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No.6796 Mr.Noodles (Bangladesh) Curry Flavour (Cup)

No.6796はバングラデシュのPran Argo、Mr.Noodles Curry Flavour (Cup)。Mr.Noodlesというブランドは今までに何度か紹介してきたが実体が掴みにくい。製品の顔ともいえるロゴが複数あり、原産国や製造元の表記が無いものもある。

▲Mr.Noodlesロゴの書体がみんな違う
さらに違う種類の存在も複数確認済

今回の品はNo.6009の袋麺と同じ原産国・企業でありパッケージデザインの様式も同じだが、カップ麺のNo.6485は容器の構造や中身が異なり、原産国や生産企業の表示は無い(カナダの輸入代理店表示はある)。

Mr.Noodlesのブランドをどこかの企業が持ち、他の複数の企業が使用権を買って独自に即席麺の製造・販売をしているのかもしれないな。

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No.6794 超力國際食品 (Hong Kong) 超力湯麵 鮮雞味

No.6794は香港の超力國際食品、超力湯麵 鮮雞味。英文ではChewy International Foods、3-min Instant Noodles Chicken Flavorとなる。今までに超力の製品は米粉によるビーフンを何度か紹介してきたが、今回は初の小麦粉によるラーメンである。この会社がスープ付のラーメンを作っていたなんて知らなかったよ。

まあ社名に「國際」が付くぐらいだから、香港内での販売よりも海外への輸出比率が大きいのだろう。そういえばギリシャのFlavour Factory、Oriental Expressの袋麺が超力の粉末スープを使っていたが、麺も超力製なのかもしれない。

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No.6792 Continente (Portugal) Noodles sabor a Camarão

No.6792はポルトガルのSonae Distribuição、Continente Noodles sabor a Camarão。Sonaeはポルトガル最大の小売りチェーンで、Continenteはそのプライベートブランド。Camarãoは海老のこと。ポルトガルでは大きなスーパーでもコンビニ級の店舗でもこのContinenteブランドの食品を頻繁に見かけたので、Sonaeの影響力の強さが伺える。

原産国の記載は無いが、あまり即席麺が浸透していない同国で即席麺を生産しているとは考えにくい。そして中身から推測するとシンガポールのTat Hui Foods製によるものであろうと考える。

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No.6790 Indomie (Turkey) Spesiyal Hazir Noodle

No.6790はトルコのAdkoturk、Indomie Spesiyal Hazir Noodle。英文で小さく「Special Flavour」と添えられている。Indomieのスペシャルフレーバーはニンニクと唐辛子の効いたチキン味。

▲No.4123はインドネシア版、6588はエジプト版、
6790はトルコ版のSpecial Flavour
小袋の印刷が同一
インドネシア語のBumbu=Seasoning
インドネシア語のCabe=Chili
トルコ版のみ商標部の黄色い帯が無い!?

冒頭から結論を書いてしまうのだが、今回の品は以前元祖インドネシア版やエジプト版で食べたSpecial Flavourとスープの味が酷似している。そしてスープ等小袋の印刷が同じであることにも気が付いた。文字はインドネシア語と英語であり販売国へのローカライズはされていない。なのでIndomieのライセンス生産はスープがインドネシアから支給されているものと推測する。

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No.6788 Suimin Origins (Australia) Premium Noodle Bowl, Beef Massaman Flavour

No.6788はオーストラリアのSuimin Foods、Suimin Origins Premium Noodle Bowl, Beef Massaman Flavour。製造はタイとの記述があるが、どの企業によるものかは不明。

今までウチではSuimin(および実質的に同じ企業のFantastic)の即席麺を約十種類試食してきたが、全て普及価格帯に属する簡素な製品で、言っちゃ悪いが安かろう悪かろうの代物であった。しかし!今回の品はついにスイミンのプレミアム!豪州に高級即席麺の需要があるのかと意外な驚きがあった。ちなみに兄弟会社のFantasticには高級系列が無く、両ブランドの上下関係が伺える。

