No.7568 Mie Sedaap (Indonesia) Nikmat HQQ Soto Madura

No.7568はインドネシアのWingsfood、Mie Sedaap Nikmat HQQ Soto Madura。従来ウチではSedaapを作る会社はPT Karunia Alam Segar社であるとしてきたが、ここはあくまで生産を行なうところで、企画や販売はWingscorp傘下のWingsfood社であると判断し、今回から社名の表記を変更する。

Nikmat HQQは近年設定された若者向けに郷土料理を提供するサブブランド。Nikmatは美味しい、HQQはインドネシア語のHakiki(真実)の略語である(←これを調べるだけでもえらく時間を費やしたよ)。Sotoはスープ、Maduraはジャワ島の東にある島の名前。

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No.7567 ペヤング 激辛ヌードル

No.7567はまるか食品、ペヤング 激辛ヌードル。同社のペヤング 激辛やきそばの汁ありラーメン版。

▲左:ペヤング 激辛やきそば(2012年)
右:超大盛やきそばハーフ&ハーフ獄激辛(2021年)

激辛やきそばが発売されたのが2012年2月。それ以前にも激辛を標榜する製品は多々あったが、それらとは一線を画す暴力的ともいえる辛さには異次元の強いインパクトを受けた。その後韓国Samyangのブルダックポックンミョンなどの激辛製品も登場し、またペヤングも更に辛さをエスカレートさせてゆく。私は2021年に超大盛やきそばハーフ&ハーフ獄激辛を辛うじて完食した瞬間「もう金輪際この激辛エスカレーションには付き合わない!」と心に決めた。だが悲しいかな、汁ありラーメン版が出ると聞くとやはり手が出てしまうのだ。

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No.7566 Indomaret (Indonesia) Mi Goreng ala Indonesia

No.7566はインドネシアのIndomaret、Mi Goreng ala Indonesia。インドネシア風焼そばのミーゴレン。

Indomaretはインドネシア最大手のコンビニチェーンで、ここのプライベートブランド製品。製造はインドネシア日清。英語でIndonesian-Style Fried Noodleとあるのに加え、日本語でインドネシアミーゴレンと書かれている。今回の品の他に赤いパッケージのPedas(激辛)バージョンも存在する(未購入)。インドネシア日清はU.F.O.ブランドのカップ焼そばを同国で販売しているが、今回の品はこれとは別物で、二~三割安価(7,900IDR、約81円)。

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No.7565 Indomie (Indonesia) Premium Collection Mi Instan Mi Keriting Rasa Ayam Panggang

No.7565はインドネシアのIndofood、Indomie Premium Collection Mi Instan Mi Keriting Rasa Ayam Panggang。湯切りを行なう汁なし麺だが、インドネシア名物のミーゴレンとは別物としての扱い。Mi Keritingは縮れ麺という意味で、平打ちの幅広麺。Rasa Ayam Panggangはグリルチキンのこと。

インドネシア製品としては珍しく、麺とは別に飲用の粉末スープが付いている。麺のゆで汁でスープを溶くマルちゃん焼そば弁当方式ならば手間が省けて合理的だが、残念ながら別途熱湯で溶くように指示がある。焼そばバゴォーン方式だね。

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No.7564 Current (Nepal) Instant Chicken Cup Noodles

No.7564はネパールのYashoda Foods、Current Instant Chicken Cup Noodles。ネパールの即席麺というとタイのThai Preserved Food Factory社との関係が深いCG Foods社(वाइवाइ/WaiWaiブランド)が有名だが、今回のYashoda Foods社は2017年創業のまだ新しい会社で、ウチが製品紹介を行うのもこれが初めて。

Yashodaという名には若干の日本語っぽさを感じるが、同社サイトを見る限りは日本との深い関係を見出すことは出来なかった。まあ製品の外観を見る限り仕上げが大雑把で、日本の技術は入っていなさそうだな。

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No.7563 大黒食品工業 みそうどん

No.7563は大黒食品工業、みそうどん。2024年4月の発売。同社サイトのニュースリリースを見たところ、これがほぼ一年ぶりの新製品らしい(季節商品の販売再開を除く)。開発の頻度が低いと新製品を出しにくい体質に陥ってしまうのではないか?と他人事ながら心配する。杞憂だといいのだが。

