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No.6666 Maggi (Spain) Fusian Pasta Oriental Sabor Ternera

No.6666はスペインのNestlé España、Maggi Fusian Pasta Oriental Sabor Ternera。仔牛風味で製造はウクライナ。最近ウチが注目している欧州発の汁なし麺である。今回の製品はお湯の量の指示が200mlと日本の袋焼そば程度。

ここで情報を整理すると、袋の汁なし麺は三通りに大別できる。
①少量のお湯とともにフライパンで麺を炒め、水分を飛ばし味付
→ 日本の袋焼そば
②たっぷりのお湯とともに鍋で麺を茹で、湯切りし味付
→ インドネシアのミーゴレン、韓国の炒め麺など
少量のスープとともに鍋で麺を茹で、水分をほぼ吸収させる
→ 欧州の汁なし麺

今回の品はに相当する、日本には無いタイプの製品である。 続きを読む No.6666 Maggi (Spain) Fusian Pasta Oriental Sabor Ternera

No.6665 Yatekomo (Spain) KE Pasta Parmesana

No.6665はスペインのGallina Blanca、Yatekomo KE Pasta Parmesana。チーズ味のマカロニである。製品名の「KE」って何?と思って調べてみたら、「何/what」のスペイン語である「Qué」のことらしい。何とパスタだ!という感嘆文なのかな(違ってたらゴメン)。Yatekomoのラーメンにはポーランド味の素との関連を示す表示があるのに今回の品は無し。Gallina Blancaの独自開発品なのだろう。

電子レンジ調理専用と割り切った製品。冷水を注いで800Wで4分加熱したらかき混ぜ、3分放置した後に食べる。お湯がいらないのは良いけれど、食べるまでに実質7分かかるんだな。

600Wの電子レンジでは加熱時間が4分30秒

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No.6664 Nissin Foods (USA) Sopa Nissin Sabor a Camarón

No.6664は米国の日清食品、Sopa Nissin Sabor a Camarón。エビ味で、No.6656で姉妹品のSabor a Res(牛肉味)を紹介している。米国の日清は北米向けにTop Ramenという袋麺があるが、中米向けにはこのSopa Nissinを輸出する(中米向けカップ麺はメキシコ製)。

今回のエビ味は同じものを二個入手し(自分で買った/人からの頂き物)、両方を食べたら結構印象が異なった。最初に食べたのはまろやかで包み込まれるような味、後で食べたのは痩せた味。見た目と賞味期限は全く同一なのだが製造ロットの違いか?あるいは流通・保管条件の違いか?今回の試食記は好印象だった最初に食べた方のものである。

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No.6663 Paldo (South Korea) Stir-Fried Chicken Noodle

No.6663は韓国のPaldo、Stir-Fried Chicken Noodle with Spicy Soy Sauce。ハングルで書くと팔도、치킨볶음면 매콤간장맛となる。Paldoは元々韓国ヤクルト(한국야쿠르트)の即席麺に付けられたサブブランドであったが、2012年に分社化して独立したもの。

今回の品は麺を茹でた後に(小さじ五杯分を残し)お湯を捨ててソースと絡める、ほぼ汁なし麺の形態を採る。PaldoのWebサイトでは英文ページにのみ紹介があり、ハングルページには相当する製品が載っていない。裏面の作り方説明も英・仏・中文でしか書かれておらず、どうやら輸出専用製品のようだ。

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No.6662 KOKA (Singapore) Original Mushroom Noodles

No.6662はシンガポールのTat Hui Foods、KOKA Original Mushroom Noodles。漢字の社名は达辉食品である。シンガポールの即席麺市場は見た感じでこのKOKAと、Nissin+Myojoの日清食品軍団が首位を競っており、他にマレーシアなどからの輸入も結構多い。

KOKAの中で更にいくつかの製品群に分かれているのだが、今回の品は古くからある一番ベーシックな「Original」シリーズに属するもの。土地柄のせいもありKOKAの即席麺は全数HALAL認証品であり、KOKAのポーク味ラーメンというものは存在しない。また健康志向製品が多いのもこの会社の特長である。

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No.6661 Yatekomo (Spain) Fideos Orientales Barbacoa

