カテゴリー別アーカイブ: 4海外

No.7088 VIFON (Vietnam) Premium Kim Chi (export version)

No.7088はベトナムのVietnam Food Industries、VIFON Premium Kim Chi Zupa Koreańska(=Korean Soup)。この製品は東欧向けでありベトナム国内では流通していない。輸入業者はポーランドのTan-Viet Internationalという会社で、ベトナム以外にも日本を含むアジア系食材を扱っている。裏面の説明書きはポーランド語と英語の併記。

この製品がクルグス(Kyrgyz)で販売されていたのを購入し、日本の私の元へ送ってもらったという複雑な経路を持つ。いったいいくつの国を経てやって来たんだろう?想像するだけでも腹一杯楽しめる。

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No.7084 Colusa-Miliket (Vietnam) Mì Ăn Liền Sa Tế

No.7084はベトナムのColusa-Miliket、Mì Ăn Liền Sa Tế。英語表記はSate Flavored Instant Noodles 。裏面の作り方解説や原材料表記は日本語化してある。印刷の図柄からして海老と鶏のダブルスープだね。No.7074で同じクラフト紙パッケージ(内側に防湿膜を積層)の姉妹品、Mì Hai Tôm Hương Vị Satéを紹介している。

競合のVifonやVị Hươngブランドもクラフト紙パッケージの袋麺を出しており、レトロ調袋麺というベトナムにおける一つの固有市場を形成しているみたいだ。でも通常のフィルムよりも防湿紙の方が製造コストが高そうだな。

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No.7078 Биофуд (Россия / Russia) Биг Ланч Дагшан Лапша с Куриным Вкусом и Овощами По-Корейски

No.7078はロシアのБиофуд、Биг Ланч Дагшан 、Лапша с Куриным Вкусом и Овощами По-Корейски。英語にすると会社名がBiofood、Big Lunch Dagshan(大具山)、Chicken Flavored Noodles with Korean Vegetables、という感じかな?Koreanが指すのが野菜なのか味全体なのかは判らない。

ペヤングみたいな容器だが焼そばではなく汁ありのラーメンで、これはロシアでメジャーなДоширак(ドシラック)に似せたもので、表記はロシア語の他カザフスタンとウズベキスタン語が併記される。

この地域の即席麺パッケージで漢字が書かれているのが珍しい。大具山・Dagshan(ダーシャム)で検索すると、バングラに近いインドの山が該当したが、漢字がこの場所を指しているとは考え難い。もしかして「大」きな「具」を意味しているのかな?更に味は韓国風ということで、製品のイメージが取っ散らかっている印象を受けた。

(なお今の時期にロシアの話題を出すことに若干の逡巡があったものの、政治や軍事と食文化は切り離して扱うべきことだと考え計画通りに試食を行った。まだチャイコフスキーやショスタコーヴィチの音楽を聴きたいし。)

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No.7074 Colusa-Miliket (Vietnam) Mì Hai Tôm Hương Vị Saté

No.7074はベトナムのColusa-Miliket、Mì Hai Tôm Hương Vị Saté。英語表記はSate Flavored Two Shrimp Noodles、サテ風味のエビ麺という感じかな。サテというのは東南アジアで広く食されるスパイシーな串焼きのことで、材料は鶏・牛・羊・海老など様々。

▲Colusa-Miliket、Mì Ăn Liền Có Dáu Satế(2012年)

クラフト紙で作られた素朴なパッケージが特徴的で、これはベトナムの即席麺の一部に見られる独特なもの。十年前にベトナムへ遠征した際はこの形態の製品を入手するのが最大の責務であり、発見した瞬間に歓喜の雄叫びを上げたもの。だが今ではお洒落なラーメンとして日本語表記版が入ってきているんだね。

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No.7068 今麦郎食品 (China) МАСТЕР КАН Kimchi & Chilli Лапша с Говядино

 

No.7068は中国の今麦郎食品、МАСТЕР КАН Kimchi & Chilli Лапша с Говядино。いろんな言語が混在しているが、中央アジア向け輸出仕様らしく、カン先生ブランドの辛口牛肉キムチ味、という意味だろう。No.7063で同ブランドの姉妹品を紹介している。

