No.7479 Naked (U.K.) Singapore Style Curry Egg Noodles

No.7479は英国のSymington’s、Naked Singapore Style Curry Egg Noodles。卵麺のシンガポール流カレー味でベジタリアン向け。ウチで初めて紹介する食品会社の製品で、二百年近い歴史があるらしいが、即席麺を扱いだしたのはここ十数年前のことで、新興勢力といえるだろう。数多くの即席麺を擁するが、アジア系の味だけに限定している様子。

Nakedというブランド名ゆえ、カップの脇(上の写真で右上)にNew Noodsと書いてあるのをNudesと勘違いしてしまい、何故食品のパッケージにこんな語を使うのかと暫く悩んでしまったよ。私の心が汚れている表れかもしれない。(Noods=Noodles)

続きを読む No.7479 Naked (U.K.) Singapore Style Curry Egg Noodles

No.7478 Mi Sedaap (Indonesia) Mi Goreng Ayam Krispi

No.7478はインドネシアのKarunia Alam Segar、Wingsfood Mi Sedaap Mi Goreng Ayam Krispi。カリカリふりかけ付き汁なし麺で十年ぶりの試食。Sedaapに関しては複数企業が複雑に関わり、社名はWings Corp.の方が正確かもしれない。

▲昔のMiSedaap Mi Goreng Ayam Krispi
(2014年、インドネシア国内版)
今回の品は輸出版。そのためか「Mi」 Sedaap

Sedaap(Sedapは印尼語で美味しいの意味)は2003年に登場し、現在同国で巨人Indomieに次ぐ即席麺ブランド。2014年に行って売り場を見た印象では、新鮮な若さでindomieに迫る勢いがあると感じた。最近は日本の輸入食材店や安売り店でもたまに見掛けるようになり、時代は変わっているな~と思う。

続きを読む No.7478 Mi Sedaap (Indonesia) Mi Goreng Ayam Krispi

No.7477 味丹企業 (Taiwan) 味味一品 麻辣臭豆腐麺 (碗裝)

No.7477は台湾の味丹企業、味味一品 麻辣臭豆腐麺 (碗裝)。味味一品はレトルトの具が付いた高級即席麺で、カップ版と袋版で同じ味を揃えている。

▲2023年の台湾遠征で食べた臭豆腐(揚げ)

臭豆腐といえば腐敗臭を放つ癖の強い食材で、食べられない人も多いだろう。私は大好物とまでは言わないが、台湾へ行く度に夜店で食べて、少し良さが判ってきたかな?程度の初心者。

▲昔食べた臭豆腐味即席麺
台湾の統一企業、阿Q 臭臭鍋 泡菜鍋(2011年)
泡菜はキムチのこと

臭豆腐味の即席麺を食べるのは今回が二度目で、前回食べたものは安価な製品なので具に豆腐は付いておらず、スープに微かな発酵臭がある程度で大したインパクトは無かった。しかし今回の品はレトルトの臭豆腐がついており、本場の臭いを漏らさず真空パックし、リアリティの高い香りを堪能できるはず!

続きを読む No.7477 味丹企業 (Taiwan) 味味一品 麻辣臭豆腐麺 (碗裝)

No.7476 マルちゃん 麺づくり 醤油とんこつ

No.7476は東洋水産、マルちゃん 麺づくり 醤油とんこつ。先日ウチの試食データベースを見返していたところ、麺づくりの醤油とんこつが未試食であることに気がついた。その直後に行ったスーパーでたまたま安売りしていたので迷わず購入する。

でもな~、そう遠くない昔に食べた記憶があるんだよな~。まあいいやと試食を敢行。その後念のため「くり」で再検索したところ、なんと2016年のNo.5717での試食記録が引っ掛かった。データベースへの投入ミスだったのか!ウチは一度試食記を書いたら余程の大変更がない限り十年間は試食記を書かないことにしているのだが、今回は動画も作っちゃったし、例外扱いとする。

続きを読む No.7476 マルちゃん 麺づくり 醤油とんこつ

No.7475 維力食品工業 (Taiwan) 大乾麵 蔥燒牛肉風味(桶麵)

No.7475は台湾の維力食品工業、大乾麵 蔥燒牛肉風味。桶麵はカップ版のことで袋版もある。湯切りを行う汁なし麺で、同じ径のカップが二つ重なっており(内側は印刷なし)、外側のカップ(麺が入っていない方)に付属の粉末スープを入れておき、湯切りしたお湯をここに注いて飲用のスープにするもの。この方式は同社の看板商品である維力炸醬麵のカップと同じだが、今回の品の方が量が多いため一回り大きいカップを用いる。

台湾における汁なし麺は、日本での焼そばほどメジャーではないように見える。トップシェアたる統一企業があまり乗り気ではないのがその主因かもしれない。(一応現在巷口乾麵・巷口拌麵という汁なし麺がある)

続きを読む No.7475 維力食品工業 (Taiwan) 大乾麵 蔥燒牛肉風味(桶麵)

