カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.7755 Wai Wai (Nepal) Chicken Noodles

No.7755はネパールのCG Foods、Wai Wai Chicken Noodles。

▲左:タイのThai Preserved Food Factory社製
ไวไว(Wai Wai)オリエンタル味即席麺(2018年)
右:CG Foodsインド工場で生産されたWai Wai
チキン味即席麺(2017年)

Wai Waiブランドは少々複雑なので説明しよう!元々はタイのThai Preserved Food Factoryが作り出したブランドで、タイの即席麺御三家の一つである。ここがネパールのCG(Chaudhary Group) Foodsへライセンスを供与し、ネパールおよびインドで殆ど同じ品揃えの即席麺を生産している。

Wai Waiの即席麺は新大久保などへ行けば入手できるが、どこで作られた品に当たるかは時の運次第。ロゴマークが「WAI WAI」ならインド製、「वाई वाई」ならネパール製と覚えておこう!

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No.7752 Nongshim (South Korea) Shin Ramyun Light

No.7752は韓国の農心、辛ラーメンライト 袋麺。ハングルでの製品名は신라면건면(辛ラーメン乾燥麺)。あの辛ラーメンのノンフライ低カロリーバージョンで、今回の品は農心ジャパンを介して日本語化されたもの。普通の辛ラーメンと比べ熱量が28.8%減っている(500→356kcal、日本向け仕様)。

韓国の即席麺は昔から細々と農心及び競合各社がノンフライ麺の製品を出していた。しかし総じて日本の昭和時代を彷彿させるような痩せた麺という印象で、あまり魅力を感じなかった。

だが強いブランド力がある辛ラーメンに追加される形でノンフライ版が出てきたということは、欠点を克服したという自信の表れではないかと期待する。

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No.7746 Hot Lunch (Uzbekistan) С Острым Куриным Вкусом

No.7746はウズベキスタンのN’Medov、Hot Lunch С Острым Куриным Вкусом。これはロシア語表記で英文だとHot Lunch with Spicy Chiken Flavor。汁ありの辛い鶏肉味ラーメン。

No.7738で同社のビーフ味を紹介したが、この時の個体は輸送保管条件が悪かったのか麺が袋の中で砕けきっており、長さは最大で2cm程度しかなかった。ゆえにとても食べ難く、麺質の評価もまともに出来なかった。

今回紹介する品はほとんど麺の型崩れがなく、開封すると円盤型に整形された麺がほぼ無傷のまま出てきた。だが、その代わりに添付の調味油が何故か空っぽだった。

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No.7742 Otoki (South Korea) Spaghetti Ramen

No.7742は韓国のオットゥギ、スパゲッティラーメン。ハングル表記は오뚜기、스파게티。従来同社の英語表記はOttogiだったが、昨年の八月にOtokiに変更された。これは従来のOttogiでは一部の地域で発音が困難だという問題があり、今後同社が海外進出を一段と活性化するための修正とのこと。

トマト味のスパゲッティみたいな製品。パッケージのデザインはトマトのイラストや色使いでカゴメやデルモンテのケチャップを彷彿させるもの。この製品で面白いのは麺の湯切りが不要で、少量のお湯で麺をゆでて水分を蒸発させ、(ほぼ)汁なし麺とすることである。日本の袋焼そばと同じようなものだね。なお今回の品は韓国国内仕様。

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No.7738 N’Medov (Uzbekistan) Hot Lunch С Говяжьим Соусом

No.7738はウズベキスタンのN’Medov、Hot Lunch С Говяжьим Соусом。牛肉味の汁ありラーメン。同国の即席麺を紹介するのは今回が初めて。新大久保の怪しい輸入食材店で購入したもの。最近は日本でも様々な国の製品が手に入るようになってありがたい。

ウズベキスタンの製品なのだが、袋のおもて面に書かれる文字はロシア語。主な消費地がロシア語圏内なのだろう。裏面の作り方説明は五カ国語の併記で賑やか。

今回の品は輸送・保管条件が劣悪だったためか、麺の殆どが2cm以下に砕けていて箸で食べるのが辛かった。これならスプーンを使った方が良かったかな。一番良さそうな個体を選んだのだが。

