No.6080 テーブルマーク ホームラン軒 ジャージャー麺

No.6080はテーブルマーク、ホームラン軒 ジャージャー麺。この製品を店舗でチラリと見掛けた瞬間「おっ、スナオシのジャージャー麺かあ、スナオシらしくない企画だなあ」と囁いた。

その訳はこうなんです。パッケージには麺のスナオシが得意とするフタの上部円弧に沿った作り方説明の五コマイラストが載ってるし、湯切り口近辺の形状も記憶にあるNo.5881麺のスナオシソースやきそばと同一形状に見える。印刷の色使いもスナオシチックだ。

しかし近付いて見るとそこには「TableMark」の赤いロゴが!何故だ!?何があったんだ?現実を受け入れられないぞ。俺は混乱した。I’m confused. 続きを読む No.6080 テーブルマーク ホームラン軒 ジャージャー麺

No.6079 Gallina Blanca (Spain) Yatekomo Yakisoba Pollo

No.6079はスペインのGallina Blanca、Yatekomo Yakisoba Pollo。Polloはスペイン語で鶏肉のこと。No.6071Classicの姉妹品であり、会社のことやポーランド味の素との関係についてはそちらを参照のこと。

日本の焼そばで「鶏肉」をアピールするものはとても珍しい。i-ramen.netのデータベースを検索してみたところ、袋とカップの焼そば全447種のうち、具材に鶏肉を使うものが11種(ペヤングも含まれる)、製品名や謳い文句に鶏またはチキンが付くものは6種しか引っかからなかった。

鶏肉焼そば、意外な盲点だと言えよう。 続きを読む No.6079 Gallina Blanca (Spain) Yatekomo Yakisoba Pollo

No.6078 Nestle (Malaysia) Maggi Royale Sarawak, Sambal Laksa

No.6078はマレーシアのNestle、Maggi Royale Sarawak, Sambal Laksa。サラワクはボルネオ島にある州の名前で、中国語では砂拉越と書く。No.6072で紹介したJohor Seafood Laksaの姉妹品。マレー半島にはラクサと名の付く料理がたくさんあり、味はそれぞれ結構異なる。今回の製品名にあるサンバルは辛味調味料のことで、インドネシアの即席麺でもよく”Sambal”と書かれたペースト状調味料の小袋が付いてくる。

マレーシアの通販ではパック販売で一個当たり1.75RM、45円程度。Royaleではない一般品は1.05RM、27円程度なので結構な高級品のようだ。 続きを読む No.6078 Nestle (Malaysia) Maggi Royale Sarawak, Sambal Laksa

No.6077 Indomie (Indonesia) Green Chili Fried Noodles (Mid-East Version)

No.6077はインドネシアのIndofood、Indomie Green Chili Fried Noodles。バーレーンで入手した頂き物で、インドネシアで製造した中東向け輸出仕様。パッケージにアラビア文字が躍っていると妙にワクワクして胸がときめくよ、コレクター冥利に尽きるねえ。

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この製品、実はインドネシア国内向けの同じ製品(Indomie  Mi Goreng Rasa Cabe Ijo)を2015年4月にNo.5539で試食している。バーコード数字も同じ0 89686 01071 8(Indofood社はEANではなくUPCを使う)なのでパッケージの印刷だけを中東向けに替えたモノかと思い当初i-ramen.netの試食記では取り扱わないつもりでいた(ウチは短期間に同じ製品を繰り返して食べた場合は記事として取り扱わない)。しかし! 続きを読む No.6077 Indomie (Indonesia) Green Chili Fried Noodles (Mid-East Version)

No.6076 Prima Taste (Singapore) Singapore Laksa Wholegrain La Mian

No.6076はシンガポールのPrima Food、Prima Taste Singapore Laksa Wholegrain La Mian。漢字表記だと新加坡叻沙 全麥拉麵となる。皮や胚などをひっくるめて挽いた小麦粉(全粒粉)を使った麺が特徴。

2013年4月のNo.5088()で今回の製品のベースとなるSingapore Laksa(全粒粉ではない)を頂き試食、シンガポールから突如高品質な即席麺が出てきたことに強い衝撃と感銘を受けたものだった。その前の年マレーシアへ行った際に店舗でシンガポール風ラクサを食べたのだが、その時の印象と殆ど違わないじゃん!

