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No.7467 維力食品工業 (Taiwan) 一度贊 剝皮辣椒雞肉麵

No.7467は台湾の維力食品工業、一度贊 剝皮辣椒雞肉麵。レトルトの具材が付いた高級カップ麺で価格は47TWD(約219円)。リアルな肉が入った製品なのだから、日本の相場で見るとお買い得だと思う。

製品名を見た際に「剝皮」は鶏肉を修飾する語だと解釈したが、少し腑に落ちない部分があるので後に調べてみたところ、台湾の東部に「剝皮辣椒」という青唐辛子を油で揚げた後に皮を剥いで醤油漬けにした特産品があることが判明した。この食材に接するのは初めて。

日本の製品でもそうだが、即席麺を通じてローカルな珍しい食材に触れることが出来るのは、(美味しい不味いを問わず)新しい体験が出来るという意味で有難いと思う。

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No.7466 King Pot Noodle (U.K.) Beef & Tomato Flavour

No.7466は英国のUnilever UK、King Pot Noodle Beef & Tomato Flavour。ポットヌードルといえば不味いカップ麺というのが英国のみならず全世界の共通認識であり、ウチでは2001年に初試食、同製品の危険性・凶暴性を日本語で最も早い時期にネットで発信したと自負している。

▲私の初Pot Noodle体験(2001年)

そんなPot Noodleに風の噂で大盛り版「キング」が存在していると聞いた。今回幸運にも入手でき、手にしてみると妙にカップが細長い。測ると縦寸法が135mm、口径の最大部がΦ95mmなので縦横比が1.42もある。そして重量は114g、標準品は90gなのでたっぷり満足(?)できるだろう。

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No.7463 維力食品工業 (Taiwan) 真爽 黑胡椒牛肉風味麵

No.7463は台湾の維力食品工業、真爽 黑胡椒牛肉風味麵。真爽は安価でメリハリの効いた味の製品群で、カップ版も存在する。今回の品は漢字を見れば日本人でもどのような味なのかがすぐに想像できるだろう。姉妹品の 精燉豬肉風味麵をNo.7438で紹介している。

今回の品を含め台湾の袋麺では二つの作り方をサポートするのが一般的。一つは「沖泡」で丼に麺や調味料を入れてお湯を注いで蓋をするもの。もう一つは「快煮」で鍋で麺をゆでるチキンラーメン式。日本では質感の優位性でほぼ「快煮」式に収束したのに対し、台湾では「沖泡」も現役であり、作り方説明が「快煮」だけの製品は極めて少ない。火を使わないのが喜ばれるのかな。

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No.7461 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐Gold 熗牛肉麵

No.7461は台湾の統一企業、滿漢大餐Gold 熗牛肉麵。レトルトの牛肉が付いたノンフライ高級カップ麺。射出成型の硬質樹脂で作られたカップはΦ180mm、高さ90mm。製品質量が198gもある大柄な製品。

No.7451で姉妹品の金牛肉麵を紹介し、総合評価★4.0という私が滅多に出さない高得点を付けたこともあり、今回の品も卓越した良い出来を期待する。89TWD、日本円にして約414円もする高額即席麺なので、出来が良くて当たり前でもある。

「熗」は日本には無い字で読みはチャン(qiàng)、材料をさっと茹でてから調味料を加えて混ぜ合わせるという意味。姉妹品の「金」とは意味合いが異なる単語だね。

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No.7460 味丹企業 (Taiwan) 双響泡 日式雞白湯麵

No.7460は台湾の味丹企業、双響泡 日式雞白湯麵。双響泡は麺が二個(合計90g)入っている大盛りカップ麺シリーズで、日本のスーパーカップやデカうま、ごつ盛り辺りに相当するもの。

▲ハウス食品 王風麺(1983年モノ)
白湯スープの名を日本に広めた立役者
ポーク基調で、豚骨ラーメンのうまかっちゃんにも通じる味

今回の品は「日本式」の鶏パイタンスープ味ラーメンなのだが、正直私は日本と中国・台湾の白湯スープの違いを判っていない。私が白湯スープという味に初めて触れたのは1979年に発売されたハウス食品の王風麺であり、これが自分にとって白湯味の原器・出発点なのだ。王風麺は私の大好物だったので、今でも両の瞳を閉じりゃ、うま味や香りが鼻孔の中に蘇ってくるようだ。

