カテゴリー別アーカイブ: 4海外

No.6834 Cung Đình (Vietnam) Lẩu Tôm Chua Cay

No.6834はベトナムのAsia Food Technology、Cung Đình Lẩu Tôm Chua Cay。Cung Đìnhは王国(Kingdom)という意味のブランド名で酸辣海老味。ウチではこの会社の製品を扱うのはこ今回が二度目。

ベトナムは中小の即席麺製造会社が乱立しており、ここもあまり大きな企業ではないようだ。今回の品は日本で買ったものだが、他にもっと有名なベトナムの即席麺はいくらでもあるだろうに、よくここに眼を付けたなあと感心する。一方で同国にはよく似た名前のAsia Foodsという即席麺製造会社が存在し、Gấu Đỏという中堅クラスのブランドを擁しており紛らわしいい。

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No.6830 MAMA (Thailand) Instant Rice Noodles Creamy Tom Yum Flavour

No.6830はタイのThai President Foods、MAMA Instant Rice Noodles Creamy Tom Yum Flavour。タイ国内向けには無いデザインの北欧向け輸出仕様である。米粉を使った幅広の乾燥麺であり、ウチにおけるカテゴリーとしてはビーフンではなくフォーに分類した。

ラーメンにおけるMAMAのクリーミートムヤム味は(Creamyという甘い言葉とは裏腹に)激烈なキレる辛さでいつも涙と鼻水まみれの試食となるのだが、これが輸出仕様だと辛さがだいぶ穏やかになるようにデチューンされている。なので今回の品も決して我慢を強いられる食べ物ではないのでは?と期待した。

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No.6825 味王 (Taiwan) Kung-Fu Mì Gà(輸出仕様)

No.6825は台湾の味王、Kung-Fu Mì Gà。「味王」「鶏汁麵」以外の中国語が一切出てこない輸出仕様である。Gàという語はベトナム語で鶏肉の意味だが、裏面の作り方説明はスペイン語とポルトガル語で書かれている。買ったのはスペイン。No.6815で姉妹品のKung-Fu Mì Bò(牛肉味)を紹介している。

この製品の素性をいろいろ調べていたら、偶然味王の英文版即席麺紹介ページを発見した。ここにあるChicken FlavourはProduct Code(EANコードのITEM項)が今回紹介する品と同じだが、パッケージデザインは全然違う。このへんは複雑で判りにくいが、だからこそ面白い。

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No.6822 三養食品 (South Korea) プルダックポックンミョン ライト

No.6822は韓国の三養食品、プルダックポックンミョン ライト。ハングル表記は삼양식품、불닭볶음면 라이트。チキン味の激辛汁なし麺である。韓国の即席麺といえば長いこと農心の辛ラーメンが世界的に有名だったが、ここ五年ほどの海外市場を見た経験ではこの三養プルダックの方が優勢に感じられた。

今回の品はライトとあり、辛さの指標スコヴィル値がノーマル版の4,404→2,600SHUへ四割程度低減された。あともう一つ重要なのが揚げ麺からノンフライ麺に変わったことで、エネルギーが530→375kcalへ三割程度低減されている。しかしこれではへなちょこで軟弱な製品になっているのではと心配になってしまうよ。

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No.6820 Indomie (Turkey) Köri Çeşnili Hazir Noodle

No.6820はトルコのAdkoturk、Indomie Köri Çeşnili Hazir Noodle。カレー味ラーメンである。ここ最近のトルコ版インドゥミーの紹介は四度目の今回でひとまず終了。Webサイトには袋麺としてあと一つ「kızarmış Hazir Noodle」という未試食の製品が載っているが、これはFried Instant Noodle、即ちミーゴレンのことだろう。

Indomieはイスラム圏のあちこち(インドネシア以外はアフリカと中東)で生産されているが、スープは万国同一仕様で麺は生産地に任せる、という構図のようだ。そしてこのトルコ版の麺は本家を凌いでいるように感じる。