No.6661はスペインのGallina Blanca、Yatekomo Fideos Orientales Barbacoa。オリエンタル麺のバーベキュー味である。先日紹介したNo.6659 NestléのMaggi Noodlesが、少量の茹で汁を殆ど麺に吸い込ませる欧州生まれの新しい即席麺であると報告したが、今回のYatekomoも同じ形態を採る(どちらが先かは知らん)。

競合ブランドであるMaggiとYatekomo(+Saikebon等のAjinomoto軍団)が共にこの路線に参入し、この先欧州即席麺四天王で残るNissinやKnorrも続くならば、それがアジアや北米にも波及するのではないかと期待する。

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No.6660 湖南神宮食品 (China) 手擀面风味 上汤炖鸡味

No.6660は中国の湖南神宮食品、手擀面风味 上汤炖鸡味。No.6607で姉妹品の重庆麻辣烫 麻辣大餐を紹介しており、これは中華麺と春雨のハイブリッド即席麺という珍妙な製品だったが、今回の品は一般的な中華麺である。

「手擀面」をGoogle翻訳にかけると手巻き麺、Hand rolling noodlesとなる。「擀(gǎn)」という漢字は初めて見るのだが、棒状のものを回転させて小麦粉の生地などを平らに薄く延ばすことらしい。ちなみに「炖(dùn)」は肉類の塊を水に入れてとろ火で柔らかくなるまで長時間ぐつぐつ煮る、という意味の動詞とのこと。漢字は奥が深いなあ。でもこういうのを調べるのは結構楽しい♪

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No.6659 Maggi (Italy) Noodles Gusto Pollo

No.6659はイタリアのNestlé、Maggi Noodles Gusto Pollo。チキン味で製造はウクライナ。No.6576で姉妹品のCurcuma e Zenzero (ウコンと生姜味)を紹介しており、この時は作っても食べてもとても新鮮な驚きがあった。

▲No.6576 姉妹品のウコンと生姜味

なにしろ鍋で沸かすお湯の量は僅か200ml、そして麺を茹でる前に粉末スープと油を小さじ一杯(1tsp)を入れる指示がある。麺を三分茹でるとほとんどスープを吸収してしまい、汁なし麺か焼そばのような状態になっている。食べるとまさに味付け麺になっているのだが、決して悪くない。だけどもこれってほぼ焼そばじゃん、とも思うのだけれど、イタリアのNestleは別途焼そばも持っている

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No.6658 ABC President (indonesia) Nudal Kakaruk(PNG向け)

No.6658はインドネシアのABC President、Nudal Kakaruk。PNG (パプアニューギニア)向けの製品。KakarukはPNGの公用語であるトク・ピシン(Tok Pisin)語で鶏を表し、インドネシアのIndomie Kakaruk(No.6644で紹介)と立ち位置が同じ製品。一方、先日のNo.6652では同じABC PresidentのPNG向けSuper Noodle Chicken Flavourを紹介したが、これとは一体何が違うんだろう?

▲IndomieのPNG向けKakaruk(鶏)味

▲ABC Presidentのもう一つのPNG向け
チキン味袋麺、Super Noodles

総質量は同じ70g、粉末スープにチリパウダーが付くところまでは一緒だが、今回のNudal kakarukには調味油も添付される。栄養成分の値も微妙に異なり、単なるパッケージの印刷違いではなく一応作り分けをしているようだ。

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No.6657 食族人 (China) 私房牛肉面

No.6657は中国の河南食族人食品科技、食族人 私房牛肉面。中国語の「食族人」をGoogle翻訳にかけると「人食い/Cannibal」と出てきてギョッとするのだが、たしかに野蛮そうで角が生えたムキムキマン(牛?)が鼻息を荒くしている図を見ると、少なくともあんましお上品な製品ではなさそうだ。

さすがに今の時代なら冗談で済まされるだろうが、50年ぐらい前に「中国の奥地に『人食い』って即席麺があるらしいゾ」なんて噂を耳にしたら、結構多くの人が本気で「まさか人肉風味か?」と思ってしまうだろう。まあよくこんな奇抜な名前とパッケージのグラフィックを採用したものだと感心する。

▲この会社の製品はみんなこんな感じ。よくやるよ。

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