当時シンガポールの即席麺はKOKA、Maggi、日清や明星などのチープな食感の製品が席巻していたのだが、それらとは格が全然違う、軽自動車とフェラーリ(乗ったことないけど)ぐらいの差を感じたものだった。 続きを読む No.6076 Prima Taste (Singapore) Singapore Laksa Wholegrain La Mian

No.6075 天津頂益食品 (China) 康师傅 匠汤肥牛面 酸辣味

No.6075は中国の天津頂益食品、康师傅 匠汤肥牛面 酸辣味。写真だと大きさの見当が付きにくいが、縦型カップとしてはやや大柄な製品。中国の即席麺ではしばしば製品名に「肥」という字を使うものを見掛ける。

中年日本人の感覚としては「肥」という字を見るとどうしても即座に「肥溜め」とか「糞尿」を連想するから製品の名称に用いることはまずあり得ないだろう。でも本来「天高く馬肥ゆる秋」とか「肥沃な大地」など動物や農作物が太ったり富んだりする良い意味を表すものだから食べ物の名前としては適しているんだけどね。今後「肥溜め」にリアリティを持たない人が大多数になると状況は変わってくるのかも。 続きを読む No.6075 天津頂益食品 (China) 康师傅 匠汤肥牛面 酸辣味

No.6074 東洋水産 マルちゃん 赤いきつね焼うどん

No.6074は東洋水産、マルちゃん 赤いきつね焼うどん。去年もほぼ同じ製品が短期間出ていたのだが、店舗で見かける時は決まって荷物を増やしたくない時ばかりで、縁が無かったのか食べる機会に恵まれなかった。No.6069で紹介したエースコックのいか焼そば味ラーメンなどもそうだけど、汁ありと汁無しの製品を入れ替えるクロスオーバ即席麺というのは製品企画上安定した需要が見込めるのかな。

結論を先に書くと、汁無しの焼うどんになっても(汁ありの)赤いきつねうどんと麺の食感や味香りの方向性はほぼ同一である。この点では良く出来ていると思う。しかし・・・ 続きを読む No.6074 東洋水産 マルちゃん 赤いきつね焼うどん

No.6073 Ajinomoto (Poland) Sam Smak Rosół Z Warzywami

No.6073はポーランドの味の素、Sam Smak Rosół Z Warzywami。英語の説明ではChicken Broth with Vegetablesとある。Sam Smakシリーズの袋麺は全部で6種類あるのだが、i-ramen.netでの紹介はNo.6054Cheese、6064Spicy Chickenに続いてこれが三回目。

三種類食べてみて、このシリーズの方向性が見えてきた。基本的な味はトマトやハーブ、チーズなどを用いた洋風風味でアジア的な要素は無い。でも麺は国籍不明風で、白くて太めだが気泡感が強く、カップうどんの麺みたい。まあアジア風情は別シリーズのOyakata Noodlesに任しているんだな。 続きを読む No.6073 Ajinomoto (Poland) Sam Smak Rosół Z Warzywami

No.6072 Nestle (Malaysia) Maggi Royale Johor, Seafood Laksa

No.6072はマレーシアのNestle、Maggi Royale Johor, Seafood Laksa。Johorはマレーシア南部の州名。日本人には馴染みが薄いがNestleのMaggiは国際的な即席麺ブランドでもあり、日本の企業が入りにくい地域・国にもジワジワと浸透している。で、このMaggi Royaleシリーズはマレーシア市場に於いてちとお値段高めのプレミアム即席麺。

一方でMaggiは世界中で近年ちょっとお高い”Senses”シリーズを展開しており、シンガポールでも(マレーシアで製造した)Sensesシリーズが売られていた(2015年9月のNo.5637で紹介)。なのに何故マレーシアではわざわざSensesとは別仕立てのRoyaleシリーズを作ったのかが理解し難く興味深い。 続きを読む No.6072 Nestle (Malaysia) Maggi Royale Johor, Seafood Laksa

No.6071 Gallina Blanca (Spain) Yatekomo Yakisoba Classic

No.6071はスペインのGallina Blanca、Yatekomo Yakisoba Classic。黒い湯切りのフタが付いた焼そば。汁ありラーメン版のYatekomoは2014年にNo.5271、5301、5355で三種類の試食をしているが、このBlogを始める前の話である。

当初は正体不明で謎のカップ麺という認識だったが、その後の調査により製造は(たぶん)ポーランドの味の素で、イタリアStar社のSaikebon・フランスLustucru社のBanzai Noodle・そしてポーランド味の素のOyakata Noodlesと四兄弟だということが判ってきた。 続きを読む No.6071 Gallina Blanca (Spain) Yatekomo Yakisoba Classic