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No.7437 MAMA (Thailand) Sen Mee Moo Nam Tok

No.7437はタイのThai President Foods、MAMA Sen Mee Moo Nam Tok。タイ語で書くとมาม่า เส้นหมี่กึ่งสำเร็จรูปรสหมูน้ำตก。17年ぶりの試食。

センミーは細い米粉麺(ビーフン)、ムーは豚、ナムトックは血の入ったスープのこと。だがMAMAブランドから米粉麺や中華麺で沢山の種類が出ている即席ムーナムトックには原材料として豚の血を使っておらず、あくまで色と匂いで生臭さを表現しているもの。

万人に勧められる料理だとは言い難いが病みつきになる人も多く、次回タイへ行く際は屋台で実際の血入りのムーナムトックを食べたいと思っている。

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No.7436 統一企業 (Taiwan) 拉麵道 日式味噌風味

No.7436は台湾の統一企業、拉麵道 日式味噌風味。拉麵道は日本のラーメンを強く意識した製品群で、味噌味の他に豚骨味、カップ版の他に袋版もある。

ちなみに前回香港の日清食品が製造する出前一丁で、台湾向けの仕様のみとんこつ味を「猪骨」でなく「豚骨」と表記する謎について言及したが、今回の品も「豚骨」である。台湾でも豚のことを一般的に「猪」と書くのだが、日本との関連を強調する場合は「豚」になるのでは?と推測している。

▲七味唐辛子包が入っている筈なのだが・・・

今回の品、説明書きによると七味唐辛子包が付いている筈なのに入っていなかった。台湾のYouTuberによる製品紹介動画を観るとしっかり入っている。製造不良品に当たっちゃったよ~(泣)

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No.7435 日清食品 (Hong Kong) 出前一丁 北海道味噌豚骨湯味

No.7435は香港の日清食品H.K.、出前一丁 北海道味噌豚骨湯味。香港の出前一丁はとても多彩な製品を揃えており、揚げ麺の他に棒状麺やマカロニまである。今回の製品は揚げ麺で日本當地系列(ご当地シリーズ)に属するもの。

台湾で買った品だが、パッと見て「あれ?」と違和感が生じた。中国語では豚のことを「猪」と表記するので、豚骨ではなく猪骨ではないのか?

▲香港国内仕様の北海道味噌「猪」骨湯味
日清食品H.K.のサイトより拝借
台湾輸出版とは細部がいろいろ異なるね
小さなローマ字は「Tonkotsu Flavour」になっている
EANコードは香港版と台湾版で同一

帰国した後に調べたら、日清は香港で同じ製品を「猪骨」として売っていた。今回購入した品は台湾の代理店(正暉Falken)が輸入したもので、印刷も台湾仕様に置き換わり、製品名を「豚骨」に替えたようだ。台湾では「豚」の方が日本を想起させて有利という判断かな?

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No.7434 味丹企業 (Taiwan) 精燉肉燥 味味麵

No.7434は台湾の味丹企業、精燉肉燥 味味麵。古くからある、14TWD(約65円)で購入したベーシックな即席麺。袋の上部に「40年的好味道(40年続くおいしさ)」と書かれているので1983年あたりに発売された製品なのだろう。

私はこの製品を頂き物として1999年と2003年に食べ、安っぽいながらも記憶に残る好ましい味だと思った。その後即席麺を求めて訪台した際には買う気満々でいたが、五個パックでの販売しか見付からず、鞄の容積の問題でいつも購入を見送っていた。

だが昨年末の訪台では袋麺のバラ売りを積極的に行うチェーン店の小北百貨を発見し、遂にこの味味麵を買ってきたのであった。めでたしめでたし。

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No.7433 臺灣菸酒TTL (Taiwan) 台酒 麻辣酒香豚肉麵

No.7433は台湾の臺灣菸酒(Taiwan Tobacco and Liquor)、台酒 麻辣酒香豚肉麵。袋に「玉山茅台」料理酒が付いていると書かれており、調べてみると台湾の国酒とされる高級品、マオタイ酒のことらしい。

▲臺灣菸酒TTLの玉山磁瓶茅台酒(Mau Tai)
500ml、53度、税込4,130円とか。

玉山茅台の中にも各種グレードがあり、上の写真の酒がそのまま使われている訳ではないだろうが、酒を造る会社が手掛ける即席麺、という強みを生かした製品だ。日本でもサントリーあたりが即席麺市場に参入し、山崎12年入りの味噌ラーメンとかを出してきたら楽しいだろうな、と夢想する。

