No.7161 カインズ ノンフライ麺 醤油ラーメン

No.7161はカインズ、ノンフライ麺 醤油ラーメン。製造は寿がきや食品。同社の税込88円(購入時。現在は98円)カップ麺シリーズの一つで、No.7151で姉妹品の「ノンフライ麺 鶏の旨み塩ラーメン」を試食した際は価格を超越したスープの出来の良さに望外の深い感銘を受けた。今回の醬油味も製造元は同じなので、いやか上にも期待してしまうよ。

一般的にプライベートブランドのカップ麺はパッケージデザインが事務的で無気力なのに対し、カインズの場合はそれなりに食欲を喚起するものになっているのが美点。フタも艶があるし。まあこれは売場でナショナルブランド製品に配慮する必要があるか無いかの差かもしれないが。(自分の知る限りカインズは他社のカップ麺を扱っていない)

続きを読む No.7161 カインズ ノンフライ麺 醤油ラーメン

No.7160 セコマ 豚丼味の焼そば

No.7160はセコマ、豚丼味の焼そば。製造は東洋水産。もう25年ほど前の夏休み、北海道を車中泊しながら行き当たりばったりでウロウロしていて、たまたま入った帯広の辺りにある大衆食堂でたまたま頼んだのが豚丼の初体験だった。このときはまだこれが帯広の郷土料理だとは知らず、吉野家の牛丼の亜流かな?程度の気持ちで臨んだのだが、ジャブジャブしたつゆや玉ねぎは無く、単純に焼肉を丼へ載せたもので予想したものとは大違い。そして甘辛くコッテリした味付けに少々驚いたもの。

その豚丼がついに焼そばになった!さすがは北海道を基盤とするセコマだね~。25年前の驚きが今、蘇ってくるのだろうか?

続きを読む No.7160 セコマ 豚丼味の焼そば

No.7159 ヤマダイ ニュータッチ チャーシューメン

No.7159はヤマダイ、ニュータッチ チャーシューメン。1981年6月に登場した41年の歴史を誇る長寿製品。学生時代には頻繁にお世話になったものだが最近は随分とご無沙汰しており、今回の試食は13年ぶり。

▲大昔のチャーシューメンのラベル(厚紙)
当時のフタはシート成型樹脂製
製品名のロゴは基本的に同じものを使い続けているね
(横方向に拡大してあるが)
当時は焼豚が三枚で現在のものよりも厚かった気がする

上のNo.720は所有する最古のチャーシューメンの写真で、正確な製造時期は不明。しかしチャーシューメン登場時の1981年はまだヤマダイが大久保製麺という社名であり、左上のヤマダイ「Y」マークが付くのは1982年1月に社名変更した後のことで、右下のJANコードの表示が付くのはそこからまた暫く後のこと。一方で警告表示マークは付いておらず、ズバリ1980年台中盤~終盤頃の製造だと推測する。

(なんだか似たような文章を最近見たような気がするなあ・・・と思った人、それは気のせいです!ねぎらーめんとは違います)

続きを読む No.7159 ヤマダイ ニュータッチ チャーシューメン

No.7158 JA全農 A-COOP 味噌ラーメン

No.7158はJA全農、A-COOP 味噌ラーメン。製造は寿がきや食品の関東工場(群馬県高崎市)、少し前までは加ト吉水産名義だった場所で生産されたもの。No.7138で姉妹品のカレーうどんを紹介している。ノンフライの麺が売りであり、カネボウフーズやテーブルマークのDNAを引き継ぐ製品であるともいえるだろう。

A-COOPブランドの製品は一般的なスーパーやコンビニでは見掛けることが出来ず、農業が盛んな地域に置かれるJA農産物直売所など限定される。このため、都市部の人にとっては入手ががなかなか困難である。旅行の際などにちょっと足を伸ばして探してみるのがいいだろう。って、そんな人はいるのかな?

続きを読む No.7158 JA全農 A-COOP 味噌ラーメン

No.7157 サンポー食品 焼豚ラーメン 和歌山豚骨しょうゆ

No.7157はサンポー食品、焼豚ラーメン 和歌山豚骨しょうゆ。今年四月の発売で、今からの入手は難しいだろう。同社は九州の佐賀県に本社と工場を置く地元密着型の即席麺を製造してきたのだが、今回の製品は『和歌山』だと?九州以外の地名を冠する点でかなりの異端児であるといえる。ウチはサンポーの試食履歴が80食以上あるのだが、こんなのは初めてだよ。もしかして全国展開を行うための先兵だったりして?

