No.7547 イトメン カップコーンバター風醤油味ラーメン

No.7547はイトメン、カップコーンバター風醤油味ラーメン。製品名はバター「風」となっているので、実際のバターを用いるのではなくフレーバーとかシーズニングと呼ばれる香り付け添加物によるものである。私は即席麺において(本物素材を使わない)バター香料による演出を毛嫌いする気持ちは全然無いが、味造りの上手い下手が顕著に現れる素材だと思っている。

ウチの試食データベースを調べるとバター風味の即席麺は圧倒的に味噌味が多く、次が塩味で、醤油味は実施例が少ない。上手く調和させるのが難しいのだろうなあ。そこでバタ―風味と相性の良いコーンを(調理例写真を見る限り)たっぷりと使って何とかまとめている様子が伺える。

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No.7546 マルちゃん正麺 カップ たらこ味焼そば

No.7546は東洋水産、マルちゃん正麺 カップ たらこ味焼そば。各社からたらこ風味のカップ焼そばが販売されていることは認識しているのだが、積極的に手を出そうという気持ちにはならず見送る場合が多かった。

ウチのデータベースを検索すると、たらこ&焼そばの試食は過去五回(明太子を含むと九回)しているが、総じてあまり芳しい評価をしていない。たらこを使う麺料理ならば中華麺ではなくパスタにしとけよ、というのが私の本音である。

だが今回正麺シリーズの一つとしてたらこ味焼そばが出て、麺質が高ければ焼そば&たらこの組合せもアリなのかもしれない、という期待があったから。私の既成概念を覆すことが出来るだろうか?

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No.7545 日清のどん兵衛 琉球そば

No.7545は日清食品、日清のどん兵衛 琉球そば。この四月に発売された製品。私は今まで琉球そばという料理の名前を聞いたことがないのだが、少なくとも本製品に関しては沖縄ではなく琉球であることの特別な拘りはなさそうで、沖縄そばと同じ意味合いで使っているように思われる。

No.7542で明星食品の沖縄そばを紹介したばかりだが、この両社はここ三年ほどゴールデンウィーク直前に沖縄そば風製品を出すことを常としている。どん兵衛に関しては去年まで沖縄風そばという製品名だったが、これは本場沖縄そばの定義から外れる要素があるので「風」を入れたのだろうと推測するし、今年は琉球そばとすることで「風」が外れたのかな?

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No.7544 BonCabe (Indonesia) Rasa Ramen Pedas Level30

No.7544はインドネシアのKobe Boga Utama、BonCabe Rasa Ramen Pedas Level30。ウチが初めて紹介する会社の激辛ラーメン。同社は調味料や飲料・スナック菓子等の製造販売が主で、即席麺を手掛けたのは最近のようだ。なおKobeといっても日本の神戸とは無関係。

今回の品は近所のスーパーで購入したものだが、その直後の今月上旬に私自身がインドネシアへ飛び現地の即席麺事情を調査してきた。その結果このBonCabeブランド製品も僅かだが売場の一角をしっかり確保していることを確認した。今後の成長が楽しみである。(インドネシア即席麺探索記は後日アップ予定)

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No.7543 まるや君が代 地酒らうめん 味噌

No.7543はまるや君が代、地酒らうめん 味噌。新潟県の会社。干し麺一筋、創業明治18年(1885)とのこと。15年前に姉妹品のアゴしょうゆ味を試食している。製品名に「地酒」という名を使うだけあって、麺に日本酒と酒粕が練り込んであるのが特徴。

▲昔の地酒らうめん(アゴしょうゆ、2009年)

今回の味噌味とアゴしょうゆ味の他に塩味がある。面白いのは袋の印刷はすべて共通で、表面にある味の表示はシールを貼付け。裏面の原材料名やJANコードなどはアゴしょうゆ味のものが印刷されており、味噌と塩はその上からシールを貼付けることで対処している。なんとも手工業的な造りであるが、たぶん味噌と塩は出荷量が少ないため、袋の印刷コストを抑える工夫だろう。

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No.7542 明星 食べて応援 沖縄そばタテ型

No.7542は明星食品、明星 食べて応援 沖縄そばタテ型。丼型の沖縄そばとは別物で、市場では共存する。食べて応援というのは売り上げの一部を環境保全活動へ寄付することを指す。

▲昔の袋版沖縄そば(沖縄明星食品、1996年)

▲昔のカップ版沖縄そば(沖縄明星食品、1997年以前)

明星食品は1988年に袋版の沖縄そばを発売した、即席沖縄そばの老舗企業だといえる。なお昔は明星食品傘下ではあるものの、沖縄明星食品という別会社が販売していた。沖縄限定販売といいつつも関東圏で入手できる機会は結構あり、東洋水産と並んで沖縄そばの名を全国に広めた立役者だといえよう。私が初めて沖縄の地に立ったのは2001年のことだが、この時の主目的は「生の」沖縄そばを食べることだったし。

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No.7541 エースコック 福福彩菜 広東風濃い旨五目春雨

No.7541はエースコック、福福彩菜(ふくふくさいさい)広東風濃い旨五目春雨。今年の二月に出来たばかりの新しいブランド。日本のカップ春雨といえば総じて穏やかで平和な製品が多い中、同社の特設サイトを覗くと今回の製品は随分と汗臭さや男臭さを感じさせるものになっている。まさにMildからWildへ、だね。このように従来なかった価値を盛り込む試みはとても良いと思う。

一方で海外、特に中国のカップ春雨は唐辛子や花椒の刺激が豪快で、更に塩分と化学調味料も過剰という品が珍しくない。まあ、日本の会社が中国製品並みの過激さを盛り込むとは思っていないが、どれぐらい吹っ切れてくれるかが楽しみである。

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