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No.6925 日清食品 日清ラ王 柚子しお

No.6925は日清食品、日清ラ王 柚子しお。ウチでは登場したての袋版ラ王「塩」を2013年に紹介しているが、2018年のリニューアルで麺が全粒粉入りになるとともに塩味が「柚子しお」になる。更にその一年後リニューアルを行ったのが今回の品。但しこの時中身に変更があったのは醤油だけで、柚子しおはパッケージの変更だけだったみたい。製品の競争力を保ち続けるのも大変だねえ。

▲出た当初の袋版ラ王の塩(2013年)

2013年の試食では★3.5点と、この手の量販型袋麺としては稀に見る高評価を下した。同時期に食べた醤油や味噌よりも良いと感じ、ラ王の袋と言えば塩!とすら当時思ったもの。今回久しぶりに食べることとなり、どう変わったかが興味深い。

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No.6924 小豆島手延素麺協同組合 島の光 あったかそうめん

No.6924は小豆島手延素麺協同組合、島の光 あったかそうめん。23年ぶりの試食である。

▲1998年に食べた島の光 あったかそうめん
(製造は十勝新津製麺)

1998年に食べたものは製造が十勝新津製麺(後のとかち麺工房)であり同社がまだどマイナーなローカルメーカだった頃。しかし2000年頃からコンビニとのタイアップ路線がヒット、プレミアムカップ麺メーカとして確固たる地位を築き、この世の春を謳歌したように見えたもの。だが十年程経過すると急遽失速、2014年に会社を畳んでしまう。私は「島の光」以来の十勝新津製麺を観る中で盛者必衰の理を目の当たりにしたのだった。

その後「島の光」は忘却の彼方に消えてしまったのだが、なんと令和の今でも生きていた!製造権を買ったのかな?

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No.6923 明星食品 鉄板焼そば かつお風味

No.6923は明星食品、鉄板焼そば かつお風味。No.6922で紹介した(普通版)鉄板焼そばの姉妹品である。そもそも鉄板焼そばは1968年3月の発売で、64年に出た明星焼そばの仕切り直し版。他社は日清焼そばが63年、サンヨー食品は67年にアラビヤン焼そば71年にサッポロ一番ソースやきそばを発売する。

▲普通版(左)とかつお風味(右)

鉄板焼そばはその後増量版の鉄板焼そばじゃんぼを72年に発売(じゃんぼはカップ版もあった)。今回紹介するかつお風味はいつ出たかを把握していないが、私のコレクションで最古のものは2001年のものである。

▲1984年製造の鉄板焼そば(かつお風味ではない)

▲私が持つ最古のかつお風味(2001年)

手持ちの84年パッケージを見ると、このデザインが今回のかつお風味に継承されているように見えるな。

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No.6922 明星食品 鉄板焼そば

No.6922は明星食品、鉄板焼そば。私にとって12年ぶりの試食。1970年代であれば日清焼そばやサッポロ一番ソースやきそばと共に私の生活圏(神奈川)で普通に見掛けることが出来たのだが、80年代に入る頃には鉄板焼そばだけ脱落し、どこか遠くへ出掛けた際、久々に巡り合うような存在になっていた。

昔からこの製品だけは他社の袋焼そばとは少し違う印象を持っており、鉄板という頑丈そうな名前とは裏腹によく言えば優しいというか、悪く言えば覇気の無い味だと思っていた。今回久しぶりに試食して過去の印象が変わっているかどうかを確認する。また次回No.6923では姉妹品の鉄板焼そばかつお風味を採り上げ、比較する予定。

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No.6921 徳島製粉 金ちゃんラーメンカップしょうゆ味

No.6921は徳島製粉、金ちゃんラーメンカップしょうゆ味。徳島製粉といえば袋の金ちゃんラーメンとカップの金ちゃんヌードルが金看板。ではこの二つをミックスしちゃえ!と思ったかどうかは定かではないが、手持ちのブランド資産を再利用したかのような製品。

▲金ちゃんラーメン、金ちゃん棒状ラーメン、
金ちゃんヌードル

しかしと今回の金ちゃんラーメンカップを、同じ縦型カップの金ちゃんヌードルとどう棲み分けるのだろうか?との疑問が湧く。更に調べてみると税抜希望小売価格が今回の金ちゃんラーメンは145円、金ちゃんヌードルは180円と明確な差が付けられているのだった。要は金ちゃんラーメンカップは金ちゃんヌードルの廉価版、サブセットであるみたい。

