カテゴリー別アーカイブ: 4海外

No.6029 Paldo (South Korea) Instant Rappogi

No.6029は韓国のパルド、即席ラッポギ。ハングルで書くと팔도、즉석 라볶이となる。名前からしてラーメン+トッポギ(朝鮮風棒状餅トックをコチュジャン等で味付けしたもの)のハイブリッド食品らしい。とはいえ本製品にトックは付いていないので必要に応じて各自で用意することになる。

作り方の説明にはトックを入れない簡易版(=ただのラーメン)とトックを入れる普通版の二通りが書かれており、うちにはトックの手持ちなんて無いので簡易版を選択。トックを入れないラッポギなんて肉の無いすき焼きのようなものという気もするが、まあいいか。 続きを読む No.6029 Paldo (South Korea) Instant Rappogi

No.6027 Nissin Foods (USA) Cup Noodles with Shrimp

No.6027は米国のNissin Foods USA、Cup Noodles with Shrimp。米国日清のCup Noodlesは現在全部で八種類のバリエーションあるが、その中で今回の品のみネーミングの流儀が違い、他の七製品が「●●Flavor」なのに対してこれは「with Shrimp」、味ではなく添え物の内容を表している。

日清に限らず米国製カップ麺は大抵の場合具が日向臭い乾燥野菜だけとかショボいので、エビが入っているというのはそれだけで結構大きな訴求点になるのだろう。

念のため米国のMaruchan(Instant Lunch)を調べてみたら、ここもShrimpはFlavor表記をしていなかった。どっちが先かは知らんがこれが米国製カップ麺の流儀なんだな。

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No.6024 味丹(Taiwan) 味味A 香辣牛肉湯麵

No.6024は台湾の味丹企業、味味A 香辣牛肉湯麵。英語の表記はVedan、WeiWei A Artificial Hot Beef Flavor。辛い人工牛肉風味かあ。英語が併記されていること、バーコードのフォーマットがEANではなくUPCであることから北米向けの輸出仕様だな。

味味Aは1980年代から続いている伝統ある庶民的ブランドであるが、子供だか宇宙人だか判らないような丸顔のマスコットキャラクターは比較的最近(10年以内)に設定されたものみたい。 続きを読む No.6024 味丹(Taiwan) 味味A 香辣牛肉湯麵

No.6020 Mamee Chef (Malaysia) Spicy Chicken Shiitake Flavour

No.6020はマレーシアのMamee-Double Decker、Mamee Chef Spicy Chicken Shiitake Flavour。マレー語ではPerisa(味)Ayam(鶏) Pedas(辛) Shiitake、と表記される。マレーシアの国産カップ麺はMaggi(=Nestle)、Mamee、Cintan、Superの四天王ブランドがあるのだが、どこの製品も具がネギ程度しか入っていない。隣国のシンガポールとかタイではちゃんと具が入っているのに、企業間カルテルか?もしくはマレーシアの国策か?いつも不思議に思っていた。

そのマレーシアの慣習を打ち破ったのがこの・・・ 続きを読む No.6020 Mamee Chef (Malaysia) Spicy Chicken Shiitake Flavour

No.6014 Paldo (South Korea) Dosirac Original

No.6014は韓国のパルド、元祖ドシラク。ドシラクは弁当の意味で、ハングル表記は팔도、도시락 본지묜。ドシラクは元々1986年に誕生したカップ麺であり、ペヤングソースやきそばソックリの長方形で浅型の容器が特徴的。まあペヤングは焼そばだから開口面積が大きいこの形状は混ぜやすくて好都合なのだが、ドシラクは汁ありのラーメンであり浅い容器では少しの振動でも汁がこぼれやすく、あんまし都合が良くないのではと思っていた。

今回の製品はこのドシラクが限定発売で袋麺になったもの。カップから袋へ展開するのって韓国製品では極めて珍しいパターンだと思われる。日本でもラ王ぐらいしか思い浮かばないな。 続きを読む No.6014 Paldo (South Korea) Dosirac Original

