No.6035 マルタイ 縦型マルタイラーメン

No.6035はマルタイ、縦型マルタイラーメン。製品パッケージには「縦型」という文字が書かれていないのだが、袋のマルタイラーメンと識別するためか正式名称には「縦型」が付く。

袋のマルタイラーメンは1959年11月に登場した真っ直ぐな棒状ノンフライ麺。当時の富士製粉製麺(→泰明堂→マルタイ泰明堂→マルタイ)を一躍ブレイクさせた立役者であり、日清のチキンラーメンに匹敵する即席麺界のレジェンドともいえる製品である。

対して今回の製品は2016年11月の登場でカップ入り油揚げ麺、全然別モノじゃないか。それなのに伝統ある「マルタイラーメン」の製品名を再利用するのはブランドの切り売りなんじゃないの? 続きを読む No.6035 マルタイ 縦型マルタイラーメン

No.6034 オンガネジャパン アジア麺紀行 麻辣ラーメン

No.6034はオンガネジャパンが販売する、アジア麺紀行 麻辣ラーメン。製造はヒガシマル。姉妹品にパクチーラーメンもある。

オンガネジャパンは面白い会社で、一部の製品についてはWebサイトの製品情報で営業企画書(提案書)のpdfファイルを見ることが出来る。製品によってその詳しさはピンキリだけど、今回の製品については「『花椒』のgoogle検索回数の推移」とか競合の状況とか、本来あまり表に出ることが無いであろう生々しいマーケティングの資料を晒している。製造者ヒガシマルの工場の写真まで出ているし(意外にガラ~ンとしているのね) 続きを読む No.6034 オンガネジャパン アジア麺紀行 麻辣ラーメン

No.6033 WaiWai (India) 1-2-3 Noodles Chicken Flavoured

No.6033はインドのCG Foods、WaiWai 1-2-3 Noodles Chicken Flavoured。この会社やブランドについては姉妹品No.5968、Veg Masala Flavourの試食記を参照してね。

右上に正方形の赤い日の丸みたいなマークがあるのはインドやネパール、スリランカ等における非ベジタリアン向け食品の識別記号。上記のNo.5968 Veg Masala Flavourはこのマークが緑色で、ベジタリアンは専らこちらを選んで食べる。主に宗教上の理由からであり、ムスリムのHALALもそうだが教義によって食べるものが制約されるのは辛いだろうな・・・って、当の本人たちは生まれた時からの常識だから苦でもなんでもないのかな。 続きを読む No.6033 WaiWai (India) 1-2-3 Noodles Chicken Flavoured

No.6032 明星食品 チャルメラカップ リカちゃんヌードル ポトフ味

No.6032は明星食品、チャルメラカップ リカちゃんヌードル ポトフ味。なななななんだこれは!?リカちゃんがチャルメラおじさんのジャンパーを引き継いで弟子入りしているという無茶苦茶な設定。キティちゃんと同様、来る仕事は拒まないタレントの鑑だなあ。

リカちゃんは1967年7月生まれ、来月で50歳。きっと真近で顔を見れば相応のシワやらシミが刻まれて、内面では更年期障害やら旦那の浮気・引きこもりの息子・無断外泊続きの娘等で悩みが尽きないに違いない。なのに重たい大八車のラーメン屋台を引き、炭火を絶やさないように注意して、チャルメラを吹きながら寒空の下を彷徨う姿は涙を誘う。冷え切ったリカちゃんの心を癒してくれるのは一匹の黒猫だけなんだろうなあ。 続きを読む No.6032 明星食品 チャルメラカップ リカちゃんヌードル ポトフ味

No.6031 エースコック いてまえワンタンメン 牛だしコク塩味 BIG

No.6031はエースコック、いてまえワンタンメン 牛だしコク塩味 BIG。伝統のブランドとプロ野球球団とのコラボ製品。それだけではあまり購入意欲が湧かなかったのだが、謳い文句に「ぶっとい麺!」「牛だしコク塩味」とあり、今までのエースコックワンタンメンの路線とはかなり異なるものだと期待して買い物カゴへ投入!

