No.7400 味丹企業 (Taiwan) 美味小舖 海鮮湯麵

No.7400は台湾の味丹企業、美味小舖 海鮮湯麵。製品名はおいしい(料理を出す)小さな店舗、って意味だね。言語は違っても文字を見るだけで大体の意味が分かるんだから漢字って素晴らしい!九年前に台湾へ行った時はこのブランドを見た覚えが無いので比較的最近出たものかな?(商標登録は2009年になっていた)

単品売りで一個16TWD(購入時のレート換算で約74円)の台湾で一番安い部類に入る製品。もっとも、台湾の袋麺は安い製品とレトルト具の付いた高い製品とで二極化しており、中間的な製品が少ないのだ。安い部類の製品はもちろん揚げ麺で、丼お湯入れのチキンラーメン方式で湯戻しするものが大多数。

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No.7399 きちみ製麺 スープで食べる 白石中華温麺

No.7399はきちみ製麺、スープで食べる 白石中華温麺。同社は宮城県の会社で、即席麺マニアには「カレーめん」の製造者といえば判りやすい。

温麺(うーめん)は宮城県の特産で、大雑把に言えば油を使わないそうめんであり、胃に優しく消化が良いらしい。一般的なそうめんが製造時に油を使うのは、麺同士の付着と乾燥を防ぐためであり、これに対して温麺はデンプン粉をまぶして対処する。このため脆くて崩れやすいので長さが短めになっている。

今回の品が珍しいと思ったのはスープが中華風、ラーメン風であること。パッケージの調理例写真を見る限りはラーメンそのものだね。カレーめんもそうだけど、結構挑戦的な企画が多い会社だね。

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No.7398 Unox (Nederland) Good Noodles Groente

No.7398はオランダのUnilever Nederland、Unox Good Noodles Groente。Groenteは野菜の意味で、EU認定ヴィーガンマーク付き。汁ありと汁なしを選択できる。この製品は18年ぶりの試食。

オランダを表す語はNederlandの他にNetherlandやHollandがあり、Hollandは2020年に同国で使用廃止令が出されたらしい。二ホンとニッポンぐらいの違いなのかな?と思いつつ何が妥当なのか曖昧なままでいる。ウチが現在Nederlandを使うのは、単純にUnoxブランドを持つUnilever Nederlandに倣ったからである。

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No.7397 サッポロ一番 札幌ラーメン どさん子監修 味噌ラーメン

No.7397はサンヨー食品、サッポロ一番 札幌ラーメンどさん子監修味噌ラーメン。学生の頃どさん子には時々食べに行ったり、知人がバイトをしていたりで何かと接点があったものだが、ここ三十年以上全く行っていない。当初はどさん「娘」と区別が付いていなかったよ。

サッポロ一番ブランドの味噌ラーメンでパッケージの地色が橙色とくれば、当然定番のみそラーメンをちょいと弄っただけの派生商品だろうと思ったのだが、改めて製品名を見るとみそではなく味噌の漢字表記でありラーメンの書体も違う。ということは定番のサッポロ一番シリーズとは一線を画した企画なのだな。よく見たら「ご当地熱愛麺」というサブブランドも付いているし。

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No.7396 マルちゃん ミニまる そうめん

No.7396は東洋水産、マルちゃん ミニまる そうめん。この製品の試食はこれが初めて。

袋やカップのスープ付即席そうめん(にゅうめん・温麺等も含む)は大抵がノンフライ麺である。だが、ミニまるそうめんは競合である日清どん兵衛温つゆおそうめんミニ(試食済)と並んで珍しい揚げ麺であり、いつか食べたいと思っていた。(調べたらエースコックのまる旨柚子香るそうめんも揚げ麺だった)

製造場所固有記号の印字がKH56という見慣れないものだったが、印刷で北海道工場製である旨が記載されていた。この製品は複数工場で製造されているようで、それぞれで日即食協の番号が違うため、印刷済カップも工場毎に別手配しているのだろう。

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No.7395 日清食品 (Hong Kong) 屯京拉麺 魚豚湯味

No.7395は香港の日清食品、屯京(とんちん)拉麺 魚豚湯味。製造はタイの日清食品で台湾専売品。とんたんちんではない。

詳しく説明すると、日本の実在ラーメン店「屯ちん」が台湾で屯京拉麺という名で出店して好評を博し、この味をカップ麺で商品化することを香港の日清食品が企画し、生産をタイの日清食品に委託、これを台湾の正暉(Falken)が輸入販売するもの。

日清は台湾に直轄の拠点を持っておらず、今まで訪台時に海外生産を含む日清製品を(日本人向け食材店を除き)見ることは稀だったが、今回の訪台では日本・香港・タイ製の日清ブランド製品を一般のスーパー等でもよく見掛けた。近い将来日清が直接進出する予兆かも?

