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No.7404 福建金之穂食品 (China) 榕鼎麥 花生酱拌面

No.7404は中国の福建金之穂食品、榕鼎麥 花生酱拌面。ピーナッツ(花生)ソースの汁なし麺。同社の姉妹品ネギ油汁なし麺をNo.7372で紹介している。

社名の福建金之穂食品やブランド名の榕鼎麥を検索してもあまり目ぼしい成果がなく、数多くある中国の製麺会社の中の泡沫的存在なのかな?と思ってしまう。「金之穂」なんて日本的な言い回しに思えるが、中国語では全然違う意味があるのかもしれない。まあここで出会ったのも何らかの縁なのだから、有名ブランドの話題の商品と同じテーブルに載せ、対等に試食評価しよう。

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No.7372 福建金之穂食品 (China) 榕鼎麥 葱油拌面

No.7372は中国の福建金之穂食品、榕鼎麥 葱油拌面。英語表記ではFujian Jinzhiho Foods、Rongdingmai Scallion Oil Noodles。ウチで初めて紹介する会社。ゆでた後に湯切りをしてソースを絡める、拌面と呼ばれる汁なし麺。日本の海外食材店で購入したものだが、日本語説明のシール貼付等は無く、頑張って中国語を解読するしかない。

うんと素っ気ないパッケージのグラフィックから想像した通り、零細企業らしく会社のサイトは探しても見つからなかった。だがブランド名の「榕鼎麥」で検索すると、「淘宝(Taobao)」など中国のネット通販業者がたくさん引っ掛かってくる。

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No.7303 商丘市同福食品 (China) 掌记 咸蛋黄拌面

No.7303は中国の商丘市同福食品、掌记 咸蛋黄拌面。塩漬け卵黄味の汁なし麺。右下に「越南风味」とあるからベトナム風だね。商丘市は北京の南、上海の北西でどちらからもほぼ等距離にある。中国における即席麺のメジャーブランドというには至らず、地方の雑多な企業という印象。製品群を見ても中国国内外の有名製品と似たテイスト(外見上)のものが多い。

同社製品を採り上げるのは今回が三度目で、過去二製品は丼お湯入れで湯戻しするタイプだったのに対し、この品は鍋でゆでて作るもの。作る直前まで従来作った品と同じだと思っていたが、すんでのところで気付いて事なきを得た。作り方の説明書きも、実際の麺も酷似しているので分り難い。

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No.7293 商丘市同福食品 (China) 掌记 蟹黄拌面

No.7293は中国の商丘市同福食品、掌记 蟹黄拌面。かに卵の汁なし混ぜ麺。あくまでかにの卵(Roe)であり、かに玉(かにの身が入った玉とじ、天津丼の具)を主題とする即席麺ではない。

とは言っても、かにみそなら食材として判るのだが、私はかに卵を料理の素材として使う例が全然思い浮かばない。かにの甲羅を開いて食べる際に橙色の卵に遭遇することはあるけど、ただそのまま食べるだけで、塩味がついてはいても特に香ばしかったりうま味が強い訳ではないしなあ。No.7283で紹介したザリガニ風味の汁なし混ぜ麺もそうだけど、この会社は日本人の感覚から少し外れた味の即席麺を出すところだなあ。まあそれが楽しいけど。

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No.7289 白象食品 (China) 汤好喝 招牌猪骨汤面

No.7289は中国の白象食品、汤(湯)好喝 招牌猪骨汤面。猪は豚のことで豚骨ラーメン。高級感があるパッケージ。

白象食品は中国の即席麺製造企業で三番手あたりに位置するが、中国の市場規模自体が世界の中で図抜けて大きいので、その生産量も膨大である。一方で同じ中国の上位二傑、康師傅や今麦郎の製品は昔から日本へ入っていたが、この白象は名前は知っていても入手できずにずっと悶々としていた。結局私は2016年のシンガポール遠征で初めて同社の製品を購入。さらに先日国内で売られているところに遭遇し買ったのが今回の品で二回目の白象体験。知らなかったことが少しずつ明らかになっていくのはとてもワクワクするね!

