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No.7572 明星 麺神 汁なし台湾まぜそば

No.7572は明星食品、明星 麺神 汁なし台湾まぜそば。2020年に麺神が発売された際はゆで時間7分(袋麺)という常識外の仕様に面食らったが、出来上がった麺を食べ、乾麺とは思えない食感に驚いた。ゆで時間の制約を取っ払うとここまで出来るのか~、と。その後出たつけ麺タイプ(終売)はゆで時間が9~10分と更に長くなり、麺神ワールドは治外法権・無法地帯だなあと感心した。

今回の汁なし台湾まぜそばは湯切りを行なうが、水に晒して冷やす工程はないのでゆで時間は7分で済む。まあこの辺が「即席」と呼べるギリギリのところかもしれないなあ。

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No.7569 ヤマダイ ニュータッチ 八王子ラーメン

No.7569はヤマダイ、ニュータッチ 八王子ラーメン。この製品は二年前のNo.7059で紹介したばかりなのでプライベート用(試食記を書かない)として購入したものだった。

▲ご当地満腹食堂 大盛八王子ラーメン(2022年3月)

しかしよく観察すると前に食べたものは「ご当地満腹食堂」シリーズの大盛りタイプ(麺90g)、今回の品は普通盛り(麺70g)。具の構成も若干異なっており、製品としては明らかに別物だったため、急遽試食リストに追加することとした。

▲満腹食堂 担担味噌ラーメン(2000年6月)

なおヤマダイのサイトを見ると、ご当地満腹食堂シリーズは全て製造終了になっている。満腹食堂という名は私の知る限り2000年から使われているもので、消えてしまうのはちょっと寂しいな。

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No.7567 ペヤング 激辛ヌードル

No.7567はまるか食品、ペヤング 激辛ヌードル。同社のペヤング 激辛やきそばの汁ありラーメン版。

▲左:ペヤング 激辛やきそば(2012年)
右:超大盛やきそばハーフ&ハーフ獄激辛(2021年)

激辛やきそばが発売されたのが2012年2月。それ以前にも激辛を標榜する製品は多々あったが、それらとは一線を画す暴力的ともいえる辛さには異次元の強いインパクトを受けた。その後韓国Samyangのブルダックポックンミョンなどの激辛製品も登場し、またペヤングも更に辛さをエスカレートさせてゆく。私は2021年に超大盛やきそばハーフ&ハーフ獄激辛を辛うじて完食した瞬間「もう金輪際この激辛エスカレーションには付き合わない!」と心に決めた。だが悲しいかな、汁ありラーメン版が出ると聞くとやはり手が出てしまうのだ。

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No.7563 大黒食品工業 みそうどん

No.7563は大黒食品工業、みそうどん。2024年4月の発売。同社サイトのニュースリリースを見たところ、これがほぼ一年ぶりの新製品らしい(季節商品の販売再開を除く)。開発の頻度が低いと新製品を出しにくい体質に陥ってしまうのではないか?と他人事ながら心配する。杞憂だといいのだが。

そんな大黒が長きにわたる沈黙を打ち破って世に問うのが今回のみそうどんである。購入価格は税抜78円@業務スーパー。訳あり品を除けば国産で最安値クラスのカップ麺。この価格を前提に話をすると、ほぼ大抵のどんなことがあっても許せてしまうと思う。良い部分があれば手放しで褒める、加点主義のレビューになってしまうのは致し方ないかな。(なお税抜希望小売価格は205円)

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No.7560 寿がきや食品 そばきや 和風とんこつ味

No.7560は寿がきや食品、そばきや 和風とんこつ味。製造はまるか食品。

かつてこの両社はノンフライ麺の生産をテーブルマーク系の加ト吉水産に委託する、いわば顧客同士の関係だった。しかし2021年7月に加ト吉水産の群馬工場が寿がきや食品へ譲渡され、ペヤングのノンフライ麺は寿がきや食品が製造するという製造者と顧客の関係に変化する。今回の品はこうしたお付き合いから生まれた産物なのだろう。

製品の問い合わせ先やJANコードは寿がきや食品のものだが、見た目はまごうことなきペヤングソースやきそばの文法に添うもので、寿がきやスーちゃんにはアウェイ感が漂うのを否めない。ペヤングの操り人形と化しているのでは?

