カテゴリー別アーカイブ: 4海外

No.7008 Доширак / Doshirak (Россия / Russia) Ямми Говядина Вкус

No.7008はロシアのДоширак / Doshirak、Ямми Говядина Вкус / Yammi Beef Taste。牛肉味。

▲韓国ヤクルト(Paldo)がロシアへ輸出していた頃のドシラク
(1999年。2004年から現地生産)

元々Doshirakは韓国ヤクルト(現Paldo)がロシア市場向けに製造したカップ麺(ペヤングやきそば似の長方形容器を使う汁ありのラーメン)の名称。これが大ヒットして現地生産を行うために建てた会社がこの名を冠することとなった。Doshirakという名は韓国語で弁当(도시락)の意味がある。Яммиのアルファベット表記はYammiになっているが、語源はYummyかな?

▲調理方法「戦闘員を毛皮のコートに入れます」
極寒のロシアらしく納得してしまう?

今回の品も画像翻訳ソフトが大活躍。もうこれ無しではやっていけない。

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No.7003 Rollton (Kazakhstan) Лапша Лагман с бараниной / Lagman Noodles with Lamb

No.7003はカザフスタンのMareven Food Tien-Shan、Rollton  Лапша Лагман с бараниной、羊のラグマン麺。ラグマンは中央アジアで食される麺のこと。キルギス在住のトロリーろばくん(様)から頂いた品。

▲一発で完璧な翻訳はできないが、
何度か繰り返せば大体の意味は判るようになる

本来Mareven Foodはロシアの会社で日清食品と提携関係にあり、そのカザフスタン事業所がMareven Food Tien-Shanである。説明文はタジキスタン・ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン・トルクメニスタンの五か国語表記。昔ならば解読する気も起きないが、今は撮影した文字を簡単に翻訳することが出来る。いい時代になったなあ。

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No.6984 KIKI食品雑貨 (Taiwan) 小醋麵(香る黒酢まぜそば)

No.6984は台湾のKIKI食品雑貨、小醋麵。日本向けに「香る黒酢まぜそば」という名前も付いている。輸入者はダスカジャパン クァウテモッという会社。乾麺をゆでて湯切りし、液体スープと混ぜて食べるもの。この形態の即席麺は台湾や中国でよく見られるものであるが、これだ!という定番商品は無い模様。

No.6934で姉妹品の椒麻拌麵(花椒チリーまぜそば)を紹介している。このときはシンプルな味付けで畜肉成分や化学調味料への依存が無いにもかかわらず、堂々として物足りなさを感じさせない味に深い感銘を受けたもの。なので今回も期待してしまうな。

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No.6954 三養食品 (South Korea) カムジャ麺

No.6954は韓国の三養食品、カムジャ麺。ハングル表記では삼양식품、감자라면。カムジャとはじゃがいものこと。日本の即席麺は小麦粉だけ使った麺が多いが、海外モノは様々な理由からタピオカやじゃがいもの澱粉を添加してあるケースが殆どである。韓国の即席麺も昔からじゃがいも澱粉の含有量が多く、もちもちしてしぶとく粘る食感はこれに依るところが大である。まあこれは功罪相半ばするものでもあるのだが。

今回の品は日本向け仕様で、栄養成分の表示も日本の流儀に合致させてあるので材料表記の順番が含有量の順番でもある。それによると麺の材料はじゃがいも澱粉>小麦粉であり、日本の即席麺とはかなり食感が異なるものだろうと予想する。

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No.6934 KIKI食品雑貨 (Taiwan) 椒麻拌麵 花椒チリーまぜそば

No.6934は台湾のKIKI食品雑貨、椒麻拌麵。日本語では花椒チリーまぜそば、英語ではSichuan Pepper Noodles。日本への輸入はダスカジャパン クァウテモックが行い、amazon等の通販やKALDIの店頭などで購入可能(流通経路によって取扱品目が異なるかも)。ゆでた後にお湯を切って液体スープと混ぜる汁なし麺。日本語の説明文では触れられていないが、パッケージ裏面には「全素」と書かれているので動物由来成分不使用のヴィーガン対応製品。

拌麵は台湾や中国で見られる形態で、麺は自然乾燥で白いものが多い。揚げ麺の即席麺とは製造する会社があまり重複せず、別ジャンルのものとして区別されているようだ。

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No.6890 YumYum Jumbo (Thailand) Pad Kee Mao

