カテゴリー別アーカイブ: 60海外の袋麺

No.6426 Mivina (Ukraine) Nuudlid Juustumaitselised

No.6426はウクライナのNestlé、Mivina Nuudlid Juustumaitselised。バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)向け仕様で、Juustumaitselisedはエストニア語でチーズ味という意味である。「ゆーすつまいつぇりぜっ」みたいな読みになるのかな。

いつもながら素っ気ないというか田舎臭くて安っぽいパッケージだね。調理例写真もあまり美味しそうに見えないし、味を示すものは簡素なチーズのイラストだけ。パッと見ただけでは世界的企業Nestléの製品だとは判らないだろう。まあこの辺では即席麺の競争があまり熾烈ではない、まだあまり認知されていないことの証左かもしれんな。

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No.6415 Myojo (Singapore) Mee Poh Dry 麵薄

No.6415はシンガポールの日清食品、Myojo  Mee Poh Dry 麵薄。麺を茹でてからお湯を切ってソースを絡める汁なし麺。

昔はシンガポール明星だったのが2008年に日清食品の傘下に入る(日本では2006年)。シンガポール日清が販売する明星ブランドの製品は現在インドネシア製であり、この近辺の国々で広く流通している。また明星食品が日本で即席麺を製造し始めた頃に多用していたニワトリのイラストを今でも大きくパッケージに使っているので売り場で一目で存在を確認できる。この辺りのエリアで即席麺売り場を眺めていると、日清よりも明星の方がブランド価値が高いように感じるな。

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No.6407 Knorr (Hungary) Noodles Tomato

No.6407はハンガリーのUnilever Magyarország、Knorr Noodles Tomato。

しかしまあ、なんちゅーか中途半端というか素っ気ないパッケージデザインだね。文字はブランドと製品名と味の表記だけ、麺がうねうね伸びてくるみたいであまり美味しそうには見えない調理例とトマトのイラスト。これを見てもあまり人々の食欲や購買意欲を喚起することは出来ないように思えるな。まあ逆に日本の即席麺のパッケージは情報過多という気もするのだが。もしかしたらこのデザインには日本人が知覚できない、ハンガリー人の琴線に触れる要素が隠れているのかもしれない。

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No.6403 Mivina (Ukraine) Nuudlid Kanamaitselised

No.6403はウクライナのNestlé、Mivina Nuudlid Kanamaitselised。カナマイツェリゼッとでも読むのだろうか、長~い単語はチキン味という意味。バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)向けパッケージで三ヶ国語表記であるが、この記事のタイトルにに用いたのはエストニア語だ。地元ウクライナではブランド名を「Мівіна」、ロシア語圏への輸出では「Мивина」と表記する。

東欧・北欧の位置関係を改めて確認すると、ウクライナの真北へベラルーシを挟んでバルト三国がある。なので当然ベラルーシもMivinaの即席麺が幅を利かせているのかな?・・・

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No.6399 Samyang Foods (South Korea) Jjajang Buldak Bokkeummyeon

No.6399は韓国の三養食品、チャジャン ブルダックポックンミョン。ハングル表記だと삼양식품、짜장 불닭볶음면となる。チャジャンとは黒豆で作った黒味噌を絡めた汁なし麺。韓国では昔から競合となる農心や韓国ヤクルト、オットゥギからもチャジャン味の即席麺が出回っており、広く親しまれている。

今までチャジャン味即席麺を食べた経験からすると総じてあまり辛くない。代わりに苦みとか甘味があったと記憶する。それがこの超激辛で名を馳せたプルダックシリーズから出るのだから、今までの製品とはかなり様相を異にしたものになるであろうと期待と心配が交錯する。

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No.6395 A1 (Malaysia) Soup Spice Noodle / Mi Sup Rempah 肉骨茶麵

No.6395はマレーシアのA.K. Koh Enterprise、製造はNatural Foods & Spices Manufacturing、A1 Soup Spice Noodle。マレー語でMi Sup Rempah、漢字で 肉骨茶(バクテー)麵とも書かれている。

肉骨は名前の通り骨付きの肉を指す一方でお茶の葉が入っている訳ではない。Wikiによれば料理の発案者名「李文」の発音が似ている「」に変化したと書いてある。パッケージの写真でいかにも漢方薬の材料みたいな乾物が添えられており、薬膳料理としての顔も持つ。HALAL認証済品なので豚肉由来成分は不使用。

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No.6387 Mivina (Ukraine) Nuudlid Veiselihamaitselised

No.6387はウクライナのNestlé、Mivina Nuudlid Veiselihamaitselised。バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)向け製品であり三か国語の表示があるのだが、エストニア語の表記を代表として書かせてもらった。ちなみに長~い単語はビーフ味という意味である。

バルト三国向け仕様のためブランド名表示もアルファベット表示になっているが、ウクライナ国内だと「Мівіна」、輸出で大きな割合を占めるロシア語圏ではキリル文字の「Мивина」となる。欧州でNestléの即席麺といえばMaggiだと思いがちだが、旧ソ連邦や東欧圏ではこの「ミヴィナ」が結構浸透しているのだ。

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No.6383 Samyang Foods (South Korea) ‘ICE’ Type Buldak Bokkeummyeon

No.6383は韓国の三養食品(Samyang Foods、삼양식품)、冷やしプルダック炒め麺(아이스 불닭볶음면)。一月の寒い時期に冷やし麺を食すというのもナンなんだが、今回の品は昨年四月にタイで購入して、賞味期限の関係で他の製品を優先して食べているうちにこうなってしまった。いいかげん慢性的な在庫過多をどうにかせにゃあならんなあ・・・

食べた後で気が付いたのだが、パッケージ左下にQRコードが印刷されており、これをスマホで読ませると作り方を解説したYouTube動画が再生される。調理方法が一般的なものとは違う製品においてこのやり方はとても良い。文字が読めない海外製品でも悩まなくていいんだから。

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No.6377 味丹企業 (Taiwan) 真麺堂 炸醤風味乾麺

No.6377は台湾の味丹企業、真麺堂 炸醤風味乾麺。パッケージには「刀削麺」と大書きされているがこれは日本の輸入業者が貼ったシールであり、台湾での製品名称「真麺堂」および味の種別が中途半端に隠れている。せっかくある本名、それも日本人が読めて意味も認識できるものをわざわざ覆い隠すことはなかろうに、と思ってしまうよ。きっと日本で受けが良さそうな「刀削麺」という言葉を表に出したかったんだろうな。

「烹煮4分鐘 非油炸麵體」はゆで四分でノンフライ麺という意味。台湾の袋麺は丼お湯入れの三分待ち方式が主流であり、またノンフライ麺は珍しく、更に湯切りが必要なこの製品はかなりの異端児として受け止められているのかもしれない。

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No.6362 Unilever (Hungary) Knorr Noodles Golden Chicken

No.6362はハンガリーのUnilever Magyarország、Knorr Noodles Golden Chicken。いままで欧州のUnilever/Knorr製品はドイツ・スペイン・チェコ・ポルトガル・オランダ等いろいろな国で販売されているものを紹介してきたが、ハンガリー版は今回の品が初めてとなる。六か国語併記の国際商品。

欧州の即席麺は生産コストの安い国で集中生産して各国にばら撒くのが普通で、今回の品は原産国が記載されていないのでどこで作られているのは判らない。ハンガリーには日清とThai President Foods(MAMAブランド)の工場があるのを知っているが、Unileverは聞いたことがないなあ。

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