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No.7459 維力食品工業 (Taiwan) 一度贊 番茄牛肉麵

No.7459は台湾の維力食品工業、一度贊 番茄牛肉麵。一度贊はレトルトの肉塊入り高級袋麺シリーズ。番茄はトマトのことで、牛肉のトマト煮込み麺。購入価格は45TWD(約210円)で袋麺としては高いが、レトルトの具が付いていると思えば妥当だろう。

統一の滿漢大餐、味丹の味味一品、臺灣菸酒TTLといった他社のレトルト付き袋麺も同じような高価格だが、全てが作る際に鍋でゆでる方式に加えて丼お湯入れ方式もサポートしている。余所者の素人考えだが、丼お湯入れ方式を外して鍋でゆでて作るのみに絞れば麺質をもっと良く出来るだろうと思うのだ。だがそれをしないのは、台湾では丼お湯入れ方式が深く根付いているからだろう。

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No.7457 味丹企業 (Taiwan) 隨緣 椒香豆腐新豬肉麵

No.7457は台湾の味丹企業、隨緣 椒香豆腐新豬肉麵。隨緣は台湾流ベジタリアン向け食品である素食の製品群。調理例写真や製品名称からも判るように、レトルトの大きな豆腐が入っている。そしてベジタリアン向けなのに「新猪肉」を使っているらしい。フタには「OMNI」の文字が躍る。

OMNIは豚肉の代替用途として開発された植物由来の肉もどき。オムニポーク、オムニミートという名で近年アジアの意識高い人向けに広まりつつある素材。即席麺の具としては大豆蛋白質を使ったニセ挽肉が古くから多用されており、これのブランド化とも言えそうだ。本物の肉よりもヘルシーで栄養価が高く、ベジタリアンもニッコニコの夢の食材、かな?

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No.7456 統一企業 (Taiwan) 大補帖 當歸鴨風味細麵

No.7456は台湾の統一企業、大補帖 當歸鴨風味細麵。12年ぶりの試食である。昔は袋版もあったが、現在同社のサイトや台湾のネット通販業者を調べたところカップ版しかない様子。當歸は日本の漢字だと当帰と書く多年草。根を乾燥させて主に婦人病に効く漢方薬として用い、台湾の即席麺では各社から「當歸」を売りとする薬膳製品がいくつも出ている。

▲昔の大補帖 當歸鴨風味細麵(2012年)

で、この製品には料理酒が付いている。即席麺に酒を付けるのは今まで臺灣菸酒TTLの製品をいろいろ紹介してきたが、この大補帖ではそれよりもずっと前からやっていた。薬膳製品に酒が付いているというのは、酒も薬の一種であるという意味なのだろう。(ホントかな?)

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No.7455 維力食品工業 (Taiwan) 大乾麵 紅油擔擔風味

No.7455は台湾の維力食品工業、大乾麵 紅油擔擔風味。丼お湯入れ方式で湯戻ししたのちに湯切りを行なう汁なし麺。戻し湯を使って飲用のスープを作る。「擔擔」は日本の漢字で「担担」、紅油は(たぶん)ラー油のことで、辛い汁なし担々麺だね。

購入価格は17TWD、日本円で約80円弱。台湾製品の中でも気軽に買える大衆的な製品。日本と比べて台湾の即席麺は、特売品を除けばコンビニとスーパーであまり価格差が無く、また単品売りと五個パックでの(一個当たりの)価格差も少ない。安売りの店舗を捜し回るよりも、目の前で売られているものをサッサと買う方がストレスが少なそうだ。

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No.7454 味丹企業 (Taiwan) 味味A 香辣牛肉湯麵

No.7454は台湾の味丹企業、味味A 香辣牛肉湯麵。この製品はKALDIで売られていた北米向け輸出仕様(バーコードがUPC)を2017年に試食している。

▲味丹の香辣牛肉湯麵、北米向け輸出仕様(2017年)

私は、一度紹介した製品は大きな変更がない限りその後10年間は取扱わない、という掟を設けており、今回の品も本来ならばパスするところだが、製品の質量等の数値などが微妙に異なり、もしかして中身は別物かも?という疑念が湧いたので購入した。そして開封して中身を見ると、粉末スープや調味油の小袋は7年前の北米向け輸出仕様と全く同じように見える。

仕向け先に応じて中身をローカライズするか否かは国や企業毎に異なり、これを調べるのも私の活動テーマの一つである。

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