調べたところ、サンポーの棒状袋麺で北海道味噌ラーメンというのが去年の四月頃に出ているらしい。マルタイにも似たような製品があるし、九州の会社が北海道の味を目指すのは結構興味深いなあ(その逆は珍しくないけど)。

続きを読む No.7157 サンポー食品 焼豚ラーメン 和歌山豚骨しょうゆ

No.7156 マルちゃん 麺づくり 鶏ガラ醤油

No.7156は東洋水産、マルちゃん 麺づくり 鶏ガラ醤油。過去の試食記録を見返したところ、麺づくりは何故か味噌ばかりを食べていて、醤油を食べるのはなんと20年振りとなる。どこにでも売られていて何時でも買えるという入手容易性の良さがかえって仇となり、試食漏れを引き起こしていたのだ。定番品をもう一度チェックし直さなきゃならんな。

▲麺づくりのライバル、日清麺職人 醤油(2022年版)

さて麺づくりの宿敵といえば同じ普及価格帯ノンフライ麺のカテゴリに属する日清麺職人。今回は麺づくりと麺職人の醤油味を連続して食べ、特徴を浮き彫りにする。(なお麺職人の醤油味5年前のNo.6111で試食記を書いており、それ以降大きな変更は無いので新たな試食記は省略する)

続きを読む No.7156 マルちゃん 麺づくり 鶏ガラ醤油

No.7155 日清食品 チキンラーメン 汁なしどんぶり 純喫茶のナポリタン

No.7155は日清食品、チキンラーメン 汁なしどんぶり 純喫茶のナポリタン。チキンラーメン生誕64周年記念企画として8月に発売された製品。同時発売の姉妹品が他に二種類ありこれらも追って紹介する。なお9月にはカップヌードル生誕51周年記念として昨年に続いて新スーパー合体シリーズ四種を出したのだが、今年はウチでは取扱わない。日清の在庫だらけになっちゃうし。

彩度を抑えた色使いや文字書体の選び方、わざとノイズを混ぜた背景等から見てノスタルジーを喚起させる意図が明白だね。調理例写真を見ても単体では全然美味しそうに見えないよ。もちろんこれらは高度なイメージ戦略の下に企画されたものなのだろう。

続きを読む No.7155 日清食品 チキンラーメン 汁なしどんぶり 純喫茶のナポリタン

No.7154 A-One (Vietnam) Mì Thịt Xào

No.7154はベトナムのSaigon Ve Wong、A-One Mì Thịt Xào。ポーク味。No.7142で同社のカップ版ポーク味を紹介している。

毎度の繰り返しになるのだが、Saigon Ve Wongは台湾の味王(Ve Wongの傘下にある会社である。但し即席麺の製品ラインアップは双方で独立しており、台湾の味王とベトナムのA-Oneで共通のブランドを展開するようなことはしていない。これは世界的に見るとむしろ珍しいことだと思われる。まあ味王は突出する強いブランドや製品を持っているわけではないので、ベトナムに導入したところで相乗効果は見込めなかったのだろう。

続きを読む No.7154 A-One (Vietnam) Mì Thịt Xào

No.7153 大黒食品工業 大黒 冷したぬきうどん

No.7153は大黒食品工業、大黒 冷したぬきうどん。19年ぶりの試食である。大黒冷しシリーズの姉妹品として最近ではNo.7133で冷し中華を、7143で冷しそばを紹介している。

冷しそばを紹介する中で「(六年前にはあった筈の)七味唐辛子が無くなっている!」と悲痛な叫びを上げたが、今回の冷しうどんにもやはり付いていなかった。調べた結果、2020年版から七味唐辛子の添付を止めた様子。

昨今は原材料の高騰が凄まじく、製造業が苦しいのは理解する。今回の冷しシリーズは中華・そば・うどんで中蓋の印刷を共用する等涙ぐましいコストダウンの跡が垣間見れるし、安直に七味を復活されろ!というのも酷な気がするよ。

続きを読む No.7153 大黒食品工業 大黒 冷したぬきうどん

No.7152 明星食品 カップ 沖縄そば

No.7152は明星食品、カップ 沖縄そば。沖縄県限定発売。古くからメジャーな即席の沖縄そばといえば袋もカップも明星食品と東洋水産の二社が双璧をなす存在として知られており、沖縄物産展でも両社の製品が共存する姿がよく見られる(他社は単発での参入はあるけど長続きしないんだよね)。明星の場合は今世紀の初頭ぐらいまでは沖縄エリアの業務を沖縄明星食品という別会社に委ねていた(当時は生産工場もあったらしい)が、いつの間にか明星食品に吸収されていた。

今回は15年ぶりの試食。明星の袋、マルちゃんの袋とカップはこの間に何度か食べていたので、てっきりこの明星のカップも最近食べているものだと勘違いしていたよ。

続きを読む No.7152 明星食品 カップ 沖縄そば