No.6580 維力食品工業 (Taiwan) 維力肉燥麵

No.6580は台湾の維力食品工業、維力肉燥麵。英文表記はWeilih Food Industrial、Instant Noodles with Onion Flavour。維力の台湾国内向けWebサイトには情報が載っておらず、輸出専用製品のようだ。

姉妹品でやはり輸出専用製品らしい香辣牛肉麵を先日No.6573で紹介している。この香辣牛肉麵を試食するのはウチでは三回目になるのだが、No.6573は以前よりも覇気が無くなったと感じた。その理由は丼お湯入れ方式とどちらで作っても良いことになっているのだが、麺を鍋で茹でて作ったことにあると分析している。たぶん同じ麺を使っているの今回の品はその点を意識してみたい。

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No.6579 Sanyo Foods (USA) Sapporo Ichiban Shio Ramen

No.6579は米国のSanyo Foods of America、Sapporo Ichiban Shio Ramen。ご存じサッポロ一番塩らーめんの米国生産版。いくつかの語句が英語化されただけで、基本的なパッケージデザインは同一である。調理例写真も全く同じものを使っているよ。

▲日本版は「塩らーめん」文字に影が付いている

米国市場においてSanyo Foods of Americaは先行するMaruchan、Nissin Foods、Nongshim(農心)の三強にはかなり差をつけられている感じで、今回のサッポロ一番米国版塩らーめんもそうそうどこにでも売られている製品ではない。買うならばアジア系・日系のショップを捜しまわる必要がある。

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2019年 年末のご挨拶

まいど恒例の年末報告です。
2019年にi-ramen.netで紹介した即席麺はNo.6371から6578までの

208種類。

208種類の内訳を分析すると、2019年 (18年, 17年, 16年, 15年)
・総数 208 (235, 210, 250, 217)

・・日本製品 82 (134, 154, 165, 69)
・・海外製品 126 (101, 56, 85, 148)
・・袋麺 95 (125, 84, 96, 120)(アルミ鍋ラーメンを含む)
・・カップ麺 113 (110, 126, 154, 97)

・・・日本の袋麺 40 (53, 48, 56, 30)
・・・日本のカップ麺 42 (81,106, 109, 39)
・・・海外の袋麺 55 (72, 36, 40, 90)
・・・海外のカップ麺 71 (29, 20, 45, 58)

海外製品の比率が半数を超え、その中でも入手の困難さから収集の重点目標としていた海外のカップ麺が急伸したのが嬉しい。

今年はおおよそ三ヶ月半を費やし、即席麺探索のための海外遠征を行なった。この間は即席麺の試食を全く行わなかったため、例年よりも紹介した件数は減ってしまったよ。(遠征中もペースを落としながらこのブログの更新を行っていたが、これは事前に書き貯めておいたものを順次公開していたもの)

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No.6578 PAMA (Thailand) Instant Kua Teow Tom Yum

No.6578はタイのPresident Rice Products、PAMA Instant Kua Teow Tom Yum。マレーシア向けの製品で、Kua Teow(クイティオ)は幅広の米粉麺。

米粉麺専業のPresident Rice Productsは基本的に親会社であるThai Presidnet Food社と同じ”MAMA”ブランドを使って製品展開をしているのだが、仕向地によってはMAMAの他にもPAPAやMamy、そして今回のPAMAという複数のブランドを使い分けている。う~ん、少しふざけているような名前にも感じられてしまうのだが、一応親の愛情を感じさせる味、という意味なのかな。

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No.6577 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐 麻辣鍋牛肉麵

No.6577は台湾の統一企業、滿漢大餐 麻辣鍋牛肉麵。英語表記はUni-President、Imperial Big Meal Super Hot Pot Beef Flavorとなり、レトルトの肉塊が付属する高級即席麺である。香港で購入したもので、買った時点での日本円換算価格は約257円だ。

▲初めて食べた滿漢大餐(1998年)

