カテゴリー別アーカイブ: 20日本の袋麺

No.7524 日本生活協同組合連合会 CO・OP 麺きわラーメン醤油

No.7524は日本生活協同組合連合会、CO・OP 麺きわラーメン醤油。製造は藤原製麺で、買い値は税抜118円。生協に行って数多くのCO・OPブランド即席麺が並ぶ中でこの製品を発見。藤原製麺のラーメンがこの価格で買えるというのは結構なお買い得なのでは!?と掘り出し物を見付けた気分になった。

CO・OP麺きわシリーズには醤油・味噌・塩のラーメンだけでなくざるそばがあるのが珍しい。これも藤原製麺製だが、同社の即席蕎麦というのはかつて一度だけ出会ったことがあるだけでとても珍しいものであり、そのうち試してみよう。

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No.7522 ヤクルト本社 麵許皆伝 とんこつ味 博多風

No.7522はヤクルト本社、麵許皆伝 とんこつ味 博多風。麵許皆伝及びヤクルトラーメンで豚骨味を食べるのは今回が初めて。現行の麵許皆伝には他にソース焼そばが存在する(22年前に試食して以来ご無沙汰、直近の試食予定無し)。

ここ半年の間に紹介した麵許皆伝は全て篤志家からの寄贈だが、同社サイトでは一個当たり税抜110円となっている。これは最近の一般的な袋麺の136円よりは少し安い。一方で基本五個パックまたは箱単位(30個入)販売で、ヤクルト営業所へ発注するため購入の敷居が少し高い。

このような立ち位置のため、サッポロ一番やラ王や正麺とガチで比較され難いのか、世間の喧騒から外れた大らかさを感じるね。

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No.7521 (袋)エースコック 豚キムチ味ラーメン

No.7521はエースコック、(袋)豚キムチ味ラーメン。豚キムチ味は同社が1993年3月発売のスーパーカップで掘り当てた金鉱脈ともいえる大ヒット作で、その後の勢力図を塗り替えるものだった。その豚キムチが遂に袋になって登場!こいつは嬉しい!

▲初期のスーパーカップ豚キムチラーメン
(年代不詳、登場時のものではない)

豚キムチに「味」が付いているのは、カップは具に豚肉が付いているのに対し、今回の袋版では省略されているから。なお乾燥キムチは付いている。

▲三個パックの状態

最近とみに増えてきた三個パックでの販売。これはウチのような動画撮影をしながら即席麺を作る身にはありがたい。三個あると「試食用」「撮影用」「予備」に役割分担ができ、確かな評価と良い映像が両立し易い。(五個パックは食べ切るのが大変)

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No.7520 山本製粉 焼きそば

No.7520は愛知県の山本製粉、焼きそば。五個パック税抜178円、一個当たり35.6円という超安値で購入@業務スーパー。単体での販売は考慮しておらず、個装袋は透明で無印刷。五個パックの外装袋にのみ細かな説明や使用材料、栄養成分が記載される。このやり方は価格帯の近い他社製品にも実施例がある。

だが透明袋を単品で貰ってもお湯の量やゆで時間が判らないのが欠点だなあと同社のNo.7130、魚介豚骨醤油ラーメンの試食記で苦言を呈した。

▲もう透明の個装袋ラーメンを単品で貰っても大丈夫!
ソースの小袋裏に作り方の説明が書かれている!!
これでいいのだ、素晴らしい!!!

しかし、山本製粉は進化した!今回の品は粉末ソース小袋の裏に作り方の説明が載っているではないか!私の声が届いたのかどうかは知らないが、これは壮挙・快挙だと言って良いだろう。

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No.7518 トップバリュ ベストプライス 福島なみえ焼そば

No.7518はイオン、トップバリュ ベストプライス 福島なみえ焼そば。製造は東日本明星。なみえ焼そばは福島県双葉郡浪江町のご当地グルメで、元々は労働者向けのエネルギー補給用途としての食事らしい。

なみえ焼そばの加工食品は今回の品以外にもカップ焼そばやチルド麺、冷凍食品など多くの製品存在するが、製品のタイトル文字は殆どが黄色の黒縁の太ゴシック体、ただし「焼」だけは赤色、という様式に則っており、イメージが散らからないよう規制を掛けているようだ。その裏にはなみえ焼そばを推進するプランナーが存在するのだろう。地元民の盛り上げ以外の要素が垣間見れて興味深いな。

