カテゴリー別アーカイブ: 4海外

No.6737 日清食品 (Germany) 出前一丁 東京醤油麺

No.6737はドイツの日清食品 (Nissin Foods Gmbh)、出前一丁 東京醤油麺。またの名をDemae Ramen Tokyo Soy Sauceという。ドイツの日清食品は販社であり、実際の製造はハンガリー。

出前一丁は現在日本ではあまりパッとしない存在なのだが、香港版はそれだけで会社が出来るほどのワイドバリエーションを擁しているのを当Blogで紹介してきた。そして今回のドイツ版も香港に次ぐ規模を誇り、袋麺で11種類の味を揃えている。製品名に地名を含むのは今回の東京醤油麺のみ。二年ほど前には韓式泡菜麺(キムチ味、No.6271)があったのに、いつの間にか消えちゃったな。

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No.6736 Blue Dragon (UK) Noodle Wok Oriental Chicken

No.6736は英国のBlue Dragon、Noodle Wok Oriental Chicken。製造はタイのFashion Food(FF)社。No.6693で姉妹品のSpicy Thai Flavour (メキシコ向け版)を紹介している。wokは中華鍋のこと。濃い紺色のフタ付き樹脂製丼にはFF社の社標が型彫りされている。

FF社は2002年から即席麺の生産を始め、見た感じタイの即席麺市場でシェア第5~6位ぐらいかな。どこにでも売っているというものではないけれど、器もデザインもちょっと個性的で存在感が強い。一方かつてBlue Dragonは袋麺(中国製)も扱っていたのに現在は止めたみたいだ。

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No.6735 ABC President (Indonesia) Super Noodles Chicken Flavour Fried Noodle

▲右下にSedappp

No.6735はインドネシアのABC President、Super Noodles Chicken Flavour Fried Noodle。パプアニューギニア向け製品。右下にはMie Gorengと書いてあるのでインドネシア名物のミーゴレンである。

▲SedaapとSedaaap

その下に「SEDAPPP..」と書いてあるのはたぶんインドネシアで競合するブランド「Sedaap」(Wingsfood社)に当てつけたキャッチフレーズだろう。王者Indofood社も一部製品に「Sedaaap」との表示を入れており、ヘンなところで各社が競い合っていて面白い。ちなみにインドネシア語の「Sedap」は美味しいの意味である。

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No.6734 杭州绿家食品 (China) Ever Roka Beef Flavour

No.6734は中国の杭州绿家食品、Ever Roka Instant Noodles Beef Flavour。英語の社名はHangzhou Green Home Food。一般的には全然知名度の無い企業名だが、世界中の様々なブランドの即席麺を委託生産しまくっている、即席麺業界の影の巨人ともいえる存在である。今回の品は自社ブランド「Roka」で、モロッコで購入したもの。

▲み~んなスープの小袋が同じデザイン

ウチのBlogを隅々まで読み尽くしている人は記憶の片隅に残っているかもしれないが、粉末スープの小袋がベージュの地色に肉や野菜のピクトグラムが並んでいる例のアレである。これを使う製品が北米・中米・南太平洋・欧州・アフリカなど世界中に浸透しているのだ。

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No.6733 Maruchan (USA) Sopa Maruchan Sabor a Camaron

No.6733は米国のMaruchan Inc.、Sopa Maruchan Sabor a Camaron。最近Maruchan Ramenをよく採り上げるのだが、今回の品は外観デザインが違うメキシコ等の中米向け輸出仕様。表記はスペイン語であり「Sopa」はスープのこと。エビ風味である。

▲北米仕様(上)と今回の中米仕様(下)

丁度No.6713で北米向けMaruchan RamenのShrimp Flavorを試食しているので、これとパッケージ違いで中身は同じものなのか?それとも味が違うのかを確かめたい。なお今回の品に表示される黒い八角形の毒々しいマーク二個はそれぞれ「塩分が多い」「飽和脂肪が多い」ことへの警告である。

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No.6732 Ajinomoto (Peru) Aji-no-men Vaso Sabor Pollo (Cup)

No.6732はペルーの味の素(Ajinomoto del Perú)、Aji-no-men Vaso Sabor Pollo。チキン味のカップ麺で、Vasoはスペイン語でグラスのこと。カップと形状が似ているのでこう呼ぶのだろう。

▲コロンビアのスーパーにて

今回の品はペルーで購入したいただき物である。私はペルーへ行ったことはないが、コロンビアではペルーから仕入れた袋版のAji-no-menを結構よく見掛けた。しかしカップ麺は無かったよなあ、と思いコロンビアの味の素のWebサイトを見るとそこにはカップ麺は載っていない。仕向地によって製品のバリエーションをいろいろ変えているんだね。

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No.6731 Trident (Australia) Vietnamese Style Pho Beef Flavour

No.6731はオーストラリアのTrident Foods、Vietnamese Style Pho Beef Flavour Rice Noodles。ベトナム風牛肉味フォー、とはいっても製造はタイである。決定的な証拠は無いが、いろいろな状況を見るにつけ、委託生産はThai President Foods社によるものかな?と推測する。

▲オーストラリアのスーパーにて

このシリーズは色の使い方を含めて渋いパッケージだね。ほ~らこれってとっても美味しそうでしょう~、とすり寄ってくる感じがしない、大人のデザインだと思う。

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No.6730 Rollton (Russia) Chicken Flavour

No.6730はロシアのMareven Food、Rollton Instant Noodles Chicken Flavour。社名とブランド名のロシア語表記はМаревен Фуд、Роллтонとなる。今回の品はバルト三国向け輸出仕様であり、作り方の説明はラトビア・リトアニア・エストニア、そしてドイツの四か国語併記。

Mareven Food(マルベンフード)社はロシア最大手の即席麺製造会社であり、商圏は東欧・北欧までを含む。2008に日清食品と資本業務提携を行い、日清グループの傘下となった。とはいえ、今回の品を見ても製品の造りは欧州風であり、日清食品や日本の即席麺っぽい要素は全く見られず、日清と提携する前の品を継続生産しているように見える。

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No.6728 Maruchan (USA) Instant Lunch Con Camarón Y Chile Piquín

No.6728は米国のMaruchan Inc.、Instant Lunch Con Camarón Y Chile Piquín。エビとピキン味。メキシコ等の中米市場向け製品で表記はスペイン語のみ。ピキン(Chile Piquín)は辛い唐辛子の一種。メキシコでは定番の品種であり、ハラペーニョの40倍辛くてナッツのような香りがする、らしい。

▲2005年3月に食べた北米向け製品

今回の品は15年前に北米向け(with Chili Piquin & Shrimp)品を食べているが、その時の食べた印象なんてもう忘れちゃったな。

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No.6726 Trident (Australia) 2 Minute Hot & Spicy Flavour Noodles

No.6726はオーストラリアのTrident Foods、2 Minute Hot & Spicy Flavour Noodles。ウチでは初めて紹介する会社で、製造はタイ。タイのどこの会社がつくっているのかな~?としげしげ観察してみたのだが、特定の会社の痕跡を見出すことは出来なかった。付属の小袋類もみな「Trident」マークが印刷されているし。

そもそもタイの袋麺って丼お湯入れ調理(チキンラーメン方式)が主なのにこれをサポートしていない・ゆで二分または電子レンジ二分という作り方は結構珍しい等から、タイ国内向け製品のパッケージ違い流用品ではなく、Tridentの要求仕様に基づいて作られたものだと推測する。

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