▲姉妹品(No.7063)とは社名表記が違う

No.7063では社名表記がJinmailang Nissinだったのに対し今回の品はJinmailang Food、日清が消えている。元々今麦郎と日清食品は2004年に合弁会社を作ったが2015年に解消しており、No.7063で日清の名が残っていたのが謎だった。もしかして印刷の版を訂正するのを怠っているのかも?(日本企業ではあり得ない話だが)

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No.7064 Ottogi (South Korea) Jin Ramen Mild

No.7064は韓国のオットギ、ジンラーメンマイルド。ハングル表記は오뚜기(대한민국) 진라면 순한맛となる。輸入者は山口県のオンガネジャパン。姉妹品の辛口をNo.7044で紹介している。

▲ジンラーメン辛口

ジンラーメンの辛口はカップ版も含めて何度か食べたことがあるけれどマイルドは今回が初めて。今まで存在すら知らなかった。調べてみたら韓国において1988年3月に辛口と同時に発売されていたらしいが、日本における韓国製即席麺は辛くなければ市場価値が無いとされて長いこと輸入の対象にならなかったのかもしれない。韓国だけでなくタイでもあまり辛くない即席麺はいくらでもあるんだけどね。この辺は実際に行ってみなきゃ分からない。

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No.7063 今麦郎日清 (China) МАСТЕР КАН Лапша с Говядиной и Острым Соусом

No.7063は中国の今麦郎日清、МАСТЕР КАН Лапша с Говядиной и Острым Соусом。和訳するとカン先生のビーフ&ホットソース麺てな感じ。トロリーろばくん(さん)がキルギス共和国で購入したもので、説明書きはロシア語と(たぶん)キルギス語の併記。

そもそも今麦郎は日清食品との提携を2015年で解消したはずなのに、何故社名が今麦郎日清なのかが謎。輸出事業は関係が継続しているのかな?

そしてМАСТЕР КАН(Master Kan)という製品名も謎。業界で世界一の規模を誇る中国の康師傅は英語表記がMaster Kong、まるで誤読や勘違いを誘っているようだ。謎多き製品。

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No.7058 Big Bon Tien Shan (Қазақстан / Kazakhstan) Лапша с Соусом со Том Ям

No.7058はカザフスタンのМаревен Фуд Тянь-Шань、Big Bon Tien Shan Лапша с Соусом со Том Ям。英語だとMareven Foods Tian Shan、Big Bon Tian Shan Noodles with Tom Yum Sauce、日本語ならマルベンフード天山、ビッグボン天山 トムヤム麺という感じか。

日本の日清食品が出資するロシアのマルベンフードが、カザフに作った会社がマルベンフード天山であり、今回の品の実際の製造はベトナムのUniben社によるもの。ああややこしい!しかし中央アジアでトムヤム味か~、需要があるのかな?

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No.7054 KIKI食品雑貨 (Taiwan) 葱油拌麵

No.7054は台湾のKIKI食品雑貨、葱油拌麵。パッケージには英語で「Aromatic Scallion Noodles」とも書かれており、また輸入者のダスカジャパン クァウテモックが貼り付けた日本語の説明書きには「ネギオイルまぜそば」と記されている。湯切りを行ってからソースを絡める汁なし麺。

ウチがこの会社の製品を扱うのはNo.6934、6984、7034に続いて四度目で、手持ちの品は今回で終わり。今まで食べた経験からは基本がしっかりした製品という印象を持っている。まだいくつかの味があるのだが、単品での購入が難しいのが残念なところ。(今までの品は四種類一個づつのアソートセットを利用した)

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No.7053 Доширак (Россия / Russia) Вкус Курицы

No.7053はロシアのДоширак、Вкус Курицы。英語表記だとDoshirak、Chicken Flavour。ドシラックは元々韓国語のお弁当、도시락が語源。韓国ヤクルトが今回の品でもある長方形容器のカップ麺を旧ソ連へ輸出して大ヒット、後にこの名が現地法人の社名にもなった。

今回の試食計画は二月の頭に確定していた。その後ロシアのウクライナ侵攻が始まり扱いをどうするか躊躇したが、食文化と政治は別物だと考え予定通り敢行。ただYouTube動画に関しては海外からの視聴が過半数を占めており、価値観の違う人にロシア製品を扱うことによる誤解を与えないようウクライナ支持のメッセージを追加した。こうした舵取りは微妙で難しい。

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