No.6520 Maruchan (USA) Instant Lunch California Style Vagetable

No.6520は米国のMaruchan、Instant Lunch California Style Vagetable。Instant Lunchは東洋水産が米国に設立したMaruchan Inc.による、北米やメキシコで大量販売されるベーシックなカップ麺。

東洋水産が米国でカップ麺の生産を始めたのは1977年で、当初はSoup Noodlesという名だったのを翌年Instant Lunchに改名した。日清は1973年に米国産Cup Noodles(当初はCup O’Noodles)を出して先行していたが、現在ではInstant Lunchがトップシェアである。

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No.6519 Nissin Foods (Singapore) U.F.O. Tom Yam Seafood Flavour

No.6519はシンガポールの日清食品、U.F.O. Tom Yam Seafood Flavour。製造はインドネシアでマレーシア等のイスラム圏で販売されるHALAL認証品。日清は焼そばの海外進出に熱心で北米ではChow Meinシリーズ、欧州ではSobaシリーズ、そして日本や中国・今回のシンガポールではU.F.O.シリーズを展開している(このほかタイやフィリピン、ブラジルでもYakisobaを出している)。世界的に見ても競合各社からも類似の製品が多数出てきて、焼そばという食べ物は着実に定着しつつあるようだ。

今回の品の広告を見ると、宇宙人がUFOに乗ってやって来て未知の食品を広めていくようなイメージだね。

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No.6518 Maggi (Papua New Guinea) 2 Minute Noodles Beef Fleiva

No.6518はパプアニューギニア(以下PNGと略す)のNestlé、Maggi  2 Minute Noodles Beef Fleiva。右肩に黒地で「PNG MADE」と書かれた印はPNGで製造されたことの証である。これはMaggiの即席麺だけでなく様々な業種の製品に付けられる国を挙げてのキャンペーンで、PNGの人々に自国産品の消費を促す意味もあるのだろう。

PNGのスーパーを見た限りでは国産Maggiの即席麺は今回のビーフ味と後日紹介するチキン味の二種類のみで、カップ麺は作っていない模様。生産品目は少ないが、どこの店に行ってもいい位置で山積みされて売られていた。一個1PGK、日本円換算で27円ぐらい。

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No.6517 ペヤング ソースやきそば 金粉入り

No.6517はまるか食品、ペヤング ソースやきそば 金粉入り。2019年4月の発売で限定商品と称しているからてっきり令和記念の企画モノであり、所定数を生産したらアッサリ終売になる製品だと思っていたのに現在でもまるか食品のWebサイトに製品情報が載っている。もしかしたら期待した程には売れず、在庫が溜まっているのかな?

税抜希望小売価格は標準品の193円に対して57円高の250円。やきそばの中身は同じものとして単純にこの差額を金の小売価格に換算すると、今日の相場が1g当たり5,731円(田中貴金属工業)なので約10mgとなる。これが価値あるものと思うかアホらしいと思うかは、貴方の心の持ちよう次第。

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No.6516 日清食品 お椀で食べるカップヌードルシーフード

No.6516は日清食品、お椀で食べるカップヌードルシーフード。名前に「カップ」という名が付いており、日清のWebサイト上でもカップヌードル一族の仲間という扱いだけど、麺は袋に入っているし製品にカップは含まれない。製品分類上どこに属させるかしばし迷ってしまったが、ウチでは現物優先で袋麺の扱いとした。

麺とかやく入りスープをお椀に入れて、お湯を注いで三分待って出来上がり。フタは不要だ。一食当たりの質量は34g、通常のカップヌードル シーフードヌードルが75gだから半分以下だね。これだと一回分の食事として食べるには少なすぎで、おやつや夜食、或いは通常の食事の脇役としておつゆ代わりの用途が想定される。

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No.6515 Gunz (Austria) Asia Gold Mit Gemüse