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No.7736 Доширак (Россия) Квисти Мини Со Вкусом Курицы

No.7736はロシアのДоширак、Квисти Мини Со Вкусом Курицы。英語表記だとDoshirak Quisti Mini Chicken Flavored、日本語だとドシラック クイスティミニ チキン味。汁ありのラーメン。

ドシラックは韓国のPaldo(進出当時は韓国ヤクルト)がロシア市場向けに作った会社で、韓国語で弁当という意味の言葉が社名。ペヤングソースやきそば似の薄い角形容器のカップ麺が大ヒットして同国即席麺市場の主導権を獲得、今では総合食品メーカとして成功している。製品のラインナップは韓国のPaldoとは全然連携しておらず、ロシア市場独自の品揃えをしている。

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No.7734 農心 (South Korea) ベホンドンビビン麺

No.7734は韓国の農心、ベホンドンビビン麺。ハングルでは농심、배홍동비빔면、英語はNongshim、Bae Hong Dong Bibimyeonとなるらしい。ベホンドンのぺは梨、ホンは赤唐辛子、ドンはドンチミ(僅かな酸味)のこと。

▲Paldoのビビン麺。この写真は19年前のものだが、
パッケージデザインは今でもほぼ同じ。

麺を湯切りして冷やすコチュジャン風味の汁なし麺で、韓国の定番製品であるPaldoのビビン麺に対する挑戦者という位置付け。

今回の品は農心ジャパンの取扱いで、韓国製ながらもパッケージが日本語化されている。作り方の説明書きや原材料・栄養成分の表示も日本の即席麺に準じており、安心して購入できるね。但し中身は韓国版と若干異なり、トッピングのふりかけが省略されている。

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No.7732 2pm Noodles (Nepal) Akabaré Chicken

No.7732はネパールのAsian Thai Foods、2pm Noodles Akabaré Chicken。アカバレとはネパールが原産の、ミニトマトみたいに丸っこい激辛唐辛子のこと。

パッケージ裏面には誇らしげに”The Hottest Noodles of Nepal”と書いてある。また付属のチリペーストには25%(の使用)なら笑顔、50%なら熱々、100%だと叫ぶ辛さだとの説明が付いている。

辛さの指標スコヴィル値は8,000SHU(Scoville Heat Units)とのこと。とはいっても私はこの値と実際の体感上の辛さとが全然結びついていないので、いまいちピンとこないのだが。

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No.7728 Cho’s Kitchen (Myanmar) Ar Pu Shar Pu Flavour

No.7728はミャンマーのCho Cho Industry、Cho’s Kitchen Ar Pu Shar Pu Flavour。アープーシャープー(အာပူလျှာပူ)は直訳すると「熱い舌」のことだが、実際はミャンマー西部ラカイン州伝統の魚のスープを使ったビーフン麺の料理で、ラカインモンティとも呼ばれる。同国は日本と同じく南北に長い国なので、地域毎に名物料理が存在する。

No.7718で同社のモヒンガー(မိုးဟင်္ဂါ)を紹介したが、ナマズのスープという点で今回の品と共通する。しかし大人しい味のモヒンガーに対して、アープーシャープーは明確な辛さを伴うことが大きな違いとのこと。

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No.7726 Prima (Sri Lanka) Kottu Mee Hot & Spicy Flavour

No.7726はスリランカのCeylon Agro Industries、Prima Kottu Mee Hot & Spicy Flavour。同国の公用語シンハラ語表記だとසිලෝන් ඇග්‍රෝ ඉන්ඩස්ට්‍රීස්、ප්‍රීමා කොත්තු මී හොට් ඇන්ඩ් ස්පයසිとなる。ミャンマー語とはまた違うくるくる文字がかわいい。

▲今回の品の製造元Ceylon Agro Industriesと同系列の
会社であるシンガポールのPrima Foodによる高級即席麺
Singapore Laksa La Mian

Primaというブランドから推測できるように、シンガポールのPrima Tasteと同系列の会社。あちらが高額プレミアム即席麺なのに対しスリランカのPrimaは庶民的な製品。

スリランカ製即席麺の紹介は今回が初めて。数年前に行く予定があったのに、直前にテロが勃発してキャンセルした苦い思い出がある。

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