No.6680は丸榮製粉、新之助 南蛮えびラーメン。新潟の会社でNo.6670で同社のとん汁の店たちばな とん汁ラーメンを紹介している。今回の品は塩味の棒状ラーメンで二食入。
新之助は新潟県産の米で、麺の材料の30%にこの米粉をブレンドしてある。また南蛮えびは正式名称がホッコクアカエビという甘海老で、色と形が赤唐辛子に似ていることから新潟では南蛮えびと呼ばれる、らしい。
No.6680は丸榮製粉、新之助 南蛮えびラーメン。新潟の会社でNo.6670で同社のとん汁の店たちばな とん汁ラーメンを紹介している。今回の品は塩味の棒状ラーメンで二食入。
新之助は新潟県産の米で、麺の材料の30%にこの米粉をブレンドしてある。また南蛮えびは正式名称がホッコクアカエビという甘海老で、色と形が赤唐辛子に似ていることから新潟では南蛮えびと呼ばれる、らしい。
No.6979はヤマダイ、ニュータッチ凄麺 千葉竹岡式らーめん。竹岡式とは千葉県富津市竹岡(地名)が発祥の醤油ラーメン。千葉三大ラーメンの一つといわれる、らしい。
▲(非凄麺の)竹岡式らーめん(2015年)
デザインの構図も今回のと似ている。共に梅之家店主推奨。
この製品は数年前に食べた覚えがあり、店頭で見掛けても購入の対象外として素通りしていた。しかし先日試食計画を立てるためヤマダイの試食済リストを見直していたところ、過去No.5559で食べた竹岡式らーめんは(ノンフライの凄麺ではない)揚げ麺であることが判明。そういえば「非」凄麺なのにパッケージとレトルトの具と価格(税込225円)が妙に立派だった記憶がおぼろげながら蘇ってきた。
No.6978はだるま食品、水戸納豆ラーメン みそ味。茨城の会社であり、No.6968で姉妹品のしょうゆ味を紹介している。みんな大豆から出来たものとはいえ、しょうゆとみそでは後者の方が納豆との親和性が高そうな気がするな。(あくまで気がするという程度だけど)
だるま食品は1948年の創業(当時は高野商店)で、Webサイトを見ると納豆だけでも27種類を取りそろえる他、納豆加工品としてラーメン以外に納豆カレー、納豆ふりかけ、スナック、チョコ、チーズなどいろいろな製品に手を出している。必ずしも美味しそうとは思えないものもあるが、納豆一筋73年で徹底している姿勢は敬意を払うべきものだろう。
No.6977はサンポー食品、透辛麺。すけるからめん、と読む。同社のWebサイトには製品情報が載っておらず、流通経路限定製品かもしれない(今回はトライアルで購入)。この製品についてを検索してみると今回の普通盛り(80g)の他にフタだけ見るとほどんど区別がつかないバケツ型カップの大盛り(118g)も存在する(した?)らしい。
「澄んだスープなのに激辛のおどろき 激辛愛好家のチャレンジ求む!」という挑戦的なキャッチコピーと蓋骨が炎を吹いている絵が添えられており、自信の程が伺える。そういえばサンポーには九州地獄豚骨というスープが白いのに激辛の製品(No.6847で紹介)があったなあ。
No.6976は東洋水産、マルちゃん 大盛! 函館系ワンタン塩ラーメン。7&iというかイトーヨーカ堂系専売品。大盛!シリーズは種類が多くて全体を把握しておらず、ヨーカ堂に立ち寄った際に一番シンプルそうなのを買った。最近ごちゃごちゃしてハッタリの効き過ぎみたいな製品ばかりでちょっと疲れちゃったしね。
このシリーズ全般で同じような構図の調理例写真を使っており、よく言えば統一感が出ているのだが、みんな揃って華が無いとも感じるな。まあ本製品は一般に流通するカップ麺以上に美味そうに見えてしまう下克上状態は厳禁だろうから、マルちゃんの名を毀損しない範囲で地味にやってゆくのだろう。この点イオンの自社PBであるトップバリュの方が自由にやっている印象。
No.6974は日清食品、カップヌードル シーフードヌードル。定番中の定番商品だがウチで紹介するのは12年ぶり。一時的に貝柱が入った頃である。
▲8桁バーコード数字(JANコード)
49が日本、6986が日清食品、3がITEM項、3が読取確認項
本品は通常13桁のバーコード数字が8桁しかなく、これは本来一企業に10個しか割り振られない貴重なもの。日清にとって特別な製品であることが伺える。(他には無印CN、カレーヌードル。企業コードを別途再取得してミニサイズ製品など)
▲フィリピンNissin-Universal Robina社Cup Noodles Seafood
塩ラーメンみたいなスープ、具は貧弱
フィリピンへ即席麺の買出しに行った際、空港のターンテーブル脇で自分の荷物が出てくるのを待っていたらこのシーフードヌードルの段ボール箱がゾロゾロ出て来て驚いた。現地のCup Noodlesにもシーフード味はあるのだが、中身は全然別物なのでわざわざお土産として買ってくるらしい。フィリピン人もこの味が大好きなんだなあ。
No.6973はヒガシマル、鹿児島チャンポン 1968復刻版。鹿児島の会社で「♪きつね、たぬき」でお馴染みのヒガシマル醤油(兵庫)とは無関係。
オリジナル製品は1968年の発売だが関東圏の私は現物を知らず、再現度については言及できない。まあ1960年代の製品の復刻版が出たとしても様々な制約から当時の材料や製法等を今は使えない場合が多く、味に関して当時の製品とは全然違うものが殆どであるので再現度云々は大して重要ではないと思う。
当時の製品写真は検索できなかったが、この時代にゆるキャラは存在しなかったし、カラー写真が載ったパッケージもローカルな会社にはまだ採用できなかっただろう。なので今回新たに起こしたものかな?と思う。
No.6972は藤原製麺、北海道スープカレーラーメン。普通の汁ありラーメンとしての食べ方の他、麺を湯切りして冷水で洗って、濃いめに溶いたスープに浸して食べる冷しつけ麺方式も推奨されている。
▲現在のパッケージ
(藤原製麺のサイトより拝借)
確認のために同社のWebサイトを覗いたら、パッケージが微妙に変更されており、裏面の作り方説明も含めて冷しつけ麺に関する記述は一切無きものとなっていた。季節的な対応なのか、冷しの評判があまり芳しくなかったからなのかは不明だが、今買った人はこの製品の持つ二面性について知る術はない。しまったなあ、今回は普通の汁ありラーメンとして試食したのだが、そうだと知っていたら冷しつけ麺で食べたのになあ。
No.6971は徳島製粉、金ちゃんきつねうどん。1975年11月に縦型カップで登場、78年7月には丼型タイプに変更される。発売以来30年を軽く超えるご長寿製品である。
▲たぶん1980年中旬~終盤頃の同製品。
樹脂シート成型フタ
この製品を私が初めて食べたのはNo.918として記録が残っているが製造時期は不詳。表示内容から見て昭和の終盤頃と推測する。フタは樹脂シートを立体成型したもので、当時としては珍しいものではない。しかし他社が丼型の製品を軒並み紙のフタに切替える中、金ちゃんだけはこの樹脂製立体フタを堅持。信念を通しているのか不器用なのかは判らないが一目置いていた。だが時代の流れに抗えず遂に2017年に紙のフタに転換。一つの時代の終焉だなあと感じたよ。