No.6740 Rollton (Russia) Instant Noodles Cheese & Bacon Flavour

No.6740はロシアのMareven Food、Rollton  Instant Noodles Cheese & Bacon Flavour。日清食品グループの会社。バルト三国向けパッケージで、ブランド名の表記はロシア語(Роллтон)ではない。

No.6730で姉妹品のChicken Flavourを紹介している。このときはゆで5分で製作したのだが少しゆで過ぎだと感じたので今回は3分に短縮してみた。だがこの製品は本来鍋でゆでるのではなく丼お湯入れ方式で作るものだと気が付いたのは、今回の試食を終えてからだった。(ラトビア・リトアニア・エストニア語による小さな文字を翻訳するのが面倒くさかったので)

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No.6739 Budget (Tunisia) Instant Noodles Beef Simulated Flavor

No.6739はチュニジアのFlavourtech(このURLはトルコ版)、Budget Instant Noodles Beef Simulated Flavor。コロンビアで購入した品。ええ?チュニジア?あんな、と言っては失礼だが、アフリカ北部の小さな国で即席麺を作っているの?また中国あたりに委託生産してもらったんじゃないのか?と思ったのだが、袋にはちゃんとFabricado  por :(ポルトガル語でMade by)Flavourtech, Tunis, Tunezと書かれていた。

▲コロンビアのスーパーにて

そしてチュニジア製の即席麺がコロンビアで売られていたという事実も、どういう経緯でこうなったのかを想像するだけで十分に楽しいな。

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No.6738 Maruchan (USA) Instant Lunch Udon Style Soy Sauce Flavor

No.6738は米国のMaruchan Inc.、Instant Lunch Udon Style Soy Sauce Flavor。最近Instant Lunch シリーズに追加されたカップうどんである。姉妹品としてMiso Flavorもあるのだが、米国滞在中に見つけることは出来なかった。

そもそも米国でうどんの認知度は殆ど無いと思われ、そんな中で(在留邦人ではなく)米国人に向けてカップうどんを出すことに勝算はあるのか?と疑問に思うのだ。将来に向けた観測気球的な役割の製品なのかな?まあ米国の日清とマルちゃんが焼そばを出し続けて、今ではある程度認知されるようになった例もあるからなあ。

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No.6737 日清食品 (Germany) 出前一丁 東京醤油麺

No.6737はドイツの日清食品 (Nissin Foods Gmbh)、出前一丁 東京醤油麺。またの名をDemae Ramen Tokyo Soy Sauceという。ドイツの日清食品は販社であり、実際の製造はハンガリー。

出前一丁は現在日本ではあまりパッとしない存在なのだが、香港版はそれだけで会社が出来るほどのワイドバリエーションを擁しているのを当Blogで紹介してきた。そして今回のドイツ版も香港に次ぐ規模を誇り、袋麺で11種類の味を揃えている。製品名に地名を含むのは今回の東京醤油麺のみ。二年ほど前には韓式泡菜麺(キムチ味、No.6271)があったのに、いつの間にか消えちゃったな。

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No.6736 Blue Dragon (UK) Noodle Wok Oriental Chicken

No.6736は英国のBlue Dragon、Noodle Wok Oriental Chicken。製造はタイのFashion Food(FF)社。No.6693で姉妹品のSpicy Thai Flavour (メキシコ向け版)を紹介している。wokは中華鍋のこと。濃い紺色のフタ付き樹脂製丼にはFF社の社標が型彫りされている。

FF社は2002年から即席麺の生産を始め、見た感じタイの即席麺市場でシェア第5~6位ぐらいかな。どこにでも売っているというものではないけれど、器もデザインもちょっと個性的で存在感が強い。一方かつてBlue Dragonは袋麺(中国製)も扱っていたのに現在は止めたみたいだ。

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No.6735 ABC President (Indonesia) Super Noodles Chicken Flavour Fried Noodle

▲右下にSedappp

No.6735はインドネシアのABC President、Super Noodles Chicken Flavour Fried Noodle。パプアニューギニア向け製品。右下にはMie Gorengと書いてあるのでインドネシア名物のミーゴレンである。

▲SedaapとSedaaap

その下に「SEDAPPP..」と書いてあるのはたぶんインドネシアで競合するブランド「Sedaap」(Wingsfood社)に当てつけたキャッチフレーズだろう。王者Indofood社も一部製品に「Sedaaap」との表示を入れており、ヘンなところで各社が競い合っていて面白い。ちなみにインドネシア語の「Sedap」は美味しいの意味である。

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No.6734 杭州绿家食品 (China) Ever Roka Beef Flavour

No.6734は中国の杭州绿家食品、Ever Roka Instant Noodles Beef Flavour。英語の社名はHangzhou Green Home Food。一般的には全然知名度の無い企業名だが、世界中の様々なブランドの即席麺を委託生産しまくっている、即席麺業界の影の巨人ともいえる存在である。今回の品は自社ブランド「Roka」で、モロッコで購入したもの。

▲み~んなスープの小袋が同じデザイン

ウチのBlogを隅々まで読み尽くしている人は記憶の片隅に残っているかもしれないが、粉末スープの小袋がベージュの地色に肉や野菜のピクトグラムが並んでいる例のアレである。これを使う製品が北米・中米・南太平洋・欧州・アフリカなど世界中に浸透しているのだ。

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No.6733 Maruchan (USA) Sopa Maruchan Sabor a Camaron

No.6733は米国のMaruchan Inc.、Sopa Maruchan Sabor a Camaron。最近Maruchan Ramenをよく採り上げるのだが、今回の品は外観デザインが違うメキシコ等の中米向け輸出仕様。表記はスペイン語であり「Sopa」はスープのこと。エビ風味である。

▲北米仕様(上)と今回の中米仕様(下)

丁度No.6713で北米向けMaruchan RamenのShrimp Flavorを試食しているので、これとパッケージ違いで中身は同じものなのか?それとも味が違うのかを確かめたい。なお今回の品に表示される黒い八角形の毒々しいマーク二個はそれぞれ「塩分が多い」「飽和脂肪が多い」ことへの警告である。

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No.6732 Ajinomoto (Peru) Aji-no-men Vaso Sabor Pollo (Cup)

No.6732はペルーの味の素(Ajinomoto del Perú)、Aji-no-men Vaso Sabor Pollo。チキン味のカップ麺で、Vasoはスペイン語でグラスのこと。カップと形状が似ているのでこう呼ぶのだろう。

▲コロンビアのスーパーにて

今回の品はペルーで購入したいただき物である。私はペルーへ行ったことはないが、コロンビアではペルーから仕入れた袋版のAji-no-menを結構よく見掛けた。しかしカップ麺は無かったよなあ、と思いコロンビアの味の素のWebサイトを見るとそこにはカップ麺は載っていない。仕向地によって製品のバリエーションをいろいろ変えているんだね。

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No.6731 Trident (Australia) Vietnamese Style Pho Beef Flavour

No.6731はオーストラリアのTrident Foods、Vietnamese Style Pho Beef Flavour Rice Noodles。ベトナム風牛肉味フォー、とはいっても製造はタイである。決定的な証拠は無いが、いろいろな状況を見るにつけ、委託生産はThai President Foods社によるものかな?と推測する。

▲オーストラリアのスーパーにて

このシリーズは色の使い方を含めて渋いパッケージだね。ほ~らこれってとっても美味しそうでしょう~、とすり寄ってくる感じがしない、大人のデザインだと思う。

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