No.6009 Pran (Bangladesh) Mr.Noodles Special Chicken Flavour

No.6009はバングラデシュのPran Agro、Mr.Noodles Special Chicken Flavour。i-ramen,netでは過去にバングラデシュの即席麺として2008年6月にNo.3885のNestle、2010年10月にNo.4456のCocolaを紹介しており今回が三度目。何れも日本国内で入手したものであり、この国の製品はごく稀に流通することがあっても継続しない。

バングラデシュは周囲をほとんどインドに囲まれる国なのにイスラム教が強く、この製品も当然HALAL認証付き。公用語であるベンガル語表記は無く、代わりに英語・アラビア語・ポルトガル語・マレー語表記があるので輸出専用仕様だな。 続きを読む No.6009 Pran (Bangladesh) Mr.Noodles Special Chicken Flavour

No.6003 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐 珍味牛肉麵

No.6003は台湾の統一企業、滿漢大餐 珍味牛肉麵。このシリーズは1983年10月の登場で、レトルトパウチに入った肉塊が付いてくる高級即席麺(カップ版も有)。この形態は世界的に見ても台湾のみで盛んなものであり、他社にも維力の一度贊、味丹の味味一品など古くからの製品群があるのでそれなりの需要があるのだろう。

日本でも昔はとかち麺工房がレトルト具付きのカップ麺を多数発売していたけれど、発売後数か月で終売するコンビニ限定販売のものばかりできちんとしたブランドを確立するに至らないまま会社自体が消えてしまった。日本では高級製品の需要はある筈なのに何故かレトルト具付きの即席麺は根付かないんだよなあ。 続きを読む No.6003 統一企業 (Taiwan) 滿漢大餐 珍味牛肉麵

No.5998 Paldo (South Korea) Bul Jjamppong

No.5998は韓国のパルド、プルチャンポン。ハングルで書くと팔도、불짬뽕となるらしい。プル(불)とは火のことで、パッケージの色からしても辛そうである。オレンジ色の扇型吹き出しに「진한 사골국물!」とあるのは「濃い牛骨スープ!」との意味で、ちゃんぽんに牛肉味というのは日本の感覚とだいぶ違うな。調理例写真を見るとイカや貝が入っているので海鮮風味とのミックスみたい。ちなみにパッケージ左に写っている人はイ・ヨンボクという中華料理の達人だそうだ。ちゃんぽんが中華料理というイメージは無いんだけどなあ。 続きを読む No.5998 Paldo (South Korea) Bul Jjamppong

No.5983 Nong Shim (South Korea) Zha Wang

No.5983は韓国の農心、チャワン(炸王)。ハングルでは농심、짜왕と表記される。ジャージャー麺の王様といった意味か。この製品、2015年に韓国で発売されるやいなや大ヒットし、いまや農心の看板商品の一つとなっているらしい。

韓国のジャージャー麺は中国や日本とは少し違い、黒豆で作った味噌にカラメルを加えた甘めの味付け。昔から韓国で即席のジャージャー麺といえば農心のチャパゲティ(짜파게티)が代名詞的存在。しかし正直なところ私はこの味、昔からどうも馴染めないというか苦手意識を持っていたんだよね。だから今回の品についてもあんまし期待はしていなかった。 続きを読む No.5983 Nong Shim (South Korea) Zha Wang

No,5982 Nissin Foods (USA) Cup Noodles Beef Flavor

No.5982は米国のNissin Foods(USA)、Cup Noodles Beef Flavor。2016年9月にリニューアルされたもので、減塩や化調不使用などにより従来よりも健康志向を強化したもの。

しかしはじめに結論を言うと、日本の即席麺に慣れた私の味覚では牛肉風味と力感に欠ける健康志向味はあまり相性が良いものには感じられなかった。台湾や中国の牛肉麺とまではいわないが、もうちょいガツンとした健康に悪そうで強い味の方が望ましいと思う。米国のCup Noodlesは現在8種類のバリエーションがあるが、無難なチキン味かスパイシー系の方が日本人の感覚には合いやすいだろう。 続きを読む No,5982 Nissin Foods (USA) Cup Noodles Beef Flavor