カテゴリー別アーカイブ: 20日本の袋麺

No.6944 純正食品マルシマ 尾道まぜ麺

No.6944は純正食品マルシマ、尾道まぜ麺。広島の会社で、製造は埼玉の高橋製麺。最近ウチでは(今回を含め)ここの全製品を三種類紹介しているのだが、同社のWebサイトを確認したら現在は全てパッケージが横長から縦長のものへと変更されていた。だが栄養成分等のスペックを見比べてみると全く同一であり、中身は変わっていないように思われる。

▲現在の尾道まぜ麺、縦長パッケージ
(純正食品マルシマのサイトより拝借)

これは売場の面積が狭くとも三種類を陳列するための工夫かな?などと勝手に邪推する。空き袋を測ると大体14✕19cmの長方形。なので横長を縦長に変更すれば三種類を並べた際に約15cmを捻出できる筈。取出しのため高さ方向は余裕があるだろうし。

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No.6943 国分グループ本社 Tabete だし麺 羅臼昆布だし塩ラーメン

No.6943は国分グループ本社、Tabeteだし麺 羅臼昆布だし塩ラーメン。製造は北海道の藤原製麺。以前このシリーズを集中的に採り上げて完全制覇を目指したが、短期で終売となり入手不能の製品もあって14種類を試した時点で中断した。今回Tabeteだし麺の新顔を入手し、シリーズとしては二年ぶり15種類目となる試食を行った。

同社のサイトを久々に覗いたら未試食の製品として「宮城わたり蟹」「京鴨だし」が存ることを確認、近い将来手に入れて食べなきゃならんなあ。(コロナで行動範囲をうんと狭くしている中、近場にはマイナーな品種はなかなか売っていないのよ。もうちょっとの辛抱だ!)

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No.6942 小山製麺 白金豚らーめん 濃厚味噌味

No.6942は小山製麺、白金豚らーめん 濃厚味噌味。岩手県の会社で、同社の「東北美味」シリーズに属する品である。白金豚は「はっきんとん」と読むこの地のブランド豚の名称で、プラチナポークとも呼ばれるらしい。

裏面に記載される製造所固有記号を読み解くと、麺の製造は秋田の八郎めんによるものであることが判明した。また本製品は最近の即席麺では極めて少数派となった麺の湯切りを要求する製品である。液体スープをゆで汁ではなく澄んだお湯で溶くので、澱粉っぽい濁りの無いクリアな味が期待できる。まあその分手間が余計に掛かるんだけどね。ちなみにスープは栃木の正田フーズという会社が製造する。

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No.6937 四國健商 高知鍋焼きラーメン

No.6937は高知県の四國健商、高知鍋焼きラーメン。実際の製造は鹿児島のヒガシマル。鍋焼きラーメンは高知県須崎市の名物料理で、土鍋の器に生卵・鶏肉・ちくわ・ネギ等を入れて煮込んで提供される(私は店舗で食べた経験無し)。パッケージの中心に堂々と鎮座ましまするキャラクターは須崎市のマスコットである「しんじょう君」、二ホンカワウソだって。

ウチは先日台所のオール電化を行った際に古いIH非対応の土鍋を全部処分してしまったため、今回は小さなフライパンで麺をゆで、丼に移さずにそのまま食べることとした。またウチの試食としては例外的に生卵を落として調理した。やっぱこれが無いと鍋焼きの雰囲気が出ないからなあ。

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No.6928 マルタイ 北海道 札幌味噌ラーメン

No.6928はマルタイ、北海道 札幌味噌ラーメン。No.6439で姉妹品の旭川醤油ラーメンを紹介している。さてマルタイといえば本社は福岡県の福岡市、生産工場も福岡県と佐賀県、あとは九州内のサンヨー食品関連会社であり、九州濃度の高い会社である。それが北海道の札幌だと?

