カテゴリー別アーカイブ: 10日本のカップ麺

No.7533 大黒食品工業 AKAGI 煮干し中華そば

No.7533は大黒食品工業、AKAGI 煮干し中華そば。2021年発売。

この製品のルーツであるAKAGI 中華そばは、当時の本庄食品(埼玉県、後にアカギに社名変更、その後大黒食品工業に統合)が1975年に発売した。小規模な本庄食品にしては大ヒット作といえる製品で東京や神奈川で普通に購入でき、学生の頃はよく食べたものだ。

当時はカップが橙色の硬質樹脂製で、外側に断熱と強度確保のためのリブが放射状に立てられ機能美を感じ、食べ終わった後にはお皿や小物入れとして重宝した。コストが高そうなカップだがその割に中身は貧弱で、いつの間にか一般的な発泡カップに変わっていた。一抹の寂しさを感じるな。

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No.7532 三旺食品 佐渡金銀山 焼あご塩らーめん

No.7532は新潟県の三旺食品、佐渡金銀山 焼あご塩らーめん。ウチで扱うのが珍しい生麺を使うカップ麺。なお麺を有機酸溶液で処理した「生タイプ麺」とは別物。購入日から賞味期限まではひと月半以上余裕があった。

私は乾燥していない麺の製品が嫌いな訳ではないが、巷には和風麺を扱う小さな会社の製品が沢山あり、これらを試食記の対象に含めるとi-ramen.netの印象が散漫になってしまうと考え、基本的には収集対象外としている。だが今回のように面白そうな製品を見つけた際はその限りではない。

佐渡へ行った際に購入した品。佐渡金山が世界遺産に登録されるタイミングに合うかな?と思ったが、未だ決定には至っておらずちょっと残念。

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No.7531 徳島製粉 金ちゃんラーメンカップ鶏しお

No.7531は徳島製粉、金ちゃんラーメンカップ鶏しお。同社の縦型カップ麺は現在「金ちゃんヌードル」と「金ちゃんラーメン」の二系統があり、金ちゃんに馴染みの薄い関東以北の人間にとってはこの二つのブランドの差は分かりにくい。前者は税抜希望小売価格が225円、後者は希望小売価格を設定しないオープン価格。実勢価格はヌードル>ラーメンで、明確な序列がある。

▲金ちゃんヌードル
見た目ではどちらが高級なのか判別が付かない。

徳島製粉の名を世に知らしめた袋麺をルーツとする金ちゃんラーメンが格下というのは納得いかない!という人もいるかもしれないが、今の若い人達は金ちゃんヌードルの方が知名度が高いだろうから仕方ないかな。外観デザインをみてもどちらが高そうかは判らないし。

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No.7530 寿がきや食品 カップSugakiyaネギラーメン

No.7530は寿がきや食品、カップSugakiyaネギラーメン。結構昔から出ているレギュラー製品なのだが、ウチで扱うのは今回が初めて。「ネギ」が付かないものは何度も食べているんだけどね。実店舗に存在するメニューを反映させたものらしいが、関東圏に住む者にとっては知る由もない。

Sugakiyaラーメンといえばマスコットキャラクターのスーちゃんが赤地に白い水玉模様の服を着て出演するのが常なのに、今回は緑色のチャイナドレスを着ている。このことから今回の品はいつもの和風とんこつに中華的要素を付加したものだと推測できる。緑はネギの色を反映したのかな?小さなイラストから読み取れる情報は結構重要なのだ。

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No.7529 ヤマダイ ニュータッチ凄麺 京都背脂醤油味

No.7529はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 京都背脂醤油味。11年ぶりの試食で、当時と今とでパッケージデザインは殆ど変わっていない。丼も同じ柄だし、JANコードも同一。

▲11年前のニュータッチ凄麺 京都背脂醤油味
(2013年11月、発売直後)

つい最近のNo.7519で凄麺の熟炊き博多とんこつを同じ11年ぶりに食べた際、やはり外観があまり変わっていないのに中身は結構違っていることに驚いた。開封して目に見える範囲でもスープの数や具の種類が減っていて、食べても全体的に素っ気なくなったようで、コストダウンを伴う改変があったのかと感じたもの(こちらの場合はJANコードが変わっていた)。今回の京都も中身が変わっている可能性があると思い、身構えて試食に臨んだ。

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No.7527 サッポロ一番 塩らーめんどんぶり

No.7527はサンヨー食品、サッポロ一番 塩らーめんどんぶり。この製品をプライベートで食べる(=試食記を書かない)ことはまれにあったが、試食記を書くのはなんと24年ぶり。外観の変化が少ないので敢えて採り上げる気持ちにならなかったが、今回リニューアル直後の特売現場に遭遇し、パッケージに「新」と朱書きされていたので購入した。

袋麺で名を成した製品のカップ化は、スープは基本的に袋麺のテイストに似せるように作れば大体ヨシとなるが、麺は袋とカップとでは湯戻し温度が違うのでなかなか同等にはならない。サッポロ一番のカップはスープ優勢で麺はイマイチという印象を持っていたが、今回どうなっているかな?