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No.7517 サンポー食品 コクの一杯 豚骨ラーメン

No.7517はサンポー食品、コクの一杯 豚骨ラーメン。コクの一杯シリーズは2023年7月に発売された、低価格帯領域を担う製品群(税抜希望小売価格172円)で、現在全部で五種類ある。同社の製品は関東圏であまり見かけないので、たまに売られている現場に遭遇(しかも税抜百円を切る安売り!)したなら、私の意志とは無関係に棚へ伸びる手を止めることなど出来ない。

とはいえ、パッケージの調理例写真を見るとスープと麺の他にあるのはゴマとネギだけ。同社の看板製品たる焼豚ラーメン(同236円)のように添付品の豊かさを誇る製品ではなさそうだ。コクの一杯が我慢の一杯にならなければよいのだが。

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No.7516 古村醤油 ヒゲコ 越前カニ出汁らーめん きのこ

No.7516は福井県の古村醤油、ヒゲコ 越前カニ出汁らーめん きのこ。ここは社名通り醤油や味噌の製造を主とするところで、ラーメンを生業とする会社ではない。今回紹介する製品はきのこの具が付いているが、他に根菜とあさり付きのものもある。

パッケージの造りは他にない個性的なもので、短い棒状乾燥麺と乾燥きのこが一緒に入っており、別途液体スープが付いている。そして上部には製品説明のための紙の帯が貼られていて、とても新鮮な印象を受けた。大規模生産ではなく手工業的な製造をしているものと察せられ、価格が高い(税込810円)のは仕方ないだろう。きっと中身も大量生産の即席麺とは違う世界があるものと期待する。

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No.7513 トーエー食品 どんぶり麺 納豆そば

No.7513は岐阜県のトーエー食品、どんぶり麺 納豆そば。乾燥ひきわり納豆入り。2008年以来16年ぶりの試食(当時は「ムソー」社名義だった)

同社サイトのURLは「toe」で、toeiではない。他業種のトーエーを名乗る企業もtoueiやtowayなど単独のtoei表記を避けており、東映と被らせないためかな?

同社のノンカップ麺は丼に麺とスープを入れてお湯を注ぎフタをして、三分待って出来上がりというもの・・・ってこれはチキンラーメン方式であり、今でも東南アジア諸国ではよくある袋麺の作り方だね。カップ麺と比べ容器を捨てる無駄を省ける、というのが同社が訴求する点なのだが、丼を洗う手間が生じるな。

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No.7512 明星 中華三昧 榮林 豆乳酸辣湯麺

No.7512は明星食品、明星 中華三昧 榮林 豆乳酸辣湯麺。作る際に絹ごし豆腐約150gを用意する必要がある。一応注意書きで「豆腐を使わなくてもお召し上がりいただけます」とは書いてあるものの、作り方の説明は豆腐を入れることを前提とした記載になっているので、まあここは素直に従うこととしよう。それに「『おいしく』お召し上がりいただけます」ではないから、暗に「豆腐無しでは味は保証しないよ。自己責任でね」と言っているようにも受け取れる。

中華料理店「榮林」の監修とあり、同店のサイトをみると普通の酸辣湯麺は存在するものの、豆乳酸辣湯麺という品目は見当たらなかった。明星食品のオリジナルなのかな?

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No.7493 創健社 湯麺

No.7493は横浜の創健社、湯麺(タンメン)。とてもシンプルな製品名だね。麺の製造は福島の五十嵐製麺で、ここは即席の喜多方ラーメンで有名なところ。スープの製造は福岡の一番食品で、全国的な協業体制によって出来た製品だといえる。

動物性素材を使わないPlant-Based食品であり、ノンフライの上に最近では珍しい(汁ありのラーメンなのに)湯切りを要する麺を使うなど、スペックを見る限りは理想主義的な製品だと思える。

一方で理想を追い求めすぎた製品は、得てして現実的な美味しさからかけ離れてしまうきらいもあるので、そのへんの駆け引きやさじ加減をどのようにやっているかが見どころだと思う。

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