うちの即席麺試食データベースにはマルタイ製品が123件登録されているのだが、この中で味噌味のものは今回の品を含んで3件しかない(豚骨味噌は除外)。ということは、マルタイは味噌スープの経験に乏しく、稀に手を出すと不慣れで妙な味や香りがしてしまうではないか?と危惧してしまう。北海道なんかに色気を出さずに地元だけを見てりゃいいのに・・・

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No.6927 ハウス食品 しあわせの激辛 ラーメン

No.6927はハウス食品、しあわせの激辛 ラーメン。ハウス食品の即席麺業界への参入は大手としては遅かったが、昭和50年代には多くのヒット商品を連発して全国的に高い知名度を誇った。しかし平成以降は縮小傾向となり、現在うまかっちゃんシリーズと好きやねん以外の製品は根絶した。

シャンメン、たまごめん、楊婦人、本中華、王風麺、つけ麺等

▲五個パック外観

今回の品は久々のうまかっちゃんではない即席麺。「しあわせの激辛」がシリーズの名称で、ラーメンの他にカレー・麻婆豆腐・パスタソースからなる激辛製品群。現在のところ店舗での販売は行わずに限られた通販のみで購入可能。Webサイトトップページからダイレクトに製品情報に飛べず、何となく及び腰というか実験的な製品なのかな?と思ってしまうよ。

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No.6925 日清食品 日清ラ王 柚子しお

No.6925は日清食品、日清ラ王 柚子しお。ウチでは登場したての袋版ラ王「塩」を2013年に紹介しているが、2018年のリニューアルで麺が全粒粉入りになるとともに塩味が「柚子しお」になる。更にその一年後リニューアルを行ったのが今回の品。但しこの時中身に変更があったのは醤油だけで、柚子しおはパッケージの変更だけだったみたい。製品の競争力を保ち続けるのも大変だねえ。

▲出た当初の袋版ラ王の塩(2013年)

2013年の試食では★3.5点と、この手の量販型袋麺としては稀に見る高評価を下した。同時期に食べた醤油や味噌よりも良いと感じ、ラ王の袋と言えば塩!とすら当時思ったもの。今回久しぶりに食べることとなり、どう変わったかが興味深い。

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No.6923 明星食品 鉄板焼そば かつお風味

No.6923は明星食品、鉄板焼そば かつお風味。No.6922で紹介した(普通版)鉄板焼そばの姉妹品である。そもそも鉄板焼そばは1968年3月の発売で、64年に出た明星焼そばの仕切り直し版。他社は日清焼そばが63年、サンヨー食品は67年にアラビヤン焼そば71年にサッポロ一番ソースやきそばを発売する。

▲普通版(左)とかつお風味(右)

鉄板焼そばはその後増量版の鉄板焼そばじゃんぼを72年に発売(じゃんぼはカップ版もあった)。今回紹介するかつお風味はいつ出たかを把握していないが、私のコレクションで最古のものは2001年のものである。

▲1984年製造の鉄板焼そば(かつお風味ではない)

▲私が持つ最古のかつお風味(2001年)

手持ちの84年パッケージを見ると、このデザインが今回のかつお風味に継承されているように見えるな。

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No.6922 明星食品 鉄板焼そば

No.6922は明星食品、鉄板焼そば。私にとって12年ぶりの試食。1970年代であれば日清焼そばやサッポロ一番ソースやきそばと共に私の生活圏(神奈川)で普通に見掛けることが出来たのだが、80年代に入る頃には鉄板焼そばだけ脱落し、どこか遠くへ出掛けた際、久々に巡り合うような存在になっていた。

昔からこの製品だけは他社の袋焼そばとは少し違う印象を持っており、鉄板という頑丈そうな名前とは裏腹によく言えば優しいというか、悪く言えば覇気の無い味だと思っていた。今回久しぶりに試食して過去の印象が変わっているかどうかを確認する。また次回No.6923では姉妹品の鉄板焼そばかつお風味を採り上げ、比較する予定。

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No.6920 寿がきや食品 即席奈良天理醤油ラーメン

No.6920は寿がきや食品、即席奈良天理醤油ラーメン。製造は静岡県の住岡食品。以前の住岡食品は超ローカルな即席麺を自社のブランドでも出していたのだが、最近は寿がきや等他社製品の委託製造に特化している(即席麺以外の事業もある)。比較的簡単な油揚げ麺だけでなく、今回のようなノンフライ麺の製造設備も持っており、日本の即席麺を陰で支える企業だといえよう。

▲住岡ブランドの即席麺(2002年のもの)

上の写真にある住岡の酪農ラーメンを見た際、まだ日本にこんな製品が生きていたんだ!と深く感激したものだが、同時に絶滅危惧種的な危うさも感じたもの。こうして今も住岡食品が即席麺を作っていることに対し、安堵の気持ちが湧いてくるよ。

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