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No.6786 A1 (Malaysia) Mi Kari Laksa

No.6786はマレーシアのA.K. Koh Enterprise、A1 Mi Kari Laksa。英文表記はCurry Laksa Noodle、中文では咖喱叻沙面。結構大柄なパッケージである。

同社の即席麺は価格が高めで、かつてNo.5790ではレトルトのアワビ入り袋麺(日本円換算約260円で購入)なんてのを紹介した。今回の品はそこまで高額ではないが、それでも日本円換算で150円ぐらい。パッケージにはSingapore Taste、新加坡口味とも書かれており、隣国シンガポールの裕福層をターゲットにした製品かな?

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No.6784 杭州绿家食品 (China) Ever Roka Instant Noodles Spicy Chili Flavour

No.6784は中国の杭州绿家食品(Hangzhou Green Home Food)、Ever Roka Instant Noodles Spicy Chili Flavour。五種類の味をひとまとめにした五個パック販売品で、今回が最後の一個である。

今まで欧州や中南米等の即席麺を食べる中で「あ、これはきっと杭州绿家食品が作ったOEM製品だな」と思われる品に何度も遭遇してきた。知名度は低いし、生産の絶対量も上位陣には及ばないだろうが、世界に満遍なくばら撒かれているという点では結構な影響力があると思われる。なのでこの会社を知ることは、世界の即席麺産業の今を知ることでもあると云える。って大袈裟か。

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No.6782 Virtuosso (Latvia) Vegetable Flavour

No.6782はラトビアのRimi Baltic、Virtuosso Vegetable Flavour。バルト三国にスーパーを展開するRimi Balticのプライベートブランド品。同じバルト三国に属し隣国であるリトアニアKauno Grudai社の即席麺と造りが同一であり、製造元は一緒であろう。

今までVirtuossoの即席麺を三回(No.6752Bacon, 6762Beef, 6772Chicken)紹介してきたが(Kauno Grudai社の製品も含め)麺が日本人の嗜好には合わないと感じていた。なので今回は推奨される作り方(丼お湯入れ方式)を破り、敢えて鍋で麺をゆでて作ることとした。

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No.6780 Lidl (Germany) Kania Yatá Fideos Estilo Oriental

No.6780はドイツのLidl、Kania Yatá Fideos Estilo Oriental。東洋風味で原産国はチェコ。Lidlは欧州全域をカバーする小売チェーンで、Kaniaはスペインにおけるプライベートブランド。Yatáはカップ麺のみに付くサブネーム。

日本の即席麺と違っていろいろな国が複雑に絡んでいるなあ、と思うのだが、さらに原材料の調達先まで範囲を広げれば、もっと多くの国との関連が存在する筈であり、安定した国際関係が維持されていなければ安価な製品など成立し得ない筈だ。即席麺は食べ物としての楽しさはもちろん、大量生産の工業製品という側面もあるから面白い。(なんて考えるのは俺だけか?)

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No.6778 Ajinomoto (Poland) Oyakata Miso Ramen

No.6778はポーランドの味の素(正式名称はAjinomoto Poland Sp.)、Oyakata Miso Ramen。今のパッケージデザインになってからはNo.6528でチキン味を紹介している。袋の親方にはあと醤油味があり、昔はデザインが別物で、豚骨味もあった(No.5855で試食)のだが現在は廃盤になってしまった。

このOyakataの袋麺、パッケージ裏面の作り方説明には丼お湯入れ方式しか載っていないのだが、Webサイトには鍋で茹でて作る方式も併記されている。このことに気付き「次回は絶対に茹でて作るぞ!」と固く胸に誓ったのだが、すぐに忘れてしまい今回も食べ終わってから思い出した。茹でて作ったら印象が激変しそうなんだけどなあ。

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