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No.6818 KOKA (Singapore) The Original Chicken Flavour (Cup)

No.6818はシンガポールのTat Hui Foods、KOKA The Original Chicken Flavour Cup。今回はThe Originalシリーズの縦型カップ版で、他にPacket(袋麺)とBowl(どんぶり型カップ)が存在する。

▲KOKAのチキン味製品群
(Tat Hui Foods社サイトより抜粋編集)

別系統のSignatureシリーズにも同様に三種類のチキン味があり、更にSilkシリーズやDelightシリーズにもチキン味が。そして派生種としてチキンコーンやチキンアバロン味なんてのもある。チキン味だけを見てもこの会社の製品構成は複雑すぎるよ。コロナが十分に収束したら、半年程度掛けてKOKAの即席麺を本気で掘り下げてみたいなあ。

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No.6815 味王 (Taiwan) Kung-Fu Mì Bò

No.6815は台湾の味王、Kung-Fu Mì Bò。英文の社名はVe Wong。スペインで購入したもの。海外製の即席麺を食べ続けていると、即席麺に関わる外国語はある程度覚えてくるものであり「Mì Bò」という語がベトナム語の牛肉麵であることは判った。しかしそれ以外の表記は全てスペイン語とポルトガル語であり、この二国での牛肉はCarneが相当する。カンフーという製品名も含めてちょっと奇妙な点が多い。

 

▲原汁と書かれると肉汁を連想するな

買った後で気付いたのだが、左下に「原汁牛肉麺」と牛の絵が。そうか、これは台湾国内で現在「原汁牛肉湯麵(昔は原汁牛肉麺という製品名)」として売られている製品の輸出バージョンだったんだ。

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No.6810 Indomie (Turkey) Sebze Çeşnili Hazir Noodle

No.6810はトルコのAdkoturk、Indomie Sebze Çeşnili Hazir Noodle。トルコ語でSebzeは野菜、Çeşniliは風味、Hazirは準備完了=即席の意味であり、Noodle以外は英語との関連性が全然見られない。同国はイスラム圏なのでHALAL認証品。

トルコの即席麺事情について、Adkoturk社が2010年から製造を開始したのに続き2013年には日清食品が現地Yildoz社と合弁会社を設立して即席麺の製造・販売を開始した。だからいつかはトルコのNissinブランド製品を食べるんだ!と思っていたのに、2019年に合弁を解消・撤退していたことを今日知った。ガッカリ。

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No.6808 KOKA (Singapore) The Original Tomato Flavour

No.6808はシンガポールのTat Hui Foods、KOKA The Original Tomato Flavour。The Originalというのはシリーズ名で、他にSignatureやらDelightとかSilk等の幅広いバリエーションを持つ。

なにしろこのOriginalだけでも袋とカップで25種類もあるので、KOKAの全製品制覇なんてシンガポールに数ヶ月間定住しないと実現できないだろう。この会社は新陳代謝が結構盛んで、製品の入れ替えを頻繁に行っているようだからなおのこと大変。

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No.6806 Mr.Noodles (Bangladesh) Chicken Flavour (Cup)

No.6806はバングラデシュのPran Argo、Mr.Noodles Chicken Flavour (Cup)。No.6796で姉妹品のCurry味を紹介している。

バングラデシュの即席麺産業は1994年にCocola社が棒状乾燥麺を発売したのを皮切りに2000年頃からNestlé Bangladesh社がMaggiブランドで即席麺に参入、2003年頃にCocola社も揚げ麺タイプを発売。その後タイや台湾の会社も進出して、今回のPran社は2011年にこの業界に入ってきた。

▲バングラデシュの即席麺達

同国の即席麺総需要は年3.7億食(2019年)と日本の1/15程度だが、急激に増加()しているので将来が楽しみでもある。(数値はJICA、WINAの資料を参照した)

バングラデシュの即席麺市場は2009〜2019年の間で9.5倍に伸長している

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