とパースペクティブ処理は後からの合成加工だろう

んで昨年No.7444で紹介した同社の美味小舗、蔥燒牛肉湯麵と見比べたところ、袋の調理例写真が同一であることに気が付いた!栄養成分の数値も完全一致しており、中のスープと調味油の小袋も同じに見える。

▲今回の品は外装袋のフィルムががアルミ蒸着の遮光タイプ
美味小舗は透明フィルムへの印刷

ということで、今回の福利麵館は同社の美味小舗と同一品であるという仮説を立てた。今回の品は外装フィルムが遮光タイプであることが異なるが、これは輸出対応だからか?

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No.7676 南興食品 (Taiwan) 新竹 肉燥風味調合米粉

No.7676は台灣の南興食品、新竹肉燥風味調合米粉。米粉を使ったビーフンと豚挽肉味のスープによる汁あり麺。この製品は過去2005年と2015年に食べており、丁度十年間隔だね。次に食べるのは2035年かな?

▲2005年版。調理例写真は現在と同じものだね。

▲2015年版。製品名が少し賑やかになる。

但し製品名は少し変化があり、2005年に「米粉」を名乗っていたものが2015年は「調合米粉」になっている。これは2014年に台湾の法律で含米量100%の麺しか米粉表示が出来なくなったからで今回の品には隅に含米量50%と記されている。作り易さと食感を良くするためにコーンスターチを混ぜているようだ。あと肉燥に「風味」が付いたのも、原材料に豚肉を使っていないことに対する修正だと推測する。

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No.7596 曾拌麵 (Taiwan) 香葱椒麻

No.7596は台湾の食味鮮、曾拌麵 香葱椒麻。英文表記はFresh Delicacy、Tseng Mixed Noodles Scallion Sichuan Pepper。ウチで初めて採り上げる会社の製品。

かん水を使わない白い麺を自然乾燥させたノンフライで、茹でて湯切りをした後にソースと和えるもの。この様式は同じ台湾のKIKI食品雑貨阿舎食堂などの製品が最近日本で出回ってきて、新たな潮流だと感じている。一方で台湾の大型スーパーへ行くとこの種の製品が十種類以上もズラリと乱立しており、日本に居るだけでは全体像の把握が無理だと判断、当面は積極的な収集対象から外している。今回の品はいただき物。

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No.7528 味丹企業 (Taiwan) 真麺堂 刀削麺 香辣醤油味

No.7528は台湾の味丹企業、真麺堂 刀削麺 香辣醤油味。このシリーズをウチで紹介するのは今回が三度目で、その全てが日本で購入したもの。台湾でこの製品を見掛けたことは一度も無く、味丹の台湾向けサイトにも製品情報は載ってない。

だが味丹の英文サイトには「真麺堂 Jhen Mian Tang」として載っており、どうやら輸出用の製品らしい。道理で英文サイトの製品名が「麵」ではなく「麺」表記だし、裏面の説明文は中国語より英語が優先して書かれている訳だ。(なお袋右側の大きな赤丸は日本語表記だが、これはシールを貼ったもの)。過去食べた経験では十分に台湾らしい製品であり、台湾国内で売らない理由が分からない。

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No.7488 維力食品工業 (Taiwan) 媽媽麵 蒜香排骨風味

No.7488は台湾の維力食品工業、媽媽麵 蒜香排骨風味。お母さんの麺という意味の製品名でにんにくポーク味。味は違うが媽媽麵を食べるのは24年ぶり。タイのNo.1ブランドMAMAも一部中華圏では漢字で媽媽を名乗っているが、商標の衝突はないのかな?

▲昔の媽媽麵(2000年)

維力の袋麺は今回の品を含め、作り方の説明で丼お湯入れ方式と鍋でゆでる方式の両方が書かれているものが多く、最近の試食では台湾で主流と思われる丼お湯入れ方式で作ってきたが、今回は敢えて鍋でゆでて作ってみた。食べ終わってから気付いたが、作り方説明では麺と一緒にスープと調味油を入れて煮込むよう指示があったのに、ゆで上がってから入れてしまったよ。しまった!

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No.7480 維力食品工業 (Taiwan) 手打麵 和風豚骨風味

No.7480は台湾の維力食品工業、手打麵 和風豚骨風味。手打麵シリーズは袋版とカップ版があり、ウチでは過去それぞれ二回の試食記を書いている。和風豚骨風味を扱うのは今回が初めて。

過去に食べた経験では、手打麵は台湾の即席麺としては珍しい幅広の麺である(まあこれが唯一の「手打」らしい部分であるのだが)。そして維力の袋麺らしく丼お湯入れ方式と鍋でゆでる方式の双方をサポートしている(=作り方の説明がある)。

昨年末から台湾の即席麺をたくさん紹介してきたが、維力の袋麺に関しては台湾らしさが顕著に出る丼お湯入れ方式で作って試食してきたが、今回の品については過去の経験から鍋でゆでて作ることにした。

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No.7470 維力食品工業 (Taiwan) 素飄香 蔘湯麵

No.7470は台湾の維力食品工業、素飄香 蔘湯麵。高麗人参味の袋麺。粉末スープの原材料名を見ると一応高麗人参の粉末が入っていることになっており、何かきっと体に良いことがありそうな印象を持つが、購入価格は15TWD(約70円)と安価な製品なので過度な期待は禁物。台湾式ベジタリアン向け食品で一番厳格な「全素」扱いで、動物性素材やネギ・乳製品等を使っていない。

台湾では今回の品以外にも他社でいくつかの高麗人参味即席麺が存在する。また今までに何度も當歸(当帰)を使った製品を紹介していて、即席麺に薬膳としての機能を持たせることが(日本より)一般的なのだろう。価格も普通の製品と比べて高くない。

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No.7463 維力食品工業 (Taiwan) 真爽 黑胡椒牛肉風味麵

No.7463は台湾の維力食品工業、真爽 黑胡椒牛肉風味麵。真爽は安価でメリハリの効いた味の製品群で、カップ版も存在する。今回の品は漢字を見れば日本人でもどのような味なのかがすぐに想像できるだろう。姉妹品の 精燉豬肉風味麵をNo.7438で紹介している。

今回の品を含め台湾の袋麺では二つの作り方をサポートするのが一般的。一つは「沖泡」で丼に麺や調味料を入れてお湯を注いで蓋をするもの。もう一つは「快煮」で鍋で麺をゆでるチキンラーメン式。日本では質感の優位性でほぼ「快煮」式に収束したのに対し、台湾では「沖泡」も現役であり、作り方説明が「快煮」だけの製品は極めて少ない。火を使わないのが喜ばれるのかな。

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No.7459 維力食品工業 (Taiwan) 一度贊 番茄牛肉麵

No.7459は台湾の維力食品工業、一度贊 番茄牛肉麵。一度贊はレトルトの肉塊入り高級袋麺シリーズ。番茄はトマトのことで、牛肉のトマト煮込み麺。購入価格は45TWD(約210円)で袋麺としては高いが、レトルトの具が付いていると思えば妥当だろう。

統一の滿漢大餐、味丹の味味一品、臺灣菸酒TTLといった他社のレトルト付き袋麺も同じような高価格だが、全てが作る際に鍋でゆでる方式に加えて丼お湯入れ方式もサポートしている。余所者の素人考えだが、丼お湯入れ方式を外して鍋でゆでて作るのみに絞れば麺質をもっと良く出来るだろうと思うのだ。だがそれをしないのは、台湾では丼お湯入れ方式が深く根付いているからだろう。

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