No.7545 日清のどん兵衛 琉球そば

No.7545は日清食品、日清のどん兵衛 琉球そば。この四月に発売された製品。私は今まで琉球そばという料理の名前を聞いたことがないのだが、少なくとも本製品に関しては沖縄ではなく琉球であることの特別な拘りはなさそうで、沖縄そばと同じ意味合いで使っているように思われる。

No.7542で明星食品の沖縄そばを紹介したばかりだが、この両社はここ三年ほどゴールデンウィーク直前に沖縄そば風製品を出すことを常としている。どん兵衛に関しては去年まで沖縄風そばという製品名だったが、これは本場沖縄そばの定義から外れる要素があるので「風」を入れたのだろうと推測するし、今年は琉球そばとすることで「風」が外れたのかな?

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No.7544 BonCabe (Indonesia) Rasa Ramen Pedas Level30

No.7544はインドネシアのKobe Boga Utama、BonCabe Rasa Ramen Pedas Level30。ウチが初めて紹介する会社の激辛ラーメン。同社は調味料や飲料・スナック菓子等の製造販売が主で、即席麺を手掛けたのは最近のようだ。なおKobeといっても日本の神戸とは無関係。

今回の品は近所のスーパーで購入したものだが、その直後の今月上旬に私自身がインドネシアへ飛び現地の即席麺事情を調査してきた。その結果このBonCabeブランド製品も僅かだが売場の一角をしっかり確保していることを確認した。今後の成長が楽しみである。(インドネシア即席麺探索記は後日アップ予定)

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No.7543 まるや君が代 地酒らうめん 味噌

No.7543はまるや君が代、地酒らうめん 味噌。新潟県の会社。干し麺一筋、創業明治18年(1885)とのこと。15年前に姉妹品のアゴしょうゆ味を試食している。製品名に「地酒」という名を使うだけあって、麺に日本酒と酒粕が練り込んであるのが特徴。

▲昔の地酒らうめん(アゴしょうゆ、2009年)

今回の味噌味とアゴしょうゆ味の他に塩味がある。面白いのは袋の印刷はすべて共通で、表面にある味の表示はシールを貼付け。裏面の原材料名やJANコードなどはアゴしょうゆ味のものが印刷されており、味噌と塩はその上からシールを貼付けることで対処している。なんとも手工業的な造りであるが、たぶん味噌と塩は出荷量が少ないため、袋の印刷コストを抑える工夫だろう。

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No.7542 明星 食べて応援 沖縄そばタテ型

No.7542は明星食品、明星 食べて応援 沖縄そばタテ型。丼型の沖縄そばとは別物で、市場では共存する。食べて応援というのは売り上げの一部を環境保全活動へ寄付することを指す。

▲昔の袋版沖縄そば(沖縄明星食品、1996年)

▲昔のカップ版沖縄そば(沖縄明星食品、1997年以前)

明星食品は1988年に袋版の沖縄そばを発売した、即席沖縄そばの老舗企業だといえる。なお昔は明星食品傘下ではあるものの、沖縄明星食品という別会社が販売していた。沖縄限定販売といいつつも関東圏で入手できる機会は結構あり、東洋水産と並んで沖縄そばの名を全国に広めた立役者だといえよう。私が初めて沖縄の地に立ったのは2001年のことだが、この時の主目的は「生の」沖縄そばを食べることだったし。

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No.7541 エースコック 福福彩菜 広東風濃い旨五目春雨

No.7541はエースコック、福福彩菜(ふくふくさいさい)広東風濃い旨五目春雨。今年の二月に出来たばかりの新しいブランド。日本のカップ春雨といえば総じて穏やかで平和な製品が多い中、同社の特設サイトを覗くと今回の製品は随分と汗臭さや男臭さを感じさせるものになっている。まさにMildからWildへ、だね。このように従来なかった価値を盛り込む試みはとても良いと思う。

一方で海外、特に中国のカップ春雨は唐辛子や花椒の刺激が豪快で、更に塩分と化学調味料も過剰という品が珍しくない。まあ、日本の会社が中国製品並みの過激さを盛り込むとは思っていないが、どれぐらい吹っ切れてくれるかが楽しみである。