そんな大黒が長きにわたる沈黙を打ち破って世に問うのが今回のみそうどんである。購入価格は税抜78円@業務スーパー。訳あり品を除けば国産で最安値クラスのカップ麺。この価格を前提に話をすると、ほぼ大抵のどんなことがあっても許せてしまうと思う。良い部分があれば手放しで褒める、加点主義のレビューになってしまうのは致し方ないかな。(なお税抜希望小売価格は205円)

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No.7562 Pop Mie (Indonesia) Mi Instan Cup Mi Goreng Spesial

No.7562はインドネシアのIndofood、Pop Mie Mi Instan Cup Mi Goreng Spesial。インドネシア風焼そば。Pop Mieは袋麺の王者、インドゥミーのカップ版。

▲左:十年前のPop Mie Mi Goreng
右:マレーシア向け輸出仕様Indomie Cup Mi Goreng(2019)
半透明状で穴の開いた湯切りキャップが上に被せられている
うまく湯切りを行わないと指が熱くなる

この製品は十年前の2014年に違う味を試食したのだが、この時は湯切りをスムーズに行うためのキャップが付いていた。また五年前にマレーシア向け輸出版を食べたが、この時も同様のキャップが付いていた。

だが先月のジャカルタ遠征でカップ麺売場を見たところ、Pop Mieには他の味を含めて湯切りキャップは付いていなかった。これは顧客から「こんな面倒くさい装備なんて要らねーよ」とダメ出しされたのではないか?と想像する。

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No.7561 mi ABC (Indonesia) Mi Instan Cup Rasa Soto Ayam

No.7561はインドネシアのABC President、mi ABC Mi Instan Cup Rasa Soto Ayam。チキンソト味の汁ありラーメン。ソト味はインドネシアの肉野菜スープで、地域ごとに様々な味がある。同国の即席麺中最もベーシックで馴染み深い味、日本で言うなら鶏ガラ醤油味のようなものだろう(今回の品は醤油味ではない)。

購入価格は5,500IDR、約56円。だがカップのフタを開けると小袋が4包(うち2つは一体になっている)、さらにフォークまでもが入っている。小袋の数が多いと美味しい訳ではないが、もてなしの心が感じられるよ。これはABCに限らないインドネシアの流儀なのだ。

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No.7560 寿がきや食品 そばきや 和風とんこつ味

No.7560は寿がきや食品、そばきや 和風とんこつ味。製造はまるか食品。

かつてこの両社はノンフライ麺の生産をテーブルマーク系の加ト吉水産に委託する、いわば顧客同士の関係だった。しかし2021年7月に加ト吉水産の群馬工場が寿がきや食品へ譲渡され、ペヤングのノンフライ麺は寿がきや食品が製造するという製造者と顧客の関係に変化する。今回の品はこうしたお付き合いから生まれた産物なのだろう。

製品の問い合わせ先やJANコードは寿がきや食品のものだが、見た目はまごうことなきペヤングソースやきそばの文法に添うもので、寿がきやスーちゃんにはアウェイ感が漂うのを否めない。ペヤングの操り人形と化しているのでは?

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No.7559 ヤマダイ ニュータッチ凄拉麺 もっちり極太麺とコク醤油ダレの油そば

No.7559はヤマダイ、ニュータッチ凄拉麺 もっちり極太麺とコク醤油ダレの油そば。茨城を中心に店舗を展開するスーパー、カスミの専売品。No.7549で姉妹品のなめらかな中細麺と焼豚入りコク醤油ラーメンを紹介している。

ヤマダイの看板製品である凄麺をもじったような凄拉麺という製品名であり、麺はノンフライ。価格は税抜228円で凄麺(希望小売価格255円)の実勢価格より少し安い程度。

今回の品は湯切りをする汁なし麺。現行の凄麺汁なし麺は名古屋及び広島という特定地域に紐付た製品である。一方で今回の品は特定の場所に関係しない全国区的なものである。万人に愛される普遍的な味なのか、それとも没個性な味なのか?

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