カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.7611 Indomie (Indonesia) Mi Instan Rasa Ayam Bawang

No.7611はインドネシアのIndofood、Indomie Mi Instan Rasa Ayam Bawang。汁ありのチキン玉ねぎ味ラーメン。日本の即席麺に例えるならば、サッポロ一番塩らーめん的な定番製品である。

さて、Indofood社はこのIndomieの他にも複数の即席麺ブランドを擁しており、次回Sarimi・次々回Supermiと合わせてブランド別のRasa Ayam Bawang対決を行なうこととする。そもそもこの三ブランドはそれぞれ違う会社が作っていたのだが、長い時間を経る中で徐々に統合してゆき、現在Indofood社の下に集結しているもの。即席麺に歴史あり、だね。

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No.7607 Mi ABC (Indonesia) Selera Pedas Nampol Mi Instan Goreng Rasa Sapi Pedas

No.7607はインドネシアのABC President、Mi ABC Selera Pedas Nampol Mi Instan Goreng Rasa Sapi Pedas。インドネシア風焼そばの辛い牛肉風味。パッケージの色合いや調理例写真も毒々しくて辛そうだ。同社は台湾の統一企業(Uni-President)系の会社。

Nampolの意味が判らず、検索するとナミビアの警察(Namibian Police Force)ばかりが出てきてしまうが、さすがにこれは関係ないだろう。さらに調べていくとインドネシア語で「張る」という訳を発見した。辛さ(Pedas)の緊張、という意味だと考えればしっくりきそうだな。

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No.7605 農心 (South Korea) ノグリラーメン マイルド

No.7605は韓国の農心、ノグリラーメン マイルド。英語表記はNeoguri Mild、韓国語では순한너구리、簡体中文では乌龙面。なおノグリは狸のこと。「ラーメン」表記があるのは日本の農心だけなんだね。というのはこの製品、麺がうどんのような白い丸断面でふっくらしたものなのだ。そしてこれがノグリ(狸)をイメージさせることでこの名になったそう。なおマイルドがあるということは、マイルドではない辛いバージョンもあるということである(発売は今回のマイルドが1982年、辛い方は1983年)。

▲순한너구리/マイルドノグリ(韓国国内版、2011年)

ノグリラーメンマイルドを食べるのは13年ぶり。昔食べたものはパッケージが日本語化されていない韓国国内版った。

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No.7604 Lucky Me! (Philippines) Pancit Canton Chilimansi

No.7604はフィリピンのMonde Nissin、Lucky Me! Pancit Canton Chilimansi。パンシットカントンはフィリピン風焼そばのことで、チリマンシーはフィリピンの柑橘類カラマンシー風味で唐辛子増強ということ。カラマンシーに醤油を足すとトヨマンシーと呼ばれる。同社は社名にNissinが付くが日本の日清食品とは無関係で日清製菓(2002年に精算)がルーツ。日清食品が関係するフィリピンの即席麺製造会社はUniversal Robina社。ああややこしい。

▲九年前(2015年)の同製品
今回の品とは仕向け地が異なる

今回の品は九年ぶりの試食。本来ウチは大きな変更がない限り約十年間は同じ製品の試食記を書かないが、頂き物だし誤差範囲ということにする。

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No.7603 A-One (Vietnam) Phở Ăn Liền Hương vị Gà

No.7603はベトナムのSaigon Ve Wong、A-One Phở Ăn Liền Hương vị Gà。チキン味のフォー。同社は台湾の味王がベトナムに建てた会社で、中国語の味王の発音(うぇぃわん)からA-Oneというブランド名を付けたものだと思われる。

▲昔の同製品。上は2009年、下は2004年
調理例写真はみな同一

この製品は15年ぶりの試食となる。昔のパッケージを見てみたらレイアウトに細かな違いはあれど、調理例写真は今回の品と同じものを使い続けているようだ。さらに古い20年前のパッケージを見たら、やっぱり同じ写真を使用していた。製品の維持や管理にあまりお金を掛けない会社なんだなあ。日本じゃ有り得ないね。