No.6515はオーストリアのGunz、Asia Gold Mit Gemüse。野菜味のカップ麺。今まで姉妹品のオリエンタル味(No.6497)とチキン味(No.6507)を紹介してきたが、この二つは味にあまり差異が無く、また内容が日本のカップ麺からはかなり遠いものであるため、正直お勧めし難い製品である。スープを単体で飲むだけなら悪くはないんだけどね。

Gunzという会社は食品を扱う商社らしい。同社のWebサイトはURLがwww.gunz.cc。「.cc」ってどこよ?と調べてみたらココス諸島だった。これオーストリアじゃなくてオーストリア領じゃん!製品はイタリア・フランス・オランダ・ドイツ・ギリシャの五ヶ国語表記。

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No.6514 永南食品 (Hong Kong) Hello Kitty 公仔點心麵 日式咖喱味

No.6514は香港の永南食品、公仔點心麵 日式咖喱味。英文表記はWinner Foods、Dim Sum Noodle Japanese Curry Flavour。永南食品は日清食品グループ傘下の会社。子供向けのミニカップ麺でハローキティのイラスト入り。

今回の品は今年の四月下旬に香港で購入したもの。この頃はまだデモが起きる前で、安全で活気溢れる街並みの中で即席麺探しに没頭できた。しかし今は同じ場所で連日デモ隊と警察の激しい攻防が繰り広げられていて胸が痛む。中途半端な知識で他国の政治に口を挟むのは憚れるが、警察が学生に向けて発砲するのには憤りを感じるよ。

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No.6513 寿がきや食品 カップ 岐阜タンメン

No.6513は寿がきや食品、カップ 岐阜タンメン。寿がきや食品はこの岐阜タンメンにかなり入れ込んでいるようで、今回のカップ版の他に袋版、汁無しカップ、チルド麺、鍋つゆ、旨塩炒めの素といった関連製品をゾロっと揃えている。しかし恥ずかしながら今まで私はこの岐阜タンメンを食べた経験が無いどころか存在すら知らなかった。なので先入観や予備知識ゼロで試食に臨むこととしよう。

カップの側面に「製造所:加ト吉水産株式会社フーズ部群馬工場」と記されていた。ということはテーブルマークやペヤングのノンフライカップ麺と同じところで作られる訳で、みんな兄弟みたいなものなんだな。

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No.6512 Daesang (South Korea) Jongga Real Kimchi Ramen

No.6512は韓国のDaesang、Jongga Real Kimchi Ramen。漢字で書くと大象(デサン)、宗家(ジョンガ)キムチラーメン、ハングルで書くと대상、종가집 김치라면となる。Daesangは韓国の総合食品メーカであり、特に韓国におけるキムチの販売シェアは21年連続No.1だそうだ(同社日本語版Webサイトより)。最近レトルトキムチを武器として即席麺市場に参入し、今回紹介する袋麺とカップ麺を揃えている。

ところで日韓関係が冷え込んだ昨今、ウチの試食記は国籍(やメーカ)によって色眼鏡をかけないことを宣言しておく。自らで目を覆って大切なことを見逃したら勿体ないからね。

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No.6511 Maggi (Malaysia) mi 2 minit Perisa Sup Tulang Berempah

No.6511はマレーシアのNestlé、Maggi mi 2 minit Perisa Sup Tulang Berempah。マレー語を訳すとSpicy Bone Soup Flavour、牛肉味なのでスパイシー牛骨味ということになる。調理例写真には麺の上にデッカイ骨付きの牛肉がゴロゴロ転がっており、きっとこの肉片だけで本製品の購入価格(日本円換算約46円)を遥かに超えてしまうんだろうなあ、と思ってしまう。

袋の隅に「6 Rempah」と書かれており、これは六つのスパイスという意味だ。中国の五香粉、日本の七味唐辛子もそうだが、スパイスというものは複数を組み合わせて使うべきということなのだろう。

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