カテゴリー別アーカイブ: 10日本のカップ麺

No.6971 徳島製粉 金ちゃんきつねうどん

No.6971は徳島製粉、金ちゃんきつねうどん。1975年11月に縦型カップで登場、78年7月には丼型タイプに変更される。発売以来30年を軽く超えるご長寿製品である。

▲たぶん1980年中旬~終盤頃の同製品。
樹脂シート成型フタ

この製品を私が初めて食べたのはNo.918として記録が残っているが製造時期は不詳。表示内容から見て昭和の終盤頃と推測する。フタは樹脂シートを立体成型したもので、当時としては珍しいものではない。しかし他社が丼型の製品を軒並み紙のフタに切替える中、金ちゃんだけはこの樹脂製立体フタを堅持。信念を通しているのか不器用なのかは判らないが一目置いていた。だが時代の流れに抗えず遂に2017年に紙のフタに転換。一つの時代の終焉だなあと感じたよ。

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No.6969 ヤマダイ ヴィーガンヌードル酸辣湯麵

No.6969はヤマダイ、ヴィーガンヌードル酸辣湯麵。昨年6月に発売されたヴィーガン対応製品であり、原材料に動物性食材・化学調味料・アルコールを使用しないもの。まあ一言で言えば健康志向製品なのだが、ヤマダイが新シリーズとして立ち上げるのだから、この手の製品にありがちな貧弱で味気ないものとは一線を画しているだろうと期待する。

▲IKEA Plant Based Ramen Curry(製造はヤマダイ)

実は年初にIKEA Plant Based Ramenを紹介した際(No.6832及び6842)、製造がヤマダイなのでこのヴィーガンヌードルと共通項の多い兄弟関係なのでは?と睨んでいたのだが、今回購入して容器の形や構造が違っており、衣だけを変えた安直な企画ではないことを確認した。

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No.6967 ペヤング 超大盛やきそばハーフ&ハーフW獄激辛

No.6967はまるか食品、ペヤング 超大盛やきそばハーフ&ハーフW獄激辛。獄激辛と獄激辛カレーの二種類を統合したもの。4月の発売だがも既に終売となっている様子。

最近ウチは過激系(と店舗の味系)の製品をあまり採り上げていないのだが、ペヤング獄激辛は2020年2月の発売以来担々・にんにく・麻婆等の派生製品が追加され、一つのジャンルとして確立されたものだと認識する。そんな中ウチは食べない知らないじゃ済まなくなってきた危機感もあり、今回二食分の試食をすることとした。辛さと量で厳しい試練が待っている!(ちなみに辛さの指標辛メーターでは蒙古タンメン中本の北極が2.80KMなのに対し獄激辛は4.19KM)

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No.6966 マルちゃん 日本うまいもん 青森味噌カレーミルクラーメン

No.6966は東洋水産、マルちゃん 日本うまいもん 青森味噌カレーミルクラーメン。東北地方限定販売で製造はユタカフーズ。古くから伝わる青森の郷土料理、では全然なくいろいろな素材をぶち込んで、試してみたら案外イケちゃったというノリで出来たものらしい。2008年末のNo.4008で同名の製品を試食紹介している。

▲2008年版の味噌カレーミルクラーメン

しかしこの時の記録記を見返すと、今回の品には無いバター状のキューブが付属していたり、麺が扁平形状だったり(今回の麺は正方断面に近く細いもの)などと様子が違う。味噌カレーミルク(牛乳)ラーメンには下手に伝統とか格式ばったものが無いので、製品の見直しをやり易いのかもしれない。

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No.6965 日清食品 カップヌードル スーパー合体シリーズ カップヌードル&しお

No.6965は日清食品、カップヌードル スーパー合体シリーズ カップヌードル&しお。動画広告ではシップードル(Siupoodle)というサブネームが付いている。毎年9月にはカップヌードル誕生記念として特別デザインの製品が出るのだが、今年はキリの良い50周年記念なので二つの味を混ぜたという、中身も特別仕立ての製品が四種類も発売された。「またしょうもないモノを・・・」と思う一方、これは入手せねばならんなあという使命感が沸きあがってきた。結局発売日に全種類買っちゃったよ。