No.6890はタイのWan Thai Fodos Industry、YumYum Jumbo Pad Kee Mao。タイ国内では味の素が販売する汁なし麺。Pad Kee Mao(パッキーマオ)はタイ語での読みを表記したもので、英語での説明書きはThai Hot & Spicy with Basil Leaf Stir-Fried Noodles。タイ語だとยำยำ จัมโบ้ แห้ง รสผัดขี้เมาとなる、らしい。(赤字部分がパッキーマオと発音、Phat Khi Maoとも表記することもある)

▲初めて食べたPad Kee Mao

初めてこの製品を食べたのは三十年ほど前でまだ海外製即席麺の免疫が少ない頃。バジルと唐辛子が豪快に効いた味に度肝を抜かれ、タイの食べ物に俄然興味が沸いたのだった。

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No.6880 農心 (South Korea) スパイシーノグボナーラ

No.6880は韓国の農心(Nong shim)、スパイシーノグボナーラ。日本向け仕様。ノグボナーラは造語で、製品名のハングル表記は매콤(辛い)너구(ノグ)보나라(ボナーラ)となる。農心の辛ラーメンと並ぶ看板商品でノグリ(너구리 )という汁ありのうどんがあるのだが、今回の品はその流れを受けた?辛いカルボナーラ風汁なし麺という意味らしい。

ノグリが発売されたのは1982年で辛ラーメンの1986年よりも早い。本国や英語版では「うどん」として扱われているが、日本では昔から「ラーメン」である。日本のうどんを期待されると意識のすれ違いを生じるからだろうか。韓国農心の日本語ページと農心ジャパンのページでは若干の違いがあるのが面白い。

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No.6874 Cung Đình (Vietnam) Bò Hầm

No.6874はベトナムの Asia Food Technology、Cung Đình Bò Hầm (LY)。同社のWebサイトにおける英文表記はStewed Beef (Cup)。姉妹品のピリ辛エビラーメンをNo.6834、フルーツ五種とスペアリブの煮込み風ラーメンをNo.6854で紹介している。

ウチのサイトは海外の即席麺を幅広く紹介することが主目的で、本来ならマイナーな海外製品をしつこく掘り下げたりはしないのだが、今は海外へ行けないので国内で売られている輸入品を貴重なネタとして使うしかない。本来ベトナムにはいろんなメーカの即席麺が山のようにあるのだから、早く買いに出掛けたいなあ。

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No.6870 Campbell’s (USA) Condensed Soup Healthy Request Homestyle Chicken Noodle

No.6870は米国のCampbell Soup Company、Campbell’s Condensed Soup Healthy Request Homestyle Chicken Noodle。Andy Warholの作品で有名な缶スープの老舗で、ヌードル入りの品。ウチとして扱うべきものかどうかは微妙なところだが、世界にはこういう麺製品も存在するということで紹介する。

日本でもキャンベルの缶スープは発売されているが、ヌードル入りのものは英文版(米国直輸入)の一種類のみで扱いも小さい。しかし米国ではヌードル入りだけで十数種類もあり、ごく一般的なもののようだ。作り方は缶一杯の水で希釈して温めるだけ。特に記載は無いものの、カロリー計算から逆算すると一缶四人前程度の想定だろう。

(なお、本Blog上におけるジャンル分けにおいて、この製品の出現によって新たな缶ラーメンという括りを設けるには至らないと判断し、製品容器≠食器という観点から袋麺扱いとした)

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No.6854 Cung Đình (Vietnam) Sườn Hầm Ngũ Quả

No.6854はベトナムのAsia Food Technology (Micoem)、Cung Đình Sườn Hầm Ngũ Quả。Cung Đìnhは王国という意味のブランド名。英語の品名はBraised Ribs with Five Fruits、五種の果物とスペアリブを煮込んだスープである。姉妹品の辛い海老スープ味をNo.6834で紹介している。

日本語の説明には無かったのでWebサイトを当たってみたところ、五種の果物はトマト・ニンニク・玉ねぎ・大根・コールラビ(kohlrabi:カブとキャベツを掛け合わせたようなもの)であり、う~ん果物というよりは野菜だよなあ、と思ってしまった。

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