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No.7353 石黒製麺 米沢ラーメン 辛子味噌

No.7353は山形県南陽市の石黒製麺、米沢ラーメン 辛子味噌。主に蕎麦などの棒状麺を扱う会社で、ウチが紹介するのは今回が初めて。スープの小袋には一番食品と書かれている。私は米沢ラーメンに確固たるイメージを持っていないのだが、過去の試食記を検索したら米沢の名前を使った製品が二件引っ掛かった。ちなみに旧カネボウフーズと加ト吉で、実質的に同じところだね。

マルタイみたいな棒状ラーメンで、二食入だが一食毎にテープで巻いた結束はされておらずバラけている。こりゃゆでる前に重さを測り半分に分ける作業が生じて面倒だなあ、と思ったが、開封してよく見たら一食毎にパックされていた。作る直前になって気付いたよ。

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No.7352 Karch 上士幌みそらーめん

No.7352はKarch上士幌みそらーめん。同社は北海道河東郡上士幌町の会社。もの覚えのいい人は少し前に似たような製品が紹介されていた記憶があるかもしれない。

▲血の繋がりがある?しほろ牛だし黒味噌拉麺

実はNo.7332でat Local、しほろ牛出汁黒みそ拉麺という製品を紹介している。士幌町と上士幌町は南北に隣接しており、それぞれの製品の販売拠点である道の駅も10km程度しか離れていない。そしてどちらの製品も旭川の北海製麺が製造した味噌ラーメンであることが共通する。購入価格もほぼ一緒。作り方も湯量が少し違う程度でゆで時間や作る手順は一緒。これはもう兄弟製品だと見なしてもいいのではないか?まさかパッケージ違いで中身は一緒とか?

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No.7351 味丹企業 (Taiwan) 真麵堂 刀削麵 蒜蓉味

No.7351は台湾の味丹企業、真麵堂 刀削麵 蒜蓉味。湯切りを行なう汁なし麺。日本語のシールが貼ってあり、そこには「旨辛にんにく醤油味」と書かれている。パッケージを見る限りは何も書かれていないが油で揚げないノンフライ麺。2018年のNo.6377で姉妹品の炸醤風味を紹介している。

刀削麺は小麦粉を練った生地を刀で削ぎ落して作るもので、厚さや形が微妙に不揃いなのが特徴。だが一般的な即席麺ではシート状の生地を固定刃で切り出して大量生産するので、フラットで単調なものになりがちだ。どのようにランダムな食感を付加するのかが問われる。なお同社サイトの国内向け製品説明では刀削麺という言葉は使われていない。

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No.7350 セコマ チリトマト味ヌードル

No.7350はセコマ、チリトマト味ヌードル。製造はエースコック。カップの中にふりかけの小袋が同梱されている。最近の縦型カップではひと手間かけて美味しくしますよという誇示+小袋に付着した粉末スープで手を汚さないようにする効果を狙って小袋を器の外に出す場合が多く、この形態はは久しぶりだなあと思った。なお粉末スープはサラサラせずに固まっているため手は殆ど汚れない。

チリトマト味のカップ麺が登場したのは1982年7月の日清カップヌードルが初で今も現役。私が発売直後に食べた際、既存の殻を破り思い切り酸味を強調して洋風に仕立てた味に「革新的だ!」と衝撃を受けたもの。あれからもう40年以上経つんだなあ。

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No.7349 KOKA (Singapore) Signature Laksa Singapura Flavor

No.7349はシンガポールのTat Hui Foods、KOKA Signature Laksa Singapura Flavor。Singapuraはマレー語のSingapore表記、漢字で書くと星洲叻沙味。

この製品はかつて一度食べたことがある!と思って当時の記録(2010年のNo.4471)を読み返しところEANコードが別物。あれ?とよく見たら当時食べたのはノンフライ麺、今回の品は油揚げ麺なので別物であり、初めて食べる製品となる。現在Signatureシリーズは揚げ麺のみとなっている。健康への意識が高そうなシンガポールでも、揚げ麺と比べて売り上げが低調で廃止になったのかな?

