カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6564 Tien Shan (France) Saveur Crevettes

No.6564はフランスのTien Shan、Nouilles De Blé Instantanées Asiatiques, Saveur Crevettes。アジア風即席ラーメンの海老味で、製造国はタイ。No.6478で姉妹品の牛肉味を紹介している。本プロダクトの狙いは過去何度か紹介した同じフランスの日本食ブランド、Distriborgの「楽」と似ているように感じられる。

アジア風と言っても社名や説明書き、製品シリーズを見渡す限り意識の中心は中国にあるようだ。まあ遠い欧州から見たらアジアの国の位置や特徴をきちんと把握している人など少ないだろうから、アジア≒中国と言ってしまっても商売上大した問題は起きないのかもしれない。

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No.6562 Ottogi (South Korea) Beef & Seaweed Soup Ramen

No.6562は韓国のオットギ、Beef & Seaweed Soup Ramen。ハングル表記では오뚜기、쇠고기(牛肉)미역국(わかめスープ)라면(ラーメン)となる。オーストラリアの韓国系スーパーで購入したものだが、説明書きに英文表記は一切無くハングルのみ。韓国国内仕様がそのまま輸出されたものである。なおOttogiの英文サイトには本製品の情報が載っていない。通常このような場合は販売国で現地語による説明ラベルを貼るものだがそれも無し。たぶん現地在住の韓国人のみを対象として販売されている製品なのだろう。

パッケージの調理例写真を見ると麺もスープも薄い緑色だ。トコトンわかめづくしの製品らしい。

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No.6558 金牌干溜 (China) 重慶小面 麻辣汤面

No.6558は中国の重庆辣有引力餐饮管理、 金牌干溜 重慶小面 麻辣汤面。英語表記は社名がChongqing Hot with Gravity Catering Management、製品名がKings Noodle Chongqing Xiao Mianとなる。オーストラリアの中華系スーパーで入手したもので、価格は6.79AUD、購入時換算でなんと516円の高額即席麺である(一人前)。

重慶は中国内陸部の人口3000万人を超える「市」であり、ここで生まれた辛い麺料理が重慶小面である。今回の試食直後に「重慶マニア」という本の案内が来て、私の好奇心のツボをくすぐられてしまったよ。食べる前に読みたかったな。

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No.6553 農心 (South Korea) Soon Veggie Ramyun

No.6553は韓国の農心、Soon Veggie Ramyun。輸出仕様であり裏面の説明書きは英語と中国語の併記。韓国では「순」ラーメンという名前である。순は「スン」と読み、純粋という意味。なので英語名のSoonは直ぐにという意味ではなく、単純に韓国語の読みを当てはめたものだ。繁体字中国語圏では純拉麵という名で売られている。

畜肉由来原材料を一切使用しておらず、HALALおよびThe Vegan Societyの認証を取得している製品である。宣伝文句によると「100%野菜でできたピュアでさっぱりとした味」らしいが、はたして私のような肉好き人間が受け容れることができる味なのだろうか?ちと不安でもある。

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No.6546 MAMA (Thailand) Stew Beef Flavour

No.6546はタイのThai President Foods、MAMA Stew Beef Flavour。パッケージおもて面に堂々と「MAMA」と書いてあるのは輸出用パッケージであり、タイ国内向けはタイ文字で「มาม่า」になる。私はアルファベットの「dndn」に似た文字を見るとパターン認識でMAMAのことだと判断している。

今回紹介するビーフ味は輸出専用の製品であり、タイへ行っても入手出来ない即席麺コレクター垂涎の一品なのだ。Thai President FoodsのWebサイトを観ては「これは簡単には手に入らないよなあ」と溜息をついていたのだが、先日遂に頂く機会を得て思わず歓喜のガッツポーズが出たよ。

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No.6544 Amino (Poland) Jarzynowa

No.6544はポーランドのUnilever、Amino Jarzynowa。野菜味。製品名の下にもポーランド語の文字が並んでいるが、Googleで翻訳したらmarchewkaは人参、pietruszkiはパセリ、そしてkoperkiemはディル(dill)だそうな。

えっ、ディルって何?調べてみたら蒔蘿とかイノンドとも呼ばれるセリ科の一年草で、種や葉が香辛料や薬草として使われるらしい。う~ん残念ながら私はこのディルの香りがあったとしても、検知することが出来ないかもしれない。

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No.6540 Amino (Poland) Grochówka

No.6540はポーランドのUnilever、Amino Grochówka。このシリーズは今回の品が12種類目の紹介となる(全て同じ方からの頂きもの)。Webサイトを見ると全部で30種類ぐらいあるようで、凄いバリエーションだ。

Grochówkaは英訳するとSplit pea soup、半分に割ったえんどう豆を使ったスープのことであり、ポーランドに限らず欧米全般で食される家庭の味のようなものなのだろう。製品名の下に添えられる「z boczkiem i majerankiem」はベーコンとマジョラム(ハーブの一種)入り、という意味らしい。なるほどパッケージを見ると食器の周りをこれらの材料が取り囲んでいるね。

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No.6539 Nongshim America (USA) Spicy Seafood Flavor Noodle Soup

No.6539は米国のNongshim America、Spicy Seafood Flavor Noodle Soup。漢字表記は海鮮湯麵、ハングル表記だと해물탕면となる。

Nongshim Americaは韓国農心(농심)の現地法人で、2005年にLAで工場を立上げ現地生産を開始、米国内およびカナダやメキシコへの製品供給を行う。現在米国の即席麺市場ではMaruchanとNissinに次いで、少し離されてはいるがシェア第三位の位置を得ている。最初は本国からの輸出を行い、ある程度の評価を得ると現地生産に切り替えるのは日本の即席麺企業のやり方をソックリ倣っているね。まあ家電や自動車もそうなんだけど。

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No.6538 Nissin Foods (Germany) Nissin Soba Curry

No.6538はドイツの日清食品、Soba Curry。フライパン調理を要求するカレー味の袋焼そばで、No.6533で姉妹品のテリヤキ味を紹介している(販社はスペインのGallo)。

日本でカレー味の焼そばというと、カップ版なら過去にいろいろな例があるものの、夏季限定品やイベント企画物だったり終売になったりで、現在一年を通じたレギュラー製品としては存在していないと認識している。まして袋版のカレー焼そばは私の試食記録で過去一回も登場したことが無い。嗚呼それなのに欧州日清のこのSobaや競合Maggiでは袋のカレー焼そばを常時揃えているのだ(勿論カップ版も)。日本は焼そば=ソース味という認識が固定化されているからかな?

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No.6535 Ibumie (Malaysia) Always Mi Goreng Original Flavour

No.6535はマレーシアのSpice & Seasoning Specialities、Ibumie Always Mi Goreng Original Flavour。スパイスアンドシーズニングスペシャリティーズ、と何だか格好の良い会社名で、創業は1982年。本製品は茹でて湯切りをしてソースと絡める汁なし麺。オリジナルフレーバーのことは漢字で「原味」と書く。

マレーシアの即席麺市場は見た感じでMaggi、Cintan、Mameeが御三家ブランドとして君臨し、Ibumieはその次の第二集団の中で四~五位争いをする程度の規模である。ここは袋麺専業であり、カップ麺には手を出していない。

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