今回の品は普通のカップヌードルとしおのミックス。とはいえ前回紹介したしおに付属するオリーブ風オイルは省略されている。

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No.6964 日清食品 カップヌードル しお 

No.6964は日清食品、カップヌードル しお。2003年5月の発売で、ウチでは出た直後にNo.2598で試食をし、それ以来18年ぶりの紹介となる。その間プライベート(?)では何度か食べているんだけどね。今回の品は別添で調味油が付いているが、これが付いたのは結構最近のこと。

▲発売当初(2003年)のカップヌードル しお

▲全く同じ表示が二か所に重複して記載されている

縦型カップで調味油だけが別添の場合、小袋が中にあると粉末スープの粉が付着して手が汚れてしまうため、最近はフタの上に接着してあることが多い。今回の製品もそうなのだが、カップヌードルの伝統か?フタに原材料名等の表示があるのにこれが調味油の小袋で隠れてしまう。なので同じ内容がカップ側面にも重複表記されているのが面白い。

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No.6961 徳島製粉 金ちゃん玉ねぎらーめん

No.6961は徳島製粉、金ちゃん玉ねぎらーめん。姉妹品としてNo.6941でねぎラーメンを紹介している。ねぎラーメンは1986年7月の発売でもう35年が経つ長寿製品なのだが、今回の玉ねぎラーメンは2021年2月発売でまだ生まれたてのホヤホヤ。平成をすっ飛ばして昭和と令和の世代差があるね。姉妹品というよりも親子の関係か。

▲金ちゃんの(玉抜き)ねぎらーめん

主な看板として玉ねぎを掲げる即席麺は意外に少なく、現行品で他に知っているのはイトメンのカップ及び袋麺ぐらいしかない。イトメンの場合は製品名が「たまねぎ」とひらがな表記、ラーメンはカタカナである。またイトメンが「コンソメ味」と銘打つのにたいして今回の金ちゃんはしょうゆ味。各所が微妙に違う。

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No.6960 寿がきや食品 全国麺めぐり 藤枝朝ラーメン 冷たい醤油味

No.6960は寿がきや食品、全国麺めぐり 藤枝朝ラーメン 冷たい醤油味。製造は加ト吉水産。前回の凄麺冷し中華に続く、麺を冷水に晒して作る方式のカップ麺。この二者の違いは凄麺が冷えた麺に濃縮スープを絡めて食べるのに対し、今回の品は濃縮スープを冷水で溶いて、これに浸して食べることにある。つまりもう一手間余計にかかってしまうことになる。(この製品も既に製造は終了している様子)

静岡県藤枝市ではお茶に関わる人達が早朝の仕事を終えてからラーメンを食べる風習があり、通常の暖かいラーメンの他に冷したものも広く親しまれている。今回の製品は藤枝朝ラー文化軒究会の公認であり、過去にNo.6235でミナミ製で同名の袋めんを紹介している。

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No.6959 ヤマダイ ニュータッチ凄麺 冷し中華海藻サラダ風

No.6959はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 冷し中華海藻サラダ風。季節限定商品であり、同社のWebサイトではまだ製品説明ページが残っているものの「製造終了」と記され、市中在庫ももう殆ど無い様子。

▲カップ冷し中華の先駆け、大黒食品工業の冷し中華(製造年不詳。JANコードや警告表示が無いので1980年近辺か?)

乾燥麺(油揚げ麺・ノンフライ麺)によるカップの冷やし中華は実施例がとても少ない。継続して発売しているのは私の知る限り大黒食品工業だけで、ヤマダイではこれが初めてだと思う。湯切り後に麺を冷水に晒す工程が、簡単さが身上のカップ麺にとっては面倒臭く思われること、その割に満足できる結果が得難いことが普及しない理由か?と想像する。凄麺ブランドを冠して今回の製品を出すのだから、ヤマダイには相当の自信があるのだろう。

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No.6953 マロニー スープマロニーちゃん まろやか鶏白湯

No.6953はマロニー、スープマロニーちゃん まろやか鶏白湯。姉妹品の鶏ダシたまごをNo.6913で、うま辛担々味を6933で紹介している。

久々にマロニーのWebサイトを覗いてみたら、このスープマロニーに8月から新製品「ごま豆乳鍋味」が追加されるとのニュースリリースが出ていた。とはいっても販売地域は従来製品と同様東海以西限定で、我ら関東人民には幻の製品。(ああ、コロナが収束したらあちこちへ即席麺の買い出しに行くんだ!と色々夢想中)なおこのニュースリリースには同時にNo.6933で紹介したうま辛担々味が9月末で終売となってしまうとの情報も併記されていた。

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