No.6593 WaiWai X-Press (Serbia) Tomato Paprika Flavoured

No.6593はセルビアのCG Foods Europe、WaiWai X-Press Instant Noodles Tomato Paprika Flavoured。初めて紹介するセルビア製の即席麺である。とはいってもこのCG Foods Europeはいろいろな国の企業が複雑に絡んた会社のようだ。

元々WaiWaiというブランドはタイのThai Preserved Food Factory社が築いたもので、ここからライセンスを受けたネパールのCG (Chaudhary Group)  Foods社が南アジアで即席麺事業を展開、ネパールおよびインドで成功する。その勢いで2015年に欧州進出したのが今回のCG Foods Europe社である。

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No.6592 Indomie (Egypt) Curry Flavour (Cup)

No.6592はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Curry Flavour (Cup)。No.6557でカップ版のビーフ味を紹介している。エジプトの料理には全然詳しくないけれど、カレー味の即席麺があるということは、この地でカレーという料理が一般の人達にとって十分認知されているということなのだろう。イギリスとの関係があった頃に持ち込まれたのかも?

カップの中には折り畳みのフォークが付いている。日本人の感覚からするとフォークなんかよりも具(今回の品にはネギしか入ってない)を充実させてくれ、と思うのだが、販売される国の事情によってコストを掛ける要素の優先順位が違うのかな。

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No.6591 味王 (Taiwan) Rika 力加雞汁麵

No.6591は台湾の味王、Rika 力加雞汁麵。パナマ向け輸出仕様。姉妹品のRika Wo-Mien 力加麺をNo.6492で紹介している。英語表記はInstant Noodles Combination Flavor。雞汁だからChickenかと思ったが、Combinationという表現が意外に思えた。「力加」を中国語で読むと「Lì jiā」になるらしく、Rikaという名はここからきたのかな?

パナマのスーパーへ行くと今回の品がたくさん並んでいて住民に浸透していることが伺われるが、ネット上には製品に関する情報が殆ど見当たらず、この地を踏んだ者しか存在を知らない「幻の即席麺」と呼んでもいいだろう。

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No.6590 Doria (Colombia) Macarrón con Queso Vaso

No.6590はコロンビアのProductos Alimenticios Doria、Doria Macarrón con Queso Vaso。マカロニとチーズである。同社はパスタや穀物やソース等を扱う会社で、Webサイトを見る限りカップに入ったソース付きパスタは今回紹介する一品のみ。なのでウチのサイトで同社の製品を扱うのはこれが最初で最後になってしまうような気がする。

一応コロンビアの自社工場で生産しているようで、他の国の企業にお任せで委託生産させたものではない。確かにカップの形状や構造は今までに見たことがないもの。作り方の説明書きなども他社製品の真似ではなくオリジナリティがある。

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No.6589 日清食品 (Hong Kong) 福 上湯伊麵

No.6589は香港の日清食品、福 上湯伊麵。福ブランドの即席麺は香港で「福字麵」と呼ばれて親しまれている。元々は台湾の統一企業が1970年代前半に香港へ進出して作ったもの。その後統一食品という会社が事業を承継してタイで生産するようになったが、実はこれ台湾の統一企業とは無関係の会社。2013年に福ブランドの使用権を日清食品が買取りグループ傘下に収める。

ということで今回の油揚げ麺版上湯伊麵は日清傘下になってから初めて食べるのだが、パッケージの裏面を見るとなんとベトナム製になっていた!No.6476で紹介した上湯拉麵はノンフライ麺だったため、ベトナム日清の工場で作られたのは何ら不思議じゃあなかったんだけどね。

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No.6588 Indomie (Egypt) Special Chicken Flavour

No.6588はエジプトのSalim Wazaran Abu Alata、Indomie Special Chicken Flavour。エジプト製インドゥミーの紹介は今回で四回目となる。さて今回の品のSpecialとは何がスペシャルなのか?という疑問に冒頭で答えておくと、ニンニクの香りが強く漂うことだ。ちょっとひと癖あるチキン味だね。

