No.7262 MILIKET (Vietnam) Mì Hai Tôm Hương Vị Hải Sản

No.7262はベトナムのColusa-Miliket、MILIKET Mì Hai Tôm Hương Vị Hải Sản。シーフード味。Hai TômはTwo Shrimps、パッケージに描かれる二匹の海老のこと。この名を冠する製品は他に数種類があるので、サブブランド的な意味があるのだろう。ベトナムの固有種である色数の少ない紙パッケージ(一応内側には防湿処置がしてある)を使ったレトロ調製品。

同社はColusaとMiliket、二つの食品会社が2004年に合併して出来たもの。この二匹の海老ブランドはMiliketがベトナム戦争終結直前の1975年頃から生産を始めたらしい。結構な歴史があるんだねえ。

続きを読む No.7262 MILIKET (Vietnam) Mì Hai Tôm Hương Vị Hải Sản

No.7261 SuziWan (France) Nouilles Saveur Pad Thai Crevette

No.7261はフランスのMars, Incorporated、Suzi Wan Nouilles Saveur Pad Thai Crevette。タイ風海老焼そば。少量のお湯を注ぎ、湯切りをせずに麺に水分を吸わせるタイプの汁なし麺。販社の所在地がフランスなので同国扱いとしたが、パッケージには生産地がEUとの表示があり、実際の生産国がどこかは判らない。

▲カップの内側にお湯入れの目安線が見える
(今回の品)

フタを開けカップの構造を観ると、透明樹脂カップに厚紙を巻いてあり、厚紙の裏(カップの内側)にお湯入れの目安線が印刷されている。これ昔見たことある!チェコのAltin JM Group Hovězíと同じやり方じゃん!

▲チェコ製Altin JM Groupのカップ麺
(No.4643 Hovezi-Hovadzia Instantni Nudloca Polveka)

断定はしないが、同じ会社で製造している可能性がありそうだ。なおAltin JM Groupのカップ麺はチェコで生産している旨明記されている。

続きを読む No.7261 SuziWan (France) Nouilles Saveur Pad Thai Crevette

No.7260 Acecook Vietnam (Vietnam) Mì Good Hương vị Phở Gà

No.7260はベトナムのAcecook Vietnam、Mì Good Hương vị Phở Gà。チキン味のフォー。今まで即席フォーといえばノンフライの米粉麺だと信じ込んでいたのだが、この製品を手に持った感覚ではどう考えても小麦粉で出来た油揚げ麺だとしか思えなかった。即席フォーのパッケージは独特の軽さと、麺の破損防止のため空気を多めに充填するので袋がパンパンに張っている場合が多い。(または麺が樹脂トレイに納められている)

実際開封したところ褐色でうどんみたいな幅広の揚げ麺が出現。米粉ではないフォーもあるんだなあ、と認識を新たにしたよ。

続きを読む No.7260 Acecook Vietnam (Vietnam) Mì Good Hương vị Phở Gà

No.7259 ヤマダイ ニュータッチ あご入りだしの味噌とんこつラーメン

No.7259はヤマダイ、ニュータッチ あご入りだしの味噌とんこつラーメン。ライフ専売製品。ライフのプライベートブランドで「贅沢なあご入りおだし」という人気製品があるのだが、これをカップ麺の味噌豚骨スープに適用したもの。同様の企画として過去No.6889で「あご入りだしの贅沢なうどん」を紹介している。これも製造はヤマダイ。

販路限定品は中身の割にお買い得なものが多いもの。この製品の外観はフタの非光沢な手触りや地味なグラフィックの色使い等からあまり冴えない印象だが、その割に税込価格は257円と高い。しかしノンフライ麺でレトルト具が付いており、凄麺相当の質感を内に秘めているのでは!?と期待する。

続きを読む No.7259 ヤマダイ ニュータッチ あご入りだしの味噌とんこつラーメン

No.7258 Cung Đình Kool (Vietnam) Phở Trộn Hương vị Bò Xởt Tương Đen

No.7258はベトナムのAsia Food Technology (Afotec)、Cung Đình Kool Phở Trộn Hương vị Bò Xởt Tương Đen。米粉による超幅広麺のフォーで黒醤油牛肉味。中央に書かれている「Kiểu Hong Kong」は「香港スタイル」という意味。

湯切りを行う汁なし麺で、前回No.7257のHảo Hảoと同様に湯切りキャップを被っている。孔の開口形状から見て、こちらも湯の排出抵抗が大きそうで、湯切りに時間が掛かりそうだなあ。もしかしたら海外の人は完璧な湯切りなど望んでおらず、多少ザブザブでもいいやと思っているのかもしれない。