No.7474 金車 (Taiwan) 漢寶 海鮮湯麵

▲「寶」は日本の漢字で「宝」

No.7474は台湾の金車、漢寶 海鮮湯麵。同社はコーヒーや酒、お茶等の飲料が主体で、昔から即席麺のシェアは微々たるもの。この業務領域にはあまり力を注いでいないように見えた。そして2014年に訪台した際は同社の製品を見付けることが出来ず、遂に即席麺業界からは手を引いてしまったか?と勝手に思っていた。

▲昔の「漢寶」のフタ(2001年)
金車だからGold Car、ではなくKing Car

しかし!昨年の訪台ではスーパーの片隅にこの漢寶シリーズ(全三種類)が置かれている現場に遭遇。まだ生きていたのか~!と感動の再会を果たし、一つ購入してきたのが今回の品。金車の即席麺を食べるのは18年ぶりだな。なお二十年ぐらい前には袋麺も存在していたが、今はカップ麺のみになっている様子。

続きを読む No.7474 金車 (Taiwan) 漢寶 海鮮湯麵

No.7473 創健社 お湯かけ麺 鳥南ばん味そば

No.7473は創健社、お湯かけ麺 鳥南ばん味そば。同社は横浜市にあり、自然食品や健康食品の企画や販売を行い、即席麺はその中の一つ。様々な製品があり、今回の「お湯かけ麺」は丼に麺を入れてお湯を注ぎフタをするチキンラーメン方式を採る。スープは別添で、麺を鍋でゆでる作り方も説明に記してある。姉妹品のシーフードしおラーメンを2016年のNo.5909で紹介した。

▲シーフードしおラーメン(2016年版)

麺をゆでずカップ麺のように作るのが簡単で、自宅の丼を使うことで容器を不要として環境に配慮しました、ということらしい。一見いいとこ取りが出来そうだが、中途半端で悪いとこ取りになってしまう恐れもありそう。

続きを読む No.7473 創健社 お湯かけ麺 鳥南ばん味そば

No.7472 Indomie (Indonesia) Takoyaki Ramen たこ焼きラーメン

No.7472はインドネシアのIndofood、Indomie Premium Collection Fried Noodles Takoyaki、たこ焼き和風ラーメン。ラーメンと言っても実際は麺を湯切してソースを絡める汁なし麺。

▲日清食品 タコヤキラーメン(1985年)
ダンプ松本のTVCFも話題になったが、
正直言ってあまり良いものだとは思わなかった
同時発売の姉妹品にトキタマラーメンがある

たこ焼きラーメンで思い出すのは日清食品が1985年7月に発売した「タコヤキラーメン」。汁ありのカップ麺で、小さくてしなびたタコヤキが三つ入っていた。

Indomieの和風ラーメンシリーズは2023年3月の発売であり、当初袋の上部に書かれた縦書き日本語の解説文がいわゆる「ヘンな日本語」で話題となった。だが今回入手した品ではまともな文章に改訂されていて、少々ガッカリ。

続きを読む No.7472 Indomie (Indonesia) Takoyaki Ramen たこ焼きラーメン

No.7471 Apollo (Mauritius) dan Bol Roasted Beef Flavour

No.7471はモーリシャスのT&T International Foods、Apollo dan Bol Roasted Beef Flavour。モーリシャスはアフリカ大陸の東にあるマダガスカル島のさらに東にある、面積2,000km²強で人口120万人程度の小さな島国。だが同社はここに即席麺の生産工場を持ち、1980年から生産を行なっている。決して中国等に生産を委託する実質代理店や商社ではない。今回紹介するカップ麺のApollo dan Bolは2016年の発売。

▲会社は右端の赤いピンの位置にある
西はマダガスカル島、その西はアフリカ大陸

▲T&T International Foods
今回の品はこの工場で作られた
69 La Tour Koenig Street,
Industrial Estate,
Pointe aux Sables,
Mauritius

▲工場から海まで直線距離で200m
南の島、行ってみたいな

パッケージは英仏語併記で、今回の品はフランスで販売していたもののいただき物。こんな製品に触れていると海外へ行きたい病が発症してしまうよ。

続きを読む No.7471 Apollo (Mauritius) dan Bol Roasted Beef Flavour

No.7470 維力食品工業 (Taiwan) 素飄香 蔘湯麵

No.7470は台湾の維力食品工業、素飄香 蔘湯麵。高麗人参味の袋麺。粉末スープの原材料名を見ると一応高麗人参の粉末が入っていることになっており、何かきっと体に良いことがありそうな印象を持つが、購入価格は15TWD(約70円)と安価な製品なので過度な期待は禁物。台湾式ベジタリアン向け食品で一番厳格な「全素」扱いで、動物性素材やネギ・乳製品等を使っていない。

台湾では今回の品以外にも他社でいくつかの高麗人参味即席麺が存在する。また今までに何度も當歸(当帰)を使った製品を紹介していて、即席麺に薬膳としての機能を持たせることが(日本より)一般的なのだろう。価格も普通の製品と比べて高くない。

続きを読む No.7470 維力食品工業 (Taiwan) 素飄香 蔘湯麵