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No.7540 Batchelors (U.K.) Super Noodles Chicken Flavour

No.7540は英国のPremier FoodsBatchelors Super Noodles Chicken Flavour。映画Aquamanとのタイアップバージョン。

▲Super Noodles Chicken(2009年)

チキン味は15年ぶりの試食であり、その時は★1.0という悪い評価だったので、何も期待せず試食に臨んだ。まあこの製品に限らず英国産の即席麺に美味しさを望むのは全く無駄なことである。英国紳士はこんなもんを食べて喜んでいるのか?などと余計なことを考えてしまうのだ。

まあただ、麺の長さやスープの量や舌触り等で、世界の即席麺の標準から大きく外れている部分が多々あるので、それらを見つけ出す楽しさには溢れている。

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No.7539 イオン トップバリュ ベストプライス 醤油ラーメン

No.7539はイオントップバリュ ベストプライス 醤油ラーメン。製造は日清食品で税抜価格は単品で68円、五個パックが298円。同じイオンのPB品で前回紹介したオールタイムヌードルの袋しょうゆラーメン(単品45円、五個パック208円)の上級商品という位置付け。

▲トップバリュ 醤油ラーメン(2019年)
製造は同じく日清食品で、単品が税抜40円

実は五年前にもトップバリュの醤油ラーメンを試食紹介しているのだが、今回はベストプライスというサブブランドが付き外観もJANコードも大きく変わっているので再度の試食を行った。まあオールタイムヌードルと比較する意図もあったし。しかし五年前のトップバリュは税抜価格が40円と、現在のオールタイムヌードルよりも安かったんだなあ。

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No.7538 イオン オールタイムヌードル しょうゆラーメン (袋)

No.7538は イオン オールタイムヌードル しょうゆラーメン (袋)。製造は三重県のつばめ食品(昔の北勢麺粉)で、ここは様々なブランドの揚げ麺を委託生産しており、日産21万食の製造キャパがあるとのこと。

イオンのプライベートブランド即席麺はお馴染みトップバリュのベストプライスが代表的であり、今回のオールタイムヌードルは序列的にその下位に当たるもの。袋麺単品での税抜価格はオールタイムが45円でトップバリュは68円、ほぼ1.5倍の差がある。

包装や流通などの費用を考えると売価45円で利益など出るのか?という素朴な疑問が湧くのだが、そこは日産21万食という圧倒的なスケールメリットで押し切るのだろう。

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No.7537 サンポー食品 コクの一杯 鶏白湯ラーメン

No.7537はサンポー食品、コクの一杯 鶏白湯ラーメン。姉妹品の豚骨拉麺をNo.7517で紹介している。税抜希望小売価格172円の安価な製品。

関東圏で同社の製品はたまに焼豚ラーメンを見掛け、ヤオコーなど特定流通経路で同社サイトに載っていない製品を発見する程度なので稀少価値が高い。

ところが昨年7月に発売されたコクの一杯シリーズは安売り現場に遭遇する機会が多々あり、何故この製品だけが?と疑問に思っていた。そして冷静に思い出してみたら、見掛けたスーパーはみなCGCグループ系列だということに気が付いた。もしかしたら自前で営業網を築くのではなく、流通大手に委託することで全国展開を図っているのかな?

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No.7536 マルちゃん バミー ヌアトゥン

No.7536は東洋水産、マルちゃん バミー ヌアトゥン。タイ語の表記はบะหมี่เนื้อตุ๋น で、牛肉煮込み麺。タイには即席麺購入で二度行ったが、牛肉味の製品は少数派という印象を持つ。

製造は東洋水産系の酒悦。No.7526で紹介したPrawn Mee(マレー風海老麺)と同様のアジアンシリーズ。他に台湾風の「鹹豆漿拉麺」もあったが、未購入のまま終売になってしまった。

しっかしアジア地域に弱い東洋水産がこのような企画をするのは違和感を否めない。東洋水産(現地名Maruchan)が圧倒的な支配力を持つメキシコや北米地方での有名伝統料理を即席麺化するのなら、強い説得力があるのになあ。

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世界の即席麺探索と紹介動画