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No.7559 ヤマダイ ニュータッチ凄拉麺 もっちり極太麺とコク醤油ダレの油そば

No.7559はヤマダイ、ニュータッチ凄拉麺 もっちり極太麺とコク醤油ダレの油そば。茨城を中心に店舗を展開するスーパー、カスミの専売品。No.7549で姉妹品のなめらかな中細麺と焼豚入りコク醤油ラーメンを紹介している。

ヤマダイの看板製品である凄麺をもじったような凄拉麺という製品名であり、麺はノンフライ。価格は税抜228円で凄麺(希望小売価格255円)の実勢価格より少し安い程度。

今回の品は湯切りをする汁なし麺。現行の凄麺汁なし麺は名古屋及び広島という特定地域に紐付た製品である。一方で今回の品は特定の場所に関係しない全国区的なものである。万人に愛される普遍的な味なのか、それとも没個性な味なのか?

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No.7557 サンポー食品 コクの一杯 鶏ガラ醬油ラーメン

No.7557はサンポー食品、コクの一杯 鶏ガラ醬油ラーメン。2023年7月に今回の品の他に豚骨ラーメン(No.5717で紹介)、味噌ラーメン、海鮮しおラーメンの四種類が発売された。2024年2月には鶏白湯ラーメン(No.7537)が追加されたが、現在同社サイトには情報が載っていないので、期間限定だったのかも。

オープン価格ではないものの、税抜希望小売価格が172円なので同社の焼豚ラーメンよりも格下の、お買い得品としての位置付けなのだろう。不思議と関東圏でも安売りの現場によく遭遇する。CGCグループ限定かな?

そんな安価な製品だが、フタのグラフィックはちょっとお洒落であまり古臭さを感じないもの。

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No.7554 ケンミン食品 米粉専家 台湾風担仔米粉

No.7554はケンミン食品、米粉専家 台湾風担仔米粉。同社は神戸にあり、社名の由来は県民ではなく健民である。ビーフン麺についてはタイで製造されたものを輸入している。スープは三重県の正田食品製。台湾には担仔麵という小さなお椀の麺料理があり様々な形態があるが、これをビーフン+鶏豚白湯スープでまとめ上げた製品。

米粉(ビーフン)専科は中国やベトナム、タイなどのアジア料理シリーズ。私の知る限り20年以上の歴史がある。昔は紙素材のパッケージで演歌調の雰囲気を漂わせるものだったのが、最近は半透明のフィルムに変更され、お洒落なイメージに変身した。

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No.7552 明星 ロカボNoodlesおいしさプラス ピリ辛酸辣湯

No.7552は明星食品、明星 ロカボNoodlesおいしさプラス ピリ辛酸辣湯。同社は低糖質麺シリーズを2015年に発売し、翌年には派生製品としてLow-Carb Noodlesを出すなど糖質を抑えた製品を積極的に出し続けている。ロカボのカボは糖質:Carbohydratesのことだと思うが、この単語は糖質ではなく炭水化物を指す場合もあってややこしい。

▲左:低糖質麺はじめ屋(2015年)
右:Low-Carb Noodles(2016年)

大雑把に言うと炭水化物=糖質+植物繊維となる。即席麺の栄養成分表示では炭水化物のみ記載されているものが大多数で、糖質だけの値を知ることが出来る製品は少ない。ちなみに今回の品は炭水化物30.5g、糖質17.7g、食物繊維12.8g。

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No.7550 山本製粉 そば

No.7550は愛知県の山本製粉、そば。税抜価格僅か88円で購入。大企業売れ筋製品の「見て見て!コレ美味しいよ!」と訴求する物欲しそうなデザインとは対照的な、何ともうら寂しさを感じさせるパッケージで、無地の赤い暖簾が行き場を失い途方に暮れた存在に見える。とはいえ脱力系草食種のデザインも良く見れば味わいが深く、愛おしさすら感じてしまう。この図柄を肴に楽しい酒が呑めそうだ。

同社サイトを観ると、もう少し攻めたデザインの「小えび天入りそば」という製品も存在するが、今回の品には小えびが入っておらず細かなスペックも違うので別物なのだろう。販路限定品なのかな?

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