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No.6491 東洋水産 マルちゃん カレーらーめん

No.6491は東洋水産、マルちゃん カレーらーめん。赤いパッケージが古くからのお馴染みである「マルちゃん カレーうどん」(1972年発売)を黄色いパッケージに替えたような外観であり、カレーうどんとの味の関連性を示唆しているようにも思われる。発売は2017年7月と結構最近出た製品であり、生産は神戸工場。

一方東洋水産には今回の品とは別に「マルちゃん スープカレーラーメン」(No.6414参照)というカレー味の袋ラーメンも持っており、これは背景にポプラ並木や時計台のイラストがあることから北海道・東北限定ベーシック製品の系譜に属するものだと思われる(生産は小樽工場)。異母兄弟のようなこの二つの品の間にどのような違いがあるのか興味深い。

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No.6490 Maggi (Malaysia) Hot Heads Spicy Goreng

No.6490はマレーシアのNestlé、Maggi Hot Heads Spicy Goreng。インドネシア名物の汁なし麺ミーゴレンのピリ辛版である。とはいってもマレーシア産のMaggi製品をインドネシアで売られているのを見たことがない。ここはIndomieが強すぎるから直接勝負を避けているのだろう。

マレーシアのNestléは大規模な即席麺の生産能力があるようで、国内消費だけでなくシンガポールやオーストラリア、オセアニア辺りへの輸出も行って、そしてこれらの国でのMaggiのシェアは十分に高い。先日オーストラリアへ即席麺探索へ行き、同国で販売されるNestléが自国生産ではなくこのマレーシア製だったという事実を知ってかなり驚いた。

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No.6489 Anderson Watts (Canada) Mr.Noodles Spicy Beef Simulated Flavour

No.6489はカナダのAnderson Wattsが輸入する、Mr.Noodles Spicy Beef Simulated Flavour。No.6485で姉妹品のOriental Flavourを紹介している。製造元がどこなのかはまだ確証を得ていない。

英語とフランス語との併記で、フランス語の味の表記はà saveur de Boeuf épicé Imitationと記されており、要はあたしゃニセ牛肉味でっせ、ということだね。日本人の感覚としては自社製品のパッケージを堂々と「イミテーション」なんて言葉で飾るのは何とも自虐的というか、プライドは無いのか!?と思ってしまうよ。

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No.6488 日清食品 日清焼そばU.F.O.大盛 ホイコーロー味焼そば

No.6488は日清食品、日清焼そばU.F.O.大盛 ホイコーロー味焼そば。麺の質量は130g。ひと昔前は麺の質量が90gあるものを大盛りと呼んでいたのが、今や焼そばに関しては各社ともこの130gが大盛りと名乗る基準になっているんだ。

さてホイコーローは漢字で書けば回鍋肉、中華風の味噌味だね。回鍋肉をテーマとした即席麺は数こそ多くはないけれど、昔から焼そばでもラーメンでも存在していた。最近ではペヤングのやきそば(No.6336で紹介)があったなあ。今回紹介する品の発売は3月で、現在ではもう日清の製品リストから外れている。通販や市中在庫ももう無いみたい。

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No.6487 Nissin Foods (USA) Top Ramen Chicken Flavor

No.6487は米国の日清食品、Top Ramen Chicken Flavor。Top Ramenは1970年に日清が米国に進出して最初に販売した製品である。当初は日本で作ったものを輸入販売していたが1972年、CA州LAに自前の工場を建て現地生産化した(1970年以前は別会社が日本の日清製品を小規模輸入販売していた)。

Top Ramenは昭和の時代からほぼ同じデザインで売り続けていたのだが、2017年10月に大規模なリニューアルを行い減塩や化学調味料不添加といった健康志向を打ち出した。既に2016年9月にはCup Noodlesが同様のコンセプトでリニューアルを済ませており、これが今後米国日清が進む道なのだな。