続きを読む No.7258 Cung Đình Kool (Vietnam) Phở Trộn Hương vị Bò Xởt Tương Đen

No.7257 Acecook Vietnam (Vietnam) Mì Tô Trộn Handy Hảo Hảo Hương vị Tôm Chua Cay

No.7257はベトナムのAcecook Vietnam、Mì Tô Trộn Handy Hảo Hảo Hương vị Tôm Chua Cay。酢っぱ辛い海老味。湯切りを要する焼そばタイプの製品で、上の写真がボヤけて見えるのは半透明の湯切りキャップを被っているため。孔の径や数から見てお湯の排出効率は悪そうで、湯切には長い時間が掛かるものと予想する。

やはりカップ焼そばの湯切り機構は日本で主流の二層剥がし方式(勝手に命名)が宇宙一優秀であると断言する。この特許は結構昔のものだと記憶するので、そろそろ海外でも採用例が出てくるのではと期待する。そしたらその国のカップ焼そばの需要が急増するかも?

続きを読む No.7257 Acecook Vietnam (Vietnam) Mì Tô Trộn Handy Hảo Hảo Hương vị Tôm Chua Cay

No.7256 マルちゃん 赤い天ぷらそば

No.7256は東洋水産、マルちゃん 赤い天ぷらそば。昨年11月の発売で紅生姜入りの赤いかき揚げ天ぷら入り。No.7246では姉妹品で緑の天ぷらうどんを、前回No.7255では日清のどん兵衛赤鬼紅生姜天そばを紹介している。

マルちゃんの赤いきつねうどんは1978年8月の発売で、姉妹品の緑のたぬきそばは1980年8月。共に和風カップ麺として広く深く認知されている。ここまではライバルである日清のどん兵衛も同様なのだが、東洋水産の絶対的な優位点は、色で中身が判別できることにあると思う。

即席麺にあまり興味のない人でも、「赤」を選べばうどんに油揚げ、「緑」を選べばそばとかき揚げ天ぷらにありつける。これは四十数年かけて東洋水産と消費者が共に築き上げた信頼であり、日清食品が望もうとしても得られない、幸せな関係性である。

続きを読む No.7256 マルちゃん 赤い天ぷらそば

No.7255 日清のどん兵衛 赤鬼紅生姜天そば

No.7255は日清食品、日清のどん兵衛 赤鬼紅生姜天そば。1月に発売された製品で、短期で終売になると思っていたが、現時点で同社サイトには製品情報が残っており、流通在庫もあるようだ。本製品は「節分そば」にちなんだものだそうだが、節分にそばを食べる習慣があるなんてちっとも知らなかったよ。イベント連動型の食品は豆と恵方巻きだけでもう十分にお腹いっぱい、という気分。

丁度昨年の11月に東洋水産が同じ紅生姜入り天ぷらを使った「マルちゃん 赤い天ぷらそば」を出しており、同時に食べて比較してみた。こちらはプレスリリースを読む限り、節分そばは意識していない様子。(赤い~の試食記は次回No.7256で紹介)

続きを読む No.7255 日清のどん兵衛 赤鬼紅生姜天そば

No.7254 Acecook Vietnam (Vietnam) HảoHảo Mì Xào Hương vị Tôm Hành

No.7254はベトナムのAcecook Vietnam、Hảo Hảo Mì Xào Hương vị Tôm Hành。海老とネギ風味の焼そば。Xàoという語があれば焼そばとか汁なし麺という意味で、丼に麺とお湯を入れ三分経ったらお湯を捨て、その後ソースを絡めて混ぜる。

▲作り方説明の図

裏面の作り方説明の挿し絵でも丼を傾けて湯切りするよう指示があるのだが、これでは手が滑って麺をザバーとこぼす悲劇がベトナムの至る所で日々繰り返されているに違いない。私も今回フタと丼のすき間から湯切りをしたが、途中おっとっと!という瞬間があった。洗い物が増える手間はあるが、ザルを使うよう明示的に指示をするほうがいいように思う。

続きを読む No.7254 Acecook Vietnam (Vietnam) HảoHảo Mì Xào Hương vị Tôm Hành

No.7253 中弘クラフト 青森しじみらーめん 塩味

No.7253は青森県の中弘クラフト、青森しじみらーめん 塩味。同社は自前のWebサイトを持たず製品情報の取得が難しい。社名で検索をかけると特産品の通販で沢山出てくるが、ラーメンではなくりんごを使ったお菓子が圧倒的多数で、中弘クラフト自身がラーメンの製造も行っているとは考え難い。どこかに製造を委託しているのだろう。

▲4533025はクックランドの証

といっても袋の裏面に製造者の記載は無し。残念だが製造者不詳として扱うしかないか・・・と諦めかけ、最後の悪あがきとしてJANコードで調べてみたら、なんと秋田県のクックランドと一致した!製造委託先の企業コードを使う例はそう多くないのだが、今回の品はこれに該当したので謎が解けたよ!

続きを読む No.7253 中弘クラフト 青森しじみらーめん 塩味