滿漢大餐は発売以来20年以上が経った製品で、高級即席麺として大きな成功を収めている。競合会社からは維力の一度贊や味丹の味味一品など類似製品も出現し、レトルトの肉塊付き高級即席麺は台湾独自のジャンルとして確立・認知されているのだ。日本でも偶にこの形態の製品が出ることはあるが、いつでもどこでも購入できる定番製品としては無い。

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No.6576 Maggi (Italy) Noodles Curcuma e Zenzero

No.6576はイタリアのNestlé、Maggi Noodles Curcuma e Zenzero。Curcumaはウコン(ターメリック)、Zenzeroは生姜のこと。即席麺の製品名としては随分変わった材料を前面に押し出している製品だなあ。

パッケージの基調色を見る限りはカレー味とは違いそうだし(全世界的にカレー味=黄色という認識が共有されている)。そもそも、食品のパッケージで紫と緑という色の組み合わせはあまり見かけないし、あまり美味しそうな予感が漂ってこないのだ。う~ん、何か一癖ありそうな製品である。

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No.6575 Insta Cup (Italy) Fusilli Pesto

No.6575はイタリアのLiodry Foods、Insta Cup Fusilli Pesto。Fusilliはらせん状のパスタで、Pestoはバジルソースのこと。正真正銘のイタリア製カップ麺であり、No.6559で姉妹品のFettuccine Carbonaraを紹介している。

今回の品はイタリアではなく、その近隣マルタで入手したもの。騎士団が有名なところだね。本来ならば居住者が通うようなスーパーで即席麺探しをしたかったのだが、腹を壊して体調最悪だったため土産物店を一~二軒回ったところで探索を断念。心残りがある反面、初のイタリア製カップ麺を入手できたのだから十分な成果があったともいえるのだ。

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No.6574 Indomie (Egypt) Jumbo Chicken Flavour

No.6574はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Jumbo Chicken Flavour。Indomieはインドネシア以外でも多くの国でライセンス生産を行っており、これはそのエジプト版。既にNo.6557でカップ版のビーフ味を紹介しており、今回は初の袋麺となる。

Indomieのアラビア語表記(右から左へ読む表音文字)は六つの文字からなる「إندومي」で、これをGoogle翻訳様に読ませるとほぼ「インドゥミー」と聴くことができた。もし私に海外即席麺の収集趣味など無かったら、アラビア語について調べる機会など一生生じなかっただろう。人生は面白い。

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No.6573 維力食品工業 (Taiwan) 香辣牛肉麵(輸出仕様)

No.6573は台湾の維力食品工業、香辣牛肉麵。オーストラリアで購入した輸出仕様で、説明書きは英語と中国語の併記。英文名はWeilih Food Industrial、Instant Noodles with Spicy Beef Flavourとなる。

▲維力炸醤麵

パッケージには二つの丼(片方にはフタがついている)の絵が描かれている。これは同社の看板製品である維力炸醤麵のデザインを踏襲するものであり、兄弟製品であることが伺える。しかし、同社のサイトを見ても今回の香辣牛肉麵の情報は載っていないし画像で検索すると全て英文の説明が併記されている。どうやらこれは輸出専用製品で、台湾国内では正規に出回っていないようだ。

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No.6572 Ottogi (South Korea) Cold Bean Noodles

No.6572は韓国のオットギ、ネン・コングクス。英文名はCold Bean Noodles、ハングルだと냉 콩국수라면となる。冷たい豆の麺ということで、麺を茹でたのちに湯切りをして水で冷やし、冷たいスープの中に入れて食べるもの。スープの量が多いので冷し中華とは違う。

パッケージに枝豆の絵が描かれているので、麺に枝豆の粉末が混ぜてあるものかと勝手に解釈した。そして調理例写真のスープは白く濁っており、これは牛骨ダシだと勝手に解釈した。まだこの時点ではコングクスとは何であるかを知らなかったのだが、食べる前に調べておけば良かったなあ。予想と全然違うものが出来てしまってビックリしたよ。

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世界の即席麺探索と紹介動画