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No.6920 寿がきや食品 即席奈良天理醤油ラーメン

No.6920は寿がきや食品、即席奈良天理醤油ラーメン。製造は静岡県の住岡食品。以前の住岡食品は超ローカルな即席麺を自社のブランドでも出していたのだが、最近は寿がきや等他社製品の委託製造に特化している(即席麺以外の事業もある)。比較的簡単な油揚げ麺だけでなく、今回のようなノンフライ麺の製造設備も持っており、日本の即席麺を陰で支える企業だといえよう。

▲住岡ブランドの即席麺(2002年のもの)

上の写真にある住岡の酪農ラーメンを見た際、まだ日本にこんな製品が生きていたんだ!と深く感激したものだが、同時に絶滅危惧種的な危うさも感じたもの。こうして今も住岡食品が即席麺を作っていることに対し、安堵の気持ちが湧いてくるよ。

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No.6919 ヤマダイ ニュータッチ 街一番みそラーメン

No.6919はヤマダイ、ニュータッチ 街一番みそラーメン。醤油と塩(終売)は最近食べたが、みそ味は18年ぶりの試食となる。

▲ビッグ・エー味噌ラーメン

本年早々のNo.6859でビッグ・エー味噌ラーメンを紹介したが、これの製造がヤマダイなので、もしやこれは街一番のパッケージ違いでは?との疑念が発生。そしてこのビッグ・エーは作り方の説明で『鍋で550cc(カップ3杯弱)の水を沸騰させると約500ccのお湯になります。』という記述があり、これがヤマダイとビッグ・エー、どちらによる意図かを確認したかった。

果たしてこの表示はビッグ・エーのみにあり、今回の街一番には無かった。また14年前のビッグ・エー製品にも書かれていた。なかなか細かい気配りだね!

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No.6918 マルタイ 味よか隊とんこつラーメン博多

No.6918はマルタイ、味よか隊とんこつラーメン博多。製造はサンヨー食品系列の太平食品工業九州工場。マルタイとサンヨー食品は提携関係にあり、マルタイの揚げ麺は袋もカップも太平食品工業へ製造を委託している。

味よか隊とんこつシリーズはNo.6878で鹿児島、6898で熊本を紹介してきて、今回の博多が最後となる。今までの経験からすると正直言って割と安直に作ってあるなあと感じていたのだが、この博多だけは待ち時間が2分(他は3分)と異なり、やはりマルタイの地元だから特別に気合いが入っているのかもしれない?

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No.6917 まるか食品 ペヤング アップルパイテイストやきそば

No.6917はまるか食品、ペヤング アップルパイテイストやきそば。昨年9月発売で、見ての通りの問題作。だがウチではこの製品を扱わないつもりでいた。最近は製品を選ぶ際の基準として①有名店の味系、②過剰系、③ネタ系、を除外しており、今回の品は③に該当する。

今年の3月に遭遇した品。捨て値(税抜78円)ではあるが、何故今ここに在る?と疑問が。ネタ系の製品は一回生産するだけの短期間売切りだという認識で、カップ麺の賞味期限は生産後6ヶ月だから去年の9月頃の生産ならもう店頭には並ばない筈。しかし賞味期限を確認すると今年の9月で、本製品は今年3月の再生産品であることが判明。俄然興味が沸いて購入した。

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No.6916 東洋水産 マルちゃん 赤みそラーメン

No.6916は東洋水産、マルちゃん 赤みそラーメン。前回紹介したのは2010年のNo.4432なので11年ぶりだが、外観は殆ど変わっていない(調理例写真は更新されている)。

▲2001年(No.2042)と2010年の赤みそラーメン
この二つは調理例写真が一緒だね

北海道・東北・静岡・中京地区の限定販売で、製造は小樽にある北海道工場。パッケージに幌馬車や時計台、ポプラの木が描かれているので同社の東日本ローカル麺シリーズ(=関東圏をすっ飛ばしている)なのだが、しょうゆ・味噌・塩味は北海道版と東北地方版が別仕立てになっているのに対し、この赤みそは北海道と東北が兼用になっており、なにか複雑な裏事情があるかのように思えてしまうな。

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