No.7346 マルちゃん みそ味ラーメン(北海道)

No.7346は東洋水産、マルちゃん みそ味ラーメン(北海道)。北海道限定品で、同名でよく似たパッケージの東北・信越・静岡限定版(幌馬車が描かれている)もあるのでご注意を。

▲東洋水産 マルちゃん みそ味ラーメン(東北・信越・静岡)
写真は同社サイトより拝借

サッポロ一番みそラーメンと同じ1968年に発売された。その後の経緯はよく知らないのだが、ある時東北・北海道向けだったものが北海道だけ分離独立したらしい。今まで食べてきた経験では大雑把に言って北海道は大らか、東北版は締った印象を持っているのだが、いつかきちんと同時に比較しながら食べて決着(?)を付けなくてはならないと思っている。とはいえ姉妹品のしょうゆやしお味も同様に二種類が存在するので、どこまでできるかな?

食べてみて、パッケージの古風さから想像できる通り今風の味とは言い難いが、食べる人へのおもてなしを感じられる親しみやすい味。言い換えるとうま味が潤沢に出ていて隙間のない味とでも言おうか。日常生活の相棒として過不足のない安心商品。

No.7336で同社の北海道限定製品、マルちゃん ダブルラーメンみそを紹介して消極的な味だと評したが、今回の品は積極的に人に寄り添おうとする姿勢がある点で明確なキャラクターの違いがある。いくつかの似た部分があるとも思ったんだけどね。

一方で仮想敵をサッポロ一番みそラーメンだとすると、今回の品はあまり味噌の香りを強調しないのが大きな違い。とはいえ関東圏とは違い北海道はマルちゃん天国、サッポロ一番一族はあまり見かけないので実際の競合にはならないのかもしれないが。

麺は幅2.5mmの扁平断面で、輪郭は明確。表面も芯も均質で少し単調な印象。最近の袋麺と比べるとコシとか粘りとか重量感は乏しいが、十分に滑らかで香ばしい、昭和の旧き良き即席麺という感じ。古風だけども嫌な印象はなく、今の時代でも問題なく実用になる。

スープは僅かにカルシウムっぽさ?を伴う乳状感がある、明るい印象の味噌味。味噌濃度は強くないが、うま味が潤沢に出ており隙間の無い味である。七味唐辛子は辛さには殆ど寄与しないが、香りの華やかさや粒立ちが明確になり、退屈させない。

昔食べた記憶以上に親しみやすい味になっていると感じた。古さは感じるが、今の時代においても十分に通用する製品だ。

国名 日本
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 4 901990 010061 (5p:012485)
会社名 東洋水産
製品名 マルちゃん みそ味ラーメン (北海道)
謳い文句 おいしさなが〜いおつきあい!!
調理方法 ゆで3分
質量 Net96/麺85g
熱量 435kcal (1821kJ)
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量1.8+4.3g)
付属品 粉末スープ、七味唐辛子
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
2.5mmの扁平、輪郭は明確、重量感やコシは弱いが十分滑らか、昭和の古き佳き袋麺
汁・ソース 僅かな乳状感、味噌濃度は程々だが明るい印象、旨味は潤沢で隙がない、親やすい味
具・その他 七味は全然辛くないが華やかになる、古めかしさはあるものの今でも十分に通用する
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2023/09/01
賞味期限 2023/12/27
入手方法 2023/07/03 しめまる
税込購入価格 100 JPY