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No.6486 明星食品 Chukazanmai Soybean Paste Flavor (輸出仕様)(9/16追記)

No.6486は明星食品、Chukazanmai Soybean Paste Flavor。輸出版中華三昧 四川風味噌拉麺。日本で製造され北米で販売するもの。明星食品は米国に生産拠点が無く、中華三昧を日本から輸出するかインドネシア産のMyojoブランド品を仕入れるかであって即席麺のシェアは僅かである。今回の品はNYの中華街で購入したものであり、他に醤油・塩・涼麺が併売されていた。

このパッケージは現在日本で売られている中華三昧とは違うデザインで、調べてみたら2011~13年頃のデザインを基に英文を追加したもののようだ。裏面は英文のみで、賞味期限の表示はスタンプではなく最近の印字仕様に則っている。

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No.6485 Anderson Watts (Canada) Mr.Noodles Oriental Flavour

No.6485はカナダのAnderson Wattsが北米市場へ輸入販売する、Mr.Noodles Oriental Flavour。この製品についてはかなりの時間を割いて調査をしたのだが、結局製造場所の特定が出来なかった。WikiでMr.Noodlesを調べると中国は広東省恵州市のBeltek Foodsであると記されているのだが、そもそもWikiの即席麺情報はデタラメが多いし様々な状況証拠から信ずるに足らないと判断した。

さらにややこしいのはバングラディシュ製で同じMr.Noodlesを名乗る即席麺が存在し、こいつとの関連性も不明。ロゴは似ているけど微妙に違う。バングラ製のはPran Argoという会社が製造する。

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No.6484 MAMA (Thailand) Oriental Kitchen Stir Fried Salted Egg Flavour

No.6484はタイのThai President Foods、MAMA Oriental Kitchen Stir Fried Salted Egg Flavour。塩卵味の汁なし麺。現在タイでは塩卵(カイケム、ไข่เค็ม)が人気沸騰中で、その流れをいち早く汲んだ今回の製品も大ヒットし、発売以来暫くはタイ国内でも入手が困難だった程らしい。

MAMAのOriental Kitchenシリーズはちょっと高級なプレミアム路線の製品群であり、私が知る限りでは2010年には存在していた。去年頃からOriental Kitchenのロゴマークを「OK」が強調されたものに移行している最中である。いざOK牧場!

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No.6483 サンヨー食品 サッポロ一番 旅麺 広島汁なし担々麺

No.6483はサンヨー食品、サッポロ一番 旅麺 広島汁なし担々麺。しばらく海外製品の紹介が続いていた中、久しぶりに日本の即席麺の登場である。とはいってもウチの在庫にはまだ約280種類の海外即席麺が眠っているので、この先向こう一年ぐらいは国産品の紹介を行うのを偶にしか出来ないだろう。

私は店舗のラーメン界のことには疎いので最近流行りの麺料理のことなども全然知らない。なので広島汁無し担々麺と言われてもピンとこなかった。Wikiで調べてみると、広島で昔から食べ続けられてきた伝統料理ではなく、広島に在る店舗が本場中国四川省の担々麺をアレンジして作ったものが大ヒットし有名になった、ということらしい。

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No.6482 The Decent Noodles Factory (Thailand) iMee Shrimp Flavour

No.6482はタイのThe Decent Noodles Factory、iMee Shrimp Flavour。iMeeブランドは日本でも業務スーパーが五個パック製品を販売しているので見掛けたことがある人も多いだろうが、入ってきているのはTomYum ShrimpとGreen Curryだけであり、水色のShrimp味は日本では幻の即席麺である・・・ってそんなに大袈裟なものではないけれど。

この会社は輸出が主であり他にiDlesという製品群もある。しかしパッケージもバリエーションも味自体もiMeeに酷似しており何が違うのよ?と思っていたが、製品の内容量が違うことに気が付いた。iMeeが70gなのに対しiDlesは85g。

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