カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6714 Lipton (USA) Soup Secrets Chicken Noodle

No.6714は米国のUnilever、Lipton Soup Secrets Chicken Noodle。袋麺でもカップ麺でもなく、箱麺とでも言える形態の製品。鍋と器が必要なことから分類上は袋麺として扱うこととする。スープが付いた麺というよりは、スープの具として麺が入っているようなものであり、スーパーでも即席麺ではなく缶詰などを含むスープの売り場に置かれていた。日本で生まれた即席麺の影響をあまり受けていないというか、全く無縁の製品のように思われる。

リプトンはスコットランドが発祥であり日本では紅茶の会社という認識だが、世界的には幅広い事業展開を行っており、アフリカでは一般的な即席麺(揚げ麺)も販売している。

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No.6713 Maruchan Ramen (USA) Shrimp Flavor

No.6713は米国のMaruchan Inc.、Maruchan Ramen Shrimp Flavor。米国の即席袋麺を代表する品と言っても過言ではないMaruchan Ramenの中でも、Chickenと並ぶ看板商品であるShrimp味。これは過去ウチで何度も採り上げている品であるが、前回の試食(No.4454)からはほぼ十年経っているので、定番製品の定例チェックという意味で食べてみた。

▲10年前のShrimp味パッケージ

ちなみにパッケージの調理例写真は三~四年ぐらい前からフォークが添えられるようになると同時にエビが器の外へ追い出されており、何か理由があるのかな?と勘ぐってみたりして。

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No.6710 KOKA (Singapore) Signature Stir-Fry Original Flavour

No.6710はシンガポールのTat Hui Foods、KOKA Signature Stir-Fry Original Flavour。漢字表記では达辉食品、可口牌 原味乾撈麵となる。輸出も考慮されたパッケージで説明書きは英・仏・中・アラビアの四か国語併記(シンガポール国内向けと輸出仕様を区別していない)。豚肉由来成分等を用いないHALAL認証品。麺をゆでた後に湯切りを行いソースと絡める、ミーゴレン式の汁なし麺。

KOKA Signatureシリーズはグルタミン酸ナトリウムや人工色素、防腐剤を使わない比較的近代的な造り。この他に古風なOriginalシリーズやもっと健康志向のシリーズもある。

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No.6709 Snax (Papua New Guinea) Chicken Flavour

No.6709はパプアニューギニア(PNG)のLAE Biscuit、Snax Chicken Flavour。パッケージに堂々と「PNG MADE」とあり同国での生産品。あまり即席麺が一般的ではなさそうな国なのに、大手Nestlé(Maggi)以外にも即席麺の生産工場があるというのが興味深い。

▲作り方説明では粉末スープの存在が示唆される

初めにネタバラすると、今回の品はあるはずの粉末スープが添付されていなかった。このためスープの味が判らず総合評価★も採点していない。本来このような場合は試食記を書かないのだが、この会社の製品はこの一品しか購入しておらず、ウチの重要施策である「珍しい製品を記録する」という観点から敢えて載せることとした。

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No.6706 Prima Taste (Singapore) Singapore Prawn Soup La Mian

No.6706はシンガポールのPrima Food、Prima Taste Singapore Prawn Soup La Mian。漢字表記は百胜厨、新加波蝦湯拉麵。Prima Tasteは2011年にLaksa La Mianを発売してマレー半島域発の高級即席麺という新ジャンルを創出し、その後麺やスープのバリエーションを増やして現在9種類の即席麺を擁している。日本でも代表作が中華街やKALDI等で300円前後で売られている時がある。

私がこのシリーズを食べるのは今回で7種類目になるのだが、その都度深い感銘を受けることが多く(★4.5を付けたものもある)、どうしても期待が高まってしまうよ。

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No.6705 今麦郎面品 (China) 香锅 地道辣面

No.6705は中国の今麦郎面品、香锅 地道辣面。英文名称はJinmailang Noodles、Incense Pot Authentic Spicy Noodles。「锅」は鍋のこと。中国語で地道はトンネルのことでもあるが、この場合は本格的という意味らしい。今回の品はオーストラリアで購入したもので英文の説明書きシールが貼られていたが、そこには「Jinmailang Emperor Spicy Artificial Beef Flavour Hot Pot Noodles」と書かれていた。微妙に意味が違うような。パッケージを見る限り、色使いなどから辛ラーメンの亜流のように感じられた。

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No.6699 Maggi (Papua New Guinea) 2 Minute Noodles MOA kakaruk Teist

No.6699はパプアニューギニア(PNG)のNestlé、Maggi 2 Minute Noodles MOA kakaruk Teist。Kakarukは鶏肉のこと。右上の黒地に「PNG MADE」が同国産の証。No.6518で姉妹品のビーフ味を紹介している。

▲PNGでの収穫。奥が手作り感溢れる四個パック

購入価格は単品で1.0 PGK(パプアニューギニアキア)、買った時点での日本円換算は約27円。この国では四個パックという販売形態も多いのだが、どうも販売店がテープで束ねただけのようで、価格も単純に四倍になっているだけなので全然割安感が無い。PNGの一人当たりGNIや名目GDPは日本の1/10以下なので、一個が日本の300円ぐらいの価値があるのかな。

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No.6698 Ajinomoto (Peru) Aji-no-men Sabor Gallina Criolla

No.6698はペルーの味の素、Aji-no-men Sabor Gallina Criolla。クレオールチキン味。これは米国南部ニューオリンズにおけるスパイシーな鶏料理のこと。

日本では味の素と即席麺は無関係のように思われるが、世界的には有力な即席麺メーカーの一つである。例えばタイでは現地のWan Thai Foods社と組んでYumYumブランドを展開し、ポーランドでも大きな生産拠点を持ちイタリアStar社のSaikebon・スペインGallina Blanca社のYatekomoブランドに関与する。ブラジルでは日清食品とタッグ組んで事業展開。そしてペルーでは2002年から即席麺の製造を開始する。

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No.6696 Saikebon (Italy) Noodles Pollo

No.6696はイタリアのStar、Saikebon  Noodles Pollo。欧州で最近流行りはじめてきた、スープが極端に少ない袋麺でチキン味。

最近この場で何度も書いていることだが、即席麺分野においてはイタリアStar社のSaikebonとスペインGallina Blanca社のYatekomoは兄弟関係(Star社が弟)にあり、双方の親がポーランドの味の素でOyakataブランドを展開している。それぞれは古くからある総合食品メーカであり即席麺以外では独自にビジネスを展開している。ポーランド味の素の即席麺事業はまだ20年程度であるが、欧州でMaggi、Nissinに次ぐ程度の存在感は持っている。

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