カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6737 日清食品 (Germany) 出前一丁 東京醤油麺

No.6737はドイツの日清食品 (Nissin Foods Gmbh)、出前一丁 東京醤油麺。またの名をDemae Ramen Tokyo Soy Sauceという。ドイツの日清食品は販社であり、実際の製造はハンガリー。

出前一丁は現在日本ではあまりパッとしない存在なのだが、香港版はそれだけで会社が出来るほどのワイドバリエーションを擁しているのを当Blogで紹介してきた。そして今回のドイツ版も香港に次ぐ規模を誇り、袋麺で11種類の味を揃えている。製品名に地名を含むのは今回の東京醤油麺のみ。二年ほど前には韓式泡菜麺(キムチ味、No.6271)があったのに、いつの間にか消えちゃったな。

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No.6735 ABC President (Indonesia) Super Noodles Chicken Flavour Fried Noodle

▲右下にSedappp

No.6735はインドネシアのABC President、Super Noodles Chicken Flavour Fried Noodle。パプアニューギニア向け製品。右下にはMie Gorengと書いてあるのでインドネシア名物のミーゴレンである。

▲SedaapとSedaaap

その下に「SEDAPPP..」と書いてあるのはたぶんインドネシアで競合するブランド「Sedaap」(Wingsfood社)に当てつけたキャッチフレーズだろう。王者Indofood社も一部製品に「Sedaaap」との表示を入れており、ヘンなところで各社が競い合っていて面白い。ちなみにインドネシア語の「Sedap」は美味しいの意味である。

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No.6734 杭州绿家食品 (China) Ever Roka Beef Flavour

No.6734は中国の杭州绿家食品、Ever Roka Instant Noodles Beef Flavour。英語の社名はHangzhou Green Home Food。一般的には全然知名度の無い企業名だが、世界中の様々なブランドの即席麺を委託生産しまくっている、即席麺業界の影の巨人ともいえる存在である。今回の品は自社ブランド「Roka」で、モロッコで購入したもの。

▲み~んなスープの小袋が同じデザイン

ウチのBlogを隅々まで読み尽くしている人は記憶の片隅に残っているかもしれないが、粉末スープの小袋がベージュの地色に肉や野菜のピクトグラムが並んでいる例のアレである。これを使う製品が北米・中米・南太平洋・欧州・アフリカなど世界中に浸透しているのだ。

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No.6733 Maruchan (USA) Sopa Maruchan Sabor a Camaron

No.6733は米国のMaruchan Inc.、Sopa Maruchan Sabor a Camaron。最近Maruchan Ramenをよく採り上げるのだが、今回の品は外観デザインが違うメキシコ等の中米向け輸出仕様。表記はスペイン語であり「Sopa」はスープのこと。エビ風味である。

▲北米仕様(上)と今回の中米仕様(下)

丁度No.6713で北米向けMaruchan RamenのShrimp Flavorを試食しているので、これとパッケージ違いで中身は同じものなのか?それとも味が違うのかを確かめたい。なお今回の品に表示される黒い八角形の毒々しいマーク二個はそれぞれ「塩分が多い」「飽和脂肪が多い」ことへの警告である。

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No.6730 Rollton (Russia) Chicken Flavour

No.6730はロシアのMareven Food、Rollton Instant Noodles Chicken Flavour。社名とブランド名のロシア語表記はМаревен Фуд、Роллтонとなる。今回の品はバルト三国向け輸出仕様であり、作り方の説明はラトビア・リトアニア・エストニア、そしてドイツの四か国語併記。

Mareven Food(マルベンフード)社はロシア最大手の即席麺製造会社であり、商圏は東欧・北欧までを含む。2008に日清食品と資本業務提携を行い、日清グループの傘下となった。とはいえ、今回の品を見ても製品の造りは欧州風であり、日清食品や日本の即席麺っぽい要素は全く見られず、日清と提携する前の品を継続生産しているように見える。

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No.6726 Trident (Australia) 2 Minute Hot & Spicy Flavour Noodles

No.6726はオーストラリアのTrident Foods、2 Minute Hot & Spicy Flavour Noodles。ウチでは初めて紹介する会社で、製造はタイ。タイのどこの会社がつくっているのかな~?としげしげ観察してみたのだが、特定の会社の痕跡を見出すことは出来なかった。付属の小袋類もみな「Trident」マークが印刷されているし。

そもそもタイの袋麺って丼お湯入れ調理(チキンラーメン方式)が主なのにこれをサポートしていない・ゆで二分または電子レンジ二分という作り方は結構珍しい等から、タイ国内向け製品のパッケージ違い流用品ではなく、Tridentの要求仕様に基づいて作られたものだと推測する。

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No.6725 Supermi (Indonesia) Kakaruk Chicken Flavour (PNG向け)

No.6725はインドネシアのIndofood、Supermi Kakaruk Chicken Flavour。パプアニューギニア(PNG)向けで、インドネシア国内には出回っていないもの。KakarukはPNGで鶏のこと。

Indofood社の即席麺といえばIndomieが有名だが、今回のSupermiはIndomieよりも前の1968年からあった伝統のブランド。それぞれ別会社の製品だったものが企業の合併を通じて一本化、海外市場を含めた拡販に成功したIndomieの方がはるかにメジャーになる。明確な差ではないが、現在SupermiはIndomieの廉価版のような位置付けをされているように見える。

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No.6722 Ajinomoto (Peru) Aji-no-men Sabor Pollo con Verduras

No.6722はペルーの味の素(Ajinomoto del Perú)、Aji-no-men Sabor Pollo con Verduras。チキンと野菜味。No.6698で姉妹品のGallina Criolla味を試食している。

この時の品と今回とでは左上にある味の素ロゴが違うが、今回のAjロゴの方が新しいもの。丁度新旧製品の切り替え時期なのだろう。

ちなみにスペイン語のPolloとGallinaは、英訳するとそれぞれChickenとHen(めんどり)になるのだが、Aji-no-menでは料理の材料としてこの二つを区別しているのだろうか?だとしたら意外と言ったら失礼だが、繊細な味造りをしているんだなあ。

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No.6718 Maruchan (USA) Ramen 25% Less Sodium Chicken Flavor

No.6718は米国のMaruchan Inc.、Maruchan Ramen Noodle Soup 25% Less Sodium Chicken Flavor。25%の減塩を売りとする健康志向の即席麺。

Maruchan Ramenの減塩シリーズは2012年頃に登場し、当初は35%の減塩であった。しかし塩分を抜き過ぎて評判が良くなかったのか?2年程前に現行の25%へ変更した。これと共に当初存在した25% Less Sodium Chili Flavorは廃盤になった。一方、競合Nissin Top Ramenは2017年のリニューアルでシリーズ全体を減塩化。米国の袋麺が進む方向性が見えるようだ。

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No.6717 Yatekomo (Spain) Yakisoba Pollo

No.6717はスペインのGallina Blanca、Yatekomo Yakisoba Pollo。Gallina BlancaのYatekomoとイタリアStar社のSaikebonは兄弟のようなもの(実際はYatekomoが兄)だとこのBlogで繰り返し言ってきたが、今までそれぞれの試食はなるべく味が重複しないように配慮してきた。しかし今回の品はチキン味焼そば、SaikebonでもNo.6702で同じ味を採り上げている(スペイン語もイタリア語も鶏肉のことをPolloと表記する)。

▲No.6702イタリアStar社SaikebonのYakisoba Pollo

しばらく続いたこの二社の試食は、今回が手持ちの在庫の最後となり、〆としてそれぞれが同じものであることの確認としたい。

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