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No.6820 Indomie (Turkey) Köri Çeşnili Hazir Noodle

No.6820はトルコのAdkoturk、Indomie Köri Çeşnili Hazir Noodle。カレー味ラーメンである。ここ最近のトルコ版インドゥミーの紹介は四度目の今回でひとまず終了。Webサイトには袋麺としてあと一つ「kızarmış Hazir Noodle」という未試食の製品が載っているが、これはFried Instant Noodle、即ちミーゴレンのことだろう。

Indomieはイスラム圏のあちこち(インドネシア以外はアフリカと中東)で生産されているが、スープは万国同一仕様で麺は生産地に任せる、という構図のようだ。そしてこのトルコ版の麺は本家を凌いでいるように感じる。

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No.6818 KOKA (Singapore) The Original Chicken Flavour (Cup)

No.6818はシンガポールのTat Hui Foods、KOKA The Original Chicken Flavour Cup。今回はThe Originalシリーズの縦型カップ版で、他にPacket(袋麺)とBowl(どんぶり型カップ)が存在する。

▲KOKAのチキン味製品群
(Tat Hui Foods社サイトより抜粋編集)

別系統のSignatureシリーズにも同様に三種類のチキン味があり、更にSilkシリーズやDelightシリーズにもチキン味が。そして派生種としてチキンコーンやチキンアバロン味なんてのもある。チキン味だけを見てもこの会社の製品構成は複雑すぎるよ。コロナが十分に収束したら、半年程度掛けてKOKAの即席麺を本気で掘り下げてみたいなあ。

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No.6815 味王 (Taiwan) Kung-Fu Mì Bò

No.6815は台湾の味王、Kung-Fu Mì Bò。英文の社名はVe Wong。スペインで購入したもの。海外製の即席麺を食べ続けていると、即席麺に関わる外国語はある程度覚えてくるものであり「Mì Bò」という語がベトナム語の牛肉麵であることは判った。しかしそれ以外の表記は全てスペイン語とポルトガル語であり、この二国での牛肉はCarneが相当する。カンフーという製品名も含めてちょっと奇妙な点が多い。

 

▲原汁と書かれると肉汁を連想するな

買った後で気付いたのだが、左下に「原汁牛肉麺」と牛の絵が。そうか、これは台湾国内で現在「原汁牛肉湯麵(昔は原汁牛肉麺という製品名)」として売られている製品の輸出バージョンだったんだ。

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No.6810 Indomie (Turkey) Sebze Çeşnili Hazir Noodle

No.6810はトルコのAdkoturk、Indomie Sebze Çeşnili Hazir Noodle。トルコ語でSebzeは野菜、Çeşniliは風味、Hazirは準備完了=即席の意味であり、Noodle以外は英語との関連性が全然見られない。同国はイスラム圏なのでHALAL認証品。

トルコの即席麺事情について、Adkoturk社が2010年から製造を開始したのに続き2013年には日清食品が現地Yildoz社と合弁会社を設立して即席麺の製造・販売を開始した。だからいつかはトルコのNissinブランド製品を食べるんだ!と思っていたのに、2019年に合弁を解消・撤退していたことを今日知った。ガッカリ。

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No.6808 KOKA (Singapore) The Original Tomato Flavour

No.6808はシンガポールのTat Hui Foods、KOKA The Original Tomato Flavour。The Originalというのはシリーズ名で、他にSignatureやらDelightとかSilk等の幅広いバリエーションを持つ。

なにしろこのOriginalだけでも袋とカップで25種類もあるので、KOKAの全製品制覇なんてシンガポールに数ヶ月間定住しないと実現できないだろう。この会社は新陳代謝が結構盛んで、製品の入れ替えを頻繁に行っているようだからなおのこと大変。

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No.6806 Mr.Noodles (Bangladesh) Chicken Flavour (Cup)

No.6806はバングラデシュのPran Argo、Mr.Noodles Chicken Flavour (Cup)。No.6796で姉妹品のCurry味を紹介している。