私は即席麺を入手すると24時間以内にデータベースへ登録するよう心掛けている。そこには入手日や購入店と価格または誰から貰ったか、賞味期限の情報も付加する。賞味期限を入れるのはこれを基にして試食のスケジュールを組むから。だがこのエジプト版インドゥミーを旅先で手にした瞬間、途方に暮れてしまったよ。

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No.6587 五木食品 海外用 九州とんこつ風ラーメン

No.6587は五木食品、海外用 九州とんこつ風ラーメン。輸出専用製品であり、国内販売はされていない筈。英文表記はKyushu “Tonkotsu” Artificial Pork Flavor Ramen、「人工」豚骨味である。海外バイヤー向けの販促資料を見てもAnimal freeを売りにしている畜肉不使用製品である。

▲左は輸出用(今回)、右は日本国内用の商標

ところで、五木食品といえば子守をする少女の商標がお馴染みなのに、今回の輸出用は子守なしの別バージョンになっているではないか!調べてみたところ、海外では別の会社に「五木」の文字と子守をする少女が含まれた商標が登録されており、裁判に負けて五木食品側が折れざるを得なくなったらしい。Since1878 JAPANの文字から悔しさが滲み出ているようだ。

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No.6586 Cigala (Portugal) Banzai Noodle Sabor Galinha

No.6586はポルトガルのMundiarroz、Cigala Banzai Noodle Sabor Galinha。チキン味である。No.6547で姉妹品のCarne(牛肉)味を、うんと遡って2016年4月のNo.5752でフランス版のBanzai Noodleチキン味を紹介している。だが今回の品は粉末スープやかやくが既に入っているのにフランス版は別添えの小袋に入っていて、中身は別物のようだ。

上の写真がCigala Banzai Noodleの広告画像および動画。なんだか日本というより中華っぽい要素も含まれているが、遥か遠く地球の裏側にあるポルトガルの人が持つ、日本に対するイメージなんてこんなもんだろう。

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No.6585 マルちゃん 緑のたぬき天そば 輸出仕様

No.6585は東洋水産、マルちゃん 緑のたぬき天そば 輸出仕様。前回のNo.6584で緑のたぬき東版を紹介し、その際地域に応じて四種類の味を作り分けている旨説明したが、実はさらにもう一種類、輸出版が存在する。

右は現行国内版(東)形状は同じ▲

フタのグラフィックは現行の国内版とはやや異なり、外周の縁の部分が白い。これは1980年に緑のたぬきが登場してからの様式であったが、1999年版以降外周の白帯は廃止された。一方1994年版から調理例写真が載るようになり、1997年版では調理例写真に箸が添えられてサイズが大きくなった。

今回の輸出仕様版のフタは、1994年版の小さな写真サイズに1997年版の箸が添えられた写真を適用し、英文を添えたものだといえる。フタの表面は現行国内版と比べてツヤがないが、昔の国内版もこうだった。

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No.6584 マルちゃん 緑のたぬき天そば 東

No.6584は東洋水産、マルちゃん 緑のたぬき天そば 東。説明不要のど定番製品だが、ウチの試食記では2007年7月のNo.3643以降掲載が無い。この間何度も食べてはいるんだけれど、外出先だったり撮影が出来ない状況だったりで、またいつでも食べれるという安心感から試食スケジュールに上がってこなかった。

緑のたぬきといっても国内の販売地域別に東・西・関西・北海道の四種類があってそれぞれ味が違う。私は一応全部食べてはいるのだが、時期がバラバラなこともあり西(北陸・中国・四国・九州・沖縄)と関西(近畿)を判別する自信は無い。なお栄養成分表のエネルギー量や塩分量を比較すると、スープだけでなく麺・かやくも地域によって数値が異なる。

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