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No.7601 康師傅 (China) 紅焼牛肉面

No.7601は中国の康師傅、紅焼牛肉面。康師傅は中国における即席麺シェアNo.1であり、それは世界のNo.1をも意味する。この康師傅の看板製品が紅焼牛肉面である。台湾人が中国で立ち上げた会社が急成長し、台湾でも味全食品の一ブランドとして康師傅の即席麺が作られたが、2014年に致命的な品質問題が起き撤退。今は中国生産品のみとなっている。

▲昔の康師傅、紅焼牛肉面(1996年)
この頃の康先生(師傅)は料理が下手だった

ウチが1996年に初めて康師傅(中国)の紅焼牛肉面を食べた際は麺もスープも荒々しくて粗野な印象を受けたもの。のちに台湾の同名製品を食べ、こちらは洗練されていて驚いた。だが中国版康師傅も品質改良に努め、2010年頃にはさほどヘンじゃない程度のレベルに改善されていた。

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No.7600 Paldo (South Korea) チャジャンミョン

No.7600は韓国のPaldo、チャジャンミョン(麺)。英語ではJjajang Myun、韓国語では팔도、짜장면。麺を湯切りして黒味噌ベースのソースをかけるもの。

Paldo(パルド)は昔韓国ヤクルトという会社の一ブランドだったが、2012年に即席麺事業が分社化され独立。韓国ヤクルト自体も2021年にhyという社名に変更した。パルドは八つの道という意味の韓国語読みである。

即席のチャジャンミョンは1984年に農心がチャパゲッティというスパゲッティを意識したような名の製品を出し定番製品になっている。私は1997年にこれを初めて食べた時、甘苦くて変な味だなあと思ったが、食べ続けるうちに慣れてきた。

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No.7598 VIFON (Vietnam) Phở Bò

No.7598はベトナムのVietnam Food Industries、VIFON Phở Bò。牛肉味の米粉麺フォー。2012年以来12年ぶりの試食となる。

▲VIFON Phở Bò(2012年)
この時と現在で、調理例写真は似ているけれども別物だね

今回の品は日本で購入したもののいただき物であり、輸入代理店(株式会社KOME)による日本語の説明シールを貼り付けてある。これによると作り方麺を2分ゆでる旨の指示があり、より簡単に作りたい人は丼お湯入れ3分でも可とのこと。

あれ?ベトナムのこの手のフォーは丼お湯入れ一択ではないのか?元々この製品の袋に印刷されている説明書きを見ても麺をゆでるような記載は無い。12年前の試食も当然丼お湯入れで作っている。まあ試しに今回は鍋でゆでてつくってみよう。

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No.7596 曾拌麵 (Taiwan) 香葱椒麻

No.7596は台湾の食味鮮、曾拌麵 香葱椒麻。英文表記はFresh Delicacy、Tseng Mixed Noodles Scallion Sichuan Pepper。ウチで初めて採り上げる会社の製品。

かん水を使わない白い麺を自然乾燥させたノンフライで、茹でて湯切りをした後にソースと和えるもの。この様式は同じ台湾のKIKI食品雑貨阿舎食堂などの製品が最近日本で出回ってきて、新たな潮流だと感じている。一方で台湾の大型スーパーへ行くとこの種の製品が十種類以上もズラリと乱立しており、日本に居るだけでは全体像の把握が無理だと判断、当面は積極的な収集対象から外している。今回の品はいただき物。

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No.7595 Prima Taste (Singapore) Singapore Laksa La Mian

No.7595はシンガポールのPrima Food、Prima Taste Singapore Laksa La Mian。11年前に同国へ行った人からこの製品を頂き、食べたところ麺もスープも上質で驚いたもの。大衆的な即席麺しかなかったシンガポールから突然変異の新星現る!ということで海外製品として初めて総合評価★4.0を付けた。(なおこの時のYouTube動画はNHK地上波で何度も使われた)

後日私もシンガポールへ飛び店舗のラクサを食べ、このPrima Tasteの再現性がとても高いことを確認した。そして同ブランドの味違い製品を買い漁るものの、最初に食べたこのラクサ味ほどの感銘は受けなかった。11年前の感激は再び蘇るのか?

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