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No.7526 マルちゃん Prawn Mee

No.7526は東洋水産、マルちゃん Prawn Mee。マレーシアやシンガポールで人気の海老味麺料理を模したもの。この辺りの地域では即席麺もチキン味と並んで海老味の製品が多い。勿論ムスリムが多いのでポーク味の製品は皆無。

しかし何故東洋水産がこの地域の麺料理を商品化したのだろう?Maruchan(海外での社名)は北~中南米で日清を上回る存在感があるが、東南アジア地域においては生産拠点を持っていないため知名度はほぼゼロである。

日清がトムヤム味やラクサ味、エースコックがフォーを現地の味と称して日本で販売するのは、現地で作っている実績があるから言えるのだが、東洋水産にはそれがないのでちょっと不思議。

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No.7525 日清のどん兵衛 きつねうどん だし比べ南

No.7525は日清食品、日清のどん兵衛 きつねうどん だし比べ南。日清やマルちゃんの主力和風麺は地域毎に味を作り分けて製品を出荷しており、偶に居住域以外の味を試せるキャンペーンを張ることがある。

私は各地域の製品概要を大体把握しているつもりなのであまり気に留めていなかったが、今年の日清どん兵衛きつねうどんのキャンペーンには「南」がある!と聞いて俄然興味が湧いてきた。レギュラー製品としての南版は今まで存在したことがなく、今回のキャンペーンのため新たに作り出した製品らしい。この機会を逃すと幻の味になってしまうかもしれない、という危機感が私を動かした。(なおこの企画に天ぷらそばは含まれない)

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No.7519 ヤマダイ ニュータッチ凄麺 熟炊き博多とんこつ

No.7519はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 熟炊き博多とんこつ。この製品を食べるのは11年ぶり。今ウチは原則的に一度試食記を上げた製品は余程の大きな変更がなさそうな限り10年間試食記を書かないことにしており、昨年その制約が解けたばかりの製品。

▲11年前(2013年)の凄麺、熟炊き博多とんこつ
この写真の丼は雷紋(ぐるぐるマーク)の色が時計回りに
黄色→赤→青で現在のものと同じ。しかし・・・

▲17年前(2007年)の凄麺、博多ラーメン熟炊き豚骨
丼は現在のパッケージ写真と同じものらしい
だが雷紋の色の並びが逆(時計回りに
黄色→青→赤)なので、写真が裏焼きなのかも?

凄麺の熟炊き豚骨を最初に食べたのは2007年で、その時と今の調理例写真を見比べると丼が同じ柄のものを使っていることに気が付いた。フタ裏面に印字された「裏ばなし」にも丼の話が書かれている。ウチが袋麺の試食で使う丼とそっくりなので親近感が沸くよ。

▲現製品のフタ裏に印刷されている「裏ばなし」

▲ウチの袋麺試食用丼、よく似ているなあ
雷文の色順は17年前の凄麺と同じ

とまあパッケージの雰囲気が昔から殆ど変わっていないので、中身も殆ど同じなのだろうと勝手に推測しながら試食を行った。

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No.7518 トップバリュ ベストプライス 福島なみえ焼そば

No.7518はイオン、トップバリュ ベストプライス 福島なみえ焼そば。製造は東日本明星。なみえ焼そばは福島県双葉郡浪江町のご当地グルメで、元々は労働者向けのエネルギー補給用途としての食事らしい。

なみえ焼そばの加工食品は今回の品以外にもカップ焼そばやチルド麺、冷凍食品など多くの製品存在するが、製品のタイトル文字は殆どが黄色の黒縁の太ゴシック体、ただし「焼」だけは赤色、という様式に則っており、イメージが散らからないよう規制を掛けているようだ。その裏にはなみえ焼そばを推進するプランナーが存在するのだろう。地元民の盛り上げ以外の要素が垣間見れて興味深いな。

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