エースコックの豚さんが猛牛軍団(今でもそう呼ぶのかな?)バファローズのユニフォームを着ているというのがなんだか可笑しい。どちらも本拠地は大阪だしね。 続きを読む No.6031 エースコック いてまえワンタンメン 牛だしコク塩味 BIG

No.6030 東洋水産 くらしモア マルちゃんヌードルしょうゆ

No.6030は東洋水産、くらしモア マルちゃんヌードルしょうゆ。くらしモアは日本流通産業のプライベートブランドで、日本流通産業は中堅規模のスーパーやドラッグストア等の集合体。生活圏によっては全く接触の機会が無い人も多いだろう。

くらしモアブランドの即席麺は日清食品と東洋水産に生産委託をしているようで、どちらも安心の大企業だから生産者名も目立つように表示してある。しかしマア、何とも色気の無いパッケージだねえ。ナショナルブランド品を侵食しないように敢えて地味にしているんだろうけど、かえってこういうワケありのデザインにマニア魂は惹かれてしまうのだ。 続きを読む No.6030 東洋水産 くらしモア マルちゃんヌードルしょうゆ

No.6029 Paldo (South Korea) Instant Rappogi

No.6029は韓国のパルド、即席ラッポギ。ハングルで書くと팔도、즉석 라볶이となる。名前からしてラーメン+トッポギ(朝鮮風棒状餅トックをコチュジャン等で味付けしたもの)のハイブリッド食品らしい。とはいえ本製品にトックは付いていないので必要に応じて各自で用意することになる。

作り方の説明にはトックを入れない簡易版(=ただのラーメン)とトックを入れる普通版の二通りが書かれており、うちにはトックの手持ちなんて無いので簡易版を選択。トックを入れないラッポギなんて肉の無いすき焼きのようなものという気もするが、まあいいか。 続きを読む No.6029 Paldo (South Korea) Instant Rappogi

No.6028 明星食品 沖縄そば(袋、沖縄県限定販売)

No.6028は明星食品、沖縄そば(袋)。沖縄県のみで販売される製品で、登場は1988年11月発売なのでもうすぐ30周年。カップ版は少し遅れて1989年9月の発売。まあ現在では沖縄へ行く以外にも入手する手段はいろいろある。

出た当初は沖縄明星食品という別組織による販売であったのだが、20世紀末頃親会社に吸収・統合される。もっとも明星は沖縄に生産拠点は無いはずだから当初から生産は本土で行われていたのだろう。沖縄明星食品の頃からJANコードの国籍・企業部分は明星と一緒(4 902881)だったし。 続きを読む No.6028 明星食品 沖縄そば(袋、沖縄県限定販売)

No.6027 Nissin Foods (USA) Cup Noodles with Shrimp

No.6027は米国のNissin Foods USA、Cup Noodles with Shrimp。米国日清のCup Noodlesは現在全部で八種類のバリエーションあるが、その中で今回の品のみネーミングの流儀が違い、他の七製品が「●●Flavor」なのに対してこれは「with Shrimp」、味ではなく添え物の内容を表している。

日清に限らず米国製カップ麺は大抵の場合具が日向臭い乾燥野菜だけとかショボいので、エビが入っているというのはそれだけで結構大きな訴求点になるのだろう。

念のため米国のMaruchan(Instant Lunch)を調べてみたら、ここもShrimpはFlavor表記をしていなかった。どっちが先かは知らんがこれが米国製カップ麺の流儀なんだな。

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No.6026 日清食品 カップヌードルリッチ あわび風味オイスター煮込み

No.6026は日清食品、カップヌードルリッチ あわび風味オイスター煮込み。No.5808でフカヒレ味を試食した際にこのリッチシリーズの続編が出るならどんな味かを勝手に妄想したが、その中にアワビも含んでいたので、いちおう予想が当たったといえる。

アワビ味の即席麺というのは香港・マレーシアあたりではわりと一般的。でも食べてみてアワビの味だうんめ~!と思えた製品は殆ど無く、安直に化学調味料と香料ででっち上げたものばかり。唯一凄いと思ったのはマレーシアのNo.5790 A1 Abalone Noodle 鮑魚麺というもので、これはレトルトの小さなアワビが付いていた。 続きを読む No.6026 日清食品 カップヌードルリッチ あわび風味オイスター煮込み