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No.7348 マルちゃん 屋台十八番 なま味みそ (北海道・東北限定)

No.7348は東洋水産、マルちゃん 屋台十八番 なま味みそ 。前回の「なま味」でない屋台十八番とは異なり北海道限定ではなく東北地方との併売。製造は愛知県のユタカフーズ(北海道限定品は全て小樽の北海道工場製)。麺はノンフライ、スープは液体で背景や構成要素が違う。

▲マルちゃん 北海道のみそ味袋麺 左から:
ダブルラーメン(揚げ麺、粉末スープ、二個入)
みそ味ラーメン(揚げ麺、粉末スープ+七味唐辛子)
屋台十八番みそ(揚げ麺、粉末スープ)
屋台十八番なま味みそ(ノンフライ麺、液体スープ、東北併売)
なま味は袋が一回り小さくて切り口の位置が違い賞味期限の印字方法も別物、昔は粉末+液体のWスープだった

それにしてもよく判らないのは、同じ屋台十八番でも北海道版と東北を含む「なま味」とではパッケージの「屋台十八番」ロゴが微妙に異なること。シリーズの一体感を出すためにはロゴを揃えイメージの離散を防ぐべきだと思うのだ。そもそも開発体制が一体ではなくバラバラなのではないかと勘繰ってしまうよ。一方、この二つを混同している人は多そうで、違えるならばもっと明確に!

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No.7347 マルちゃん 屋台十八番 みそ (北海道限定)

No.7347は東洋水産、マルちゃん 屋台十八番 みそ。北海道限定品。十八番の読みは「じゅうはちばん」で「おはこ」ではない。

▲屋台十八番 歴代の姿(前身を含む)
No.90 なまの味みそ(1986年)、No.564 カップ版(87)、No.93  ノンフライ麺版(88)、No.94 揚げ麺版(88)、以降No.1200(99)、No.2689(2003)、No.2954(04)、
No.2959(稀少な東北を含まぬ北海道版なま味 04)
現在は
屋台十八番:揚げ麺で北海道限定(←今回の品)
屋台十八番なま味:ノンフライ麺で北海道・東北限定

屋台十八番は1987年7月にまずカップで登場したがすぐに終息。翌88年8月にブランドを承継した袋版が上市、一般的な揚げ麺および棒状麺(すぐに消滅)という布陣。1989年7月には79年8月から売られていた「なまの味」と統合する形のノンフライ版が登場。当初は全国販売だったのが、いつしか北海道・東北限定品となり、ノンフライ版は「なま味」に改名、揚げ麺版のみが北海道限定品となり現在に至る、というのが大まかな歩み(多少の勘違いがあるかもしれません)。麺に歴史あり。

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No.7346 マルちゃん みそ味ラーメン(北海道)

No.7346は東洋水産、マルちゃん みそ味ラーメン(北海道)。北海道限定品で、同名でよく似たパッケージの東北・信越・静岡限定版(幌馬車が描かれている)もあるのでご注意を。

▲東洋水産 マルちゃん みそ味ラーメン(東北・信越・静岡)
写真は同社サイトより拝借

サッポロ一番みそラーメンと同じ1968年に発売された。その後の経緯はよく知らないのだが、ある時東北・北海道向けだったものが北海道だけ分離独立したらしい。今まで食べてきた経験では大雑把に言って北海道は大らか、東北版は締った印象を持っているのだが、いつかきちんと同時に比較しながら食べて決着(?)を付けなくてはならないと思っている。とはいえ姉妹品のしょうゆやしお味も同様に二種類が存在するので、どこまでできるかな?

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No.7345 Nissin Foods (Thailand) Thai Signature Stir Fried Spicy Lobster with Kapi & Dried Chili

No.7345はNissin Foods Thailand、Thai Signature Stir Fried Spicy Lobster with Kapi & Dried Chili。辛口エビ焼そば。タイ語だとไทย ซิกเนเจอร์ รสกุ้งมังกรผัดกะปิพริกแห้งとなる。タイの日清食品がパッケージを日本語化して生産した製品。

焼そばといっても麺をゆでた後に湯切りを行なうので実際には焼かない。スプーン一杯分を残して湯切りしろ、というのは三養ブルダック以降世界中に蔓延している作り方だが、残す量の調節が難しいので私は苦手。今回も水分過多でベチャベチャになっちゃったよ。

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No.7344 Kailo Brand (France) Nouilles Instantanees Saveur Homard

No.7344はフランスのCentral Asia Pacific、Kailo Brand Nouilles Instantanees Saveur Homard。ロブスター味。漢字表記は家乐牌龙虾面。同社は在仏の商社でEANコードも同国籍だが、製品の実態は香港製であり、在仏の華僑やアジア食品愛好家に向けた製品なのでは?と睨んでいる。

No.7199で姉妹品のカニ味を紹介したが、このときと同様に外装のフィルムは薄く貧弱で、写真は版ズレを起こしている。外観を見る限りはかなり古風で時代遅れのパッケージだ。しかし、カニ味の試食では外観の頼りなさを大逆転する好印象だったので、密かに今回も期待している。

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