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No.7394 味丹企業 (Taiwan) 味味麵 精燉肉燥味 超值椀

No.7394は台湾の味丹企業、味味麵 精燉肉燥味 超值椀。同社のサイトで味味麵は袋麺しか情報が載っていないのだが、実際に台湾へ行ってみるとカップ版も売られていた。更にカップ版には通常版の他に今回紹介する「超值椀」、言ってしまえば廉価版も存在している。価格は19 TWD、換算で約88円。台湾のカップ麺としては最も安い部類である。

普通版のデータはきちんと記録していないが確か30TWD超え、大きさにも差があり、たぶん具の内容も違う。対して今回の超值椀(廉価版)はカップの印刷が他製品と共用する汎用品で、作り方と会社の情報しか書かれていない。製品固有のデータはフタに細かな字で書かれている。

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No.7393 阿財雞絲麵 (Taiwan) 生麵外帶

No.7393は台湾の阿財雞絲麵、生麵外帶。高雄にある有名実在店における持ち帰り用の麺(15TWD≒70円)。スープは付属しておらず自前調達する必要があるが、大量の揚げニンニクが付いてきた。

▲阿財雞絲麵の店舗(台湾の高雄)
1951年創業

台湾では戦後間もなく(一説によれば戦前)から麺を油で揚げて長期保存性を持たせ、お湯で戻して食べる「雞絲麵」なる食べ物が存在し、ウチではこの形態を採る力山食品の「黒雞牌雞絲麵」を何度か紹介してきた。

▲力山食品の黒雞牌雞絲麵(2015年)

この度台湾へ行き、雞絲麵の有名店である高雄の阿財雞絲麵を訪れ、店舗で食べるとともに持ち帰り用の麺を購入してきた。製造方法からして日清チキンラーメンのルーツとも目されるこの麺を今回の試食記で採り上げる。スープは店舗の味を思い出しながら、粉末の鶏ガラと鰹だしを基に適当に作ってみた。

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No.7392 明星中華三昧 四川飯店 担々麵

No.7392は明星食品、明星中華三昧 四川飯店監修 担々麵。13年ぶりの試食であり、しばらく中華三昧の状況把握を怠っていたため今はパッケージが紫色になっているなんて知らなかったよ。

開封すると麺と液体スープが出てきた。あれ?袋の中華三昧っていかなる時にも小袋が二包入っているものだと思っていたのに、今回の品は一つだけ。私が過去食べた担々麺では液体スープ+粉末スープまたは液体スープ+タレ(芝麻醤)、袋の中華三昧全体に範囲を広げても、小袋一包だけというのは今回が初めてだよ。忍び寄るコストダウンの黒い影甘い罠が見えるようだ・・・まあ結果が良ければ小袋は少ない方が作るのが楽でいいんだけど。

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No.7391 お茶のふじ 十勝帯広らーめん 帆立醤油味

No.7391はお茶のふじ、十勝帯広らーめん 帆立醤油味。帯広の会社で社名通りお茶っ葉や茶道具、乾物やお菓子を扱うところ。なのでラーメンは同じ帯広の十勝ナチュラルフーズという会社に製造委託している。姉妹品にはしじみ醤油・海老味噌・鮭味噌・かに塩・あさり塩味があり、六種類のワイドバリエーションを展開する。

食べる前にデータをチェックしていたら、一食当たりの食塩相当量が20.9gという数値に視線がロックオンされた。ええ~っ?これ多すぎない?普通の即席麺なら5~7g、多くて10g程度だよ。厚労省が出す一日当たりの摂取目安は成人男性で7.5g、スープを全部飲み干したらヤバいじゃん!あるいは印刷の誤植か?

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