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No.7283 商丘市同福食品 (China) 掌记 小龙虾拌面

No.7283は中国の商丘市同福食品、掌记 小龙虾拌面。小龙虾は日本の漢字表記では小龍蝦、ザリガニの意味になる。拌面は汁なし麺、湯切りで作る焼かない焼そばのようなもの。商丘市は河南省にある都市。

この会社の製品は初めて紹介するもので、情報が極端に少ない。どうも流通の経路によって複数のブランドを使い分けているようで、メインは同碗福。あと食客丰(豊)というブランドが比較的よく検索に出てくるが、今回の「掌记」は全然引っ掛からない。

まあ、私はこのような得体の知れない製品に接することに至上の喜びを感じるので今回の品も大歓迎。超難解の謎解きをするような気分で臨むこととする。

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No.7068 今麦郎食品 (China) МАСТЕР КАН Kimchi & Chilli Лапша с Говядино

 

No.7068は中国の今麦郎食品、МАСТЕР КАН Kimchi & Chilli Лапша с Говядино。いろんな言語が混在しているが、中央アジア向け輸出仕様らしく、カン先生ブランドの辛口牛肉キムチ味、という意味だろう。No.7063で同ブランドの姉妹品を紹介している。

▲姉妹品(No.7063)とは社名表記が違う

No.7063では社名表記がJinmailang Nissinだったのに対し今回の品はJinmailang Food、日清が消えている。元々今麦郎と日清食品は2004年に合弁会社を作ったが2015年に解消しており、No.7063で日清の名が残っていたのが謎だった。もしかして印刷の版を訂正するのを怠っているのかも?(日本企業ではあり得ない話だが)

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No.7013 康師傅 (China) 西红柿炖牛腩面

No.7013は中国の西安頂益食品、康師傅 西红柿炖牛腩面。牛肉とトマトのラーメン。康師傅は世界最大の即席麺ブランドだが、その実態は康師傅控股Holdings、Cayman Islands登記)の下に十数社の○○頂益食品が存在し、地域毎に製造販売を運営する。代表的な製品である紅焼牛肉麺などは各社共通で扱っているが、地域性のあるものを独自に企画する場合もある。

今回紹介する品は(たぶん)西安地方のみが扱う製品で、最大手である天津頂益食品には存在しない。中国の西安で作られたものがキルギス在住のトロリーろばくん(さん)を介して私の元にやってきた訳で、大雑把にみて移動距離は10,000kmぐらいかな。

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No.6784 杭州绿家食品 (China) Ever Roka Instant Noodles Spicy Chili Flavour

No.6784は中国の杭州绿家食品(Hangzhou Green Home Food)、Ever Roka Instant Noodles Spicy Chili Flavour。五種類の味をひとまとめにした五個パック販売品で、今回が最後の一個である。

今まで欧州や中南米等の即席麺を食べる中で「あ、これはきっと杭州绿家食品が作ったOEM製品だな」と思われる品に何度も遭遇してきた。知名度は低いし、生産の絶対量も上位陣には及ばないだろうが、世界に満遍なくばら撒かれているという点では結構な影響力があると思われる。なのでこの会社を知ることは、世界の即席麺産業の今を知ることでもあると云える。って大袈裟か。

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No.6774 杭州绿家食品 (China) Ever Roka IVegetable Flavour

No.6774は中国の杭州绿家食品、Ever Roka Instant Noodles Vegetable Flavour。中国製といってもパッケージには細かな字で六か国語が併記されており(中国語とか漢字は一切出てこない)、欧州や中東・アフリカへの輸出を前提とした製品のようだ。

現在はHangzhou Green Home Food(英文の会社名)やEver Rokaと言われても知名度はあまり高くないように思われるが、低価格を武器としてジワジワと世界に進出・浸透してゆき、気が付いたら即席麺の普及が遅れた欧州やアフリカの人々の胃袋が中国企業にワシ掴みにされて支配されてしまうのでは、なんて想像をしてしまうよ。

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