ちなみに作る際にちょっと舐めてみたら、蒸留酒なのにきつい匂いがせず、包容力のあるまろやかな香りが口中に広がった。

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No.7431 統一企業 (Taiwan) 統一麵 小時光麵館 花椒擔擔風味湯麵

No.7431は台湾の統一企業、統一麵 小時光麵館 花椒擔擔風味湯麵。擔擔は日本の漢字で担担のこと。台湾では珍しいノンフライのカップ麺で、小袋が五包も付属するゴージャスな製品。

台湾では以前から各社ともノンフライの即席麺を持っているが、あまり目立たない小規模生産品ばかりだった(特にカップは)。しかし今回訪台して統一がこの小時光麵館と高級品の滿漢大餐でノンフライ攻勢を仕掛けてきたのを目の当たりにして、こいつは結構本気だ!と理解した。ノンフライ麺の製造設備は揚げ麺とは乾燥工程が異なり多額の設備投資が必要だが、大企業が製品に付加価値を付けて低価格競争から抜け出すには、これが必然の選択なのだろうと思う。

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No.7430 Quickchow (Philippines) Pancit Canton Toyomansi Flavor

No.7430はフィリピンのZest-O、Quickchow Pancit Canton Toyomansi Flavor。麺を湯切りしてソースと絡める汁なし麺。東南アジアの三大汁なし麺はインドネシアのMi goreng、タイのPhat khi mao、フィリピンのPancit Cantonだ(異論は認める)。米粉麺を含めばタイのPad thaiもあるな。

Pancit CantonにはKalamansi味というのが一般的で、これは同名の柑橘系果実のこと。そして今回のToyomansiのToyoはタガログ語の醤油、決して東洋とかトヨタのことではない。Kalamansi+醬油味という意味。

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No.7429 Unox (Nederland) Good Noodles Kip

No.7429はオランダのUnilever Nederland、Unox Good Noodles Kip。Kipはオランダ語でChickenのこと。この味は2005年1月以来二度目の試食で、過去の記録を見ると粉末スープの他に調味油が付いていたのだが今回の品では省略されていた。即席麺はどこの国でも一個当たりの利益なんて微々たるものだろうから、削れるところは削ってコストダウンを図っているんだろうなあ。

▲UNOX Good Noodles Kip (2005年版)
この時は調味油が付いていた
食欲の湧かないパッケージは昔からの伝統

袋にある調理例写真を見てもなんだか全然食欲が喚起されない。もっとシズル感に溢れるとでもいうか、美味そうに見せる工夫があってもいいんじゃないかと思うのだ。まあこれは昔から変わらぬ伝統なんだけど。

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No.7428 味丹企業 (Taiwan) 味味一品 皇朝牛筋麵

No.7428は台湾の味丹企業、味味一品 皇朝牛筋麵。味味一品はレトルトの具が付いた高級袋麺シリーズでカップ版もある。皇朝は王朝や名家、Dynastyといった上流を表わす意味かな?牛筋は文字通り牛のすじ肉で、日本の即席麺でこの部位を使った製品はウチの試食履歴上でたった一件のみ存在した。

▲エースコック 牛すじラーメン(2001年)
レトルトの具付き

2001年1月の試食だからもう23年も前だね。その後類似の製品が出ていないということはあまり反応が芳しくなかったのだろう。一方で台湾の即席麺では今回の品が三件目、あと意外なところでタイの製品で一件食べたことがある。全てにレトルトの牛筋が付いており、乾燥の具ではあの食感を再現出来ず、製品として成立しないのだろう。

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No.7426 維力食品工業 (Taiwan) 素飄香 當歸枸杞風味麵

No.7426は台湾の維力食品工業、素飄香 當歸枸杞風味麵。素飄香は台湾流ベジタリアンフードである素食の製品ラインであり、さらにそのなかで最も厳しい「全素」扱いなので、動物由来材料だけでなく卵や乳製品、葱や韮系の野菜も排除している。調理例写真にある具は全て使用が許される植物だけで作られている筈。

當歸は日本語で当帰(とうき)、セリ科の植物で根を漢方薬として使う。枸杞はクコの実のことで、これも薬用になる。なんだか体に良さそうなことだらけだ。姉妹品には蔘湯麵(高麗人参味)もある。

だが薬効あらたかな食べ物というもの、味は二の次三の次であり渋かったり苦かったり我慢を強いるものである恐れも強い。

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