バングラデシュの即席麺産業は1994年にCocola社が棒状乾燥麺を発売したのを皮切りに2000年頃からNestlé Bangladesh社がMaggiブランドで即席麺に参入、2003年頃にCocola社も揚げ麺タイプを発売。その後タイや台湾の会社も進出して、今回のPran社は2011年にこの業界に入ってきた。

▲バングラデシュの即席麺達

同国の即席麺総需要は年3.7億食(2019年)と日本の1/15程度だが、急激に増加()しているので将来が楽しみでもある。(数値はJICA、WINAの資料を参照した)

バングラデシュの即席麺市場は2009〜2019年の間で9.5倍に伸長している

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No.6804 超力國際食品(Hong Kong) 超力湯麵 海鮮味

No.6804は香港の超力國際食品、超力湯麵 海鮮味。英文表記はChewy International Foods、3-min Instant Noodles Seafood Flavorとなる。No.6794で姉妹品の鮮雞味(Chicken)を紹介している。

▲味は違えども調理例写真は一緒

パッケージの右上には調理例写真が載っており、マッシュルームやパセリがあって赤いのはトマトかな?とか思って見ていたが、ありゃ?これってチキン味と同じじゃん!背景の絵も同じだな。通常はいくら安価な製品とはいえ味の違いによって調理例写真は作り分けるものだが、この超力湯麵は背景色と文字を入れ替えただけのようだ。合理的というか手抜きというか・・・

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No.6802 Continente (Portugal) Noodles sabor a Frango

No.6802はポルトガルのSonae Distribuição、Continente Noodles sabor a Frango。チキン味。No.6792で姉妹品のsabor a Camarão(エビ味)を紹介している。

▲新たな俺の相棒

今回から袋麺の調理に使う鍋を新しいものに替えた。その名も「四角いラーメン鍋」と言い「インスタントラーメン・冷凍うどんがピッタリ入る!」「四角いからどんぶりに移しやすい!」というのが宣伝文句。まさに即席袋麺愛好家のために作られた鍋である。従来の丸鍋へ大柄な麺を投入する際は多少角を潰しながら無理矢理詰め込んでいたものが、今度のは長辺150mmまでの麺はストレスなく収められるぞ!

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No.6800 Roland Ramen (USA) Mushroom

No.6800は米国のAmerican Roland Food、Roland Ramen Mushroom。Roland製品はNo.5139等で三種類のカップ麺を紹介したことがあるが袋麺は初。この製品を見た瞬間、垢抜けない「RAMEN」の書体に強い既視感を持った。なんだっけ・・・?

▲「AMEN」文字が酷似
双方にあるAlimentary Pasteという表現は珍しい

その答えはNo.6729で紹介したイトメンのタヒチ向け輸出仕様All-In-One Ramenである。Rは別物だしAの太い側やEの中棒の位置やヒゲの向きなどもよく見ると違うが、Mの下方凹部処理などは偶然の一致とは思えない。PCの無き時代にどちらかがどっちかを見ながら(あるいはどちらも同じものを参照して)手描きでデザインしたんだろうな~、と想像する。

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No.6798 KOKA (Singapore) The Original Prawn Flavour

No.6798はシンガポールのTat Hui Foods、KOKA The Original Prawn Flavour。輸出を前提とする製品であり、裏面は五か国語による細かな字で埋め尽くされる。

一般的な袋麺は大体ゆで時間(または丼お湯入れ後の待ち時間)三分のものが多く、これは日本だけでなく世界的に言えること。有名どころの例外はNestléのMaggiが二分であるが、この場合製品名が「2 Minute Noodles」なのですぐに判る。しかし曲者は今回取り上げるKOKAであり、ゆで時間が二分(製品によっては二~三分)であることの表示が裏面の細かな字を読まないと判らないのだ。KOKAの袋麺にゃ気を付けろ!

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